日記的なものとか、書籍やビデオやゲーム等のちょっとした感想みたいなものとか。
2003.12.31 記
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巡回中に出会った「士郎正宗氏の、今後の予定に関する言及」。
→ http://dl.foobio.net/free/title/greeting.html
2003年の趣味的総括 ...last update 2004.01.01
各ジャンル毎に印象に残っているタイトルを挙げます。
現実
米国企業による軌道エレベータの建造計画:http://www.liftport.com/
小説
榊一郎『スクラップド・プリンセス』富士見ファンタジア文庫、『まじしゃんず・あかでみい』ファミ通文庫
うえお久光『悪魔のミカタ』電撃文庫
笹本祐一『ARIEL』ソノラマ文庫
原作・監修 馬頭ちーめい+STUDIOねむ 著 鍋本ちぇいある『ブレイク−エイジEX ロアゾオ・ブルー』ファミ通文庫
三雲岳斗『ランブルフィッシュ』角川スニーカー文庫
神坂一『トラブルシューター シェリフスターズSS』角川スニーカー文庫
ノンフィクション
松浦晋也『ポピュラー・サイエンス 258 われらの有人宇宙船 −日本独自の宇宙輸送システム「ふじ」−』裳華房
SSSP編『BLUE BACKS CD−ROM 太陽系シミュレーター 時空を超えた惑星間旅行』講談社
笹本祐一 解説・松浦晋也『宇宙へのパスポート 2 M−V&H−IIAロケット取材日記』朝日ソノラマ
ムック類
横山宏『マシーネンクリーガー vol.1 クロニクル&エンサイクロペディア』大日本絵画
企画・監修 サンライズ『機動戦士ガンダム公式設定集 アナハイム・ジャーナル U.C.0083−0099』エンターブレイン
コミックス
弐瓶勉『BLAME!』講談社
士郎正宗『攻殻機動隊1.5 HUMAN−ERROR PROCESSOR』講談社
コゲどんぼ『ぴたテン』メディアワークス
篠房六郎『空談師』講談社
富沢ひとし『エイリアン9エミュレイターズ』秋田書店
諸星大二郎『私家版鳥類図譜』講談社
中島あつき『鮮紅街(マッカガイ)』エンターブレイン
小野敏洋『ネコの王』小学館
高野真之『クロノスヘイズ』メディアワークス
荒川弘『鋼の錬金術師』SQUARE ENIX
森薫『エマ』エンターブレイン
中平正彦『破壊魔定光』集英社
飯田馬之介『機動戦士ガンダム 宇宙のイシュタム 1』角川書店
船戸明里『アンダー ザ ローズ 1 冬の物語』幻冬社
太田垣康男『MOONLIGHT MILE』小学館
幸村誠『プラネテス』講談社
ゆうきまさみ『鉄腕バーディー』小学館
漆原友紀『蟲師』講談社
熊倉隆敏『もっけ』講談社
天野こずえ『ARIA』Mag GARDEN
柳沼行『ふたつのスピカ』メディアファクトリー
映像
『仮面ライダー555』TV朝日、東映
『鋼の錬金術師』TBS
『LORD OF THE RINGS THE TWO TOWERS』日本ヘラルド
『宇宙のステルヴィア』キングレコード
楽曲
Fiction Junction featuring YUKKA(作詞:梶浦由記 作曲:梶浦由記 唄:南里侑香)『暁の車』ビクターエンタテインメント(CD『機動戦士ガンダム SEED スーツCD (4) ミゲル・アイマン×ニコル・アマルフィ』収録)
ゲーム
PlayStation2『THE 地球防衛軍 SIMPLE2000シリーズVol.31』D3PUBLISHERS
Xbox『戦闘妖精雪風 〜妖精の舞う空〜』AQUASYSTEM
携帯ゲーム機『GAME BOY ADVANCE SP』任天堂
GAME BOY ADVANCE『FINAL FANTASY TACTICS ADVANCE』SQUARESOFT
PlayStation2『SHADOW TOWER ABYSS』FROM SOFTWARE
PlayStation2『FRONT MISSION 4』SQUARE ENIX
フィギュア等
GUNDAM FIX FIGURATION『#0013 MSA−0011 PLAN303E DEEP STRIKER』BANDAI
GUNDAM FIX FIGURATION『#0017 MSZ−006C1 Zplus C1[Bst]』BANDAI
2003.12.21 記
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2004年4月公開予定・映画『APPLESEED』:http://www.a-seed.jp/
「フルCG」として『URDA』(http://www.romanov.x0.com/URDA/)を超えるか否か、[Trailer]を見た限りでは微妙な印象が。
そして[Story]…今更というか、APPLESEED世界でデュナンに[義体化]を悩ませるのはなぁ、というのが正直な気持ちなんですが。あと、ブリアレオスにヒトミ役を振るのかな〜、とか、デュナンをアルテミスとして扱うのかな〜、とか、いろいろと不安(苦笑)が。
