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 日記的なものとか、書籍やビデオやゲーム等のちょっとした感想みたいなものとか。

2010.12.27 記

 2010年の趣味的総括 ...last update 2010.12.27

 各ジャンル毎に印象に残っているタイトルを挙げます。
 以下は、私が2010年に出会った事物であり、公開・出版・発売の時期は2010年とは限りませんので、念の為。


リアル
 小惑星探査機「はやぶさ」帰還


ノンフィクション
 石川憲二『宇宙エレベーター −宇宙旅行を可能にする新技術−』オーム社/開発局


小説

 単発
 林譲治『キャプテン・リリスと猫の宇宙船』朝日新聞社/SONORAMA NOVELS
 山本弘『MM9』東京創元社/創元SF文庫
 上田早夕里『華竜の宮』早川書房/J−COLLECTION

 完結・終了
 高里椎奈『フェンネル大陸 真勇伝 黄昏に祈る人』,『同 真勇伝 星々の夜明け』,『同 外伝 天球儀白話』講談社/講談社NOVELS
 宮村優子 原作:磯光雄『電脳コイル 11』,『同 12』,『同 13』徳間書店/TOKUMA NOVELS Edge

 開始
 川原礫『アクセル・ワールド 1 −黒雪姫の帰還−』,『同 2 −紅の暴風娘−』,『同 3 −夕闇の略奪者−』,『同 4 −蒼空への飛翔−』,『同 5 −星影の浮き橋−』,『同 6 −浄化の神子−』メディアワークス/電撃文庫

 継続
 長谷敏司『円環少女(サークリットガール) 11 新世界の門』,『同 12 真なる悪鬼』角川書店/角川スニーカー文庫
 小川一水『天冥の標 II 救世群』,『同 III アウレーリア一統』早川書房/ハヤカワ文庫JA
 川原礫『ソードアート・オンライン 4 フェアリィ・ダンス』,『同 5 ファントム・バレット』,『同 6 ファントム・バレット』メディアワークス/電撃文庫
 神野オキナ『あそびにいくヨ! 13 おかーしゃんにあいましか?』,『同 14 かみさまそこにおらりましか?』メディアファクトリー/MF文庫J
 神野オキナ『疾走れ、撃て! 4』,『同 5』メディアファクトリー/MF文庫J
 笹本祐一『ミニスカ宇宙海賊(パイレーツ)4 漆黒の難破船』,『同 5 白銀の救難船』朝日新聞出版/ASAHI NOVELS


コミック

 単発
 夢乃むえ『さえもえな日常』徳間書店/Ryu Comics

 完結
 中島諭宇樹『エレメントハンター』(全2巻)集英社/ジャンプ・コミックス
 カサハラテツロー『スコペロ 3』MEDIA FACTORY/MFコミックス フラッパーシリーズ
 那州雪絵『魔法使いの娘 8』新書館/WINGS COMICS
 都留泰作『ナチュン 6』講談社/アフタヌーンKC
 荒川弘『鋼の錬金術師 25』,『同 26』,『同 27』SQUARE ENIX/ガンガンコミックス
 水上悟志『惑星(ほし)のさみだれ 9』,『同 10』少年画報社/YKコミックス

 開始
 あさりよしとお『ASTEROID MINERS アステロイド・マイナーズ 1』徳間書店/Ryu Comics
 鈴城芹『くすりのマジョラム 1』芳文社/MANGA TIME KR COMICS
 岡崎武士『レッツ☆ラグーン 1』講談社/ヤンマガKC

 継続
 水上悟志『戦国妖狐 4』,『同 5』MagGARDEN/BLADE COMICS
 森薫『乙嫁語り 2』enterbrain/BEAM COMIX
 いけだたかし『ささめきこと 6』,『同 7』MEDIA FACTORY/MFコミックス アライブシリーズ
 脚本|倉田英之 漫画|Okama『CLOTH ROAD 9』集英社/ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ
 岩原裕二 原作/BONES/岡村天斎『DARKER THAN BLACK −漆黒の花− 2』,『同 3』SQUARE ENIX/ヤングガンガンコミックス
 あずまきよひこ『よつばと! 10』メディアワークス/DENGEKI COMICS
 中村光『聖(セイント)☆おにいさん 5』,『同 6』講談社/モーニングKC


