過日の備忘 2014  [上]に戻る
 2024 /  2023 /  2022 /  2021 /  2020 /  2019 /  2018 /  2017 /  2016 /  2015 /  2014 /  2013 /  2012 /  2011 /  2010 /  2009 /  2008 /  2007 /  2006 /  2005 /  2004 /  2003 /  2002 
 日記的なものとか、書籍やビデオやゲーム等のちょっとした感想みたいなものとか。

2014.12.24 記

 2014年の趣味的総括 ...last update 2014.12.30

 各ジャンル毎に印象に残っている事物を挙げます。
 以下は、私が2014年に出会った事物であり、公開・出版・発売の時期は2014年とは限りませんので、念の為。


リアル
 イスラーム国を名乗る武装集団
 デング熱、エボラ出血熱、など
 一時だけのAPECブルー
 御嶽山噴火
 中国漁船群の無法サンゴ漁
 グリーンピースの、ペルーの遺跡での・遺跡への愚行


小説

 単発
 酉島伝法『皆勤の徒』東京創元社/創元日本SF叢書
 アンディ・ウィアー,小野田和子(訳)『火星の人』早川書房/ハヤカワ文庫SF

 継続
 天酒之瓢『ナイツ&マジック 4』主婦の友社/ヒーロー文庫
 川原礫『ソードアート・オンライン 14 アリシゼーション・ユナイティング』,『同 15 アリシゼーション・インベーディング』,『同 プログレッシブ 3』アスキー・メディアワークス/電撃文庫
 瀬尾つかさ『スカイ・ワールド 7』,『同 8』,『同 9』富士見書房/富士見ファンタジア文庫
 小川一水『天冥の標 VIII ジャイアント・アーク PART 1』,『同 VIII ジャイアント・アーク PART 2』早川書房/ハヤカワ文庫JA
 川原礫『アクセル・ワールド 16 −白雪姫の微睡−』,『同 17 −星の揺りかご−』アスキー・メディアワークス/電撃文庫
 笹本祐一『ミニスカ宇宙海賊(パイレーツ) 11 モーレツ時間海賊』,『同 12 モーレツ終戦工作』朝日新聞出版/ASAHI NOVELS


コミック

 単発
 山田穣『昔話のできるまで』集英社/YOUNG JUMP COMICS アオハル
 鶴田謙二『ポム・プリゾニエール』白泉社
 大石まさる『ライプニッツ』少年画報社/YOUNG KING COMICS

 完結
 粟岳高弘『たぶん惑星 2』一迅社/REX COMICS
 山田穣『がらくたストリート 3』幻冬舎コミックス/BIRZ COMICS
 やまむらはじめ『天にひびき 9』,『同 10』小学館/SUNDAY GX COMICS
 漫画/貞本義行 原作/カラー『新世紀エヴァンゲリオン Volume14 旅立ち』角川書店/Kadokawa Comics A

 開始
 ゆうきまさみ『白暮のクロニクル 1』,『同 2』,『同 3』小学館/ビッグ スピリッツ コミックス スペシャル

 継続
 森薫『乙嫁語り 6』enterbrain/BEAM COMIX
 小原槇司『地球戦争 3』,『同 4』小学館/ビッグ スピリッツ コミックス スペシャル
 原作 森岡浩之 漫画 米村孝一郎『星界の紋章 2』フレックスコミックス/METEOR COMICS
 なもり『大室家 2』一迅社/Yuri−Hime COMICS
 いけだたかし『34歳無職さん 4』,『同 5』MEDIA FACTORY/MFコミックス フラッパーシリーズ
 村山慶『セントールの悩み 7』,『同 8』,『同 9』徳間書店/Ryu Comics
 染屋カイコ『かみあり 伍』一迅社/REX COMICS
 Ark Performance『蒼き鋼のアルペジオ 9』,『同 10』少年画報社/YKコミックス
 森薫『シャーリー 2』enterbrain/BEAM COMIX
 水上悟志『戦国妖狐 13』MagGARDEN/BLADE COMICS
 速水螺旋人『大砲とスタンプ 4』講談社/モーニングKC


映像

 ネット
 アニメ『ノラガミ』ニコニコチャンネル
 アニメ『スペース☆ダンディ』GyaO!
 アニメ『テンカイナイト』ニコニコチャンネル
 アニメ『selector infected WIXOSS』ニコニコチャンネル
 アニメ『シドニアの騎士』ニコニコチャンネル
 アニメ『ソウルイーターノット!』GyaO!
 アニメ『月刊少女野崎くん』GyaO!
 アニメ『アイカツ!(2年目)』GyaO!
 アニメ『普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。』ニコニコチャンネル
 アニメ『アルドノア・ゼロ』ニコニコチャンネル
 アニメ『ばらかもん』日テレオンデマンド
 アニメ『プリパラ』ニコニコチャンネル
 アニメ『selector spread WIXOSS』ニコニコチャンネル
 アニメ『ヤマノススメ セカンドシーズン』ニコニコチャンネル
 アニメ『結城友奈は勇者である』ニコニコチャンネル
 アニメ『神撃のバハムート GENESIS』ニコニコチャンネル


ゲーム

 FROM SOFTWARE『DARK SOULS II』PLAYSTATION3

黙祷
 声優、俳優 加藤精三(1/17)
 声優、俳優 永井一郎(1/27)
 画家、デザイナー H・R・ギーガー(5/12)
 イラストレーター、漫画家 水玉螢之丞(12/13)

2014.12.29 記

 アニメ『結城友奈は勇者である』MBS,TBS系(2014.10.19#1,2〜2014.12.28#12/ニコニコチャンネルで視聴)。

 公式サイト:http://yuyuyu.tv/

 大赦という組織によって勇者に任じられた勇者部の少女4人(後に一人加わって5人)は、バーテックスと呼ばれる怪物の侵攻を阻止するために、勇者に変身し戦う、という物語です。

 バーテックスは世界の壁の外から侵攻してくる怪物で、世界の中心にある神樹に辿り着こうとします。それが成ると、神樹が支える世界は滅ぶらしいのです。
 バーテックスを倒す戦いで、勇者たちは力を貯め込み、いざという時には満開という強化変身が可能です。

 ところが、満開には散華という、強化の反動のような効果があり、それは勇者の心身の欠損となって表れます。

 物語の現在より2年ほど前にもバーテックスの侵攻があり、主人公たちではない勇者が撃退しています。
 その先輩勇者たちの一人は、満開/散華を繰り返したことで、身動きもできないほどに身体を欠損していました。

 さらに、神樹が支える世界は四国だけで、四国以外・世界の壁の外は、バーテックスが蠢きながら再生し続ける、地獄のような・炎が渦巻く混沌とした広がりでした。
 神樹に護られた四国は、その中に浮かぶ一つの世界のようなもの、でした。

 心身を神樹に供物として捧げ続け、無限に戦い続ける勇者の有り様に、勇者部の一人は絶望し、壁に穴をあけてバーテックスを呼び込み、自分も仲間も神樹も世界も消えてしまえ、と暴走しました。
 仲間たちは絶望せず、絶望した者も回心し、呼び込んだバーテックスを倒すのでした。

 その後、散華で神樹に捧げたはずの心身の欠損が、勇者たちに戻ってきて、主人公たちの物語は終わります。

 …勇者部の5人は普通の中学生に戻って、めでたし、な感じなのですが、神樹とバーテックスの抗争(?)という状況は、何も変わった様子はありません。
 いつか、あるいは何かの切っ掛けで、バーテックスと勇者の戦いは再開するのだろう、と思わざるを得ません。

 勇者の終わり無い戦いの様相を見せられた後だと、四国以外全部消滅な世界にしたのは、バーテックス側の神(?)だけでなく、四国だけを守護・維持する神樹の方も、加担というか協働しているのではないか、と思えたりしてます。
 もしかすると、四国以外の世界・地球は、特に脅かされることも無く存在していたり、さらに想像すると、四国とそこに生きる人類だけが特別な時空間に複製されて、神樹の管理下でバーテックスとの戦いを強いられているのではないか、とすら考えたりも。

 外の神と中の神が協働しているとして、ではその目的はと言うと、人類への罰とかなのか、勇者の仕様(変身・満開・散華)からすると何かの実験か調査か操作か、などと空想するしかないですが。

 主人公たちの満開/散華の後遺症が、一代前の勇者も含めて回復・復旧したのは、神樹の慈悲や償いや報奨ではなく、勇者の仕様が変わっただけ、という可能性も考えてしまいます。
 神樹やバーテックスを含めて、四国世界の状況は、何も変わっていません。バーテックスの次の侵攻は、ある、と考えざるを得ないでしょう。その侵攻の様相も、勇者の仕様の変化と同様に、今回のものとは変わってくるのかもしれない、と想像します。

 散華が神樹によって解除されたとはいえ、人類の存在は危機的状況に置かれ続けている訳で、主人公たちが一見平然と日常に戻った様子には違和感を覚えます。
 それこそ神樹による精神操作を疑う程度に。

 …あ、でも「必ず訪れる死を待つ身。絶対の虚無に囲繞された世界」という見方をすれば、現実も「それ」である、とは言えるのですが(苦笑)。
 でも、ならば散華の是非は深く問われるべきだった、という残念さも覚えます。

 この物語の次は、はたしてあるのか・語り得るのか、と思うと、「もう試練は終わりだ」とか神様が言い出す的なデウス・エクス・マキナなご都合ENDか、四国世界が滅び人類の魂だけが次の世界に転移するイデオン的な悲劇的輪廻ENDか、くらいしか思い付けません。
 でも、そういう安易さや暗さは、娯楽作品からの逸脱になる危険性を考えると難しい、とも思えたりもします。

 (2014.12.30 追記)

