ねこまとふたり、街へ出る。金券ショップとデパート地下で僕の用事は早々に片付いたので、彼女の趣味のエリアたるボークスへ。ドール主体とはいえペイント類始め模型用品もしっかり整っていて嬉しい店…なんだが、アルタのてっぺんという場所柄、ビルの内外はイマドキな服装のお嬢さんがたが密集していて非常に足を踏み入れにくい。いや、普通のお嬢さんばかりなら嬉しがって鑑賞しつつほいほい通るんだが、いわゆるゴスロリってのが、ねぇ。アレ、かなり着る人を選ぶファッションだと思うんだよな。なのにどうも本人達は「自分に似合うような」形を選んでる風がない。服がひとり歩きしてるというか、有り体に言うと見てて怖いというか痛ましいというか。これが人形ならもっと似合う服を見立ててやれるのに、いや、いっそヤスリがけしてリペイントして…って、非常に失礼ですな。
まぁ以前、ガングロでミニスカの娘さん集団を「黒い三連星」と言ったのに比べればマシであろう。甲乙つけがたいですか?
人形の服だの部材だのを買った後、ハンズと書店と無印良品をハシゴして荷物の体積&重量を増殖させてみる。むぅ、3日連続とは意外とタフだな僕。
だが帰宅後まではエネルギーが保たず、そこらに荷物を放り出してビデオ鑑賞。例によって録画しといた『TRICK2』『ハリケンジャー』『龍騎』3本立てである。考えてみたらドラマ仕立ての番組で続けて観てるのってこれだけか?まぁ他にその気にさせてくれるものがあるじゃなし、別に困りはせんけどな。
『ハリケンジャー』はゴウライ兄弟中心の話。平和な日常を手に入れた兄弟の、市井の人々へのモテモテ(死語)っぷりが現実の役者氏とダブって楽しい。まといつく子供や萌え萌え奥様ズに、実は本物が混じってたりして。あと、兄者に変装しておぼろさんとラブラブ?を見せつけるシュリケンジャーも笑えた。いつもの兄者からは考えられない態度の極だからなぁ。
ただ、その隙を突いて攻撃してきたマルちゃんことマンマルバが、せっかく能力増強されたにも関わらず、あっという間に流星群の影響で生まれもつかない巨大怪獣になってしまったのはちと寂しい。たぶん、このまま撃破されてしまうんだろう。結構個性的な敵キャラ揃いの中でも謎めいてるしカッコイイ造型なんだから、もっと大事にしてやって欲しかったなあ。ところで前にサクッとやられたマルちゃんのクローンでありながら能力が割増されてるってのは何なんだろう。やっぱアレか、繭の中で熟成強化した時間の長さによるんだろうか。つまりこの後「20年ものマルちゃん」なんて東洋水産にクレームの行きそうなモノが…ってのはどうですか
奇妙愛博士。<他人様の日記へネタ振りするな
さて、続く『龍騎』は東條の嫌キャラっぷりが増幅ってところか。じめ〜っじとぉ〜っしんねり〜っと手応えの無い不透明っぷりを見せていたのが、今回の終幕に至りいよいよ真司へ直接攻撃を始めた。が、その意図は今だに明白でなく、どうも自分の脳内で妙な価値観をこさえて他人の命をそのネタに使っているようだ。「正義の味方である自分」を保つことにのみ関心があるらしい。ううう、やっぱキショクワルい。前の逮捕劇で割を喰わされた浅倉あたりに、さくっと片付けられても惜しまれまいな。
その浅倉だが、新しい弁護士が、いわゆる「人権派」なのにつけ込んで脱獄するつもりのようだ。ここらは皮肉が利いてて苦笑い。次回予告には「ここが祭りの場所か?」なーんて台詞もあるので、北岡弁護士の妨害工作は功を奏さないものと…って我が相方よ、「祭り」にフックして「ワショーイ」と呟くのはやめれ。「仮面ライダー王蛇おにぎりモード」とか馬鹿なことを考えちまうだろうが。
あと、今回ちょいとショックだったのは香川教授に妻子がいたことだろう。本当に「守る」という意味をもって「英雄志願」してるんだとしたら、このキャラの厚みは凄いわなぁ。まぁ「実在したのか?」「利発そうなお子さんだ!」とか『あずまんが』ごっこしちまったファンが日本中に何人いたものやらとは思うけど。少なくとも我が家ではやりましたですが、はい。
『大人の問題(今市子/著、花音コミックス)』『あしながおじさん達の行方(著者・出版社同じ)』を読む。一昨日の『いとこ同士』に引き続きボーイズラブつーかホモ物なんだが、行為の描写があるでなし、成長過程の青少年を取り巻くドラマとして純粋に面白い。前者はギャグ、後者は比較的シリアスなんで、それぞれ違った味わいでもあるしな。
続いて『コミックマスターJ(田畑由秋・余湖裕輝/著、ヤングキングコミックス)』を7から9まで一気読み。買いそびれまくって溜まってたんだが、久しぶりに浴びる高濃度のギャグは妙な心地よささえある。だからといって相方に「今の司葉クンには
萌えが無いッ」とか言われたかぁないけどな。なんか妙に高揚した顔つきになって修羅場を展開しないと悪いような気になるじゃね〜か。<なるなよ