店主酔言
書籍・映画・その他もろもろ日記

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2月1日(金) 晴
 帰宅途上、スーパーに立ち寄る。もうすぐ節分とあって恒例の豆が山盛りになっており、傍らには紙製の鬼の面が…って何か妙なものも置いてあるな。
 キティ。
 ピカチュウ。
 なるほど、どっちも頭頂に尖った部分が2つあるが、アレは角だったんかい。いや、そんなハズはないか、あの正面にある節穴が耳じゃない限り(その場合他の気管は適宜機能配分)。えーとそれじゃアレですか、つまりその、こいつをお子様に被せて「わーいママありがとう」ってはしゃいでるトコへ豆を叩きつけると。それとも仕事帰りのお父さんに装備してもらい「ピカー」とか言ってるのへ豆をぶつけさせ、深刻な父子間の断絶を画策するとか。うぬ、母親族おそるべし!
 …いや、無理くり曲解してンですけどね。だけど変だよこれ。誰か何とか言ってやれ。

2月2日(土) 曇
 仕事に出るねこまを見送ってから、部屋の片付け。まずは部屋のあちこちから本と新聞を寄せ集め、仕分けをする。特にチラシは念入りに。掲載物の種類じゃなくて紙質と大きさがポイント、厚めのチラシで箱を折るのだ。そう、世間のばーちゃんが大量に作っておいて、ミカン食ったり落花生割ったりする時にサッと取り出し皮を入れる「一時ゴミ箱」なアレ。キミのばーちゃんは作らなかったか?って僕がこれを習ったのは、前の勤務先の先輩女性社員からでしたけどね。お元気ですかY野さん?いやそうじゃなくて。
 この箱、小物の削り出しをする時にすごく重宝なのだ。大判のチラシで作ったヤツは即席のスプレーブースにもできるし。片端からほいほいとゴミを放り込んで、最後は箱ごとポイ。ふと気付くと相方が食ってたミカンや落花生の皮も入ってたりするんだが、やっぱこっちが本来の用途っつーコトで箱の物神が呼ぶのだろうか。<呼びません

 掃除を済ませた部屋でコミック読みつつ、ゆうべ破けてしまったジーンズを解体。猫を撫でようと屈んだだけで裂けたぐらいにヘタレた布は、また縫って使うには無理があるが、研磨剤つけて硬いものを磨くには便利なモンなんである。愛着の1本だったので、ちょっと寂しい気持ちになりつつザクザクと作業。つか、どっちかというと横方向に成長しつつある我が身が口惜しいというか。屈み〜こんだ〜らズボンが〜裂けた〜っとちくしょ〜い(泣)

2月3日(日) 晴
 新番組『仮面ライダー龍騎』を観る。
 えぇと…その…放映前から思ってたんだけど、「仮面ライダー」ってイメージが乏しいんだよな。これを強いて「ライダー」にした意味はどこらにあるんだろう?サイトに設定を見にも行ったけど、いまいち掴めない。鏡の世界から人間を襲う怪物・偶然それと戦う力を得る記者見習・既に力を持っている謎の青年・鏡の中で対決…とかとかって要素をみる限り、昔なつかしスペクトルマンとかミラーマン(モロか)みたいに、単独キャラものとして立たせたほうが良かったんじゃなかろうかと思うのだが。カードや契約モンスターなんていう、先行した流行りモノの要素を持ち込むには弱いからか?だから仮面ライダーを被せたのか?ってぐらいしか思いつかんなぁ。ミもフタもないけど。
 しかし、そのポイントもイマイチ弱い。契約モンスターはCGでカッコ良く動いてるが、さのみ新味は無い。なんせ、直前に『ガオレンジャー』やってるワケだし。小道具のカードが、ぺなぺなした感じで安っぽい。ケースも「いかにも」プラスチックで、ちっとも「特別」なモノに見えないんだよね。お子様のオモチャとの違和感を無くす配慮っすか?だったらオモチャのほうのグレードを上げるのが筋のように思うワシは古い人間なのかのぅ。ついでに言うと記憶喪失でも無いのに言動が中学生以下(ガラスを割った後始末に上司を呼ぶ)のマスコミ志望青年なんて、ドラマの説得力を損なうだけのような気がするんじゃがのう。
 というワケで、いまいち…いや、いま30ぐらい乗りが悪い出だしとなった。ま、日曜朝の寝ぼけまなこで次回もまた眺めてみるか。

