所用あって街中へ。役所へ立ち寄り時間を費やす筈が、思いのほか簡単に用件が片付き、目当ての店の開店はるか前に到着してしまう。どうなってるんだ北海道!「お役所仕事」という古式ゆかしき風習はどこへ行った! <ちょっと待て
手近なところで暇を潰すべく、まずはダイソーへ。特に欲しいものも無いのでふらふら売り場を彷徨ってみると、本当に何でも揃ってるんだなぁと驚かされることしきり。一般的なホームセンター系にあるものなら、ほぼ整ってるのではなかろうか。もっとも、品質と価格のバランスは当然ああるワケで、それを見極めるのはユーザーなのであるが…と、ゆくりなく思いつつ、キッチンペーパーだのコルクシートだのをレジに運んでいる自分に気付く。台所で使う気にはなれんけど、工作用には便利なんだよね〜。 <そういう見極めもどうかと
しかし、売り場のそこかしこに「パッケージを開けないでください」「万引きは通報します」の張り紙があったのは、いささかどころか非常に不快だった。いや、店側にじゃなく、そういう行為をする人間がいることに。たかが100円、どんな品質かは推して知るべき、商品として成り立たない状態にするなら買うな!と思うのだが。まして盗むなんざぁ論外だけどな。
最近、こういうレベルの不愉快人種が増えてる気がする。それはたとえば試食コーナーをハシゴして食うだけとか電車の乗り口に平然と割り込むとか、本屋でメモ取りつつ延々と立ち読みするとかってイキモノも含めてなんだけど。どんなナリをしてても、これは乞食の所業だわな。国が貧しい時代に、人もともに鈍するかよ、嗚呼。
とかいう感慨はうっちゃって(いいのか?)今度はイエサブへ赴き、食玩(タイムスリップグリコのラジオ、欲しかったんだ!)少々と素体を購入。後者は
ねこまが
また購入したお人形さんのためのもの。メーカーさん直売だそうで非常に綺麗なのは認めるが、ベースはこれまで増殖し続けてる「シオン」と一緒である。棚の上の陳列場所がどんどん人口過密になってるんだよなぁ。僕のテリトリーじゃないからいいんだけど、同じ顔のがぞろっと並んでこっちを見ているのは結構不気味である。
まぁ、僕の棚には、個性的とはいえ生半可にリアルな12インチ類が並んでいて、これはこれで不気味なのかも知れないが。
地下へ降り、テナントが無いフロアが森閑としているのを寒々しく眺める。実はここ、
3月24日に訪れた書店が元あった場所なのだ。個人の住まいでさえ、家具を全部運び出すと広く思えるものだというに、拡大前とはいえ2フロアで大きく商売してた店だから、抜けた後のスペースの広さといったら徒事では無いんだよね。パーティションで仕切られてることでわずかに軽減されてはいるものの、その向こうに残って見える店内の表示なんかを眺めると、街中で無常観が味わえてしまうってもんだ。諸行無常寂滅為楽南無南無〜。
このフロアには気に入りの牛肉ハンバーグ屋(とはいっても馴染みになるほど来てないが)があるので、とりあえず何か入店してまた賑やかになって欲しいもんだなぁとよそ目ながらに思ってしまう。思いついでに昼食もしたためたりなんかしたが。ええ、血の滴るミディアムは絶品でした、はい。
かくて聊か暇を潰しすぎたころあいに本命の文具屋へ到着。予定のスケジュール帳を購入し、さて外へ…とファンシーグッズ売り場を横切ったら、たれぱんだグッズのコーナーで、ソフビ製の
たれにボールチェーンがついているものを発見した。何じゃこりゃ?
説明書きにいわく、風呂の栓に繋ぐのだという。でもってお湯を入れると、
たれがこう、ぷかぷか〜と。むむ、なるほど。そういわれて見れば、
たれの頭には豆絞りの手ぬぐいも載っており、正しい入浴スタイルとなっている。
しかし、だ。
この鎖の長さの限度を越えてお湯が入る浴槽だったらどうなるんだろう?あたかもコンクリに繋がれて埠頭から放り込まれたヤバい職業の方みたいに、水中で
たれがユラユラするのか?そ、それってヤバくないか?いや絶対にヤバいぞテロの標的になるぞ。
秘密結社ゴルコムの!
ってワケで買ってきませんでした。正しい選択でしたよね、ね? <誰に