 散華で供えた身体の復旧、精霊の消失、変身機能の削除、等の原因として、前記の仮定とは別の仮定を思い付きました。
 最後のバーテックスの爆発が、神樹の当該機能を一時的に損傷させた、可能性です。
 もしそうであれば、神樹の機能が回復したら、また勇者も精霊も、満開も散華も復旧する、としたら救われないですね。

2014.12.27 記

 アニメ『ガンダムビルドファイターズトライ』テレビ東京系(2014.10.08#1〜2015.01.07#13〜/バンダイチャンネルで視聴)。

 公式サイト:http://gundam-bf.net/

 第12話「未来へ羽ばたくために」を見て。
 サカイ・ミナトが、ライバル視するコウサカ・ユウマと全国大会で戦うために、地元(?)の選手たちに土下座して途中参加を願っているシーンがあって。
 土下座は、この物語では「素組みのシモン」に続き二度目です。
 このあと、もし「対戦をして、強い方が正選手」となると、それも宮里学院高校のヤスvsスガの展開に続き二度目です。

 なんというか、サカイ・ミナトというキャラクターの、扱いの雑さを感じてしまいました。
 サカイ・ミナトは、この物語に居ても居なくても問題ない・どちらでもいいキャラクターではないか、と思えて。

 サカイ・ミナトが全国大会に出場してまで、公開の場でコウサカ・ユウマとの勝ち負けにこだわる理由は何でしょう。
 コウサカ・ユウマとの優劣を付けるだけなら、私闘でもかまわないはず。
 敵愾心・対抗心は描かれていますが、その理由や勝負の先にある目標は何も示されていません。

 GミューズでのSD展開は、コウサカ・ユウマに置換可能に思えます。
 宮里学院高校のスドウ・シュンスケの機体メガ式は、スドウ自身が製作した、という設定にしても問題ないでしょう。
 全国大会での対戦相手は、コウサカ・ユウマにとってはアゴウ・サガの方に目が行かざるを得ないと思います。
 コウサカ・ユウマの、ビルダーとしての相手・目標としては、ビルドバーニングガンダム/イオリ・セイという圧倒的な存在があります。
 アドウ・サガに再度の敗北を喫し落ち込むコウサカ・ユウマを立ち直らせる相手は、なぜライバル的なサカイ・ミナトではなく三代目メイジン・カワグチなのでしょう。

 いっそ地方予選で、主人公たちの地区の別の中学校に転校してきて対戦し、ひとつの決着が付く、というスガ・アキラ相当の話・キャラクターの方が良かったのではないか、とすら思えています。

 全国大会でのライバルという立ち位置にするなら、アドウ・サガと同様に、全国大会編に入ってからの登場の方が良かったのではないか、とも。ファイターを止めたコウサカ・ユウマを大会に出場するように挑発し、自身も実力で関西地区を勝ち抜いた奴、的な。

 コウサカ・ユウマの鏡像・影。ユウマでは難しい役を担わせる、的な。
 ヤサカ・マオの代替。心形流関係者という設定を使うため。
 …という感じで設定された「便利」キャラではないのか、と思えて、今後も賑やかし程度に適当に使われるだけで、サカイ・ミナトという一人の少年の真摯な物語が語られる展開になるのか、不安です。

2014.12.11 記

 ふと。
 電子書籍と本屋の摺り合わせ、の想像図として、客のスマートフォン/タブレットに、本屋の中で電子書籍へのアクセス・サービスを提供する、という「商品」は可能だろうか、と想像した。… 本屋2.0、という呼称にすると今更(笑)、な感じではあるが。
 この想像図の、別方向からの像は、いわゆるネットカフェ相当のサービスを、客のスマホを対象として行なうことは可能か否か、とも言えるかもしれない。
 さらなる別角度の視点として、シネマコンプレックスな箱ものの未来図の一つになるか否か、を挙げることが可能かもしれない。

 客のスマホに対して、無線接続は不当な傍受の可能性を考えると危険に思える。なので、提供は有線端子接続を想定する。…スマホが、その類の入出力を持っているか・持たせ得るか否かは、この考案では考慮しない。

 商品提供を「安全/確実」に行なう手法として…
 ・店舗専用の端末を受け付けで貸与する。
 ・店舗専用のSIMを用意し、受け付けで客のスマホに適用する。元々の客のスマホ用SIMは、店側が専用ケースに封入して客に渡し、店から出るときに、店舗用SIMの回収と合わせて復元する。SIMの交換・封印・復元は、全ての行程を客の監視の下で行なうことが必須だろう。
 ・店舗専用のブラウザ/サイトを用意し、客のスマホから有線で、それにアクセスしてもらう。
 ・スマホの販売店/会社と提携し、スマホの契約・機能の一部に組み込んでもらう。
 ・店舗専用アプリをスマホ用サイトで提供する。
…などが考えられる、だろうか。

 客は、半開放構造の「個室」に入る。そこには座席と有線端子と、座った状態で楽に視聴可能な位置にスマホを固定する治具が用意されている。
 治具にスマホを装置し、有線端子を接続し。スマホから専用ブラウザ/サイトを使い、動画や書籍などの「商品」を視聴する。
 音声は、客がイヤホンを持ち込むか、受け付けで使い捨てイヤホンを借りるか、で対応する。

 軽食の注文とかが、専用ブラウザ/サイトからできればモアベターかもしれない(笑)。配膳ロボットで客まで届けたりするのも一興かも。

 電子書籍の提供を行なう本屋2.0のイメージからすれば、ネカフェ的な個室ではなく、図書館的な明るい開放的な内装でも良いのかもしれない。
 長時間の動画視聴を主な「商品」にするなら椅子付き個室、の方向性だろうか。

 (2014.12.12 追記)

 客のスマホ/タブレットを対象にするネットカフェ、と考えた場合の利点は、店舗側で必要なPCを用意する手間が減ること、くらいかもしれない(苦笑)。

 フリーWifiスポットは、上記のサービス的なもの、だろうか。アクセス口だけ用意して、内容は使用者とネット側の問題として等閑視、な感じではあるけど。

2014.12.09 記

 日本の東宝が新作『ゴジラ』を製作公開予定。
 参考 http://www.cinematoday.jp/page/N0068810

 地震、津波、噴火、台風、放射能漏洩、PM2.5、地球温暖化、電脳侵害、領土主権、資源強奪・密漁、狂信・テロ、危険ドラッグ、交通事故、etc.と、自然災害から人間社会の悪行まで、脅威には事欠かないのですが。
 新作『ゴジラ』の「敵」は、はたして何になるのでしょう。

 ゴジラも「脅威の一つ」として描かれるのでしょうか。

 ふと思い付いたのは。
 テロ組織が兵士の強化&資金源に作ったバイオ・ドラッグと、人間の意志に応じて害物(放射能や毒)を無効化すると称する詐欺的なモノと、ゴジラ由来の謎物質とが、生物を侵食した末に新たな「怪獣」を生み、それとゴジラが戦う、的な古典劇とか。
 世界中がゴジラを素体に兵器を作り。素のゴジラ、電脳ゴジラ、メカ・ゴジラ、バイオ・ゴジラ、が混戦、とか。

2014.11.19 記

 自民党・公明党を与党とする安倍晋三内閣総理大臣は、衆議院の解散を表明。
 参考 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141118/k10013298591000.html
 参考 http://www.asahi.com/articles/ASGCL5H26GCLULFA02B.html

 一票の格差の是正を等閑視したまま、国政選挙を実行しようとしている。
 消費税を10%に増税する政策の履行/不履行の結果への責任を、増税の可否を選挙で国民に問う、という言い様で、国会・内閣ではなく国民に負わせようとしている、様に思える。

 衆議院解散の時点で、衆議院議員は失職する。(参考:Wikipedia)
 そして、国政選挙後に政権が確定してから、次の通常国会で政策が検討・決議されるのだから、現時点で次の国会や政策について、確定的・決定的な事は言えない、言っても絵空事・仮定・口約束の話でしかない、と思う。

 安倍晋三氏は、日本の経済状態が、自分が思っていたようには改善せず・なかなか不況から脱却しきれない現状に、気持ちが切れて放り出し逃げようとしている、とすら感じられる。

2014.11.18 記

 if。
 もしも現在に、かつてのT型フォード級の「新しい商品」が出現したら、その独自性/独占性は、どの程度まで認められるのだろう。

 …それは、たとえばスマートフォンのUIや外形の様に、あっと言う間に社会的な共有物化して(させられて)しまうのだろうか。

 自動車は、原型が18世紀中葉に生まれ、19世紀終盤にガソリンエンジンが登場し、20世紀初頭にT型フォードが売り出され、そして現在に至るのだけど。(参考:Wikipedia)
 四輪(まれに三輪や多数の車輪)を装備し、座席と動力源が搭載され、搭乗する操縦者によって操向される、車輪の駆動で動く、乗り物。
 その基本的な仕様は1世紀以上変わっていない。

 何か新しいモノは出ないのだろうか、と思い期待する、のだが。

2014.11.11 記

 NHKのフラワー・アレンジメントの番組を眺めていて。
 『フラワー・アレンジメント者は屋久島の夢を見るか?』
 という思い付きを得た。
 数時間〜数日くらいの「寿命」のフラワー・アレンジメントの展開に、ひとつの島まるごとの植物相の、数千年の展開を見据えた設定をする、的な「芸術」は、はたして適合するのだろうか、と。
 ひいては、宇宙を巡る彗星に、植物相を設定・展開させる「芸術」は、フラワー・アレンジメントの「先」にあるものなのだろうか、とか。

2014.11.11 記

 大衆/消費者という混沌から、企業/経営者/資本家は、労働力や市場や利益を得る、という幻像。
 混沌の量の維持・増大が、その構図には必須なのだろう。
 制御された混沌。表現的には矛盾している気もするが、資本主義社会の志向は、人類の全てを大衆/消費者にしようと動いているように思える時がある。

 経済を成立させる根幹である商品・商材もまた、その混沌から湧き出すモノである。そして、それを見出す/それに群がる、企業/経営者/資本家という存在も、同じ混沌から湧出する者である、と言えると思うが。

