探していたCD『
ZERO LANDMINE 』購入。
TV特番もあったので知ってる人は多いと思うが、坂本龍一をはじめとするアーティスト集団
N.M.L.による、地雷廃絶キャンペーンソングである。このCDの売上げは全額寄付され、ヘイロートラスト(地雷除去推進NGO。義足で長野五輪の走者をつとめたことでも知られるクリス・ムーン氏は、ここでの作業中に片手片足を失った)による地雷撤去作業を支援することになる。
正直に言って、ヴォランティアとか募金とかに熱心なほうじゃない。横行するニセモノのたかり野郎(札幌の中心街にはよくいる)を大勢見てきたせいもあるし、よし本物でも内容に同意できないものも多々あるからだ。
それがなんで今回は妙に積極的になっちまったかというと、一昨年だったか、たまさか
ユニセフの同趣旨の写真展を見た記憶が濃厚だったのかも知れない。2次戦以後の悲惨な写真の列の間に、実物大の地雷の模型が幾つか並んでいたのが、今もひどく印象に残っている。
僕の普段使いのカバンなら、ごろっこ入りそうな、ちっぽけなシロモノ。
まぁソレを言うと、銃弾なんかはひと掴みあればそれだけの人数を殺し得るんだけど、それは狙った相手に、明確な殺意をもって行われる。ところが地雷ときたら、戦争が終わってもなお不特定多数を待ち受けてそこに残る。その寿命は、長ければ半世紀にも及ぶという。いくさの記憶うすれたある日、よちよち歩きの子供がそこを通ってもフッ飛ばすのだ。そして手足を奪い一生のハンデを負わせる。ムナクソ悪いシロモノだ。
…お祭りは、やりたい時にやりたい奴がやりゃあいいダロ。
ガラにもなく真剣に腹立たしくなった、そういう記憶がある。勢い余って、書きかけの小説にもそいつを乗せてしまったりもしたが、まぁ、そいつは別のお話ということで。
…こういうゴタクを並べずとも、とにかく美しい曲なんで、みんなに聴いてほしいのニャ。<なぜ竜頭蛇尾かつトロ