映像

 TV
 恐竜SFドラマ『プライミーバル 第3章』NHK
 特撮『仮面ライダーW』東映・テレビ朝日系
 アニメ『けいおん!!』TBS系
 アニメ『刀語』ANIMAX
 アニメ『STAR DRIVER 輝きのタクト』MBS・TBS系

 映画
 ピーター・ジャクソン製作 ニール・ブロムカンプ監督『第9地区』発売元:ワーナー・ホーム・ビデオ 提供:ワーナー・ブラザース映画/ギャガ


模型など
 figma セイバーエクストラ(マーベラスエンターテイメント『Fate/EXTRA フェイト/エクストラ TYPE−MOON BOX』PSP 同梱)


ゲーム
 Playdead,Microsoft『LIMBO』XboxLIVEアーケード


画集など
 『ZOIDS concept art』タカラトミー、ホビージャパン


楽曲
 放課後ティータイム『NO,Thank You!』ポニーキャニオン(アニメ『けいおん!!』TBS系 エンディング)


ネット
 Wikileaks
 参考 http://gigazine.net/news/20101210_wikileaks/


ハードウェア
 Xbox360S


黙祷
 翻訳家・作家 柴野拓美/小隅黎
 作家 ジェイムズ・P・ホーガン
 翻訳家 浅倉久志
 漫画家 佐藤史生
 アニメ演出・監督 飯田馬之介

2010.10.12 記

 ♪ タ、ト、バ、タトバ、タ・ト・バッ!

 特撮『仮面ライダーオーズ/OOO』東映・テレビ朝日系 (2010.09.05#1〜)。

 公式HP・テレビ朝日:http://www.tv-asahi.co.jp/ooo/
 公式HP・東映:http://www.toei.co.jp/tv/OOO/

 一部ではトラさんの不遇が囁かれる昨今ですが、来月( 2010.11 )に発売予定のライドベンダー(仮面ライダーオーズ/OOOの使うバイク)にはトラカンドロイドが付属する、らしい様子。

 * 以下は個人的な想像であり、現実に存在するものとは無関係です。

 トラカンドロイドの機能からすると、他のカンドロイドとはサイズが違うのか、ライドベンダーに合わせたサイズにブライ・シンクロン・マキシムな感じ(笑)に巨大化するのか、どちらかのはず、です。

 商品としては、他のカンドロイドと同じサイズで、何の問題もないでしょう。起動はプルトップを引く方式で、機能発揮もライドベンダーの商品のサイズをトラカンドロイドに合わせれば良いだけのこと。

 この商品の物語の中での描写を想像してみました。

 まず思いついたのは、起動前は他のカンドロイドと同じサイズで、プルトップを引くとセルメダルの「力」で巨大化して機能を発揮し、運用終了時は他のカンドロイドと同じサイズに戻る、でした。
 ですが、ではトラカンドロイドが巨大化する(できる)/他のカンドロイドは巨大化しない(させない・できない)、その理由は? という疑問が浮かびました。

 もしかして、他のカンドロイド(タカ、タコ、バッタ)も、実は巨大化できるのでしょうか? あるいは、あの大量のタカカンやタコカンは、起動すると巨大化する代りに多数に分裂する機能(ガタキリバ・コンボのアレ的な)が持たされていた、とかなのでしょうか? バッタカンドロイドは、セルメダルの「力」が通信機能の発揮に充てられている、とかで?

