ビジーの波にのまれているうちに暦は過ぎ去りはや7月。布団を干すのに頃合の陽射しが嬉しく、洗濯ものの下でゴロ寝しつつ『誤読された万葉集(古橋信孝/著、新潮新書)』を読む。
異説日本史を楽しむにあたり、まず『猿丸幻視行』から入った手合いとして、万葉集の読み解きは何を読んでも楽しい。もちろんそれがこうした真面目な国語論考であってもだ。はるかな過去が、解きほどかれて自分たちの日常と対照できるレベルに下りてくるのは面白いやね。いや、もちろん疑問を山ほど抱きながらただ授業で丸暗記を強いられたっつー過去もあってとは思うのだが。一種のリベンジっすか?<誰に
午後、通販で買った本が届く。が、ウッカリしていてダブる。しかもそいつがホラーな本で、合計が13冊。ううむ、ステキな符丁である。今夜は夜更かししてこいつを通読しよう。物好きなる祖先に倣い、100話目に何かが出てくることを密かに期待して。
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