珍しく北海道までやってきた台風が不発に終わった午後、さまざまな事件が起きる。WinXPのSP2が郵便局配布になったり、ゲームボーイアドバンスが1万円を割ったり、浅間山が噴火したり。しかし驚きだけのこういうネタはよしとして、ロシアで勃発したテロ、しかも小学校占拠ってのは何じゃ?特撮モノの悪の組織だって、いまどきやらねぇぞ!
よしや血の復讐のためだろうと、無関係な丸腰の人間を盾にする行為は許されんと僕は思う。ましてそれが子供とあっては弁護の余地はなかろう。かの国の元首は「テロリストは便所に追い込んで便器で溺死させる」と日ごろから公言してるそうだけど、ぜ〜ひやってもらいたいもんだ。なんなら便器代にカンパしますぜプーちん。<妙な呼び方すなっ
『怪奇礼賛(E・F・ベンスン/A・ブラックウッド他/著、中野善夫/吉村満美子/編訳、創元推理文庫)』読了。
うーん。
怪奇=恐怖ならず、という編者の主張は分かるし、巧みに書かれたあやかし語りの魅力もよく知っているつもりだ。が、この短編集にその彩りが濃いかというと、遺憾ながらそうは言えない。不可思議でありながら穏やかで美しい怪異譚も含まれている反面、およそ何が表現したいか読み取りにくい、ぼやけたものも多いのだよね。初訳に拘泥るあまり、物語の愉しみを度外視されてるんじゃないかなあと思わないでもない。若人たちに新世界を見せるという目標は、残念ながら果たせないのじゃないかと思う古人であった。
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