 今日は終日ぐーたら過ごそうとストーブの周りでゴロゴロしていたのだが、傍らに寄ってきた猫の腹に異状をみつけてしまい、あたふたと病院へ。少し前から乳腺腫で腹の一部がぽこんと脹れていたのだが、そいつがすこし破れてるのだ。老猫で人見知りの激しいヤツ、手術のストレスも考え合わせ、大事にならぬようなら放っておくつもりだったのだが…このまま綻びて最後には内臓ドバーなんてことになったら怖い(ならんて)。近在のペットショップでキャリーバッグを買い、詰め込んでタクシーに飛び乗る。
 車中から待合室に至るまで、猫はひっきりなしに鳴きわめいてくれた。他の患畜が大人しいだけに、非常に居心地が悪い。病院の門をくぐったとたんに泣き叫ぶ子供をもつと、こういう気持ちかな。まぁ幸いにして抵抗もせずに診察・レントゲン・採血を済ませてくれたので、ヒトの子供よりは観念が早いようだが。
 で、数十分待って、結果を伺う。先生はまず、血液検査の結果を見せ、それぞれの数値の意味と平均値を聞かせてくださった。血液で見る限り、ウチの猫は非常に健康らしい。そしてレントゲンの解説に。
 先生「病巣の転移はみられないようですね。消化器の位置も良いです。ただ」
 ただ?ただ何ですか、先生?どうして輪郭を指差されるのですか?
 先生「ここと、ここ…脂肪ですね」
 う"。
 そう、わが家の猫の中で唯一、この雌猫はまん丸に太っているのだ。小食なんだけどなぁ。おまけに雌とは思えないほど身丈もあって、おかげで体重は5.2Kg。うわーん、こんなの猫じゃないよう。
 先生「すこしダイエットしたほうがいいかもしれませんね」
 ごもっともです先生。腫瘍を取ったらお願いします。

 午後、例によってヒロツさんちに入り浸っていて、ちょいと残念なニュースを聞く。フルタと海洋堂が決裂して、現在のチョコエッグは今期限りとなるという。まぁ、以前にフルタがディズニーもんのチョコエッグを出した時、海洋堂には何の相談も無かったそうで非常に不本意だったと同社サイトで読んでから、いつかはこうなるんじゃないかと思っていたんだが…。
 まぁ、そもそも初めて件の製品を見かけて「海洋堂?松村しのぶ?いっちょ買ってみねば」と手を出したような人間としては、どうしても海洋堂の型を、じゃなかった肩をもってしまうけど、今後フルタがどこか上手なメーカーと組んでくれることは願ってやまない。だってチョコエッグ、良い商品だと思うのだ。形状と開ける楽しみ、そして出てくるものが生物っつーコンセプトがさ。これでチョコがも少し甘くなければ…って、結局はフィギュアで買ってるワケなんだけどね。

2月5日(火) 曇
 猫の手術が本決まりとなり、病院へ連れて行く。例によって絶え間なく鳴き喚くのに閉口したが、さすがに準備用の小さいケージに押し込めて置き去りにするのは不憫だった。だからって逡巡しても始まらない。どだい、無料以下(首輪やオモチャつきで貰われてきたのだ)の猫に手術と諸経費で6万円近く払わねばならんのだ。泣きたいのはこっちであるぞ、姫。<猫の名前

 とかいいつつ耳をふさいで出社し、Webを眺める。と、あるサイトに、先日のチョコエッグの決裂話についての海洋堂のコメントが。丸ごと引用は問題あると思うので、いずれご両所のサイトでの正式告知を待つとして…まぁ片耳だけでこれだ、実際にはもっとイロイロドロドロあったんだろうなぁ。
 しかし、フルタ側の組織崩壊や企業としてのスタンスについては公平を期して話半分と取るとしても、原型や特殊アイテムを流出させていたというくだりには唖然。それが本当なら(って事実無根で言えるこっちゃないな)あまりにもマズいだろうやっちゃいかんだろう。だいたい、チョコエッグが売れる前と後のフルタの事業実績を考えたら、あだやおろそかには出来ないと思うのだけどね。海洋堂に言わせれば「忘らるる身をば思わじ」ってとこかなぁ。いや、ファンにしても一緒かも知れないが。
 本件はこの日記を書き上げた翌日時点で海洋堂サイトkaiyodo@netに掲載された。コレクターにとっては「どっちに問題があろうが迷惑なこっちゃ」ぐらいなモンだろうが、社会的&己の仕事に置き換えて考えると物悲しくもムカつく状況である。イヤだわ大人って。<ヤメレ

 午後に入って病院から連絡。とりあえず手術は最小限かつ無事に終了し、猫は麻酔から醒めて文句を再開したとのこと。数日したら迎えに行くことになったが、連れ帰った後のフテクサレぶりを想像すると今から頭が痛い。どうせなら一緒に脳改造もしてもらうんだった。<ショッカーかよ

2月7日(木) 曇時々雪
 妙に暖かい日が続き、場所によっては乾いた路面さえ見られる有様に。雪まつりの雪像は軒並み無惨な姿となり、埋め草ニュースに最適な話題を提供している。われら原住民にとっては好都合なんだが、雪を目当てにきている観光客には最悪なんだろうなぁ。んでもってこれで客が減ると景気がますます悪化して、さぶいコトになります〜と。イヤなオチだなぁ。<落とすな

