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 日記的なものとか、書籍やビデオやゲーム等のちょっとした感想みたいなものとか。

2009.12.29 記

 2009年の趣味的総括 ...last update 2009.12.29

 各ジャンル毎に印象に残っているタイトルを挙げます。
 以下は、私が2009年に出会った事物であり、公開・出版・発売の時期は2009年とは限りませんので、念の為。


ノンフィクション

 著者 野田篤司 絵 あさりよしとお『小惑星移住計画 宇宙暮らしのススメ』Gakken


小説

 単発
 山本弘『地球移動作戦』早川書房/J−COLLECTION

 完結・終了
 栗本薫『グイン・サーガ 130 見知らぬ明日』早川書房/ハヤカワ文庫JA

 開始
 小川一水『天冥の標 I メニー・メニー・シープ 上,下』早川書房/ハヤカワ文庫JA
 川原礫『ソードアート・オンライン 1 アインクラッド』,『同 2 アインクラッド』,『同 3 フェアリィ・ダンス』メディアワークス/電撃文庫

 継続
 神野オキナ『あそびにいくヨ! 12 仔猫ただいましっそうちう』メディアファクトリー/MF文庫J
 笹本祐一『ミニスカ宇宙海賊(パイレーツ)2 黄金の幽霊船』,『ミニスカ宇宙海賊(パイレーツ)3 コスプレ見習海賊』朝日新聞出版/ASAHI NOVELS


コミック

 完結
 浦沢直樹/手塚治虫/長崎尚志『PLUTO 豪華版 7』,『同 8』小学館/BIG COMICS SPECIAL
 カサハラテツロー『RIDEBACK(ライドバック) 10』小学館/IKKI COMIX

 開始
 木々津克久『ヘレンesp 1』秋田書店/CHAMPION COMICS
 森薫『乙嫁語り 1』enterbrain/BEAM COMIX
 村崎久都『neun ノイン 1』一迅社/REX COMICS
 竹内桜『赤龍の乙女 一』集英社/JC.COM
 カサハラテツロー『スコペロ 1』,『同 2』MEDIA FACTORY/MFコミックス フラッパーシリーズ

 継続
 水上悟志『戦国妖狐 2』,『同 3』MagGARDEN/BLADE COMICS
 水上悟志『惑星(ほし)のさみだれ 7』,『同 8』少年画報社/YKコミックス
 中村光『聖(セイント)☆おにいさん 3』,『同 4』講談社/モーニングKC
 あずまきよひこ『よつばと! 9』メディアワークス/DENGEKI COMICS
 いけだたかし『ささめきこと 4』,『同 5』MEDIA FACTORY/MFコミックス アライブシリーズ
 荒川弘『鋼の錬金術師 22』,『同 23』,『同 24』SQUARE ENIX/ガンガンコミックス
 脚本|倉田英之 漫画|Okama『CLOTH ROAD 7』,『同 8』集英社/ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ


映像

 TV
 恐竜SFドラマ『プライミーバル』,『プライミーバル 第2章』NHK
 アニメ『かんなぎ』ANIMAX
 アニメ『鉄腕バーディー DECODE:02』ANIMAX
 アニメ『U.H.O.フューチャーレスキュー2061』西瀬戸ふれあいチャンネル

 映画
 原作・脚本・総監督:庵野秀明『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』GAINAX


模型など

 『figma ドロッセル』MaxFactory,グッドスマイルカンパニー


ゲーム

 SCEI,フロム・ソフトウェア『Demon’s Souls』PLAYSTATION3


画集など

 小林誠『HYPERWEAPON2009 宇宙戦艦と宇宙空母』モデルアート社/艦船模型スペシャル別冊


楽曲

 otetsu『【巡音ルカ】 星屑ユートピア 【オリジナル】』
 ワンカップP『もっとうたわせて 【初音ミク・MEIKO・巡音ルカ】』
 【東方】『Bad Apple!!』