 一方、トラカンドロイドだけは、機能的な制約から、他のカンドロイドとは違う巨大なサイズ、という方法もあると思います。
 ですが、では起動スイッチをどうするのか? という疑問が浮かびます。商品ではプルトップ方式が採用されるでしょうから、物語の中でのトラカンドロイドには、そのサイズに応じたプルトップが付いている必要がある(商品と物語の中の物との差は無いに越したことはない)、はずです。オーズは、巨大なサイズのプルトップを引くのでしょうか(笑)。
 それとも、トラカンドロイドの起動スイッチは、他のカンドロイドとは違うのでしょうか。

 更に、他のカンドロイドとサイズが違う場合、トラカンドロイドは自販機システムでは扱えない、自販機システムとは相容れない存在になります。トラカンドロイド専用の運搬手段が必要となりますし、その段取りの描写や合流までのタイムラグの存在も、円滑な運用の妨げになることが容易に想像されます。

 …上記の考察を纏めると、トラカンドロイドは巨大化する、がありそうな気がしてきました(^^;。

 * 以下、さらに想像の翼が暴走してます。

 第六話( 2010.10.10 放映)までを見て、自分なら、こんなカンドロイドの種類・機能分けにするかな、という考察をしてしまいました。
 切っ掛けは、タトバ・コンボというものがあるのに、最初に登場したカンドロイドは何故、タカ・トラ・バッタではなく、タカ・タコ・バッタなのか、という疑問でした。
 で、思いついたのは…
 タカ:飛行して他のカンドロイドを運搬する。分裂増殖して散乱しているメダルを回収する。巨大化してオーズを乗せる。
 トラ:カメラ・レーダー付きトランシーバー(爆)。他のカンドロイドの遠隔操作機能も付いている。
 バッタ:バイクに変形。巨大化してオーズを載せる。
 さらに…
 タカ・トラ・バッタが合体して、人型メカ・タトバジンになる。

 閑話休題。

2010.10.07 記

 アニメ『ゼーガペイン』ANIMAX 全26話(2010.09.01#1〜2010.10.06#26)の感想です。

 公式HP:http://www.zegapain.net/

 小説かマンガ向きの物語だったのではないか、と感じてます。あるいは、アニメでも、週一で毎回多少なりとも起承転結や戦闘シーンが必要なTVではなく、一気に視聴でき再視聴も容易な映画シリーズかOVAシリーズ向きの。
 個人の内面描写を、もっと饒舌にできるメディアの方が、判り易かった・作り易かった、のではないか、と。

 登場人物の各々が、口にしない・できない想い・痛みを、もっと直截に/判り易く・作り易く、視聴者に訴え掛けることができるメディアで、この物語を体験してみたいです。

 私の感情移入・思考・感性が、この作品に対して低かった・足りなかった・合わなかった、のではないか、という「痛み」も、感じてもいますが。

 追記…10.10.08…↓

 巨人メカ・ゼーガペイン。
 「何故、人の形なのか?」という根本的な疑問が、物語がシリアスであるが故に、引っ掛かり続けました。
 あと、デザイン的には商品制作側との折り合いなのかな? と空想したりもしますが、「光装甲」と言うには、機体の透明部分が少な過ぎる、と感じました。透明部分が、もっと全身を覆い尽くす程であっても良かったのでは、と。

 追記…10.10.08…↑

2010.10.04 記

 今日までに始まった新番組の、当方で視聴したものの印象・感想など。


 特撮『仮面ライダーオーズ/OOO』東映・テレビ朝日系 (2010.09.05#1〜)。

 公式HP・テレビ朝日:http://www.tv-asahi.co.jp/ooo/
 公式HP・東映:http://www.toei.co.jp/tv/OOO/

 2010.10.03 時点で、第5話まで視聴してます。

 ***

 敵は、人間の欲望を糧とする怪物たち・グリード・GREEED。メダルと呼ばれる、その中に人間の欲望を貯め込んでいるという、謎の金属(?)円盤が多数集まって、グリードの体を構成している。メダルには、中枢となるコアメダルと消費されるセルメダルがある。

 グリードは、人間にセルメダルを植え付けることで、その人間の欲望を過剰に増幅・肥大化させ、ヤミーと呼ばれる怪物を生み出させ、自分たちの糧となる欲望をセルメダルに蓄積・増殖させて、それを収穫することで自身を維持する(らしい)。

 仮面ライダーオーズは、800年前からグリード連中を封印していた(らしい)オーズドライバーに装着者がコアメダルを投入・スキャンすることで、コアメダルが内蔵する「力」が解放・発動して変身する超人である。
 オーズドライバーの封印を解き、グリード連中を解放したのは、コアメダルが足りずに腕しか実体化できないグリード・アンクである。
 アンクは主人公・火野映司にオーズドライバーを与え仮面ライダーオーズにした。腕だけ状態のアンクは、重傷を負った刑事・泉信吾に憑依し肉体を支配してしまう。

