猫を連れて病院へ。また腫瘍が出来てしまったんである。この病気ではいわば宿命だし、予防にと処方してもらったアガリクス製剤も頑として口にしないヤツだから仕方ないのだけれど。そもそも猫に言い聞かせて分かるワケはなし、分かったところで聞く耳もなかろうが。
さて、カバンの中で延々と文句をたれ待合室でもワメき続けたヤツは、診察台に載せ、触診・血液採取・レントゲンと進む間もず〜〜〜っと鳴きっぱなし。隙さえあればカバンに潜り込もうとするので、相方と2人で壁を作って阻む。気分はまるでPK戦。いや傍から見たらトゥイードルダムとトゥイードルディみたいに見えるんでしょうけどね、ええ。
レントゲンの結果が出ると、先生は病巣を示すより早く腹部を指し「脂肪ですね」とのたもうた。前に腫瘍を切ってもらってからわずか2ヶ月程度というのに体重が元に戻ってるのはそういうことかい。しかしお前、我が家にいる猫の中では一番小食の筈なんだが?よもや人間の留守中に缶詰開けて食ってるんじゃなかろうな?んで空き缶を洗って分別袋に入れて証拠隠滅とか?二口猫って新種の妖怪か?
かくして午前中はしっかりつぶされ、午後は水槽の水替とフィルタ掃除に追われる。45cm水槽のが、ヘドロ状のゴミをみっしり溜め込んでいて凄いのなんのって。これでも水が出てたんだから恐れ入るよなあ。つか早めに掃除しろってことですけどね、ええ。
ふた仕事おえて、ビデオ録りしておいた『ハリケンジャー』と『龍騎』を観る。前者は例によってお約束の花道を闊歩すべく「己にのみ忠実でカッコいい第三勢力」が暴れている。後者はというと、主人公君が徐々に成長…してるんだろうなぁ、記憶喪失になってしまった仲間(とは言わないかこの場合)をフォローしようと奮闘している。やたらにヤバげな連中に喧嘩を売られる蓮を引っ張って逃げまわる姿は、非常に「お疲れさん」であるな。がしかし、ニュース屋の方の仕事サボりまくってていいのか君。クビになって喫茶店の専業になっちゃわないかね。他人事ながら心配であるよ。
かくて「任せとけ」と単独で乗り込むミラーワールドは、またもやスーツアクターの演技が見せるコミカル部分を織り交ぜての戦闘がいい。いやほんと、今シリーズはバトルシーンにドラマがあるんだよなあ。どうせなら全編これで…いや、さすがにそれはムリだろう。何より女っ気(どころか人気)が無さすぎてどーにもならんわい。
続いてPS2を起動。「METAL WORKS THE PERFECT」を鑑賞する。
4月10日に到着した、攻略映像集である。で、初見の感想は…。
「ピちがい」。
良い言葉ではない、それは分かっているが、それでもなお尊称として呈したい。このモノ凄さ突き抜けぶりを見るに何を言えばいいのか、観てるこっちの脳味噌が干上がりそうな気分になるとしか。巡回する敵兵の視界の端を掠め過ぎ、ボスはポイントを押さえ分刻みで打倒。一部の狂いも無く決めたコースを駆け抜けるさえ、まるで機械のような正確さなのだ。凄すぎ。ムチャクチャ。アンタら人間か?とテレビの前で絶叫させられそうになった。いやもう、これ観た後でプレイしたら、かれらの腕と競おうなんて気分にはなれまい。劣等感でモニタに物を投げつけるか「どうせ誰もあの高みへは達し得ない」と開き直ってヘタに徹するか、ふたつにひとつしか無いのじゃないか。ちなみに僕は後者ね。<ダメじゃん
かつての日、同人で前作の攻略ビデオを撮った作者は「ハゲそうになった」を解説文の中で繰り返していた。だから、あえて聞きたい。
観てるこっちもハゲそうです。今回はご無事でしたか?
ファン必見。日本全国世界各国に、どれほどのハゲが増えるかは僕の知るところではないが。