 モノを欲しがってこそ、市場は成立する。
 欲しいモノを欲しいと思うには、そのモノを知る必要がある。
 モノを知るには情報・知識・環境が要る。

 経済社会が世界を糾合しようとする動機には、この欲求を蔓延させるため、という面があるのではないか、と。

 (2014.11.18 追記)

 資源と流通と消費。
 経済活動が必要とする要素に、競争はあっても闘争はない、だろう。
 上記の要素を確保・持続・発展させる上では、闘争は全ての要素の消耗・浪費をもたらす害悪でしかない、とも思う。
 そう言えるだけの知見を、人類は持っていると思いたい。

 歴史的・地勢的・地政的な前提条件で、特定地域の特定勢力が、経済活動を自身の勢力圏内だけで完結させることは、非常に難しい、と思う。
 それ故に、新大陸・新世界を夢想し、海洋や宇宙への進出への推進剤にもなる、のだろう。

2014.11.02 記

 宝石サンゴの密漁船と思われる船が大挙して小笠原諸島付近の海上に押し寄せている、とのこと。

 参考:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141101/k10015881221000.html

 「中国から来たとみられる」とある。

 もしも、この密漁船団が中国籍であれば、中国には厚顔無恥な人々が居る、と思わざるを得ない。その鉄面皮は、一時の収入のために、中国の対外的な面子を潰してしまっている。そして、自国民に密猟という不法行為を行なわせて恥じないのであれば、中国自身が恥を知らない存在であるということになる。

 もしも、この密漁船団が中国籍でないなら、中国は、日本の取り締まりへの協力をして欲しいし、自身の面子に掛けて独自の取り締まりもして欲しい。放置するのであれば、自国民を騙る者たちを放置することになり、それもまた、中国の対外的な面子を潰すことになる。

 どちらにしろ、あの無法者たちは、日本と中国の法と秩序に反している訳で、厳しく取り締まらない限り、法治国家としての能力を疑問視され、国際的な面子を潰されたままになってしまう。

 日本には、この不法漁船団を追跡監視し、その出自を明らかにし、不法な行為の全てを記録検証する活動を期待したい。
 この不法船団の出自国が判明するなら、その国に対して、国際社会・国連での糾弾を望みたい。

 (2014.11.07 追記)

 「中国から来たとみられる」宝石サンゴを密漁しているらしい船団への対策として。
 中国が国として対応する、と表明したことでもあり、相手が中国である、という仮定の上で。

 当該海域での宝石サンゴの採集権の一部を中国に貸与する対価として、中国国内と公海上での取り締まりを厳格に実行してもらう、という交渉案を思い付いたが、妥当だろうか。

 というか中国は、宝石サンゴがどうしても欲しいというのなら、近代法治国家を嘯くのであれば、上記のような交渉を持ちかけるべき、だと思う。

 もちろん、正統な権利を持つ日本の漁師の皆さんの主導権・優先権・利権を保障・担保した上で、という条件で。漁師の皆さんと中国側の、宝石サンゴの直接取引もOKにする、とか。
 当然、採集量は、これまでに日本が規定し行なってきた実績を越えないもの、が最低条件で。

「軒を貸して母屋を取られる」
 …それを、可能な限り不可能にすることが外交・交渉であろう、と思うし、それができてこその外交官や政治家であろう、とも思う。

 密漁行為を厳しく取り締まり、環境と資源を保護・維持することができない限り、漁場は荒らされ宝石サンゴは乱獲され、市場も荒れ枯れてしまう将来を招来してしまう、としか思えない。それでは、全ての人が不幸になって終わる。

 犯罪行為は厳格に処罰されるべき。
 ただ、こういう非常識な行動に出てしまった理由は、欲望から来たものだけ、なのだろうか、という思いも出てきたので。悲鳴というか、視野狭窄というか、錯乱というか、そんな感じの「病気」の面もあるとしたら、と思えて。…それこそが/それもまた、欲望の表出のひとつなのかもしれないけれども。

 今回の行為には嫌悪を。行為の実行者を内に抱える秩序担当には憐憫を。それぞれ覚えるしかない。

 拒絶できる方法があれば是非にもそうしたい案件とは思うが、交渉するしか無いように思える案件でもある。
 交渉するしか無いのであれば、可能な限り、こちらの要望を交渉条件に入れ込むしかない。

2014.10.21 記

 アニメ『結城友奈は勇者である』MBS,TBS系(2014.10.19#1,2〜/ニコニコチャンネルで視聴)。

 公式サイト:http://yuyuyu.tv/

 「ゆゆゆ」

 『新世紀エヴァンゲリオン』,『魔法少女まどか☆マギカ』,『STAR DRIVER 輝きのタクト』,『ビビッドレッド・オペレーション』,『幻影ヲ駆ケル太陽』,『魔法少女大戦』、等々、あれこれとデジャブ/リスペクト/インスパイアな要素山盛りで、でも造形デザイン・作画・演出は悪くないので、苦笑いしつつも次回以降も見たいと思わされてます。

 できれば、多少の深刻な展開はあっても明朗快活路線で人死には無い、と良いのですが。

 ***

 アニメ『繰繰れ!コックリさん』テレビ東京系(2014.10.11#1〜/ニコニコチャンネルで視聴)。

 公式サイト:http://www.gugukoku.com/

 中二病なヒッキー系少女こひな。彼女に引かれてか集合してくる、動物系な妖怪の類。そんな者たちの織りなすエブリデイ・マジック物(難しい表現)。
 クールというかドライというかダウナーというか、な こひな と、常識人系のコックリさん、の攻防(ふれあい)がメイン?

2014.10.20 記

 ツイッターで悪意の応酬を見て。
 短い文章に「悪意」を読み取ってしまい、それを責め始めた者にとっては、その短文に「いつまでも新鮮な悪意」を感じてしまうのかもしれない、と思った。

 これは、ネット/電子メディアの持つ「同時性」の幅広さ、と言えるだろうか。
 いつまでも古びない、古さを感じることが難しい、直感的な経時情報を持たせ難い。

 UIの技法で、その情報の時間的な古さ・遠さを、一意的に付与・表現する必要があるのかもしれない、とも感じた。
 その「感じ」と同時に浮かんだのは「忘れられる権利」。

 その類の、「情報に付加されるモノ」として「古びる権利」を入れるべき、なのだろうか。

 ツイッター類に限定すれば、元発言の出現時間が経つほどに文字表示の「濃さ」が薄くなるUI機能とか(苦笑)。…文字データ「だけ」を引用されてしまえば、元発言の出現時間は関係なくなってしまうのだけど。
 時系列の並びを、表示ウィンドウの重なりで「古いほど奥にする」とか。

 その短文をツイートした者が実際に文中に悪意を込めたか否かは、読み取ってしまった者には関知し得ない事も、応酬の不毛さを増幅してしまう印象も覚えた。
 これは、メディアの種類に関わらない・文字にした言葉という手段の限界に属するものだろう、とは思う。
 受け取る側の解釈は、送り手側の意図とは無関係に行なわれる、という。

2014.10.18 記

 酷く気持ち悪い文章を読んでしまった。

 『マララ氏はテロ支援者―教育先行はテロを生みだす』 http://agora-web.jp/archives/1617016.html

 マララ氏は教育「先行」と言っているのだろうか?

 この論者は、自身の教育へのイメージが、マララ氏の教育へのイメージと同じだと思っているのだろうか?
 この論者は、現在の世界・社会が変わることを期待しないのか? 変わることを望んでいないのか?

 マララ氏の国連演説は、私には、世界をより良く変える・進歩させる方法として教育を求めている、ように思えた。世界をより良く変える・進歩させる人間の創造には教育が必要である、と言っている、と感じた。


 …私の脳裏に浮かんだ反発的な言葉を列記すると。

 教育とは、知識を得る方法を示すもの。知識は人生の選択肢を増やす。
 良識・常識・非常識、等は、教育が無ければ得ることはできない。
 犯罪者・悪人・テロリストは、人生の選択を誤った類の者である。その選択は個人の権利であり、結果の責任もまた、その者が負うべきものである。情けは人のためならず。より良い・悪くない選択肢を選ぶだけの教育を受けられなかった・知識を得られなかった者、と言うこともできる。

 …など。

2014.10.14 記

 アニメ『山賊の娘ローニャ』NHK(2014.10.12#1,2〜/ニコニコチャンネルで視聴/2014.10.18〜 NHK総合でも放送(?))。

 公式サイト:http://www9.nhk.or.jp/anime/ronja/

 第1話と第2話で、ローニャの誕生から外の世界への出立までの流れが、彼女が生きる世界の説明と合わせて描かれました。

 ローニャを取り巻く世界の設定や状況は、いまいち胸落ちしませんでした。

 山が連なり、森が続き、石造りの城が小山の上に建ち。
 山の森の中の小道を、馬車を仕立てて護衛を連れた商人(成り金?)らしき一団が時折通過し、それを山賊たちが襲い。
 小山の城は、ローニャの父母が指導者・統治者として率いている感じの山賊の本拠で。
 ローニャの山賊と対立・競合しているらしい、別の山賊集団も近くに居るらしく、二つの山賊集団は獲物を取り合っている様子。

 山賊たちが、森を通過する商人(?)を襲う理由は何なのか、が気になりました。

 森は豊かな様子で、ローニャの城には食料は豊富な感じで、家畜も居り。
 近くに町も村もある様子は無く、山賊稼業で奪った金品を売りさばいたり消費したりする場所は見当たらず。
 例えば国や都市や貴族や商人組合とかの依頼、等での、治安維持勢力・軍隊による取り締まりも、今回の流れでは登場せず。

 積極的に山賊行為を働く必要に迫られるような要因は見当たらない感じなのですが。

 ローニャの山賊たちは、特に国や貴族の類には属しない・庶民から外れたアウトローな存在なのか?
 あの森一帯を自身の領地と考える豪族の類なのか。

 小山の城の、ローニャたちとの繋がり・来歴は?

