例の如く片付け物に始まる休日。洗濯と掃除を終えたところで、かねて注文の棚が届いたので仮組みしてみる。やっぱ基本だよね!<ってコレ模型かよ?
まあ、ユニット組の棚なんぞ、バリを取る手間も洗う必要もないし、接着剤がいらない模型より簡単ではある。しかし素材がスチールってのが難点で、とにかく体力を消費する。1/1スケールは大変だ。<違うってば
草臥れ果てた反面、ひさびさに模型魂に火がついたので、作業場でパテの塊を相手に日暮れまで過ごす。リューターでガリガリやるので防塵マスクとゴーグル、それに盛り足しする際に必須のゴム手袋を装備し、いったいどこへ細菌戦をやりに行くのかという格好である。しかも、ふと我に返ってマスクを外すと、鼻の両脇にくっきりラインが入ってゴルゴ13みたいになってるんだよな。こんな姿を人様には見せられないので、自然『鶴の恩返し』よろしく密室に篭る仕儀となる、因果な趣味じゃのう。
しかも、いくら換気をしても溶剤だの塗料だのの臭いが呪いの如く身に染み付くから、いきおい外でも他人に避けられるか、自ら避けざるを得なくなる。よく考えると恐ろしい趣味であるな。これは宝くじでもどかーんと当てて、二度と戸外へ出なくていい身になるべきではと思う。というワケで、そこんとこよろしくです神様。
甲斐なき神頼みにも飽きた頃合で居間へ戻り、猫コタツ(先ごろ購入した、連中の専用品)に足を突っ込んで録画しといたアニメを観る。
『ケロロ軍曹』はケロロ父の登場?話と温泉話。アニメゆえの際立った見所はあまり無いけれど、原作のカットへ丁寧にしっかり描き込まれている印象で楽しめた。次回は「わぁ…レベル高いやぁ」の雪合戦だとか、楽しみなことである。
さて最終回の『鋼の錬金術師』は…ええと、穴がいっぱいというかご都合主義っつーか「なぁなぁイズム」ってぇか濁り茶ってゆーか。確かに落としどころの難しい展開だったとは思うんだけど、物理法則を精神論にすりかえて済し崩しに片付けられてしまった印象がどうしても拭えない。「これまで経験した全てが代償」って部分が特に納得いかん、それが通るならダンテやホーエンハイムにソレが為せない筈がないからだ。せっかく積み上げたストーリーの重みを帳消しにしかねない、設定レベルでの「あ、それ無し」は勿体無かったなあと思うのであった。もしかして映画のためのオトナの事情なんでしょうか?でもね、本体の完成度によっては映画観にいく人も自ずと考えちゃうと思うんでちゅけど?<子供ぶった論理
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