フィギュアスケートの大会(NHK杯)を見物に、相方は旭川へ。遠路はるばるケツを凍らせに行くたぁご苦労なこったぜと見送って、はたと気付くとこっちには餓死の危険が迫っているのであった。うぉぉぉ、メシ作ってけ〜!
ってのは冗談として、それなりに調達した残り物だのレーション(おいっ)だのをパクつきながら、例によって書庫の環境整備。書庫に移動した机の周りはそれなりに片付き、来週あたりから作業再開できそうな按配だ。ついでに傍らの書棚の中を整理し、ディスプレイ用のスペースも確保。うむっ、これでもっと玩具が買えるな!<違う
さらに、居間兼寝室のパソコンデスクも新調。居住性がぐっと向上したおかげで、これまで以上にPCと睨めっこできる時間が増えたというワケだ。よし、張り切ってソリティアでも…ってオヤジか僕ぁ〜!<遺伝子おそるべし
休みがて、昨日買ってきた『鋼の錬金術師 パーフェクトガイドブック(荒川弘/著、エニックス)』を読む。
値段の割にチープっつーか普通のコミック装丁なのが寂しいなぁ。いっそ1,000円台に上げてもいいから、このサイズのハードカバーにして欲しかったぞ。カバーは皮装ふうの印刷にエンボスで紋章入り。でもってソレを外すと、当然アレが「ばかだな」と…うわはははは!<いや〜笑いましたぜ実際
さて、中身はというと、これまでの内容の総ざらえ一覧表示解説つき、しっかり読んできた人間には真新しいところは乏しいかな。しかし、こうして纏まった形で眺めてみると、この世界ってば実にきっちりしててゲーム向きだな。いや、発売予定のPS2ゲーじゃなくて、TRPGに。『ギア・アンティーク』のシステムに錬金術を組み込んでやりゃ一発って感じだ。どうです誰か?
あと、このテの企画には欠かせない仕事場紹介と合作&パロディ4コマはなかなか楽しかった。特に、牛を飼うのも食うのも大好きという、なんか錬金術よか道(タオ)の方向へ踏み込んでるきらいのある作者のキョーレツな(強烈というのと微妙に違う)個性がいい味出してる。4コマの一部はサイトでも拝めるものだけど、リピートしても笑えるものな。いや〜錬金術って素晴らしいッ!この調子で丸ごと1冊やってくだせぇっ!<ムリ
最後の描き下ろしエピソードは、ある意味「人体錬成に成功した」男の物語。ノクターンの似合いそうな静かな哀しみの染み入る、余韻せつない話であった。人を失うことの苦しさ、喪われずそこに在ることのむごさ、多くはホラーで語られがちな二律背反テーマが描ききられて実にお見事である。
…この話とトイレットペーパー錬成が同じ脳から出てくるんだから、人間ってやっぱスゲェよなあ。<感心の方向が違う
続いてTVでアニメ鑑賞。鋼の錬金術師詐欺事件、悲嘆から立ち直る過程のエドのエピソードとして描きよく出来ていたと思う。ただ、敵の手応えを増すためならん、登場したオリジナルキャラの存在はどうかと。小悪党ヨキ中尉にくっついてる意図がイマイチ定かにならんくて、消化不良な気がしたし、エドの「騙し」に言及できないのも錬金術師としては妙な気がする。こんなキャラを出すぐらいなら、冒頭のウィンリィのシーンをもっと増やして欲しかったっす。
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