 ハーピーの様な、異形の生物が存在していましたが、魔法もあったりする世界なのか。

 医者は居ないのか? 産婆は? 呪術師や魔法使いは?
 教育は? 文化水準は? 鍛冶は? 農業や林業は?

 ローニャの山賊団に、ローニャの母親以外の女性が見当たらないのは何故?

 色々と、細かい要素が気になってしまった初回でした。今後は、上記の疑問点が解消されるか否か、が視聴時の関心事の一つになりそうです。

 (2014.10.18 追記)

 NHK総合で放送されたものを視聴しました。次週には、少なくとも同じ時間帯に続きを放送されることは無さそうです。

 基本的な印象は、上記と変わりませんでした。
 主要な登場人物たちである、ローニャの山賊たちの出自や生業(なりわい)への疑問点は解消されませんでした。
 彼らの知識、嗜好、審美眼、物欲、等は、どのような社会環境から醸し出されたものなのか。
 第3話への短い次回予告の中のちょっとした描写からすると、その「山賊であることの後ろめたさ・罪悪感」が問われる描写がありそうですが…できれば、この物語世界の、ローニャを育む文化全般についての説明・描写があることを望みます。現代日本と違う時代・世界の物語なのでしょうから、現代の日本人の常識からは量れない事物が多々あるでしょうから。

2014.10.09 記

 アニメ『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』TOKYO−MX系(2014.10.09#1〜/ドコモdアニメストアで視聴)。

 公式サイト:http://crossange.com/

 空間を越えて侵入する竜を迎え撃つ、飛行機/人型メカを操る少女たち。
 魔法を使う者だけが「人間」で、時折生まれてくる魔法を使えない者は「ノーマ」として害獣扱いになる社会。

 今のところ、上記の二つの状況設定は、竜に対抗する飛行機/人型メカの操縦者が「ノーマ」であること以外は相関が不明です。
 飛行機/人型メカの活躍する物語としては、前者だけで必要十分だと思えて、後者は、主人公に苦難を与えるため「だけ」の要素に思えてしまってます。

 ***

 アニメ『神撃のバハムート GENESIS』TOKYO−MX系(2014.10.07#1〜/ニコニコチャンネルで視聴)。

 公式サイト:http://shingekinobahamut-genesis.jp/sp/

 良く動くアニメですが、キャラクターの外観や行動には好き嫌いが分かれそうな癖があります。ぶっちゃけ、主人公らしい、顔に傷のあるアフロヘアにーちゃんは悪人だと思います。

2014.10.02 記

 アニメ『バディ・コンプレックス完結編 −あの空に還る未来で−』TOKYO−MX系(2014.10.02#前編,後編/バンダイチャンネルで視聴)。

 公式サイト:http://buddy-complex.jp/

 ヒナの時間線彷徨の全容も、戦争の黒幕の末路も、駆け足で語られてしまいました。その分、味というかアクというか、バディ・コンプレックスの独自性は薄れ、定型的な復讐劇の顛末で終わった感じです。

 ディオの物語は「まだまだこれから色々と起こりそう」な気がしますし、他の多数のサブキャラのあれこれも割愛されてしまった気がして残念です。
 ゾギリアの不運な女士官氏が、そこそこ重要な場面で活躍する絵が出た事に、ほっこりしました(苦笑)。

 あの終わり方だと時間のループは完全に確定していて、また最初から青葉とヒナとビゾンの不幸の連鎖に繋がってしまう様で、モヤモヤが残ります。

 あと、謎の超動力資源の元は、青葉とヒナとビゾンのヴァリアンサーが時空間移動で変質したもの、とかだったとすれば丸く(?)収まった気も(しない?)。

2014.09.30 記

 無人機で安全な観光サービス、の可能性。

 全天球を高精細に撮像できるカメラ(群)と、映像データを高速に送信できる装置群。
 その装置一式を搭載し、地上・空中・水上・水中を安定して移動できる無人機。

 無人機は、場所や目的によって、地上走行機・空中浮遊飛行機・水中航行機、等を使い分け。
 一機単独だけでなく、複数の機体で相互管理や画像データの共有・補完なども。

 安全な場所に置かれた有人母機(輸送車・輸送機・輸送船など)から発進し、想定経路を走破後は母機に戻り、整備や補給を行う、という運用とかでも。

 可動機ではなく、複数の固定撮影機器を設置して、視聴者が場所や機器を指定したり移動したり、という方式の方が、サービス方針や環境によっては有効かも。
 固定機器の場合、動力供給をどうするか、が鍵でしょうか。自然観光地とかで、延々と電線を引っ張るのは興醒めでしょう。埋設工事も景観や自然の維持からすればダメでしょうし。無人機に電池や燃料を持たせて巡回、とか?(笑)。それなら、定点観光機だけど自走も出来て、定期的に交代させることで運用する、とした方が安定でしょうか。コンビニ的な巡回配送は、配送機の肥大化をどうするか、で悩みそうです。自然観光地=不整地ですし、定期的に大きな機械が通行していては、それだけで自然破壊に繋がりそうです。

 VRな配信環境、もしくは、任意の画角で映像の任意の一部を表示する配信環境。

 VRは高速通信回線とVR機器が必要となる感じ。
 一部の画像を切り取り配信するなら、現行のブラウザでも可能な気が。視点や画角(拡大縮小)を視聴者が任意に操作が出来れば。

2014.09.27 記

 アニメ『キャプテン・アース』テレビ東京系(2014.04.11#1〜2014.09.26#25/PlayStation@Storeで視聴)。

 公式サイト:http://captain-earth.net/

 アマロック主役で『その名は101』的な続編でも作りそうな終わり方、かも。

 キルトガング&マシングッドフェロー。エンジン&エンジン・オーディナリー。
 遊星歯車装置。ネオテニー。
 オーベロン。ブルーメ。
 パック。
 …作劇として、ブルーメとオーベロンとパックの具体的なドラマが少なかった感じ、でしょうか。
 上記の対比からすると、パックに対応するのはライブラスターになる、のでしょうか。

 ***

 以下に、9月終了の作品の中のお気に入りを挙げます。

 『月刊少女野崎くん』 公式サイト:http://www.nozakikun.tv/

 『普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。』 公式サイト:http://www.tbs.co.jp/anime/locodol/

 『ばらかもん』 公式サイト:http://www.barakamon.jp/

 『さばげぶっ!』 公式サイト:http://sabagebu.com/

 『スペース☆ダンディ シーズン2』 公式サイト:http://space-dandy.com/

2014.07.29 記

 スローガラス。
 参考(小説のネタバレが含まれているので、ご注意):http://blog.goo.ne.jp/oogyorutako/e/8def8b3580753d2451af2f9f99f7b54c
 参考(小説のネタバレが含まれているので、ご注意):http://www.kinokuniya.co.jp/05f/d_01/back36/no23/essay/essay04.html

 現代の工学技術なら、スローガラス相当の機能を持たせた小道具・仕掛けを、けっこう安価に実現できるように思えます。

 目立たない撮像装置。…携帯のカメラ相当の物など。
 画像の保持装置。…ローカルな販売用ストレージ(DVD、Blu−ray、USBメモリ、etc.)、ローカルな大容量のハードディスクドライブ、ネット販売配信サイト、クラウド・ストレージ、など。
 画像の投影装置。…大型液晶TVやプロジェクター。窓に白い布なり板なり。カーテンやブラインドに3D投影技術で(ある程度の凹凸のある投影面なら、格子模様でキャリブレーション、等の前準備機能を投影装置に付ければ、投影面に応じた画像の変形投影を実行させることも可能でしょう)。等々。

 映像ソースは…
 ・ ISSから見た地球の、一日や一年や数年以上。
 ・ 地球各地の遠景の、一日や一年や数年以上。…日本なら、富士山の眺め。富士山からの眺め。都庁やスカイツリーや東京タワーからの眺め。鳴門の渦潮。瀬戸大橋。阿蘇山。桜島。神社仏閣の四季。港や工場の四季。遠景なのは個人の肖像権とかを考えると。
 ・ 深海や太陽や月や星空の経時〜経年変化。
 …安価で販売すれば、題材次第で利益も出せる、かも。

 私的な・個人の家の窓から見える風景を、その家の住人が取得・保存して、その家の中で観賞する、程度の私的利用に限って、風景の撮像・保存・投影を行なう「窓」装置を個人宅に設置可能、とかも。

2014.07.16 記

 Wikipedia 脱法ドラッグ:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%B1%E6%B3%95%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%B0

 最近の、事件化・顕在化し続けている脱法ドラッグ絡みの出来事は、脱法状態を維持するために改変され続けているという「薬物」の効能が、ある時点から、それを製造流通させている者たちにとって(も)想定以上の「モノ」になってしまっていた、ということなのだろうか。
 …後先考えない短期荒稼ぎだけが目的としか思えない、脱法ドラッグ製造販売という手法は、その業種自身が自分の首を絞めている行為でしかない、とも思うけれど。

 その「薬物」の、神経系に作用するものとしての有効性を、正統・穏当な手法手段で発見発表できていれば、それなりに有意義・有用な扱いや評価を受けたかもしれないのに、良い薬になったかもしれない物性を「危険物」として排斥する位置に据えてしまった点だけでも、脱法ドラッグ製造流通者たちは罪深い、と思う。

 あるいは、その物性について、したたかに検証検討して「薬」にしようとする・してしまうような人々も、どこかにいたりするのだろうか。

2014.07.09 記

 アニメ『白銀の意思 アルジェヴォルン』TOKYO−MX,MBS系(2014.07.07#1〜2014.07.14#2〜/バンダイチャンネルで視聴)。

 公式サイト:http://argevollen.com/

 巨大人型ロボットが登場する戦争もの、です。

 現実の現用陸上兵器的な武装体系に、スクウェア・エニックス『フロントミッション』の巨人型兵器ヴァンツァーな感じのロボット兵器が加わった様子の軍隊同士の戦争が起こっている世界、に思えます。
 航空兵器は、第1話の時点では見当たりません。