 先日チョコエッグの寂しい話を聞いた後で、ちょっと嬉しい情報が入ってくる。今月末に、ペンギンズランチがこっちへ帰ってくるそうだ。あの美味いビスケット(赤ん坊用のヤツに似ている)がまた食えるのは嬉しい。詳しくは北陸製菓のサイトへ。しかし、季節の変わり目に戻ってくるたぁ、渡り鳥みたいだね。こう、ぱたぱたと南から空を渡ってくるペンギンが見えるような…見てはいけないような気もするが、ま、そういうコトで。

2月8日(金) 曇時々雪
 病院へ行き猫を回収。案じていたとおり、不平不満のカタマリとなっていた。車を拾って家に帰り着くまで、ず〜〜〜〜〜っと鳴きわめいているときたもんだ。どうやら入院中も、ことあるごとにわめき散らしていたらしく、すっかりダミ声になってるというのに。しかもツムジを曲げまくって食事もしなかったそうで、極限まで腹を減らしていたらしい。家に着くなり水をガブ飲みし食事を寄越せと絶叫しはじめた。どうなってんだオマエ?毛を剃られたピンクの腹に、フランケンシュタインの怪物みたいなもの凄まじい縫い目を作ってるくせに。人間だったらお粥も食えないところだぞ?
 そして人間ならば保険も効くであろうに、猫は扶養家族には認められず、結構な額が請求されることとなった。参考までに明細を書いてみよう。
 ・手術料 30,000(腹を斜めに切り開き、腫瘍2個とリンパ節1個摘出)
 ・麻酔料 5,000
 ・治療代 12,000(点滴その他らしい)
 ・入院料 8,000(1泊2,000円)
 ・病理検査 9,000(組織検査)
 ・消費税 3,200
 〆て67,200円ナリ。うわあ、考えてみたら、新しいデジカメが買えなくなったじゃねぇかよ!改めて(かつ電子機器に換算して)驚いちまったぜ!

2月9日(土) 曇時々雪
 今日も猫と病院へ。状況の確認と抜糸まで1週間分の投薬を受ける。飲み薬が粉末なのが、ちと恐怖。以前に同タイプのを猫に飲ませようとして「ぶしっ」とクシャミされた壮絶な経験があるのだ。また猫ってヤツぁ、狙い済ましたようにヒトの顔めがけて吹くしな〜。
 あとは傷に塗る薬、そして舐めないように首にはめる輪っか、いわゆるエリザベスカラーを貸してもらった。帰宅して装着してやると意外とすぐに順応したが、見えないのが不安なせいか、ことさら前脚を上げて歩き回るのがおかしい。まさにエリザベス(一世ね)王朝の婦人の真似をしているようだ。女王さまとお呼びいぇ〜いいぇ〜い。<おーちゃんか?
 とかお気楽なことを書いているが、実のところ状況は良いとは言えない。検査の結果、腫瘍は悪性、要するに癌で、それがリンパ節に転移していたのだ。つーことはこの先他に腫瘍が育つ可能性は大きく、また胸郭ということで肺に転移するかもしれない。医師は、抗癌剤の投与を続ける治療も考えたほうが良いと言う。
 が、しかし、もとより食の細い(その割にはでぶだが)猫である。環境の変化にはなかなか慣れない性質でもある。そういうものを、これからも病院に通わせ副作用があると分かっている薬を飲ませるのには気が乗らない。とりあえずは様子見することにした。アガリクスでも買って飲ませてみようかな。んでまた「ぶしっ」とやられて、僕も癌予防。<なるかよ

 最近ハマっているドラマ『TRICK2』を観る。しょーもないギャグと本気の感じられない演技とトンデモな設定で綴るミステリものなんだが、これを大真面目にやってる火サスなんぞと違って、一歩引いて妙な浮遊感を出してるのが面白い。ネタの方も、最初のエピソードは横溝系、今回はインチキ宗教がらみ…と見せかけて、実はアレだったりコレだったりとひねってある。あと、容疑者たちの顔を素早く切り替えるカットに犬を紛れ込ませるなんてバカを淡々とやってる演出がいい。コミックでいうと『なぁばすぶれいくだうん』の空気が少しあって、でも内容はアレほど難しくないから、ミステリ濃度の低い人でも面白いと思うのだがいかがかな。