2003.09.27 記
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TV『機動戦士ガンダムSEED』TBS系、全50話で終了。
ストーリー部分で納得できないものが多々あり、あまり良い印象を持てませんでした。
主人公が爆死せずに生き延びた展開に呆れた時には、宇宙クジラと、そこで登場した謎の導師(?)と、某『学園戦記』とから、謎の導師は異星人(爆)で、ニュートロンジャマー関連の知識は彼(ら?)がコーディネーターにもたらしたもので、その目的は、太陽系近傍に出現が予想される宇宙竜(宇宙クジラが狂暴化…核爆)を迎え撃つため、とか空想したり。
今日、最終回を見終わって。
そうか、変態仮面(笑)ってシャア・アズナブルじゃなくてバスク・オムなんだ、と解釈しました。
彼があそこまで狂っていたのなら、いっそ変態仮面が首班となってクーデターを起こしてザフトの主権を奪取し、ジェネシスで世界を破壊しようとするのを、アークエンジェル他が止めようとする、みたいな展開にすれば、とか思ったり。
2003.09.09 記
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菅原雅雪『暁星記 1〜3』講談社 を購入・読了。
人間を含む地球起源の生物たちが生存可能な環境へと改造された金星を舞台とする、神話的な物語の始まりの始まり、という印象。
現実に存在しない、特異な/独自の世界は、物語を語るために必須な設定だけでも説明しなければならない、という制限があります。その説明は、読者に理解を要求し、それが物語そのものへの没入を妨げている部分があるかも、と感じました。これはでも、空想を舞台とする全ての物語に共通する障害だとは思いますが。
2003.08.17 記
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『劇場版ポケットモンスター 七夜の願い星ジラーチ/おどるポケモンひみつ基地』を観ました。
『おどる〜』は、ロケット団のひみつ基地に入ったポケモンたちがドタバタのあげく…、という掌編。あんまり後味が良いとは言えない話だったかと。
『〜ジラーチ』は、意外にも悪人が登場しなくて、びっくり(苦笑)。内容的にもTV版の特別編みたいで、やや映画っぽくない作品だと感じました。
2003.06.28 記
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萩尾望都『バルバラ異界 1』小学館 購入・読了。
『モザイク・ラセン』を思い出させる異世界の、密やかな緊張と不安を垣間見せた、それでも平和な日常の描写、から始まり、その異世界が少女や少年の夢の中に…『海のアリア』風味?…存在しているらしいことが暗示され、そして、その少女や少年は、『メッシュ』や『恐るべき子供たち』を匂わせる苦悩を持っていることが示されて、この第一巻は終わりました。
あまり「痛い」物語にならないことを望みますが、はたして…。
2003.06.14 記
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石ノ森章太郎・原作 和智正喜・著 大畑晃一・画『仮面ライダー Vol.2 −希望1972−』講談社
2003.06.01 購入・2003.06.04 読了
石ノ森章太郎の原作版の設定をストイックに突き詰めた、という印象の、小説版「仮面ライダー」の第二巻です。
この物語のショッカーは、世界征服を企む悪の秘密結社ではなく、自らを「命の守護者」である、と規定する不可思議な巨大組織です。
しかし、この物語のショッカーもまた、正義ではなく悪を行います。
この物語に姿を見せるショッカー幹部たちの行動は「私利私欲」を満たすためのものです。ショッカーの幹部たち…自らの意思でショッカーの一員であることを選んだ(らしい)者たちは、他者を省みることなく、社会正義を騙ることもなく、ただ貪欲に、自らの求めるものをのみ得ようと動くのです。
私は、このショッカーの「設定」を、作者氏がどこまで突き詰めるのか、期待しています。
そして。
この巻では、本郷猛の挫折と復活が語られたました、一読した時点では、復活の際に本郷猛が口にした言葉に具体的なイメージを持てませんでした。ですが、何回も反芻するうちに、私は、本郷猛の言葉が示すものは、「極限に挑む冒険家の姿」に人が抱く感慨と同等のものではないか、と考えるようになりました。
今のところ、私は第一巻よりも、この第二巻の方が好き、です。
2003.06.01 記
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太田垣康男『MOONLIGHT MILE 06 MY SWEET HOME』小学館 購入・読了。