 グレートウォールと呼ばれる難攻不落の要塞が大規模な攻撃を受け、グレートウォールを守備する側に属する・遊撃と思われる一部隊の一兵士が、若さ・未熟さ故の無謀な命令違反の末に、偶然に味方の新型人型ロボットに乗ってしまい、新型機の圧倒的な性能故にか敵を圧倒する、という、お約束というか強引な主人公補正、な展開の第1話でした。

 グレートウォールという大仰な呼称にしては、辺境の砦な感じの基地を巡る攻防の中、小隊規模の敵に追われる大型トレーラーに乗せられていた主役ロボットは、何故この日この時この場所に来ていたのか、が一番の謎でしょう。
 グレートウォール基地には複数の高官が「視察」に来ていた様子ですが、それとの関連性の有無も謎です…何か関連がある的な伏線は描かれていなかった・読み取れなかったです。

 …思い付いたのは、オーパーツ気味の超高性能な新型機を手土産に、開発組織自体か関係者が、技術漏洩提供するか敵に寝返るか、な交渉・目論見があってグレートウォール付近に来たところ、運悪くor謀略でグレートウォール攻防戦に巻き込まれてしまい、敵の末端部隊に捕捉されグレートウォール守備側に属する「敵」と認識されてしまって攻撃を受ける仕儀になってしまった、という情けない展開でした。

2014.07.05 記

 4月に開始し6月末〜7月始めに終了したアニメなどについて、短い感想を。

 ***

 アニメ『selector infected WIXOSS』TOKYO−MX,MBS系(2014.04.06#1〜2014.06.22#12/ニコニコチャンネルで視聴)。

 公式サイト:http://selector-wixoss.com/

 少女三人+二人(?)が主役のカードゲーム・バトル物。…という体裁で、プレイヤーを「その願いをかなえる」という甘言で惑わし、一種の精神的な侵略のようなものを仕掛ける「何か」の存在を暗示して、とりあえずの終了を迎えました。
 秋には続編『selector spread WIXOSS』が開始予定とか。

 ***

 アニメ『ソウルイーターノット!』テレビ東京系(2014.04.11#1〜2014.07.04#12/GyaO!で視聴)。

 公式サイト:http://www.souleaternot.tv/

 背景世界・舞台である『ソウルイーター』の本編を、あまりよく知らなかったためか、いまいち、最後の「敵」の危険さ・怖さ・登場した意味、が把握できなかった感じが拭えません。

 ***

 アニメ『それでも世界は美しい』日本テレビ系(2014.04.11#1〜2014.07.04#12/日テレオンデマンドで視聴)。

 公式サイト:http://www.ntv.co.jp/soreseka/

 登場人物たちへの感情移入・その言動への共感が、薄いというか隔靴掻痒というかハリボテというか、な印象が残りました。

 ***

 アニメ『シドニアの騎士』MBS,TBS系(2014.04.13#1〜2014.06.29#12/GyaO!で視聴)。

 公式サイト:http://www.knightsofsidonia.com/

 終わりの見えない・強大な敵との戦いの繰り返しで、味方の戦力は確実に減って行っていて、その先に待つのは消耗の果ての滅亡じゃないのか、としか。
 時期不詳ですが、第二期が制作されるようです。

 ***


 以下は現在も継続中。

 アニメ『マジンボーン』テレビ東京系(2014.04.04#1〜2014.07.11#15〜/GyaO!で視聴)。

 公式サイト:http://www.toei-anim.co.jp/tv/majinbone/

 …得た力の把握と強化・味方の状況・敵の様相、は徐々に解明・公開されてはいますが、味方側の大人の胡散臭さが今のところ最大の不安要素です。


 アニメ『キャプテン・アース』テレビ東京系(2014.04.11#1〜2014.07.11#14〜/PlayStation@Storeで視聴)。

 公式サイト:http://captain-earth.net/

 …敵の、キルトガング形態での地球進攻が成されれば、人類は滅亡する、という前提は変わらないものの、人類社会の中に、敵は既に人類(?)として侵入済みで。
 主人公側は防御一辺倒にならざるを得ず、敵の戦術の変遷が、興味の要でしょうか。


 アニメ『テンカイナイト』テレビ東京系(2014.04.12#1〜2014.07.12#13〜/ニコニコチャンネルで視聴)。

 公式サイト:http://tenkaiknight.jp/

 …敵味方とも、特に詳細の説明が無いまま雑魚・雑兵が容赦なく殲滅されているのが、ちょっと恐いです。


 アニメ『M3−ソノ黒キ鋼−』TOKYO−MX系(2014.04.22#1〜2014.07.08#12〜/ニコニコチャンネルで視聴)。

 公式サイト:http://m3-project.com/

 …因果応報な結果が待っているのかなぁ、とか考えてます。

2014.06.30 記

 新成長戦略・労働時間制度:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140624/k10015468441000.html
 …『新たな成長戦略では、労働の生産性を高めることを目的に、年収が少なくとも1000万円以上あり、職務の範囲が明確で、高い職業能力を持つ労働者を対象に、労働時間ではなく成果によって報酬が決まる新たな「労働時間制度」を創設する』

 国会議員の所得・2014:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140630/k10015607931000.html
 …『平均2281万円』

 国会議員や地方議員や高位の公務員なども、成果で評価するに値する職業と言えるのではないか。

 成果の評価は……総務省や総理府も成果を評価される対象だし。

 議員の「雇用主」は国民だと思うので、現代的に電脳網を駆使して評価するとか。議員と類似の「選挙」で「評価代表」を選出任命するとか。
 あるいは、いっそ国会議員と地方議員が互いを評価する、とか。

2014.05.21 記

 東西のシナ海での中華人民共和国の、他国に配慮しない・自国の権のみを振りかざす振る舞いは、東シナ海・尖閣諸島/釣魚島島嶼群については日本国の振る舞いにも問題有りとも思えるものの、対話と交渉を「相手の譲歩待ち」で膠着状態にして互いに譲らない千日手なのは、日本国も中華人民共和国も同列であり如何なものか、であり、南シナ海での振る舞いに至っては武威を笠に着た我が儘・暴行にしか見えず。
 この振る舞いは、自身の考え・発想・行動だけが唯一無二の正しいものである的なメンタリティー持ち(もしかして一人っ子政策/中華思想で育まれてしまった小皇帝の類)が対海洋進出行動の実働層に蔓延しつつある可能性はあるのだろうか、などという空想をしてしまう今日この頃です。

2014.04.27 記

 山田穣『がらくたストリート 3』幻冬舎コミックス のこと。

 描き下ろしの最後の話は、『ザ・ムーン』の終わりのイメージかな〜、などと物騒な連想が(苦笑)。

 イベ・大崖・茶戸・他1名+リント兄、の、リントたちの中学の文化祭「芦中祭」で企図・決行したゲリラライブ「ルーフトップライブ」(P72)は。
「学校に許可もらって準備されてやるのは違う」(P61)
とのことですが。

 文化祭への出し物として企画を立て・申請して、の時点で公知になり、周囲の知人友人家族先生たちとの間で想起生成されざるを得ない、交渉折衝譲歩妥協検討検査義務責任みたいなものが色々と面倒だ、というのが大きいのかも、などと穿った見方が。

 ゲリラライブという形式を選んだのは結局、「花火みたいにあとくされなく・一瞬だけ衆目を集めてみたい」(継続持続したい訳じゃない・今後も活動を続ける的な覚悟も決意も持ちたくない)という、刹那的な願望の充足を「だけ」欲しがったが故の、姑息な選択なんじゃないか、と。

 文化祭という正式な祭りの中に「組み込まれて・埋もれて」実行する、という「みんなの中の一人の自分」という権利責任の放棄・からの逃避(の真似事)なんしゃないか? と。

「だったら別に文化祭でやんなくていいじゃん」(P61)
という正論に対抗できるか、というと疑問で。
 文化祭という「祭」に乗じる・寄生する、ことで許されてしまおう、という甘えじゃないの? と。

 無許可暗躍突発実行なら、最後に叱られる「だけ」で、演奏のカタチや中身への事前の監視管理監修干渉も無く、当日雨なら止め、とかも自分たちだけの「残念」で済む、等、楽に楽に、という「かき捨ての恥・端事」にしたい小心でしかないんじゃないか、とも。

 先生の、一味の面前で・一味が巻き込んだリント兄だけに(体)罰を課す、という〆は、一味(の首謀者・煽動者・企画者・暗躍者)に、「お前を一人前とは認めてやらん・お前の姑息が他人に迷惑をもたらす」という宣言も含めての事なのかな〜、とも思ったり。

 …こんな感じの刹那的享楽嗜好性向が拗れて腐ったのが我が儘気ままなテロリスト、なのかもしれない、かもしれないと思ったり思わなかったり。

2014.04.23 記

 4月に開始したアニメなどについて、短い感想を。

 …2014年に入り、1月期からGyaO!の配信が視聴者に優しい(^^;無料枠が増えて有り難いです。一方、バンダイチャンネルは、番組の再生が最後の数秒で一時停止状態になり音声や画像が跳び・終わり方が悪いので不満感が残ってしまい、ここでの視聴に優位性を感じられない(ここでのみ無料視聴可能、等)番組は、最後でつまずく感じの視聴はしたくない、となってます。

 ***

 アニメ『マジンボーン』テレビ東京系(2014.04.04#1〜/GyaO!で視聴)。

 公式サイト:http://www.toei-anim.co.jp/tv/majinbone/

 何らかの適合要素を持つ少年たちが、善と悪の超存在の依代として代理戦争? な印象。3話まで視聴した時点では、主人公が戦いの意義を把握できず、とまどい躊躇い不安になっている、状況が続いていて、ちょっと爽快感不足を感じてます。