2月11日(月) 晴
 昨日は外出する羽目になった(パソコン初心者の父親からサポートコールが入ったのだ。げに身内にパソは買わすまじ)ので、今日はせっせと恒例の整頓&清掃。一週間で溜まりまくった本と雑貨を整頓し、浮遊する埃を掃除機で駆除し…終えてひと休みしたところで、妙なものを目撃した。
 今更ながら、我が家には猫が3匹いる。そのうちの1匹が、先ごろ手術を受け、今はエリザベスカラーを装着している。で、残る2匹のうち、いつもその猫と一緒にいる方は、別に気にする風もなく寝ている彼女を枕にしているのだが、もう1匹の挙動が不審なのだ。いや、はっきり言うと、怖がっている。日ごろ食い意地の張ったヤツで、何があっても餌にはダッシュで駆けつけるのに、そこにカラー猫がいると近寄ってこない。うっかり鉢合わせしてしまうと飛び上がって逃げる。
 まぁ、赤い地肌が剥き出しの腹に巨大な縫い目(しかも鋼線で留めてある)があって、しかも異様な頭部を(足元が見えないから)振りたててやってくる奴がいたら、人間同士でもぎょっとするわな。つか『サイレントヒル』の世界である。うむ、これからは「パラボラ頭」と呼んでモンスターに認定!…とか言ってる場合でもないな。何より、装着者本人(猫)が、何かと不自由そうで不憫だし。
 そこでねこまとふたり、工作してみることにした。長い布に紐を取り付け、胸から腹を覆うようにすればいいのだから、こうしてああして…こ、これはっ!
すっげぇ変。
つか、
金太郎腹掛け
 う〜ん。やっぱ日本手拭(しかも氷屋の旗模様)はマズかったかなぁ。
 ちなみに例の猫がどうしたかというと、やはりビビって逃げまくっていたのは言うまでもない。げに人の知恵など至らぬものよのう。わっはっはっは。<笑って誤魔化すのは基本

 『イヴの七人の娘たち(ブライアン・サイクス/著、大野晶子/訳、ソニー・マガジンズ)』読了。今週は猫にかかりっきりで、これしか読めなかった。忸怩たるものがあるのう。ま、それだけ細密に読まされる内容ではあったのだが。
 現人類の起源がアフリカにありかつ1人の女性にその源を発しているとか、アルプスの氷の中から発見された5000年前の男の子孫(正確には違うんだけどね)が特定されたとかって話は、特に遺伝学に興味のない人でも耳にしたことがあるだろう。著者サイクス博士は後者の立役者であり、本書ではその手段であるミトコンドリアDNAの特性及び解析方法と研究略史、そしてそれによって現代ヨーロッパ人種の起源を遡る数万年の旅を解説している。
 控えめに言っても面白い。非常に楽しい読み物だ。自分の細胞の一つずつにも明確に刻まれている進化の歴史が読み解ける、そして母系からのみ受け継いだ変質しないその印によって、会ったこともない人と(ものすごく遠い縁とはいえ)親戚であり得ると証明し得るってぇのはスゴイことだよなぁ。
 また後半、母の母の母の母の母の母の母の…と辿った先にいる女性たちの生活を活写するくだりが良い。その時代のごく平均的な女性、普通に生きて2人の娘を産み育て、そして土に還っていった彼女たち。いまとは違う地形や気候の中でのその暮らしぶりを思うと考古学的な興味がわく。そして今を生きる人々をもまた同じように観察する気持ちになってしまう。数万年前に1人の母から別れた血筋が、ちょっと山を越えたところに住み着いたのを皮切りにどんどん遠ざかり、国境なんて目に見えない線を引いちまったんだなぁと驚きをおぼえつつ、そういう間柄でドンパチやるなんてバカげた話だなとワールドワイドに溜息がでてくる。ましてミトコンドリアDNAは表層の形質とはお構いなしに受け継がれるものだから、人種が違うつもりでいたって実は同じ母の血を引いてるかも…いや、遠い母同士は必ず起源を同じくしてるんだから、間違いなくどっかでは繋がってるのにね。サイクス教授はそれを強硬には訴えないけれど、読み手には十分に問題意識を呼び起こさせる。上手いもんである。ま、前半の学者同士の真実を巡る学会バトルも、この旅をするうえでは絶対に必要とはいえ、ちょっぴり似たものに見えないでもなくて、それがまた少々おかしかったりするのだけれど。
 ただ、残念ながら、本書はヨーロッパ人種についてのみの調査を終えた時点での話であり、アジアについてはまだ読み解かれていない。だから、ここに上がった7人の母は、僕らにとっては叔母さんみたいなもの、やはり身に迫っては感じられない。既に日本人には9人の母が割り出されているようなので、ぜひ続刊で全世界規模での親戚マップを発表してほしいな。
 ちなみに、自分がどの母の子なのか確実に知りたい向きにはソニーマガジンズのコンテンツから「オックスフォード・アンセスター(博士がオックスフォード大と共同で設立した調査機関)」へのリンクがあり、検査依頼の手引きもなされている。2万5千円(6人以上集まると1件あたり2万円になる)で自分がマグナ・マーテルの何人目の娘の子かが分るというワケだ。ひょっとしたら楼蘭の美女とか楊貴妃とか小野小町と血縁があるかも知れないので、ぜひ試してみたいモンである。<3人とも確認できねぇよ

