寒さを訴える猫パンチに起こされ、ストーブを点けて寝床へ戻ったら、そこは既に敵の占領下であった。むう、畜生の分際で戦略的行動を取りおるわ。って引っかかってる僕は四つ足以下ですか?
というワケで心身ともに寒く出撃し、精神的に寒い仕事を終えて帰宅。よく思うんだが、自分のPCの最小限の管理(ユーザーアカウントとかね)ができない人間はWebに出てくるべきじゃないよなあ。保身に関してはヒステリックなくせに、対処方法を教えても理解しないんじゃ、危険は去りませんって。よくパニックもの映画で、絶叫するだけで指示を聞かず、そのままスプラッタらったらったになっちゃうキャラがいるが、ああいうイメージだな。そういうイメージをこさえると仕事がちょっぴり楽しかったりもするけれど。 <どういう楽しみだ
帰宅後『エルフを狩るモノたち 21(矢上裕/著、メディアワークス)』を読む。長い長い旅路の果て、いかにも「らしい」オチをつけての最終回。トーンを崩さずエログロに落ちず、カロヤカにバカであって下品にならず、見事な幕の引き方であった。もって書棚に指定席を設けたい。
あと『名探偵コナン 41(青山剛昌/著、小学館)』も読んだ。スタート直後は楽しい小粒ミステリであったのが半ばに至ってマンネリ化したものの、ようやっと本筋の大事件を片付けるべく動き出した…かな?というところ。少々サスペンスタッチも加えた味付けの、最終的な出来栄えやいかに。
夜に入って人形アニメ『海のおとこライミ』を上映。ネット仲間・にゃにゃさんが紹介してくれた人形劇団
オープン座セサミの作品である。
ストーリーはあまり奇をてらったものではないが、ほのぼのと気持ちを和ませてくれた。なんつーか、メッセージ性を強く前面に出さないというか、押し付けがましくないんだな。ここらは主人公・ライミの偏屈爺さんキャラによる部分も大きいだろう。ただ、あえて台詞を入れないほうがいいかも、という気もしないではない。アクションで十分にキャラは立っていると思うので。
僕がメインに見るところである、人形や小道具大道具の動きもとても良い。素材を活かした造形(そういえばライミ爺さんはオシャレだな)と一緒に空気が動くような感覚がある。セルアニメと違って「モノ」の存在感があるからだろうか。同じくにゃにゃさんに紹介された次回作『あ・うん』も非常に楽しみである。つか、できれば劇のほうも実際に観に行きたいもんだ。