 ***

 アニメ『ソウルイーターノット!』テレビ東京系(2014.04.11#1〜/GyaO!で視聴)。

 公式サイト:http://www.souleaternot.tv/

 少女三人が主役の学園物・ただし舞台は『ソウルイーター』世界。2話まで視聴した限りでは、日常メイン・ただし非日常な世界なので「常」の尺度が異質、な感じでしょうか。

 ***

 アニメ『それでも世界は美しい』日本テレビ系(2014.04.11#1〜/日テレオンデマンドで視聴)。

 公式サイト:http://www.ntv.co.jp/soreseka/

 舞台はファンタジー(?)な世界。強国の王の嫁に出された小国の姫と強国の王のラブコメ物? 2話まで視聴した限り、いまいち世界観が不詳ですが、状況設定は普通に人間社会的な、政治方針や我欲や価値観の相違・齟齬・摩擦に対向・対抗する主人公たち、なのでキャラクター間のドラマとしては見通し易い、と今のところは感じてます。

 ***

 アニメ『キャプテン・アース』テレビ東京系(2014.04.11#1〜/PlayStation@Storeで視聴)。

 公式サイト:http://captain-earth.net/

 人型メカもの。襲来する「敵」に対し、特別な少年少女が矢面に立つ、色々と元ネタ・インスパイア・リスペクト先を考えてしまう要素に溢れた悩ましい一品、みたいな。
 バンダイチャンネルで第1話を見て、続きを視聴したい欲を抑えきれず、関心が続く限り有料配信を視聴する決断をしました。PS3で大画面視聴できる、という点も決断の要素でした。

 ***

 アニメ『テンカイナイト』テレビ東京系(2014.04.12#1〜/ニコニコチャンネルで視聴)。

 公式サイト:http://tenkaiknight.jp/

 寸詰まり体形な人型メカの異世界を、人間の少年たちが人型メカに憑依する形で冒険する、オモチャCM番組。主人公たちの性格や描写が感じ良く、好ましいです。
 主人公たちの世界は普通の地球(○)。人型メカの異世界は立方体(□)。それなら、物語が進むと、第三勢力の四面体(△)か八面体(◇)な世界が出てきたりして、等と空想したり(笑)。

 ***

 アニメ『シドニアの騎士』MBS,TBS系(2014.04.13#1〜/GyaO!で視聴)。

 公式サイト:http://www.knightsofsidonia.com/

 何処とも・何時とも知れない宇宙空間で、人類と怪物的な存在とが殲滅戦を行なっている物語。
 キャラクターも含めて3DCGでの造形・描画、という表現は、2話まで視聴した限りでは悪くない・不満は覚えない、感じです。作品としては、人間的・非人間的な事物の描写に興味があります。

 ***

 アニメ『M3−ソノ黒キ鋼−』TOKYO−MX系(2014.04.22#1〜/ニコニコチャンネルで視聴)。

 公式サイト:http://m3-project.com/

 第1話を見た限りでは、特別な少年少女・人型メカ・異界/異常存在の侵略(?)、な感じのシリアス物。今のところは、どんな展開になるのか、推測するには情報不足な感じです。
 なんとなく『スパイラルゾーン』という連想が浮かびました。

2014.04.12 記

 3月末〜4月頭に終了したアニメなどについて、短い感想を。

 ***

 アニメ『ノラガミ』MBS,TOKYO−MX系(2014.01.10#1〜2014.03.28#12/ニコニコチャンネルで視聴)。

 公式サイト:http://noragami-anime.net/

 絵も話もかなり好き。キャラクターのデザインが好み。毘沙門さん関係が、補助的な役割で終わるには濃過ぎ・キャラ立ち過ぎ、な気がしました。

 ***

 アニメ『キルラキル KILL la KILL』MBS,TBS系(2013.10.06#1〜2014.03.30#24/ニコニコチャンネルで視聴)。

 公式サイト:http://www.kill-la-kill.jp/

 乗りと勢いは、とても楽しく視聴できました。母殺しにならなかった(しなかった)姉妹、という結果は、しかたないのかな〜、と少しだけ心残りも(悩)。大宇宙的世界観が仄めかし程度で、物語は地球上で収まり・特定の何人か以外の人々にとっては、過去の・終わった悪夢にしかすぎない感じにまとめられてしまったのは、SF好きとしては残念。

 ***

 アニメ『ガンダムビルドファイターズ』テレビ東京系(2013.10.07#1〜2014.03.31#25/バンダイチャンネルで視聴)。

 公式サイト:http://gundam-bf.net/

 ベアッガイさん、アビゴルバイン、戦国アストレイ頑駄無、ジムスナイパーK−9、フェニーチェリナーシタ、クロスボーン魔王、が好き。
 マシタ会長、フラナ機関、地上げ屋、等の「悪人」は、この物語に必要だったのだろうか、という疑問を覚えました。
 いまいち乗り切れなかった印象が残る。これは、丹精込めて作り上げたガンプラなのに、対戦すると物理的に壊し合ってしまう、という点に爽快感を減じられてしまったから、という気がしてます。

 ***

 アニメ『バディ・コンプレックス』TOKYO−MX系(2014.01.07#1〜2014.04.01#13/バンダイチャンネルで視聴)。

 公式サイト:http://buddy-complex.jp/

 ヒナヒナ病は時空を狂わせる(違)。メカデザインがピンと来ないのが残念。タイム・パラドックスの段取り・説得力の維持が肝? 2期予定あり。

 ***

 アニメ『ノブナガン』TOKYO−MX系(2014.01.07#1〜2014.04.01#13/ニコニコチャンネルで視聴)。

 公式サイト:http://www.vap.co.jp/nobunagun/

 終わって振り返ると、意外に品行方正だった感じが(苦笑)。もうちょっと破天荒さがあっても良かったのでは。

 ***

 アニメ『世界征服〜謀略のズヴィズダー〜』MBS,TOKYO−MX系(2014.01.22#1,2〜2014.04.02#12/PlayStation Store で視聴)。

 公式サイト:http://www.sekaiseifuku-zzz.com/

 一見楽しそう・怪しく可愛い系キャラクターデザイン、だけで、物語としては「意味ありげ・なのに語らず投げっぱなし」に終始した印象が、残念。

 ***

 アニメ『ウィッチクラフトワークス』TOKYO−MX系(2014.01.15#1〜2014.04.03#12/GyaO! で視聴)。

 公式サイト:http://www.witch-cw-anime.jp/

 塔の魔女たちの野心(?)の根本動機が見えないのがもどかしかったです。

 ***

 アニメ『東京レイヴンズ』TOKYO−MX系(2013.10.24#1〜2014.04.04#24/GyaO! で視聴)。

 公式サイト:http://www.tokyo-ravens.com/

 主人公の覚醒が3〜5話くらいで成立・完了して、後は、それを踏まえた大活劇、な感じの物語が見たかったです。

 ***

 アニメ『凪のあすから』TOKYO−MX系(2013.10.05#1〜2014.04.05#26/ニコニコチャンネルで視聴)。

 公式サイト:http://www.nagiasu.jp/

 主人公たちの個人的な・私的な心理描写に重きを置いた語り口だったが故に、ファンタジックな物語としては説明されなかった色々が残っている感じで、それが個人的には不満足な終わり方に感じられました。

 ***

 アニメ『スペース☆ダンディ』TOKYO−MX系(2014.01.12#1〜2014.04.06#13/GyaO! で視聴)。

 公式サイト:http://space-dandy.com/

 トムとジェリー的な。主要キャラが同じだけで、同じような背景世界でのドタバタ話。個々の話で互いに関係している要素はそれだけ、な一話完結作品、でした。2期予定あり。

 ***

 アニメ『ウィザード・バリスターズ〜弁魔士セシル』TOKYO−MX系(2014.01.24#1〜2014.04.11#12/GyaO! で視聴)。

 公式サイト:http://wizardbarristers.com/

 中世欧州風ファンタジー世界での話にした方が、色々と楽だったのでは? という思いが最後まで拭えませんでした。

2014.04.08 記

 Amazon(http://www.amazon.co.jp/)の画面に、つい最近まであった「商品を評価する」項目が、2014新年度・4月期以降からのデザイン・レイアウト・機能設定の更改なのか、アカウントサービスの「おすすめ商品/お客さまへのおすすめ」で表示される上部メニューの項目から消えてしまっていました。
 この機能を私は、アカウントサービスの「おすすめ商品/お客さまへのおすすめ」で表示される商品の精度を上げるために使っていて、購入済みの商品について(非Amazon購入品も含めて)、けっこうマメに手作業で登録してきたのでした。
 「購入済みの商品」の情報は存在し続けているので、色々と探してみると、機能自体が削除されてしまっている訳ではなく・簡単に選択できないようになっただけで、当該機能ページを見つけることは出来ました。(参考:https://www.amazon.co.jp/gp/rate-it/)

 (2014.05.19 追記)

 5/19に「商品を評価する」ページにアクセスしようとしたところ、どうやら当該ページ(機能?)はアクセス不能になったようで、Amazonトップページが表示されてしまいました。
 で、ネット情報を検索した結果、『評価したい当該商品を「ほしい物リスト」に登録し、その後に「ほしい物リスト」から削除すると、削除時に削除理由として「持っています」と「この商品を評価する」の項目が入力可能になる』という方法を知ることができました。

 ちょっと手間というか迂遠ですが、

 ・評価したい当該商品の、それを購入するための単品・個別ページにある「ほしい物リストに追加する」ボタンで、その商品を「ほしい物リスト」に追加する。
 ・「ほしい物リスト」ページの、登録された商品の項目にある「削除する」機能で、当該商品を「ほしい物リスト」から削除する。
 ・削除時に表示される「持っています」と「この商品を評価する」の項目を設定・入力する。