ネット

 Q−BLOCK : Create 3D Pixel Art Online http://kyucon.com/qblock/


ハードウェア

 SONY『PLAYSTATION3』ゲーム機


黙祷

 作家・栗本薫/中島梓
 作家・伊藤計劃

2009.12.28 記

 アニメ『獣の奏者(そうじゃ) エリン』NHK 全50話(2009.01.10#1〜2009.12.26#50)の感想です。

 公式HP:http://www3.nhk.or.jp/anime/erin/

 物語りの終わり方が、文字通り[画竜点睛を欠いた]と感じました。

 *** 以下、ネタバレ(ネタバレにつき文字の色を背景色にしてます) ***

 闘蛇や王獣の扱いは?
 …カザルムは存続している様子で、アケ村も変わっていない様子なので、特に変化はないのでしょうか。あるいは、大河を泳ぐ闘蛇の群れや雲上を翔ぶ王獣の姿が、闘蛇や王獣と人間との関係の変化を表しているのでしょうか。

 真王領と大公領の対立は?
 …対立を悪化させていたダミアがいなくなり、真王と大公の結婚という形で統治者が一つに纏まったことで、民意も穏やかに纏まってゆくのでしょうか。

 ダミアの私的組織は?
 …首魁の横死の後、秘密裏に処理されたのでしょうか? 残党は、いないのでしょうか。前大公の次男・ヌガンは、どうなったのでしょう?

 *** 以上、ネタバレ ***

 より良い方向への変容を窺わせる様子の点描はありましたが、もう少し、変わらない事物と変わる事物を、具体的に描写して欲しかった、です。


 ***


 BS2 海外ドラマ『魔術師 MERLIN(マーリン)』NHK 全13話(2009.10.05#1〜2009.12.28#13)の感想です。

 公式HP:http://www9.nhk.or.jp/kaigai/merlin/index.html

 展開が大雑把、という印象が最後まで残りました。
 英国では今年、続編である第2シーズンが放映され、2010年には第3シーズンも制作予定、らしいです。

2009.10.10 記

 恐竜SFドラマ『プライミーバル 第2章』NHK 全7話(2009.08.27#1〜2009.10.08#7)の感想です。

 公式(?)HP:http://www9.nhk.or.jp/kaigai/primeval/index.html

 *** 以下、ネタバレ(ネタバレにつき文字の色を背景色にしてます) ***

 第1章の最後で、過去が改変されたことを知った主人公ニック・カッターは、しかし、その「改変された現在」で生きるしかなかった。
 改変世界では、公的な「時空の亀裂が引き起こす事件に対処する組織・亀裂調査センター」が設立されていた。そして、この改変世界にも主人公(と(ほぼ?)同じ人物)が存在していて、亀裂調査センターに参加していた。
 いくつかの事件に対応してる内に、時空の亀裂を悪用(?)する者たち(組織?)の暗躍があることが、だんだんと明らかになってゆく。
 そして、亀裂調査センターの内部にも、その「悪用(?)する者たち」の関係者がいることが判明する。

 …結局、「敵」は「あの女=主人公の元(?)妻、ヘレン・カッター」でFA? 亀裂調査センター側の「小悪党(^^;=中間管理職(?)オリバー・リーク」は、主人公たち・亀裂調査センターの行動を妨害するための捨て駒だった?

 第7話で葬式を出された主人公の助手(?)スティーブン・ハートが、第3章で、どんな形で再登場するのか、楽しみです(爆)。

 *** 以上、ネタバレ ***

 この第2章は、第3章の為の伏線張り、な印象が残ってます。謎が増えただけで解決されていないため、すっきりしない「終わり」でした。
 前半の「事件」は、第1章の話のフォーマットを引き継いだ感じで、けっこう趣向が凝らされていて、楽しめました。が、後半では、「時空の亀裂」を巡る、人間たちの権謀術数劇な展開になってしまって、それが苦手な自分的には、ちょっと残念な方向にいってしまって残念でした。
 早急な、第3章の放映を望む次第です。

 参考:プライミーバルの続篇が制作予定らしい。(英語)
 → http://www.guardian.co.uk/media/2009/sep/29/primeval-itv1-watch-deal-recommissioned

2009.09.19 記

 映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』が、近所の映画館で始まったので観てきました。

 公式HP:http://www.evangelion.co.jp/

 *** 以下、ネタバレ(ネタバレにつき文字の色を背景色にしてます) ***

 次々と襲い来る使徒。
 真希波・マリ・イラストリアスの暗躍。
 式波・アスカ・ラングレーの登場〜(一時?)退場。
 綾波レイの変化。
 碇シンジの変化。
 鈴原トウジの安心(苦笑)。相田ケンスケと洞木ヒカリの変わらなさ。
 そして、渚カヲルの襲来。