 封印状態のグリード連中を確保していたのは、鴻上ファウンデーションという組織だった。鴻上ファウンデーションのオーナー(?)鴻上は、セルメダルを動力源とする様々なツールを開発させていた。セルメダルを収集することが、現時点での鴻上一味の当面の目的だと思われる。

 グリード連中は、グリードとしての姿を隠すためにだろうか、人間に憑依したらしい。

 ***

 というのが、自分なりにまとめた、2010.10.03 時点・第5話までの成り行きです。

 アンクは火野映司に憑依しても良かったんじゃ、と思ったのですが、それは『仮面ライダー電王』の主人公・野上良太郎とモモタロスたちとモロ被りですし、オーズドライバーの機能を考えるとアンクのコアメダルの「力」を消費してしまうんじゃないか、と思い付き、その考えは捨てました(笑)。

 オーズドライバーとコアメダル・セルメダル・グリードは、はたしてどちらが「先」だったのか、と考えてみたりしてます。
 もしかして、「メダルを使った変身超人」の方が先で、メダルが自意識を持ってしまったのがグリードだったりして、とか。

 新作ということで設定説明が優先された・演出や役者さんたちが慣れていない感じ、だったからか、第1話以降いまいち乗り切れない印象があったのですが、鴻上一味が主人公たちに正体(表向き?)を明かした前回の第4話で、ようやくワクワク感を覚えるようになりました。


 アニメ『アイアンマン』ANIMAX (2010.10.01#1〜)。

 公式HP:http://www.animax.co.jp/marvelanime/

 主人公トニー・スタークの顔の描かれ方が、純真無垢・純朴な青少年ではないということもあるのでしょうけど、陰影が濃すぎて親しめません(苦笑)。
 背景/場面の設定・切り換えが、特撮スーパーヒーロー物のごとく、ものすごく適当・演出の都合優先な感じなのが、自分的には一番の残念点でしょうか。ビル街の上空で格闘し、ほぼ下方に叩き落とした先が海岸、というのは、もしかすると海沿いの都市であって位置関係の設定的にはOKだったのかもしれませんが、唐突な印象が否めませんでした。


 アニメ『STAR DRIVER 輝きのタクト』MBS・TBS系 (2010.10.03#1〜)。

 公式HP:http://www.star-driver.net/

 孤島の学園、謎の地下世界、怪しさ満点の仮面な組織、銀河美少年、アプリポワゼ、サイバディ。
 バスターマシン@トップをねらえ!2な感じの巨人メカの、ハイスピード超常バトルが今後も今回並のクオリティで描かれることを期待します。
 孤立無援・徒手空拳・秘密満載(?)な主人公の状況・環境が、今後どう変わるのか、も気になります。


 アニメ『心霊探偵八雲』NHK (2010.10.03#1〜)。

 公式HP:http://www9.nhk.or.jp/anime/yakumo/

 オープニングを見て、紅い左目に「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命ずる」と呟いてしまったのは、しょうがないですよね(笑)。
 今回の敵役の説明描写…どうして凶行に走ったのか、等…がほとんどなかったのが残念な印象です。

2010.10.03 記

 恐竜SFドラマ『プライミーバル 第3章』NHK 全10話(2010.07.11#1〜2010.10.03#10)の感想です。

 公式HP:http://www9.nhk.or.jp/kaigai/primeval/index.html
 Wikipedia:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AB

 *** 以下、ネタバレ(ネタバレにつき文字の色を背景色にしてます) ***

 「時空の亀裂」の存在を知った政府・内務省の野心家クリスティン、独善的な確信犯として時空を越えて神出鬼没な活動を続けるヘレン・カッター、そして相変わらず「時空の亀裂」を通って現代に現れる危険な生物たち。

