朝、路傍の白く染まった地面に散り敷く落ち葉の様子にふと目がとまる。微妙な色合いとその濃淡、当然ながらまったく無作為に散りばめられたその形が、えも言われず美しい。うむ、風情のあることよ。デジカメ持ってくりゃよかったなぁ…などとジジくせぇような若いようなことを思いつつ立ち尽くして、ふと気付いたら出社時間が目の前であった。
ええ、走りましたさ思いっきり。おかげでテメェの体力が前者であることをきっちり認識し、かつ大汗かいたせいで風邪が戻ってきましたとさ。げに風流は危険なんめり。<落語かよ!
コンビニで『昭和おもひで温泉』を発見。入浴剤に昭和初期の温泉場の小道具フィギュア(じゃなくてモデルというべきか)がついているもの。食玩ではなくて浴玩とでもいうんだろうか。まずは3つ、買ってみた。
記名帖、下駄箱、それに茶湯のセットが出た。思ったより小さい。1/8程度かな?しかし出来はいずれも良い。キンカンの箱が紙製で自作になってたり、象印(笑)の保温ポットにキチンと花柄の模様がついてたりと細かいところでも楽しませてくれる。また、子供の頃にこういう風景を垣間見た身としては、やっぱ妙に懐かしさもかきたてられるわな。
ただ、このサイズだと我が家ではちょっと楽しみが限定される。タイムスリップグリコあたりと組み合わせて、昭和初期のドールハウスでも作ってみるとするか。
仕事帰り、デパートの地下を歩いていたら、今度は『アリスのティーパーティ』を発見。どうやら正式上陸日より一足先に持ち込んだものとみえる。Webではシブいデザインだな目立たんのじゃないかと思っていた黒箱だが、デパチカに氾濫する色彩の中では見事に浮いていた。さっそく1箱(10個入り)購入。
ビスケットが旨い!
フィギュア目当てに買ってる身としてはネタになりかねん話だが、本当に特筆すべき美味さである。
北陸製菓サイトで「トフィー風味」というのを読んでどんなモンかと思っていたのだが、ほんのり香ばしいカラメル味とでも言い換えられようか。歯ざわりのサクサク加減も好もしい、過去すべての玩具つき菓子の中で最上の美味である。いや、ビスケット単体でもいただきたいと思う。もそっと大箱で出してくれまいか。
で、フィギュアはというと、これまた期待通りの出来栄え。テニエルのイメージを保ちつつどちらから見ても破綻していない造型、作り込みの細かさ、実に素晴らしい。海洋堂の意地のようなものを見た思いである。ただ、色合いが前シリーズと微妙に異なっているのが気にはなったが。全体に、こう淡く、パステルトーンっぽくなってませんかね?別に文句を言う気はないけど、どうして雰囲気を変えたのか、聞いてみたい気もするな。