2月13日(水) 晴
 講談社から封書が届く。開けてみると、手拭。紺地に、今使われてるマスコットキャラの顔の絵柄が散りばめてある。ん〜、これはいわゆる残念賞ってヤツですな。図書カード狙いだったので、本気で残念かも知れぬ。いや、貰い物に文句を言うのも不躾ではございますが。
 しかし、こういうグッズも、ファンの人には嬉しいものなのだよね。誰か、ここを読んでる友人知人で「あまのよしたか」ファンの人、いますか〜?送料もってくれたら、差し上げまっせ〜!僕ぁ氏の作品はFF3以降はほとんど嫌いだから。いやほんと、目に見えて仕事量が増えたあたりから線がラフになって、好きだって人は「流麗」とか言ってんだけど、以前に比べて平面的で1枚ごとの個性が乏しくて、なんかこう、一芸に達した書家の筆を段もちとはいえ素人が真似しましたみたいな印象が…て、結構見てんだな僕。FFの時の画集も持ってるし。あ、これは誰にも上げません。あと手拭は早めに申し出がないと、本来の目的に使ってしまうからそのつもりで。

 で、欲しい話といえば食玩である。なんでそうなるという質問は却下。欲しいんであるハヌマンラングール。出ないんであるハヌマンラングール。重さで見当をつけて引くごとにオーストラリアアシカばっかりざわざわ出やがるんである。いや、アシカ親子は可愛いですけどね。この調子だと母親参観日か親子遠足かって風景になってしまう。とりあえず懸賞と違ってオノレの努力でどうにかなるもの、明日もまた頑張ってみるとしよう。励め!財布の底を拝みつつ!<イヤな努力だね全く

2月14日(木) 曇時々雪
 今日も今日とて「世界自然動物」を買う。やっとハヌマンラングールをゲット!う〜む、長かったなぁ。朝に1個昼に2個のペースでがんがん買いまくって、やっとだもんなぁ。パンダとアシカとトラとサイがダブリまくってるもんなぁ。ああ、それでもまだヒマラヤグマとレッサーパンダが出てねぇぞ!ちくしょー!
 とか叫んでいたら(注:会社ではやめましょう)相方からメールが来た。シークレットの残る片方をゲットしたという。さっそく携帯でコール。で、なんだったの?
 ねこま「ホワイトターガーだったヨ」
 ほうほう、それはなかなか。
 ねこま「でもね、型はベンガルトラ親子と一緒」
 つまり、黄色のグラデーションなしで、背中にうっすら色つけて縞入れただけ?…それって手抜きといいませんか?
 さすがバンダイ。悪の帝国の名は伊達ではない。<そう呼んでるのは僕だけですか?

 夜半、寝る前になって、何か失念してるような気がしてきた。隣の相方に聞いてみる。
 ねこま「何かあったっけ?」
 いや、なんかその、キミから貰うものがあったような気がするんだけどね?
 ねこま「なんだっけ?」
 うむ、あまり大きなものではなかったと思うのだが。ほんの、ちょっとしたもののような。そう、ちょっと、ちょこっと、ちょこっと…って寝てますかキミは?
 まぁいいですけどね、どうせ年中行事をこさえて儲けようって製菓業界の陰謀イベントなんだから。ええ、気にしませんともさ。気にしてたまるか〜!(注:夜中に叫ぶのはやめましょう)
 ふっ、枕が妙に冷たいぜ。

2月16日(土) 晴
 頭痛と喉の痛みで目が覚める。昨夕、会社のビルに工事が入り、建物中がシンナー臭くなったおかげでフラフラになって帰宅したのは事実だが、まさかそのせいか?変だ。溶剤の臭いには模型者として過ごした歳月で耐性がついているはずだ!とかメディチ家の人間みたいなことを口走りつつ、抜糸のため猫をカバンに詰め込んで病院へ。
 待っているうちに、自分が診てもらいたいほど体調が悪くなってきた。どうも喉をやられたせいで風邪をひろったものとみえる。処置をしてもらった猫を連れて帰宅し、速攻で寝床へ。ちなみに猫は帰る時には自分からカバンに入り込み、帰りつくとオヤツをぱくつき、僕が布団を敷くと真っ先におくつろぎあそばしやがった。ううう、何でこんなイキモノ飼ってるんでしょうか?

 しばし惰眠をむさぼったあと、犬の吠える声で覚醒。小包の配達人だった。中身は14日に相方から貰えず泣き寝入りしたものである。手作りの「あるもの」も同封されており、非常にシアワセ。身近な北極よりWebの彼方の南国(いやビヨンド・コーストか )。これをツマミに一杯やる時を夢見てもうひと寝入りしよう。あ、その前にお茶煎れて甘いもので体力つけさせて戴いて、と。有難さ倍増であるのう。ちなみにキサマらには分けてやらんからな。>頭の黒い大猫+3匹