 現代の権謀術数劇は、野心家側の目標の曖昧さ・視野の狭さ・視点の低さが残念な印象です。そういう人物造形も計算通り、だったのかもしれませんが、基本的に暗中模索で後手後手に回ることが多い主要人物たちに加えて、では、フィクションでの愚昧・有害でしかない存在は、どうにも見ていて気持ち悪いです。
 ヘレン・カッターの跳梁跋扈は、この第3章で決着が付いた、のでしょうか。Wikipedia の記述から窺えるヘレン・カッターの行動理念は、もっと直截に作品内で描写・解題されていても良かったのでは、と、感じています(自分の理解力・演繹力(?)の不足は心の棚に上げて)。
 第1章から続く、多種多様な危険な生物の現代世界への出現、の要素が、もっと他の展開と関連していて欲しかった、です。カビ人間や騎士の話は、無くても第3章の起承転結には支障がない、と思えてしまうのが残念です。そしてアビーの弟の存在は不要としか思えないのも残念な点です。

 あと、まさかのニック・カッターの物語中途での死亡、その後のジェニファー・ルイスの退職、それに伴う主役級の人物たちの参入、には、正直戸惑いました。

 *** 以上、ネタバレ ***

 Wikipedia によると、第4章が製作は終了していて2011年に放送予定、第5章が製作中、とのこと。
 どんな展開になるのか、第3章の終りの状況から、どう展開するのか、不安と期待を以て、物語の完結と、日本での放映がある事を祈って止みません。

2010.09.30 記

 アニメ『バスカッシュ!』キッズステーション 全26話(2010.04.07#1〜2010.09.29#26)の感想です。

 公式HP:http://basquash.com/

 デザイン、色使い、ビッグフットの動き、は面白かったです。
 物語については、思わせぶりな事物は有りましたが語られ無さ過ぎ、な印象です。バスカッシュ/ビッグフット、というアイデアのイメージの素描・スケッチ・デッサン止まりでしかない、と、個人的には感じてます。

 スラッシュとナヴィガとミユキ、の考えや行動が、もっと明確に描かれて欲しかった・見たかった、です。
 あと、主役級だけが持っていた感じのペットアクセの存在理由の説明が欲しかったです。

2010.08.31 記

 行きつけのチャット場で…
「イスラエルの洞穴で、約1万2000年前に人類が葬儀の際、野牛や亀をごちそうとして宴会を行った跡が30日までに発見された。」 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100831-00000013-jij-soci
 という話題を見たのですが。この記事に、なんとも言い難い違和感みたいな引っ掛かりを覚えて、自分的に納得できる「解釈/設定」を考えてしまいました。

 Googleで調べた限り、
 ・一万二千年前は、最後の氷河期の終わり頃であり、日本では縄文時代の初め頃に当たる。
 ・洞窟には「焼かれた跡のある、多数の亀の甲羅が入れられた、シャーマンらしき初老の女性の埋葬穴」と「3頭分以上の野牛の骨が入れられた穴」と「二十八人以上の人骨」とがあった。
 …という情報が判りました。件の記事からは、上記2番目以上・以外の情報は判りませんでした

 現時点で一番知りたいのは、二十数体の人骨の内訳でしょうか。成人(相当)のものだけなのか、老若男女の別なくあるのか、死因は何か、等。

 で、自分の空想的解釈の一つは…

 ***

 その洞窟は、ある狩猟グループの拠点として、せいぜい数ヶ月の間だけ使われた。
 シャーマンは狩りの吉凶を占い、得物を分け、負傷者を診、死者を弔った。
 周辺の獲物がいなくなった/狩り尽くした後、あるいは、一定以上の死者の積み重ねを以て、あるいは、季節の変化に応じて、等々の理由から、シャーマンは生贄として葬られた。単にシャーマンは、年齢か病気かで死んだだけなのかもしれないが。
 そして洞窟は放棄された。

 ***

 初老の女性以外の人骨が成人のみだったら、老人や子供の生活場所は他にあった、と考えられるでしょう。成人だけでなく老若男女を問わずであれば、その狩猟グループは定住性ではなく移動性だった可能性が高いのではないか、と思います。