 …『破』は、今現在の所、私にとっては、式波・アスカ・ラングレーの物語、という面が一番大きい、です。
 それだけに、最後の戦いへの、アスカの「除外」は、思い返すと残念というか、不満というか。

 *** 以上、ネタバレ ***

2009.08.13 記

 TV『サイエンス・ドラマ ムーン・パニック 前編,後編』NHK総合 (前編:2009.08.12,後編:2009.08.13)

 紹介HP?:http://www.nhk.or.jp/frontier/archives/20090404.html

 今日はペルセウス座流星群の極大期でした。残念ながら、当方の頭上の夜空は雲で覆われていて、星空に流れる光の群れを目にすることは出来ませんでした。

 『サイエンス・ドラマ ムーン・パニック』は、かつて褐色矮星だった天体の欠片…太陽系外から飛来したもの?…が月に衝突し、衝突で生じた月の破片が地球に落下して津波を生じさせたり、月に衝突した褐色矮星の欠片は非常に重く…「(質量は)地球の2倍だわ」(前編開始から約26分頃の台詞)、それが月の内部に留まったために、月と地球の重力的な均衡が破られ、月と地球の接近による重力異常や、月と地球の磁場の相互干渉による電磁気的な変動で、地球には様々な天変地異が起こり始め、やがて月と地球が衝突してしまうことが判明し、衝突を回避するために月に決死隊を送り込む、という物語でした。

 観終わっての感想は、意あれど力足りず、でしょうか。

 設定の面では。
 極小ながら極端な高密度で非常に重いとされた褐色矮星の欠片が、月に衝突する直前まで、直接的にも間接的にも全く発見・観測されなかったことや、天変地異の描写の、お手軽さ・安っぽさ・不自然さ。
 月と褐色矮星の欠片の分離の描写は、力学的に変ではないか? 地球の約8分の1の質量の月と、地球の2倍の質量の褐色矮星の欠片の間に反発力が働いた場合、より高速度・大きな移動量を得るのは質量の軽い方、つまり、月の方ではないか? 画面では、月の見かけ上の位置は殆ど変わらず・地球に対する月の公転速度は変わらず、褐色矮星の欠片の方が地球から高速で離れていくように見えましたが、あの描写は正しいのか? 等々。
 …これらは、私の知識や理解力や想像力が足りなかった、という可能性はありますが。

 物語の面では。
 登場人物が多過ぎて、個々の人間ドラマに練り込みや説得力の不足を覚えました。物語の締めも、もう少し余韻というか、纏まりが欲しかった、と感じました。
 …もしかしたら、本来の企画は数話以上の連続ドラマで、その脚本を、2時間の尺に納まるくらいまで、ダイジェスト的に纏めてしまった、のではないか、とか憶測したりも(苦笑)。

2009.07.22 記

 今日は皆既日食が地球上で観測できる日でした。

 松浦晋也氏のBlog(http://smatsu.air-nifty.com/lbyd/)記事(7/22・宇宙から見る月の影 − H21/7/22日食時の「ひまわり」画像)より…
>> http://www.jma-net.go.jp/sat/data/web/suneclipse_observation.html

 この映像を見ていて。
 松浦晋也氏のBlogの文中の『日食は月が太陽の前を通過して太陽光を遮る現象。』という言い回しに、ふと、この表現は、どうにも無意識に地球ありきに過ぎるので嫌かも、と(苦笑)。

 つまり。
 太陽光で出来る月の影の存在は、太陽と月の関係性だけで成立する現象であり、地球という存在とは無関係でしょう、と。

 なので。
 その日だけ、地球上で日食が観測できるのは、その日だけ地球に対して月が太陽を遮る、のではなく、その日だけ地球の公転軌道が常に存在する月の影と交差する、からでしょう、と。

 …[地球上で観測する日食]の印象的なことは、認めるにやぶさかではありません。でも、何気無い言い回しに、無意識的な地球中心主義を感じてしまう自分は、過剰に反応したくなることがある、のでした。

2009.05.29 記

 栗本薫/中島梓氏が死去(5/27)。

>> http://www.hayakawa-online.co.jp/news/detail_news.php?news_id=00000247
>> http://slashdot.jp/article.pl?sid=09/05/27/0225219

