TV『仮面ライダー剣[ブレイド]』テレビ朝日・東映
鑑賞:2004/01/25〜2005/01/23(全49話)
2004.01.25
△
▼
▽
第1話 紫紺の戦士
私恨の戦士?(笑)
第1話として掴みはOK、みたいな。まだちょっと、登場人物の区別に戸惑う感じがあったりしますが、まぁそれは私も役者もスタッフも慣れて(こなれて)ないからだろう、と。
怪物はアンデッド。公式サイトでは「不死」と書かれてますが、それらしい描写や演出があっても良かったのではないかと思います。仮面ライダーだけが、通常の手段では倒せないアンデッドを、封印という形で無力化することができる、という説得力が出てくると思えるので。
仮面ライダーは、人類基盤史研究所(BOARD)が、アンデッドをカードに封印する手段とともに開発(?)したものが2体(クワガタとカブトムシ)と、在野に1体(カマキリ)…と思えますが、仮面ライダー自体にも、その使用者・所有者や管理者たちにも、いろいろと問題や秘密や確執があるようです。
それにしても、専用バイクはまだしも、変身アイテムを使用者が常時持ち歩いているらしいのは、組織としては管理が甘いと思います。常時携行させるのであれば、日常的な行動も管理するとかすべきでしょう…それこそ住居を提供する等。
あと、今回の事件でBOARDが壊滅したとしたら、変身アイテムや封印カード等は、その性能をいつまで維持できるのでしょう。それとも、あれらは完全にメンテフリーというか魔法的なブラックボックスだ、とか? 上で[開発(?)]と書いたのは、そこら辺りも含めて、BOARDという組織(の描写)に「暗さ/曖昧さ」を覚えたので。
自分的に気になる謎としては…
アンデッドの、BOARDの、ギャレン・橘朔也の、意図/目的は何か。
カリス・相川始はなぜカリスなのか。
4体めの仮面ライダーの登場はいつか。
…あたりでしょうか。
OPの3体の仮面ライダーの演舞は、動作が硬めではありますが、私は嫌いではないです。と言うか、カリス、カッコい〜(笑)。
変身アイテムの[カード挿入でベルトが伸展する]という機能は、商品にも反映させて欲しいギミックだと思いました(自分は買いませんけど、流石に ^^;)。
2004.02.01
▲
△
▼
▽
第2話 謎のライダー
3体めの仮面ライダー・カリス…変身の段取りが違ったり超人系(アギト/ギルス/アナザーアギトみたく、バイクも同時に変身)だったりで、既出の2体とは起源・由来が違う感じです。カードも武器に付属しているのではなくて腰にホルダーがあったりして、デザイン・コンセプトも違えているのかな、と思ったり。眼の造形に、ふとザビタン(アクマイザー3)を思い出したりしました。
アンデッドと意味不明な会話を交わすわ、血の色み〜ど〜り〜だわで、変身者自身が人外っぽいのは意外でした。「家族って、なんだ」という台詞もまた意味深です。
ブレイド…変身時に前方に投射される[光幕]の使い方が面白かったです。主人公の[戦闘センス]の描写なのでしょうか。それにしては、今回は変身前とはいえ二度も触手攻撃をまともに受けたり、重要なはずの武器をあっさり手放したりして戦闘が押され気味だったりするのは、実戦の経験が不足しているから、でしょうか。
ですが、戦闘の後半は、主人公の感情の昂揚(?)に合わせて、敵と互角以上に戦えるようになっていたようにも思えます。これは、今回の主人公が、冷静な計算や思考ではなく、体感や感覚で戦うタイプである、という演出でしょうか。
BOARD…あっさり「跡」とか言われて、異常な手早さで整理整頓されたのにびっくり。それにしても、主人公側(ヒロイン?)として、火事場泥棒そのものな行為は如何かと思うのですが。
組織や建物に対する手際の良さからすると、ヒロイン(?)や主人公に対する対応の無さは、彼らの行動の全てを知っていて敢えて放置している、としか。と言うか、あの二人は収入源が消えた訳ですが、生活費とか活動費とか、どうするのでしょうね。
実は、ヒロイン(?)はBOARDの上部(後継?)組織のエージェントで、主人公たちの監視役だったりして(←これならば、あの行動は[泥棒]ではなかったことになって、キャラクター造形(笑)上の観点からは安心できるんですけど ^^;)。