 閑話休題。

2010.08.30 記

 特撮『仮面ライダーW』東映・テレビ朝日系 全49話(2009.09.06#1〜2010.08.29#最終回)の感想です。

 公式HP:http://www.tv-asahi.co.jp/double/

 架空の街・風都。そこに住む人々を脅かす怪人・ドーパントと戦う仮面ライダーW。
 Wは、鳴海探偵事務所の探偵・左翔太郎と助手・フィリップが、ドーパントを生むガイアメモリの力を使って変身する。
 ガイアメモリは、風都を暗に支配しているらしい園咲家が率いる、ミュージアムを名乗る組織が、密かに製造・販売している。

 映画版は未見です。

 *** 以下、ネタバレ(ネタバレにつき文字の色を背景色にしてます) ***

 Wは、事件を起こしたドーパントと戦い続けるが、ドーパントを生むガイアメモリを流通させる組織・ミュージアムには辿り着かない。

 物語の中盤、風都署に新設された超常犯罪捜査課に、警視・照井竜が赴任。仮面ライダーアクセルに変身して戦う。

 終盤、ミュージアム・園咲家の内紛、ミュージアムの支援組織・財団Xの介入、ミュージアム・園咲家の当主・園咲琉兵衛の意向による強引なガイアインパクト計画の進行、等々の異常事態の果てに、ミュージアム・園咲家は壊滅し、財団Xは姿を消す。

 風都には、ミュージアムの負の遺産とも言えるガイアメモリが残っていて、仮面ライダーWの戦いは続いている。

 *** 以上、ネタバレ ***

 …改めて振り返ると、物語世界の状況設定は、多少の変化はあるものの、ぐるっと一周して螺旋軌道の次の周回に入っただけ、みたいな(苦笑)。

 左翔太郎、フィリップ、照井竜、の人間的な変化・成長は、けっこう丁寧に積み重ねられていた、と思えます。
 逆に、敵側の描写は、反逆者(?)である園咲霧彦と井坂深紅郎を別格として、園咲家の三人(琉兵衛、冴子、若菜)は特に、行動こそ描かれるものの、その「本心・本音」は不明瞭な(言葉にされない)ままだった、と感じてます。

 *** 以下、ネタバレ(ネタバレにつき文字の色を背景色にしてます) ***

 フィリップは最終回のあと、園咲来人を名乗るのでしょうか、それともフィリップのまま、でしょうか。

 …とか考えてて、ふと空想したんですが。
 園咲の遺産は若菜が継いで。でも贖罪的な意味で自分から幽閉状態になって、園咲の屋敷があった廃墟の地下で、ガイアの井戸(仮称)を見守ることに。
 その行動を取ることを勧めたのは、地球の本棚で存在を維持していたフィリップ・園咲来人。若菜の、地球の巫女としての能力が、フィリップの完全な消滅を防いでいた、とかなんとかで(笑)。

 で。
 左翔太郎は、園咲若菜を影の助言者に、エクストリームメモリを介して実体化するフィリップと、鳴海亜樹子と結婚した照井竜と、共に風都の日常の平穏を乱すもの達と戦う仮面ライダーとして生きてゆく…なんちゃって。

 *** 以上、ネタバレ ***

2010.08.24 記

 最近(でもないか --;)購入したブツの中で良かったものを。

 夢乃むえ『さえもえな日常』徳間書店/Ryu Comics (購入:2010.07.25)
 絵は鳴子ハナハルのそれに近い、かな、と。
 物語からは、米村孝一郎を連想したり。
 「Act.3 狐に嫁入り」が、好きです。

 中島諭宇樹『エレメントハンター』(全2巻)集英社/ジャンプ・コミックス (購入:2010.08.22)
 「Vジャンプ」連載時の大きな判型で見たい、と、けっこうな画力に思いました。
 後半の、アニメ版とは違う展開は、自分的にはアニメ版よりも好みです。

2010.08.08 記

 PCに追加したグラフィックボードは、二画面表示が可能な様子。出力端子は、DVI-I(メス)、HDMI、VGA(D-Sub15ピン(ミニ)メス)、が一つずつなので、DVI-I変換コネクタ(ELECOM AD-D15FTDVM)を購入して…
VGA = SONY VAIO PCV-J12V5 同梱 15型FDトリニトロン HMD-A100 : 1024x768
DVI-I = SONY BRAVIA KDL-32J3000 : 1280x768
 …にしました。