 『ぼくらの時代』、『道化師と神―SF論序説』、『グイン・サーガ』、『絃の聖域』、『猫目石』、『魔界水滸伝』、『メディア9』、『レダ』、etc.。

 黙祷。

2009.04.19 記

 アニメ『U.H.O.フューチャーレスキュー2061』西瀬戸ふれあいチャンネル (2009.03.28?〜)

 公式HP?:http://sc-smn.jst.go.jp/4/series.asp?i_series_name=U.H.O.%83t%83%85%81%5B%83%60%83%83%81%5B%83%8C%83X%83L%83%85%81%5B2061

 架空理論や超技術に依らない、現実に実現可能なアイテム/ガジェットをテーマ(?)にした、NHK教育番組的な味の作品が、ローカルなケーブルTVで始まってました。

 制作年度は2003年、と結構昔ですが、アイテム/ガジェットのデザインは、それを構築する理論や技術が現実に立脚しているからか、古びたり陳腐化したり流行外れになったり、した感じを、私は受けてません。

 上記HPで視聴可能なデータは、エンコードの都合か、キャラクターの輪郭線などにジャギーが出ているのが残念です。放送版は、上記HPのデータよりは、もう少し(?)画質が良い印象です。

 キャラクターのアクションとか、絵的にはイマイチに感じられる面もありますが、個人的には面白く視聴できてます。個人的な不安は、ローカル局が、何話まで放送するか、でしょうか(苦笑)。

2009.04.11 記

 最近に終了した、視聴していた番組について、感想とかを。


 アニメ『VIPER’S CREED』ANIMAX 全12話(2009.01.06〜2009.03.24)

 公式HP:http://viperscreed.jp/

 最後のオチが、全てを台無しにした、とヽ(`Д´)ノ。
 もっと『APPLESEED』的な、未来的な都市国家の様相とか、三輪/人型の変形メカとか、恣意的な空想設定(爆)を語って欲しかったのですが。


 アニメ『タイタニア』NHK 全26話(2008.10.09〜2009.03.26)

 公式HP:http://www.tytania.jp/

 最初の設定説明では語られていた独自の世界設定…タイタニアは「帝国」ではない、等…が、展開が進むに従って意味を成さなくなっていったのが残念。


 アニメ『鉄腕バーディー DECODE:02』ANIMAX 全12話(2009.01.19〜2009.04.06)

 公式HP:http://www.birdy-tv.com/

 良く言えば「意欲作」か、と。クライマックス・シーンを、CGを使わない(?)手描き動画で描いたのは、凄いね良く頑張ったね偉いね、とは思えましたが、何がどう動いたのか・何をどう見せたかったのか、初見では把握しきれなかった印象が残ったのでした。
 展開としては最後の二話が、個人的には急に過ぎると言うか、説明不足な印象が残りました。一番「?」だったのは、今回の「敵役」の一人・女兵士モスの、最後の裏切り行為に至る心働きの納得力、です。
 あと、各務翔子やナタルと、千川つとむや級友たちを、つとむたちの文化祭の発表会に二人を呼ぶ程度まで、もっと親しくさせても良かったのでは、と、クライマックスやエンディングを見ながら、なんとなく感じました。
 そしてカペラ・ティティスは、いったい何のための登場だったのかと小一時間(ry。

2009.04.05 記

 アニメ『機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン』MBS・TBS系 全25話(2008.10.05〜2009.03.29)の感想です。

 公式HP:http://www.gundam00.net/

 *** 以下、ネタバレ(ネタバレにつき文字の色を背景色にしてます) ***

「純粋なるイノベイターの脳量子波が、ツイン・ドライブと連動し、純度を増したGN粒子が、人々の意識を拡張させる。完全なる進化を遂げたか、
刹那・F・セイエイ。君こそが、真のイノベイターだ」(第24話 リジェネ・レジェッタの台詞)
 …GN粒子とミノフスキー粒子との違いは、それ自身の物理的(?)性質として、イノベイター/ニュータイプと相互作用するか否か、でしかない、みたいな? サイコミュやバイオセンサーは、機能実現の手段としてはミノフスキー物理学を利用してる感じですが、ミノフスキー粒子自体がニュータイプという存在と直接関連しているような関係は、なかった気がするので。