 夜に入って少々復調。『幻獣の國物語5(猫十字社/著、朝日ソノラマ)』を読む。おうおう、ようやっと少女マンガっぽいヒロイン環境(って何よ>わし)になれたのう夏芽ちゃん。先回まで双子(じゃない双子)皇子の出生にまつわるドロドログログロとは言わんまでも暗くて怖くて切ない話に終始しとったからなぁ……とか思ってたら、巻末でまたトラブルが団体様で押しかけてくる気配。いやはや、目が離せませんなぁ。頑張れ家来とタコ皇子ズ。
 このシリーズ、設定に、いろんなSFやファンタジィでアリガチなものが多いのだ(たとえばフィローンの竜は、今までの話ではマキャフリィの「パーン」世界に近そう)けれど、それをちゃんと組みなおし「自分の」話にしてるのだよな。個々のキャラの書き込みも、深いのに押し付けがましくなくて、非常に好感がもてるし(マジ話かと思わせて読まされたストリクスのアレを含めて)。いずれはアトレイデスとのガチンコもあるんだろうけれど、そこへ至るまでの顛末を含めて期待されるものがある。再度、頑張れ家来とタコ皇子ズ。<タコっぷりが気に入ってるらしい

2月17日(日) 曇時々雪&雨
 寝坊の朝。録画しておいた新番組『忍風戦隊ハリケンジャー』を観る。カッコ良く〆た筈が卵焼きをカメラに叩きつけて終わった『ガオレンジャー』の後番組ということで、まぁ同じようなパターンかな…と思っていたら、これが意外と面白い。そもそも主人公3人が、最初から「忍者学校」の生徒だってあたりからイケている。こういう日常のかっ外してぇのは好きなんだよな〜。で、対抗する別流との競技日を控えて、宇宙からの侵略者が!妙な電波を出してるのに放置されてる怪しい発信機!割れるバリア!あっという間に片付けられる先輩&師匠!しかもハムスター化して捕虜に!敵の幹部は露出度高めむちぷり娘(他は無視)!そして追い詰められて手にする特殊能力!物陰で見守る謎の存在!う〜ん、パターンだ。パターンすぎる。否、これはもう王道というべきだろう。ぜひこの調子で続けてもらいたい。ネタが時代がかったモノなんで役者のノリも悪くないし、先が楽しみなことである。あえて言うと黄色のアンチャンが、ちょっと学芸会しすぎてたけどね。
 続いて『仮面ライダー龍騎』。今回は主人公がバカを通り越して見える描写は無し。どころか、そこそこカッコ良くなりつつある。既に「誰かを守るために」と戦いの意味を定めつつあったり、謎めいた青年の言葉に揺れつつも彼の妹を慰めようとしたり。ヒーローしてるねぇおい。どうしたんだ。<ヒーローなんだってばよ
 また、先回もそうだったんだがこの番組、スーツアクターの演技がいい。状況に戸惑ってるうちにナイトにボコられるシーンは特筆もの。全身スライディングは大変だったでしょう、お疲れ様でした。
 とこうする間に『TRICK2』の時間。これはゲストの佐野史郎の怪演がとにかく笑えた。このドラマ、登場するキャラクター全てが一癖ありげで言動が怪しい(おかしい)というのがパターンなんだが、過去3回の中で1、2を争う妙っぷりである。コトの真相を含めて、次週を楽しみに待つとしよう。

 とかいいつつ、体調がどうにも復旧しないのでまた布団に潜り込む。相方がフィギュアの審判問題にぶうたれつつビデオを観てるのを聞きつつウトウト。まぁアレだよなあ、素人の僕から見ても、コトの最初から「フランス」と名指しする背景が不可解に思えるし、公式な抗議よりメディア動員してるほうが大声だったり挙句はジャッジに介入できる筈も無い該当国の選手にブーイングくらわしたりってぇアメリカ&カナダの態度はイヤらしく見えるわな。まして自分たちは3期同じプログラム、相手はミスが出たとはいえ新しい高難度のものだったそうだから、そもそも抗議の根拠が非常に不透明だというのは理解できる。できるがねこまよ、そこで怒っても始まらんべ。どだい相手はカナダ人、黒目しかなくて口がパックリ人種…って『サウスパーク』ネタにしちゃマズいっすか?でも相手が違うだけで似たような騒ぎに見えるんですけどね。ンなマヌケなトラブル起こすんなら、オリンピックなんかやめちまえ!特番が増えて、こちとらウンザリなんでぃてやんでぃ。<スポーツ嫌い

2月19日(火) 晴時々雪
 帰宅途上、駅前にオープンしたゲームセンターを覗きに行く。いっときは廃ビルになるかと思われた「元そ●う」の後をビックカメラが埋めてなお、唯一空いていたフロアを目出度くふさいだものなのだが、さて内容はというと。
 残念ながら、イマイチ。大したことないなぁというのが正直なところだ。僕ぁめっきりプライズもの専門になってるから大きなことは言えないんだが、それにしても食指の動くものがない。郊外のキャッ●アイ(カラオケ屋)なんかのほうが種類もあって面白いよなあ。まぁ、オープン直後でキャッチャー類はすべからく「取らせるモード」にしてるから質を下げてるのかも知れないけど、取りたいようなモノが無いとゲームする気にならんのだよね。ねこまの好みに応じてガチャピン・ムック・どーも君を各1ゲットして終わり。いや、いまどきの若い娘さんはキティ(全身焦茶色)なんかがお好みなのかもしれないけどねぇ…って、何故ぶちますかキミは?
 同じフロアにある「ゲーマーズ」はロリ系アニメ絵グッズが主流でやはり気の乗らぬラインナップ。コミック本屋として便利に使うか。せめて「あずまんが」商品がもっとあると嬉しいのにな。
 唯一収穫と思えたのは、やはり同フロアの反対端にオープンしたペットショップ。特殊食からエリザベスカラー、各種キャリーまで揃えた充実ぶりがいい。駅前近辺にこのテの店が少なかったので、たいへん嬉しいものだ。あ、エスビラックの粉ミルクがある!以前に拾いっ子したとき、これを探してうろついたっけな〜。などとしばし感慨にふけらされたりして。ケージの中で飛び跳ねる可愛いナマモノ見ないで立ち尽くしているってぇのは、ちょっと奇異かもしれませんが。