 適当に設定を弄って、全体で解像度=2304x768 の画面の、左側の 1024 分を HMD-A100 で、右側の 1280分 を BRAVIA KDL-32J3000 で表示する、という配置が使い良さそうだったので、それに。

 発色(色温度? ガンマ?)の違い… HMD-A100 の画面が黒っぽい(白を出そうとすると白飛びする)のです…が、けっこう気になりはしますが、そういうもの、と割り切ることにしました。画像関係の表示は BRAVIA KDL-32J3000 側で表示・鑑賞すればいいや、と。

 2010.08.24 追記
 モニターの接続を…
DVI-I = SONY VAIO PCV-J12V5 同梱 15型FDトリニトロン HMD-A100 : 1024x768
VGA = SONY BRAVIA KDL-32J3000 : 1280x768
 …に変えました。目的は、電源投入後の起動画面表示を HMD-A100 にするため、です。

2010.08.07 記

 数日前、突然にデスクトップPC(eMachines J4496)のモニター信号が出力されなくなりました。

 PCの電源を投入後、メーカーロゴ画面は正常に表示されるものの、OS(Windows Vista)が立ち上がってから以降は、モニターに何も表示されません(「入力信号がない」というメッセージが表示されます)。
 セーフモードでOSを起動すると、問題なく画面が表示されます。

 どうやら、経年消耗(劣化)か、最近の暑さか、日頃の酷使か、何らかの要因で、オンボードのモニター出力系が故障した様子。

 で、安易な解決法ですが、PCにグラフィックボード(ELSA GRADIAC GT 220 LP DDR3 1GB)を追加しました。(あれこれ/電脳と戯れ/ハードウェア

 結果は、OKでした。
 画面は問題なく表示され、アプリケーション類も、特に支障もなく正常に動作しているようです。

 …そして、PC筐体内の冷却、電源(消費電力)、とかが気になりだしてる、今日この頃。 orz

2010.07.14 記

 ジェイムズ・P・ホーガン氏が死去(7/12)。

>> http://www.tsogen.co.jp/news/2010/07/10071314.html

 『星を継ぐもの』、『ガニメデの優しい巨人』、『巨人たちの星』、『創世記機械』、『未来の二つの顔』、『未来からのホットライン』、etc.。

 黙祷。

2010.07.04 記

 アニメ『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』MBS・TBS系 全64話(2009.04.05#1〜2010.07.04#64)の感想です。

 公式HP:http://www.aniplex.co.jp/hagaren/

 *** 以下、ネタバレ(ネタバレにつき文字の色を背景色にしてます) ***

 最終話は、「2年後」だったBパートが、自分的にはもう少し、盛り上がりや「世界の変容」が欲しかったかも、と感じてしまいました。

 鉄道に乗って新たな人生に踏み出す、と言うイメージは、旧アニメ版(の映画版)を思い出しました。

 エドワード・エルリックの左足が機械鎧(オートメイル)のまま、で終わったことに、少しだけ納得できない心持ち、が残りました。
 アルフォンス・エルリックを[真理の扉]から帰還させる[対価]に、自身の[真理への知見・体験(?)]を(アルフォンスのそれも?)支払ったにも関わらず、その後の人生で、錬金術に代わる錬丹術の研究に邁進している様子が、なんとなく引っ掛かってたり、も。

 エドもアルも、錬成陣を描く方式でなら、錬金術が使えたりする、のでしょうか…屋根の修理に使ってない点からすると、アメストリス流(?)錬金術は流石に使えなくなってしまっている、と考えた方がしっくり来ます、か(苦笑)。

 でもそのアメストリス流の錬金術は、まだ普通に使えたりはしてるのでしょうか。政策や民意・社会的な風潮等で、錬金術は禁忌的な扱いになって行ってる、とかは、あるのでしょうか。
 イズミ・カーティスやロイ・マスタングは、変わらずに錬金術を発動できるのでしょうか。

 …等と考えると、根源的な世界の有り様を含めて、ハガレン世界は変わっていない、と思えます。
 アメストリスの人々の意識は、一連の事件・出来事を経験して、大なり小なり変わった、とは思いますけど。