 *** 以上、ネタバレ ***

 以下は、SF好きである自分が、この『機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン』を見終わって、脳内に浮かべたSF、です。

 …「人々の意識を拡張」から。
 ポール・アンダースン/訳・林克己『脳波』ハヤカワ文庫SF
 ヴァーナー・ヴィンジ/訳・中原尚哉『遠き神々の炎』創元SF文庫

 …イノベイター/イノベイド、から。
 オラフ・ステープルドン/訳・矢野徹『オッド・ジョン』ハヤカワ文庫SF
 チャールズ・シェフィールド/訳・酒井昭伸『プロテウスの啓示』ハヤカワ文庫SF
 グレゴリイ・ベンフォード、デイヴィッド・ブリン/訳・山高昭『彗星の核へ』ハヤカワ文庫SF
 森岡浩之『星界の紋章』、『星界の戦旗』ハヤカワ文庫JA

2009.02.21 記

 浦沢直樹/手塚治虫/長崎尚志『PLUTO 豪華版 7』小学館/BIG COMICS SPECIAL を購入・読了して。

 [エリ エリ レマ サバクタニ/神よ 神よ 何故我を見捨て給いしか]と。

 この、苦悩するロボットたちの物語は、心も体もヒトの似姿を与えられたモノ・ロボットが、ヒトから[自意識・自由意志]を与えられた・託されたことで得た「困惑/痛み/憎しみ」の諸相を描いているもの、なのかな、と、今回の展開を見終えて思いました。

2009.01.17 記

 アニメ『かんなぎ』ANIMAX 全13話(2008.10.13〜2009.01.12)の感想です。

 公式HP:http://www.nagisama-fc.com/anime/

 螺旋のような正弦曲線のような脚本、という印象が。楽しい方向に盛り上がり、鬱方向へと降下して、始まったときとは違うけれども元鞘にも似た「位置関係」に舞い戻って、終わって。

 神木から刻み出された人形を依代として顕現した、その神木を象徴とする「神」を名乗る少女、の姿形をした「もの」。
 そんなナギ様を巡る物語は、ほぼ全編が学園コメディでした。ケガレとかざんげちゃんとか神とかは、思わせぶりなフリはあったものの、風味付けレベルで、故に最後の「自称・神の、拠り所の曖昧さ」は実証に至らず、主人公の「個人」レベルの認知・受容に留まって。
 「つづき」は、原作の進展と、アニメ制作者たちの胸三寸次第、なのですが、できれば作って欲しいです。

2009.01.05 記

 恐竜SFドラマ『プライミーバル』NHK 全6話(2009.01.02〜2009.01.04)の感想です。

 NHK:http://www9.nhk.or.jp/kaigai/primeval/
 参考:http://macgy.blog.so-net.ne.jp/2008-10-04

 「時空の亀裂」から過去の危険な生物が現在にやってくる事件に遭遇した人々のドラマ、です。加えて、登場人物たちの間の男女のドラマが、SFアクションに身近な雰囲気を与える要素として、結構な比重で組み込まれている、と感じてます。

 地球生物の進化に影響を与える程の頻度で、全地球的(?)な規模で発生し続けている「時空の亀裂」、のイメージは、私のSF心を刺激するものでした。
 第6話の終り方は、良く言えば視聴者の空想力に「その後」の展開を預けた、悪くいえば収拾を付けずに投げ出した印象の、さあ大変なことになりそうだぞエンド(苦笑)でしたが、自分的には全6話で提示された様々なネタから色々と想像できるので、あまり不満を感じなかった終り方でした。

 登場人物たちの行動は、けっこうエゴイスティックな感情に引きずられていたり、安穏とした日常感覚を引きずっていたり、で、見ていて苛ついたり不満だったりしましたが、超人でも賢者でもない「現代人」としては、まぁそんなものかも、という感じでもありました。
 主人公の妻の人の自己実現っぷり(爆)は、主人公からすれば噴飯モノなのですが、自分があの立場に立ったらもしかして、とも考えてしまうもので、なかなかに考えさせられる存在に思えました。

 物語は、数々の謎が未解決のまま、「なんてことだ!」な終り方をしました。NHKには、できる限り早い、第2シーズン以降の放送を実現して欲しいです。