アンデッド…人間を襲う、のは何のためなのか。殺しまくっているのであれば、今回の天文台の事件は、猟奇的な大量殺人ということになりますが、警察関係の動きは描写されるのか否か、によって、また色々と考える要素が出てきそうに思えます。
4体めの仮面ライダー…武器は[扇]が面白いのでは?、とか空想してます。広げて[盾]、閉じて[棍棒(クラブ)](笑)。[扇]は、OPの演舞を見てて思い付きました。
考え始めて最初に思い付いたのは[槍]でした。でも、カードスラッシュが難しい気がして。
更に、いま(笑)思い付いたのが[籠手]。身も蓋もなく言えば『龍騎』のアレ(^^;。
4体めの武器は、4体めの出自(設定)がブレイド/ギャレン型(強化服系)なのかカリス型(超人系)なのか、どちらでもない[何か](例えばサイボーグとかアンドロイドとか ^^;)なのか、でも違ってくる気もしてます。
2004.02.04
▲
△
▼
▽
ブレイドの変身の段取りは…
・(ポケット等から)取り出したバックルに変身用カードを挿入
・バックルからベルトが伸展して腰に巻きつく
・バックルのレバーを引き、前方に変身用[光幕]を投影
・[光幕]を通過して、強化服を装着
…だと思います。
第1話では、パックルを身に着けた後、レバーを引く前の動作として変身ポーズを取りました。ですが、この変身ポーズは、戦闘中の変身とは言え、第2話にして省略されました。この事は、ブレイドにとって変身ポーズは必要条件ではないことを示しています。
ここまで考えて、主人公がブレイドである積極的な理由付けが、現状では皆無に近いことに気付きました。
主人公がブレイドである理由。主人公がギャレンでない理由。
今の時点で考え付く、最も安易(苦笑)な理由としては、変身用カードと使用者の相性、でしょうか。
主人公の「何か」が[ブレイド変身用カード]の「何か」に、誰よりも適合していた。もっと積極的にすれば、主人公だけが[ブレイド変身用カード]を使って変身可能だった、と。
そんなふうな理屈(屁理屈 ^^;)を付ければ、[ブレイド変身用カード]を使うための変身ポーズを、必要条件として付けられるのではないでしょうか。
2004.02.06
▲
△
▼
▽
(承前)
具体的には、変身用カードは主人公が手にした時だけ光ったり、変身時にはバックルに納まっている変身用カードが主人公の変身ポーズに合わせて輝きを増してゆく、みたいな描写があれば、変身ポーズが変身に必要な条件である、とすることができるのではないか、と。
いまさらながらの疑問が、と言うか、説明があって欲しい点を幾つか。
白井虎太郎(主人公・剣崎一真を強引に居候にした、物書き志望の青年)は、第1話で不死蝙蝠の居場所 or 仮面ライダーの居場所を、どうやって知ったのか。曖昧な「何かがある」程度の情報で、たまたまあの場面に遭遇しただけなのか。
主人公・剣崎一真は、BOARDに仮面ライダーとして採用された時に、本当に何も肝心な点についての説明を受けなかったのか。
どんな説明を受けて、仮面ライダーとしてBOARDに採用されることを承諾したのか…怪物のこと、戦い方のこと、カードのこと、等々。
第1話を見直すと…
白井虎太郎は都市伝説[怪物と仮面ライダー]を追っていて、あの場面に遭遇した。
BOARDは、仮面ライダー専任オペレーター等の主要スタップにも、怪物についての真実を話していなかった。あるいは、BOARD自体(所長レベル)も「調査中」の段階だった。
…と思えます。
白井虎太郎の情報収集能力は、剣崎一真の個人情報を簡単に入手した(らしい)点から、かなり優秀らしいようにも思えますが、3体めの仮面ライダーである相川始が、彼の姉の家に下宿していることで、「全ては仕組まれたことだった」的な見方をしたくなったり(苦笑)してます。
つまり、不死の怪物を追っている[誰か/何か](BOARDの黒幕?)がカリス・相川始の存在を知り、都市伝説を追っていた白井虎太郎を(故意に情報を与えることで)使って圧力をかけて反応を見てみる、みたいな。ブレイド・剣崎一真やオペレーター・広瀬栞は、カリスが敵対する場合のことを考えて、とか。
2004.02.08
▲
△
▼
▽
第3話 彼らの秘密…
女医さん・深沢小夜子と橘朔也、栗原遥香・天音母娘と相川始は…とっても、し・ん・み・つ?(ヤメレ)。