…という手順で『「持っています」にチェックを入れた商品』リストを更新し、「お客さまへのおすすめ」リストに反映させようと思います。

 (2014.07.09 追記)

 「ほしい物リスト」ページの、登録された商品の項目配置や「削除する」機能のボタン配置と、「削除する」機能の動作が変更更新されていました。
 「削除する」ボタンは右側に配置されました。
 削除を実行すると「この商品をお持ちですか? [はい]」という項目が表示されます。[いいえ]はありません。
 [はい]を押すと「このアイテムを評価する」/「レビューを書く」機能の選択項目が表示されます。
 「このアイテムを評価する」を選択すると、「「持っています」にチェックを入れた商品」一覧ページに移動して、該当商品の評価を行なうことが出来ます。

2014.04.05 記

 NHK・Eテレ『こころの時代〜宗教・人生〜「小さき者に導かれ」』を流し見ていて。
「ノアと神との契約の証として虹がある」
 という言葉を聞き、NHK・Eテレ『MIT白熱教室「完璧な虹を見る方法」』を思い出しました。

 そして、虹は属人的である、という言葉が浮かびました。
 空中に浮く多色の弧、という形容は、雨粒と太陽光の作用による現象の、人間の視覚が捉えた「一部・切片・解釈」である、と。例えば樹の年輪が、切り方によって、現われる模様が違った形で見えるように。あるいは、言葉の単語や言い回しの使い方・解釈が、時代や文化や社会によって違うように。

 …これはセカイ系ポエム? (苦笑)
 世界の真相真理の言語化・世界の有り様を人類の言葉で表現することが、人類の科学である、とも思ってます。

 参考:http://www4.nhk.or.jp/kokoro/
 参考:http://www.nhk.or.jp/hakunetsu/mit.html

2014.03.19 記

 ウクライナ/クリミア半島を巡る、欧米とロシアの確執により、宇宙開発にも影響が懸念されそうな気配があるかもです。
 ISSとの人員のやりとりは、現状ではロシアのソユーズでしか実現できないので、空想を逞しくすれば例えば、ISSの人員が地上に帰還できなくなったり、ISSをロシアが占有したり、最悪はISSを放棄したり、という可能性も考えられなくはないのではないか、と思えてきたりするのです。
 軌道上に人員を輸送可能な宇宙船としては、中国の神舟がありますが、それを使う・使える選択肢はあるのでしょうか(政治・技術・費用・etc.を鑑みて)。
 参考:https://twitter.com/doku_f/status/445808047646990338
 参考:http://guccipost.co.jp/blog/gucci/?p=3756
 参考:http://kabumatome.doorblog.jp/archives/65786155.html

 ***

 台湾で、社会的・経済的・政治的な騒動が起こりつつある、模様。
 参考:http://matome.naver.jp/odai/2139518755993867501
 参考:http://www.afpbb.com/articles/-/3010580

2014.03.14 記

 2014年3月14日・午前2時7分頃(気象庁による)、伊予灘付近(北緯33.7度、東経131.9度/気象庁による)を震源とする、けっこう大きな地震がありました(深さ:約80km,マグニチュード:推定6.1 気象庁による)。
 当方の居住地域の観測震度は4(気象庁による)でした。

 幸い、積んでいた書籍の一部が崩れたり、棚に飾っていた色々が落下し一部が損壊したり、した程度で、ほとんど被害はありませんでした。
 停電するとか水道が出なくなるとか、電話(固定・携帯)やインターネット回線が通じなくなるとかもありませんでした。

 でも、テレビ放送は落胆したくなる印象でした。
 さすがにNHK総合は、ほぼ即応していて、緊急警報画面、テロップ、そして緊急放送、と堅実に対応していたと思います。
 ところが、民放各社(南海放送・日テレ系、愛媛朝日テレビ・テレ朝系、あいテレビ・TBS系、テレビ愛媛・フジ系)の中で、数分後に緊急放送を始めていたのは南海放送だけでした。その後、2時47分頃になって、ようやくあいテレビが地震情報関連放送を開始し、それに少し遅れて愛媛朝日テレビも緊急放送を始めました。テレビ愛媛は、うろ覚えですが3時過ぎくらいから数分間づつな感じで時々だけ情報放送を流すだけで、4時前くらいでしょうか、ヘルメットを被ったアナウンサーがしゃべってる画面が見えた、感じだったように思います。
 今回の地震への対応への個人的な真摯さ印象度・好感度は、NHK松山>南海放送>愛媛朝日テレビ>あいテレビ>テレビ愛媛、な印象です。

2014.03.08 記

 聴覚障害を超克して活動しているはずの作曲家が、実は他の人に実作業を依頼していて、そうして作られた作品を自身だけの作品と偽っていた問題で、聴覚障害の度合いを偽っていた事も問題視され、それにより、この問題とは無関係な聴覚障害者の方々への無理解と偏見による被害が起こっているようです。

 参考:「聞こえないこと」の意味を理解するために http://togetter.com/li/639057

 人間社会の様々な事物の在りようは、白黒2値・ある/なし・ON/OFFで明白に切り分けられる事物は少なく、基本的にアナログであることを、常に自覚している必要がある、のでしょう。
 デジタルであっても1ビットのON/OFFではなく、255段階のグレースケールとか、多次元の色空間とか、そんな感じの差異が個別の事例ごとに存在しているのが典型なのだ、と。

2014.03.07 記

 3/5〜3/6頃から、受信するスパムの量が、それ以前の3倍程度(印象)まで急に増加しました。
 個人的な印象ですが、ロシア語表記で表示される物件が急増した様に思えます。

 スパムの大半は「射幸心・好奇心・不安感・劣等感・優越感を煽ってやるから、オレにオマエの金を寄越しやがれー」な感じ(個人的解釈)と思ってます。
 去年の後半くらいから「B−CAS〜云々」のスパムが減少し(無くなった訳ではない感じ)、少し前まで一日十数件あった「LINE〜云々」なスパムが(意外にも)完全に消滅した様子で、スパム総数の絶対量も減少傾向に思えていたところに、突然に大増したので驚いています。

 もしかして、ウクライナ/クリミア半島を巡る最近の事案が影響していたりするのでしょうか。

 具体的な関連性の機序は思い付けませんが、たとえばウクライナ/クリミア半島/ロシア等の情報を得ようとした企業や個人の情報関連業務関係者とかが、うっかり怪しいアングラ系情報(自称・擬装)サイトにアクセスして・うっかりメール機能に食い込み乗っ取る系のウィルスの侵入を許し、とか?
 …などという発想は、「国家機関やテロリストなどが、秘密情報をやりとりする時に、同時に大量のスパムを流すことで、本命のメールが傍受される危険性を下げようとしている」とか「スパムの中に重要な秘密情報が暗号化されて仕込まれている」とかと同等の、陰謀論を絡めた空想が捗るネタでしかない気もしますが(笑)。

 当サイトの[更新情報、他]ページに記載している当方宛メールアドレスは、当サイトを開設してしばらくの間、普通の文字データでした(現在は画像データ)。
 スパム送付の対象となっている当方宛メールアドレスは、その文字データを収集された結果、広まっているものなのだろう、と考えています。
 もう一つ所有・使用しているメールアドレスがあり、そちらでも色々な企業や個人と応答していますが、そちらにはスパムは一件も来ません。

 スパムの発信元は自覚的・自発的なものなのか、いわゆるゾンビな無自覚・無分別・無防備な愚物によるものなのか。それとも無防備を装った愉快犯だったりするのか(それは自覚的なものに含まれる、か?)。

 様々なスパムが無秩序にネットワーク・トラフィックを消耗させている現状は、ネットワーク内に自律的なAIの類は、未だ存在していない間接的な証拠かも、と想像したりも。
 それともネットワーク上の知性体は、人類に存在を感知されない様に、背景的な事物に擬装する迷彩さながらに・あるいは違法な業務を行なう集団が正統な業務を行なう組織の外観を装うように、ネットワーク上の雑音とも言えるスパム・トラフィックを擬装していたりするのでしょうか(笑)。

 (2014.03.11 追記)

 上記から4日。スパムの総量は減少傾向、でしょうか。
 ロシア語表記で表示される物件の量は、4日前よりは減った様に感じられます。
 消滅した「LINE〜云々」なスパムは、発信元が文言・要件を変えて、スパム自体の発信は続いている印象です。

 日曜日に結構減って、平日になって少し盛り返してるので、休日にはネットから切り離されたり電源を落とされたり、みたいな使われ方をされている端末がスパムを発信している物の中にはあるのかも、等と想像したりしてます。

2014.02.01 記

 アニメ『世界征服〜謀略のズヴィズダー〜』MBS,TOKYO−MX系の第3話「煙に巻いて去りぬ」(PlayStation Store で視聴)。

 公式サイト:http://www.sekaiseifuku-zzz.com/

 喫煙行為/喫煙習慣/喫煙者の一部の傍若無人な振る舞いに堪忍袋の尾が切れたヴィニエイラ様が喫煙者たちへの攻撃・排斥・弾圧を始めると、嫌煙者たちが同調し、瞬く間に西ウド川世界の喫煙者たちは地下活動をせざるを得なくなったものの、ヴィニエイラ様の威力によってすら喫煙者という存在を征服・転向・抹消することはできず、元の木阿弥的な状況に戻った感じで終わりました。

 この回は、制作側からの、喫煙習慣・喫煙者は外圧で転向させることも消滅させることもできない、という感じのメッセージだったように思えます。

 喫煙行為・喫煙習慣への嫌悪感、と言うと個人的には、アーサー・C・クラーク『2061年宇宙の旅』だったか『3001年終局への旅』だったかの、古典的な映画の喫煙シーンを映像から抹消する職業の描写、を思い浮かべます。