 夜、ナイトキャップにフレドリック・ブラウンが読みたくなって書庫へ。が、この1冊と決めかねたうえに何故か「ブラウン神父」まで手にしてしまい、枕もとに古文庫を積む。うんうん、やっぱ面白いよな〜。とか言いつつふと気付くと日付が変わって数時間、あわててスリープモードに移行…する前に、せめて『叫べ、沈黙よ』を。<寝ろ

2月20日(水) 曇時々晴
 『ジョジョの奇妙な冒険 ファントム・ブラッド(荒木比呂彦/著、集英社)』1〜3を購入。第3部のアタマぐらいまで読んでたこのシリーズ、掲載誌との切れ目が縁の切れ目になってんだが続きが気になり、かといってコミックで買うには膨大すぎて、早いトコ文庫化されないかと楽しみにしていたのだ。奇天烈な設定の上で破天荒なキャラクターたちが元気に闘いまくるだけ、と要約できないでもない話なんだけど、その元気っぷりと長いながい闘いの過程とキャラの変遷を楽しむべきもの、そんな言い草はヤボってものだろう。初期の絵柄も懐かしくて、一気に読んでしまった。
 それにしても、昨今はコミックの文庫化が盛んで、収納場所に困ってる我が家にとっては嬉しい限りだ。それでまた山ほど買ってるじゃねぇかって自己ツッコミはあるんだけど、ま、それはさて置くとして。ただ、せっかく文庫で出ても、いちど買い逃すとなかなか手に入らないものが多いような気がする。一定部数売り切ったら絶版とか、シリーズで出し始めたのに途中で供給ストップとか、っての多くないか?いや、まぁ、そりゃあ今日びの出版事情すべてに言えそうな気もしますけどね…って、自己完結するも寂しい話だよなぁ。
 ンなわけで、今、買おうかどうしようかと迷っているのが『影狩り(さいとうたかを/著、リイド文庫)』。はるか昔に読破したもので、特に大好きってワケでもないんだけど、なんとなく惹かれるんだよな〜。どうしようかな〜。
 …とか言ってると、前段を理由にいずれ買うだろ?ってツッコミは却下。ほっといてくれよぅ。

2月24日(日) 晴
 上天気の日曜日。しこたま朝寝を決め込んで、その間にビデオ録りした『ハリケンジャー』『龍騎』続いてリアルタイムで『TRICK2』とだだ観する。どれもそこそこ面白い。特に『ハリケンジャー』は、まだ見えてない「残り2本槍」とか「実はハリボテ(つかパワードスーツ)かよ!な悪の幹部」とか「踏み車まで完備のハムスター館長のケージ」とか「歌、上手いじゃんブルーの娘さん」とか「先週ちらっと出た謎のコンビは?」とかとか、見どころツッコミどころ満載。いいなぁこういうサービス精神。本来の視聴者であるお子供衆も、さぞや楽しいことだろう。
 んで『龍騎』は、先週に続いてスーツアクターが楽しい。ナイトの後ろからモンスターにパンチアクションしてみせる龍騎が、まるで三枚目のチンピラみたいで爆笑してしまった。いや、今のトコ三枚目なんですけどね。ナイト本体である蓮を呼び止めようとして名前が思い出せず「ろ〜ん!」と連呼しながら後を追うあたり、ベタベタなんだけど笑える。妙にハズしたキャラで他人とのミゾをじわじわ埋めていく…のは故意に前シリーズの主人公とカブらせてるようにも思えるが、さて、この後どう差別化していくか。まぁ一部のミゾはがんがん深まってる気もするし、次回は3人目のライダー登場だそうで何か進展が見えるかも知れぬ。ところで蓮のコート、カッコイイんだけど夏になったらどうするのかな。こんなこと気にしてるのは僕だけですか?
 『TRICK2』はエピソード3の終幕。オチはあまり強くないっつーか前のエピソードと類型なんだけど、そういうツッコミは役者で押し切った観があるな。佐野史郎、上手い!ちょろっとしか無かった伏線と小道具だけで、ヘタな役者なら唐突オチにしかならないものを泣けるシーンにもっていった。演出あいまってでもあるが、ふざけた口調の「おじょぉ〜おさん★」すら、話中とは違った寂しげな響きで聞こえるから大したものだ。でもって、そのままシンミリ調で終わるかというとそうでないトコが、このドラマの好ましいところ。シリアスな表情のままでソレを言うかねお二人さん。次回もどんなスットコぶりを見せてくれるか、楽しみだなぁ。
 そういえば僕はこの番組を「超常現象に見せた殺人事件を古典のパロディ調の演出で解いていくミステリもの」と認識してたんだが、前作からのファンによると違うらしい。あくまで「超常現象」の「トリック」をあばくのが主眼で、殺人が絡むのは味付けなんだとか。前シリーズはそれで結構面白かったらしい。TVドラマは守備範囲外なんで知らなかったんだが、今からDVDでも観直してみるとしようか。