月面基地[MY SWEET HOME]建設…吾郎の母親のエピソードに泣かされました。基地建設資材の投下具合の粗っぽ過ぎさが残念な感じ。
地球の衛星軌道上…前巻で行われた、米国と中国の、軌道上での暗闘で出来たスペースデブリが、ISSに甚大な被害を与え始めます。そして、独自の宇宙進出計画を進める中国は、今回、独力で(?)軌道上へ進出を果たす光景を世界に向けて公開しました。
この作品は、活劇系のエピソードや細かな設定が、私の好みからすると大仰だったり「嘘」臭かったりで、個人的に、その点が残念な部分だったりします。活劇系のハッタリも娯楽作品としての[売り]の一つとは思えるので、絶対否定とは言いませんが。
2003.05.17 記
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富沢ひとし『エイリアン9 〜コンプリート〜』と『エイリアン9 〜エミュレイターズ〜』秋田書店 購入・読了。
『コンプリート』は、以前に全3巻で出た『エイリアン9』を一冊にまとめたもの。カラーページが多数、収録されています(縮小されているものもありますが、連載時のカラーページを完全収録?)。そして、描き下ろしが一つ。イエローナイフ事件の直後(?)くらいのエピソード(18P)。最初から読むと、語り口やキャラ造形の変化が凄かったのだな、といまさらに驚いたり(笑)。
『エミュレイターズ』は、『エイリアン9』の直接の続編で、主人公たちが中学生になってからの物語。川村くみへのアフターケア、と私は読みました。新キャラが一人加わりましたが、それは大谷ゆりへのフォロー(てゆ〜か賄賂)かな、と。
あと、まだ何か作者には、この世界/キャラで描きたい話がありそうな感触を持ちました。
富沢ひとしの作品では、私は『ミルク クローゼット』(全4巻)講談社 の方が好きだったりします。
2003.05.01 記
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紫堂恭子『東(エド)カール・シープホーン村 上、下巻』角川書店 購入・読了。
同『辺境警備』と同じ世界ですが、登場人物も起こる事物も、ほぼ『辺境警備』とは無関係な「ほのぼのど〜ぶつファンタジィ」とでも言えば良いかな、な佳作でした。
作者氏のあとがきによると、上巻分は雑誌連載で、下巻分は一挙描き下ろし(奥付を見ると、作者氏を特集した増刊号に掲載された様子)だそうで。
「ど〜ぶつ」部分の謎解き/種明かしと、物語のクライマックスの展開が、ちょっと性急と言うか唐突と言うか、あっけなく締められてしまった感じなのが、やや不満な点かと。
2003.04.30 記
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笹本祐一『ARIEL[19]』朝日ソノラマ 購入・読了。
この物語の中ではスペースシャトル・コロンビアは健在( II なのかもしれないケド)。SCEBAIの天本教授(医学博士?)も、ご健勝。
第48話、第49話。4クール完結予定なら、あと2冊くらい? う〜む、そういう目で読むと、銀河帝国側の物語は、ダイ姉ちゃんの野望の表明で、それなりに一段落、と言えなくはない、カモ?
で、第49話では、銀河帝国との本格的な接触を果たしたSCEBAI一行に対する、地球世界唯一の超大国による力押し、という笑い難い話に。
できれば、地球人類が、豪快かつ爽快に銀河世界へ雄飛する(少なくとも、そうなる可能性に満ちた)元気な結末を希望します。
2003.04.06 記
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ようやく、映画『LORD OF THE RINGS THE TWO TOWERS』日本ヘラルド を鑑賞(字幕版)。
冒頭…あんなシーンから始まるとは!
今回、ガンダルフが美味しすぎ!! 自身が語っているように、これって「蝋燭の灯は…」な感じ?
フロド&サムと、メリー&ピピンの、展開の差が壮絶。《ひとつの指輪》の有無という[負った使命/運命の重さの違い]なのでしょうけど、それでも、今回の[旅]の内容の明暗の差は、次の第三部の最後には、フロド&サム(と、もうひとり)には、特大の[報奨]があって欲しい、と心から願ってしまいます。
いやでも本当に、3時間10分が苦にならない、というだけでも凄いものです。
ただ、アラゴルンへのエオウィンの淡い恋心は、物語の大きな流れから言えば、あそこまで執拗に描かなくても良かったのでは、と、それに較べると、ファラミアの改心/変心は、もっと執拗に描写されてしかるべきだったのではないか、と思ってしまいました。
また、ギムリの扱われ方は、他に適役が見当たらないとは言え、損な役回りだなぁ、と。
あと、エルフ語(?)での会話が、肉声/英語字幕/日本語字幕、だったのは、痛し痒し、な感じ。吹き替え版では、どう処理されているのでしょうね。
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