 新たな[劇場版]の製作が公表されましたが、ネタ的に何をするんでしょうね(苦笑)。

 *** 以上、ネタバレ ***

2010.04.13 記

 アニメ『DARKER THAN BLACK 流星の双子』ANIMAX 全12話(2010.01.25#1〜2010.04.12#12)の感想です。

 公式HP:http://www.d-black.net/

 *** 以下、ネタバレ(ネタバレにつき文字の色を背景色にしてます) ***

 前作『DARKER THAN BLACK』の第11,12話「壁の中、なくしたものを取り戻すとき…」を連想させる、最終回の展開でした。

 三鷹文書(の一部?)。 南米のヘブンズゲートの争乱・天国戦争は、この予言/預言の解釈を巡って起きた、と。
 霧原未咲曰く:−−−
 イザナギは偽りの水底を眺め、イザナミを待てり
 イザナミは水底を渡り来たりて、やがて二人出会えり
 されば天土は二つに割かれ、地獄の門はそこへと開かん
 門より出でしもの、誰ぞや知れず、ただ争いが果つることなく続くのみ
 小林悟朗曰く:−−−
 その兆し、沈むことなく昇る弓張り月にあり
 そはやがて満ち満ちて、イザナミの産み月となる

 銀は[イザナミ]と呼ばれていました。[イザナギ]は、シオン/スオウと見なされていました。
 [イザナギ]と[イザナミ]の出会いの後、ヘルズゲートは開き/変容し、銀に酷似した外見の[誰ぞ]が目覚めました。

 現時点での、私の解釈は:−−−
 時間移動能力者(アンバー?)が三鷹文書を残した。
 ゲートの出現後、三鷹文書の預言/予言を知っ(てい)た者たちが、ゲート/契約者を巡って、それぞれの思惑で動き出した。
 マダム・オレイユたちは、シオンの計画に乗り、流星核と地球世界と全人類とをコピーし「星の方舟」=[月]を作る手助けをした。

 方舟と言うからには、それは緊急避難・一時的退避措置、ではないかと思えます。なので「星の方舟」は、「来るべき何か」が一段落した後、戻ってくる、のではないでしょうか。

 はたして、イザナギ,イザナミ→アマテラス,ツクヨミ,スサノオ、な第三部が、あるでしょうか(笑)。

 *** 以上、ネタバレ ***

2010.04.06 記

 佐藤史生氏が死去(4/4)。

>> http://www2u.biglobe.ne.jp/~ysakata/work/spys/100406dosato.htm
>> http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E8%97%A4%E5%8F%B2%E7%94%9F

 『夢見る惑星』、『ワン・ゼロ』、『打天楽』、etc.。

 黙祷。

2010.04.02 記

 アニメ『エレメントハンター』NHK 全39話(2009.07.04#1〜2010.03.27#38,39)の感想です。

 公式HP:http://elementhunters.com/

 コロニー政府の反逆者(?)が、違法な暗躍を暴かれて収監されつつも、主役の一人を使嗾して起死回生を狙ったものの失敗に終わった後に、はたしてどうなったのか、が気になってます(苦笑)。最後の足掻きが不発に終わったことを知っているのか知らないのか、とか。

 いまひとつ、世界設定や物語の展開になじめないままでした。
 公式HPには、かなり大量の真摯・深遠な設定解説が上げられていますが、それらのアニメへの反映は、かなり希釈されてしまった感じを持ちます。

2010.03.22 記

 安堂維子里『安堂維子里作品集 世界の合言葉は水』徳間書店/Ryu Comics を購入・読了して。

 ファンタジックな感性に訴求する、短編集でした。
 全編を通して、自分の持つSF感(観)とは相容れない「何か」を含んでいる、と、初読では感じてしまいました。
 自分には思い付かない/思い付けない/思い付いても得心できず反故にしてしまう、前提・設定・起承転結、が、この「作品」には、あるようです。

 嫌う訳でもなく、惹かれない訳でもなく。でも、反発というか違和感というか、「違う/納得できない」感じを拭えません。

 一番好きなのは「塩害の季節」です。