 …というワケで、午後はねこまと1キロばかり先のレンタルショップへ足を運んでみた。残念ながら収穫はゼロ。その他の観たい映画も貸し出し中で、しょうことなく雪道をとことこ帰ってきた。
 たかがそれぐらいのコトでへばってしまったので、他に考えていたサイトの更新その他は全て放り出して、あとはひねもす読書三昧。こないだから読み返しているフレドリック・ブラウンの短編集の山を攻略する。やはりというべきか、面白い。『ヴァヴェリ』を読んでネタの類似からつい『コンタクト』に移動したりして、結局、深更まで読みふけってしまう。ううむ、いかんなぁ。
 しかし問題はそれだけじゃないんである。後に「ブラウン神父」シリーズと映画公開直前おさらい読破用「指輪物語」の山脈が連なっていることを考えれば…って、実は山じゃなく穴、それも墓穴のような気がしないでもない今日この頃なのでございました。 <大奥?

2月27日(水) 晴
 仕事帰り、ふと思いたってねこまの勤務先へ。勝手知ったるナントカで中古パソコンの棚裏へ入り込む。
 日中、早い時間にここに来ると、いろいろ妙な客の様子がうかがえ『絶対サポセン黙示録』の投稿ネタみたいなのが聞けるのだが、今日は平日の夜遅くとあって収穫なし。まぁ最近は、中古品を指して「これを6つ用意しろ1台***円(付けられた値段より思い切り安い)で買ってやる」とか言うオヤジとか、やはり中古の液晶モニタをためつすがめつした挙句に「ドットの欠けは無いよね?1個も無いよね?」とかホザくオタ兄ぃとかが大挙して来るんで、見物人のこっちとしても胃が痛かったりするんだが。そんな言い草、新品でも通用するかっての!少しは物事を考えろ!あとアタマの軽そうなねーちゃん「なんでもいいから安いパソコン欲しいの」とか言うな!何がしたいんだお前!安いだけなら無料以下のNEC-98マシンでも撫でてろ!「インターネット刺さってる?」とか言うな阿呆!1万円以下のクサレマシンで「エクセルとか動かす」なんて駄々こねるんじゃねぇ!動かせるもんなら動かしてみやがれ!「OSとか持ってないからコピーして」てめぇそら犯罪だっての!公然とでけぇ声で言うな!そういうコトは陰でこっそりゲフンゲフンぜぇはぁ。ああねこま、キミって偉い。
 とか言いつつ『ブラウン神父の童心(G・K・チェスタトン/著、中村保男/訳、創元推理文庫)』など読みつつ上がりを待つ。1983年の版なので、今は検閲されちまった単語が山盛りなんだが、そんなモン全く気にならない。文字の密度も心地よく、ミステリ読みの気分満喫というところ。なんせ内容は読む端から思い出されてくるからねぇ。これを初読気分で読むには、あと20年ぐらい経たないとダメだろう。<そういう読み方したいかね

 帰り道は晧々、というより煌々たる満月。なんでも月と地球の距離が非常に近い時期とかで、空の真中でぎらぎらと光っている。幽玄でも謎めいてもいない能天気な印象の月というのは珍しいわな。街灯の明かりが邪魔で、青い光で染まった世界が見られなかったのは残念であるが。次の接近時には予め叩き割って…いや、なんでもありませんゲフンゲフン。

2月28日(木) 晴のち曇
 皆さんこんにちは。さっきヒロツさんちのチャットで店主殿に「眼鏡越しの困惑したような面白がってるような目線が」ハリー・ポッター似といわれた司葉柾樹です。あれぐらいシタタカな性格になりたいもんです。ついでに魔力なんかあるといいと思います。

 …とかなんとか赤い月に呟きつつ、ペンギンズランチ復活を寿いだり、山のように購入してきた書籍(MGS2の攻略本2冊は良いとして、文庫6冊がすべて新潮ってのはYonda?グッズ蒐集用みたいでアレだなぁ)を積み上げたりしてから就寝。なに?面白くない?日記が面白いなんて誰が決めたんだふざけんなうきーーーーッ<何かあったらしい


翌月へ




[ 銀鰻亭店内へ ]