 映画の著作物としての価値・時代性・内容を尊重するのであれば、作品そのものから喫煙シーンを抹消するのではなく、原作そのものは厳重に厳格に保存・維持しつつも、たとえば公共の場所での上映や、年齢制限付き商品といった、附帯的な条件がある場合の一時的な・個別の処置、として喫煙シーンを無くす加工を、そういう加工を施すことを明言・明示して、行なうべきだろうと思います。
 喫煙シーンの消去の手際や手法、その時代の世論や流行、等を調査し判断し適用し調整する、という機微や感覚が作業に要求されるのであれば、それは専門的な技能や能力や才能を求められる、社会に必要な職業として確立するのではないか、とも思えます。

2014.01.31 記

 放射性廃棄物を消す研究(くねくね科学探検日記):http://blog.blwisdom.com/shikano/201305/article_3.html

 一般的な核分裂反応原子炉でも、夢の高速増殖炉でも、物質の放射能を改変する作用を持っているのですから、単位時間に放射する放射線の量が増えたり放射線を出す時間が増えたりする方向だけでなく、放射線量や放射期間を減らす方向への、物質の放射能の改変を人工的に起こすことも可能だという発想に気付かされました。

 原子炉の放射性廃棄物を積極的に加工して有害性を減らそう・無くそうという発想は、放射性廃棄物を「不可触な物」的に忌避して遠ざけ隔離し他人・他所に押し付けあっているだけよりも、人間の科学技術に対して肯定的・能動的で明朗な感じを覚えます。

2014.01.24 記

 アニメ『ガリレイドンナ』フジテレビ系(2013.10.16#1〜2013.12.25#11)について(テレビ愛媛で視聴)。

 公式サイト:http://www.galileidonna.tv/

 何が解決して、何が変わり、何が変わらなかったのか、良く分かりませんでした。
 悪辣な会社が社会的な制裁を受けただけ? みたいな。
 氷河期的な地球環境への対策や枯渇しつつある動力源・資源の刷新・更新は無かった様な?

 寒々とした地球世界を巡る展開ではなく、開発が進んで停滞気味な太陽系世界を巡る冒険にでもすれば、と思った不完全燃焼な後味でした。


 アニメ『ウィザード・バリスターズ〜弁魔士セシル』TOKYO−MX系(2014.01.24#1〜)の初見の印象です(GyaO!で視聴)。

 公式サイト:http://wizardbarristers.com/

 魔法が存在する世界……にしては、魔法使いと弁魔士なる職業「だけ」が、現実の現在の東京っぽい世界に・現実の現在の東京っぽい世界を何も変えずに、強引に追記された「だけ」な道具立て、に感じました。

 冒頭の魔法使いと武装警察隊の戦闘は、警察隊の、魔法に対する無防備さが、あまりにも無謀・無能に思え。
 大規模な都市破壊を起こした挙げ句に逮捕され死刑を宣告された魔法使いに対して、もしかして魔法使いを「贄/対価」にして破壊された都市や被害者たちを復元・治癒させる「魔法による救済」とかがあるのかと期待したのに、ただ単に即時の「死刑」が法廷で執行された「だけ」、という顛末に肩すかし感を覚え。

 …上記の違和感は、今後の展開で何か説明があったり解消されたりするのでしょうか。

2014.01.02 記

 かつて NIFTY-Serve/FSF に「徘徊端末」という大雑把なイメージを上げたことを思い出し。

 視覚・聴覚・触覚、等のマンマシンインタフェースを備えた、遠隔操縦/自律稼動するロボットを使い、それに接続・操縦指示する人間に環境情報を渡しながら様々な場所を訪問・徘徊する(させる・してもらう)「サービス」は、現在なら十分に実現可能ではないだろうか、と想像したりしてます。

 グーグルマップのVR版的な、現場の各所に端末を常備しておいて、貸与し徘徊させる、みたいなことも。

 オフダ的な「進入・観賞おことわり」できる機能装置を周辺住民さん宅や町会とかに配ったりもして(苦笑)。

2014.01.01 記

 声・歌・しぐさ→絵・言葉・文字→公共施設・掲示板・印刷物→ラジオ・映画・TV→電脳→量子力学?
 記憶→口伝・壁画→舞踊・演劇・書籍類→化学的記録・電磁気的記録・光学的記録→生物学的記録?

 種族的・社会的な記憶・共通認識、等の伝達・維持・拡散の為の技法・手段の変遷として。

 …などと大上段に構えつつ、そもそもはNHK(日本放送協会)と受信料契約についての記事を見ていて、「NHKはプロバイダー的な存在に変革できたのでは? いまから変容することは可能か?」という思いつきを少し考えたりしたのでした。

 番組(コンテンツ)製作・保持・管理の部門と情報発信手段構築・維持・開発の部門の分離独立化、とも言い替えられるかも、とも思ったり。

 公共放送(参考:NHKについて http://www.nhk.or.jp/info/about/index.html 等)という社是・沿革を見ると、ラジオとテレビの番組制作と放送業務、を以て存在理由としています。
 出版事業などは、番組制作と放送業務の補佐、でしょうか。
 二十世紀終盤あたりから、インターネット環境の社会的・世界的な浸透に合わせて、しかしどちらかといえば流行を後追いする感じで、ウェブ・コンテンツにも手を出してはいます。

 情報の取捨選択は、可能な限り受信側に任せるのが、少なくとも理念・建前(苦笑)としては正しいのではないか、と思えます。
 ラジオ・テレビという、一方的な逐次発信・消費しかできないメディアでは、しかしその逐次性・刹那性が、受信側に情報の吟味判断の必要性を付与していたのかも、とも思えます。

 電話・電網の充実によって、一次情報の解釈・判定・改変が行なわれた二次以降の情報が、一次情報と同列に提示されるようになって、現在は、その混沌を整流する心構えみたいなものを模索している段階のようにも感じます。

 人間社会・世界では、時々刻々・過去→現在→未来へと、同時併存・相互関連する混淆な流れとして、様々な活動・催事・事業・現象が発想され立ち上がり継続し勃発しています。
 それらの情報を記録する技法・手段と、それらの情報を共有・参照する技法・手段とは、関連しつつも独立的なものではないか、と感じます。…書籍の本文と目次・索引みたく。
 その意味で、放送局の類は、番組制作と放送網とを、たとえば発送電分離に似た感じで切り分けてしまっても良いのでは、等と思ったのでした。

2014.01.01 記

 アニメ『蒼き鋼のアルペジオ−アルス・ノヴァ−』MBS,TBS,TOKYO−MX系(2013.10.10#1〜2013.12.26#12)の感想です(ニコニコチャンネルで視聴)。

 公式サイト:http://www.aokihagane.com/

 マンガ原作とは大幅に物語展開や対立構造を変えたことで、コンゴウとマヤと400&402と401乗員たち(人間)が割を喰ってしまった(苦笑)、というのがアニメ版の印象です。

 だんだんと、もうメンタルモデルだけで対人類兵器としては必要十分じゃないかな、な感じになり、最後には潜水艦や水上艦という基本設定すら打ち壊してしまった点には、ちょっと不満感を持ってしまいました。

 401の人間乗員たちは、少なくともアニメ版では「居てもいなくても問題ないレベルの存在感・必要性の薄さ」が最後までつきまとった感じです。最終話のエンディングでも人間クルーはスルーでした。
 群像とイオナだけで、401は十分に活動可能な印象です。
 …戦闘を繰り返し勝利する度に、401にはメンタルモデルが増えて行き、それによって401の性能や機能が段々と色々と上がって行く「群像と愉快なメンタルモデルたち」な展開はアリだった気も(笑)。

 マヤを取り込んだ(?)バーサーク・コンゴウの浮遊要塞のデザインは、バラかユリの超巨大な花弁の外観で見たかったかも、と。
 400&402は、ハルナ&キリシマとはまた違った合体ギミックでの協働戦闘が見たかったかも、と(『ふたりはプリキュア』的な)。

 アニメ版の成り行きを結果から逆算して見渡すと、見立て『西遊記』にできたかも、などと幻想が(苦笑)。イオナ=石猿、群像=三蔵、ヒュウガ=猪八戒、タカオ=沙悟浄、な感じで。

 日本を封鎖していた霧のコンゴウ艦隊は401と和解し(?)、401は振動弾頭を北米に渡し、蒔絵・ハルナ・キリシマは北米に住み(?)、霧の北米艦隊は大打撃を受け。
 401の「次の物語」は何でしょう。
 アニメ版の物語が続くとしたら、コンゴウよりも上位の「霧」が登場したり、原作の欧州大戦&緋色の艦隊が登場したり、でしょうか。

2014.01.01 記

 アニメ『ダンボール戦機ウォーズ』テレビ東京系(2013.04.04#1〜2013.12.26#37)の感想です(ニコニコチャンネルで視聴)。

 公式サイト:http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/lbxwars/index2.html

 神威島・神威大門統合学園の地下にあるセカンドワールドを戦場に、学園の生徒たちがクラス毎に仮装国となってLBXによる集団戦闘を繰り返していたのは、現実の国家間の紛争を仮装国同士の対戦に落とし込み、その対戦の戦闘結果を現実の「紛争の結果」とすることで、現実の戦争を起こさせずに紛争を「解決」する、一種の代理戦争でした。

 セレディ・クライスラーが率いるテロリスト集団ワールドセイバーは、セカンドワールドのシステムを占拠・利用することで現実世界を統合・支配しようとしたものの、生徒たちのLBXとの戦闘によってセカンドワールドが崩壊して、その企みは潰れました。

 いまいち、セカンドワールドと現実世界との関係性・相関性が納得できず、決着にもモヤモヤとしたものが残りました。

 敵側のキャラの一人である伊丹キョウジは、最終決戦の途中で退場して消息不明な感じで終わりました。
 もう少しドラマチックに、たとえば伊丹キョウジはセレディ・クライスラーの身内(息子or孫)とかで、セレディとキョウジは最後には刺し違えて爆死する、的な展開が見たかったかも、などと空想してます(苦笑)。