閑話休題。
不死の怪物たち…私は、呼称を不死**とすることにしました。
「一万年前に現われた、53種の生物の不死の個体が、種の生き残りを賭けた闘いを行い、人類が勝利を収めて他の個体をカードに封印した。が、3年前に封印が解け、不死の怪物たちは人類の排除に動き始めた」
…と、BOARDの烏丸所長は語りました。
とすると、襲われた人は死亡している可能性が高いのですね。そして、そんな大量殺人事件を公表させないようにする力を持った者/組織が、この物語世界には存在する、と。
あと、勝利を収めた不死人間が存在し、それは封印されていない、と言うことに(それって、つまりやはり… ^^;)。
できれば[53種の生物の不死の個体]が出現した理由が知りたいのですが…果たして設定されているのでしょうか(苦笑)。
封印が解けた理由の「悲しいアクシデントが色々と重なったから。全ては私の責任だ」は怪しくも思わせぶりで、ありがちな台詞にしか思えませんけど。
剣崎一真…「証拠は、俺の体だ(中略)本来なら今のような無様な戦い方はしない」って、それだけで、なんで信じてしまいますか(苦笑)。
あと、不死鹿にキックを放つ場面で、カードホルダーを開いた時に光ったカードの隣のカードを引き抜いて使ってます。光ったカードは空白のカードみたいなのですが…単なる合成ミスでしょうか。
何らかの設定があって意図的に直後に引き抜くカードとは別のカードを光らせているのだとすると、そういう「判る人だけに見せる」処理は嫌いではないですが、ならば、主人公たちの[瞬時で判別できない印象の差異の無さ]も意図的なものである、と考えざるを得なくて、ならばその目的が掴めないので困惑してしまう訳で(苦笑)。
橘朔也…ギャレン開発前からBOARDの研究員で、そのギャレンは橘朔也専用な感じで造られた、と語られました。それならば、仮面ライダーギャレンの仕様も性能も限界も、橘朔也自身が十分に理解・把握している筈ではないか、と思えます。それなのに、強引に所長を拉致監禁し、怪しい機械に接続してまで何かを知ろうとする橘朔也の行動は、偏執狂的な異常さを仮定せざるを得ないかと。
「何かが俺の中で起きている。映像がだんだん鮮明になってきている」と言い、急造のライダー・システムの不備が致命的な体調不良を引き起こしている、と言うのですが、女医さんの検査では健康体で。
今までの描写を見る限り、橘朔也の体調不良は、彼自身の精神失調による心因性のものではないのか、という疑いを、私は持たざるを得ません。
もちろん、橘朔也の言い分が全て正しい可能性もありますけど。ライダー・システムに欠かせない不死怪物を封印したカードが、人間には[毒/劇物]である、とか。
そして次回は不死の秘密を得ようとするみたいですが、だとすると、ずんどこ自己中な悪人街道まっしぐら、ですね(苦笑)。
相川始…「人を守ろうとする愛。その時、奴の力は全開する、か」と聞こえますが、なんともスゴイ台詞です(笑)。
亡くなった栗原家の父親氏と、雪山で出会っていた様子を見せられたりすると、ますます「人間界に出てきた異種族の王子さま(爆)が、徐々に人間化してゆく」みたいなベタな展開を想像したり。
広瀬栞…橘朔也がPDA(Clie?)で不死怪物検知システム(?)にアクセスしていたのに、彼女は大仰なノートPCを持ち歩いていたのは…彼女が持っている、システムを組み込んだ可搬装置はノートPCだけだったり?
彼女が相川始に合った時に、どんな反応を見せるのか(見せないのか)ちょっと興味があったりします(栗原母娘と同様に心酔するのか、警戒するのか、無視するのか、等)。
白井虎太郎…天音ちゃんに軽視される理由が判った、みたいな(笑)。第1話みたいに押すこともできない訳ではないのに、押されると押し返さずに引いてしまうのが弱点である、と。
3回目にして、ようやく登場人物の見分けが付くようになった感じです。性格設定は、それぞれに特徴があって良いと思います。できれば服装を(配色だけでも)もっと識別しやすい設定にして欲しいです。
2004.02.11
▲
△
▼
▽
情報の整理と推測を少々。
1万年前に特殊なカードに封印された不死怪物たちは、3年前に封印が解かれ活動を始めた。その目的は、人間の排除。
仮面ライダーは、不死怪物と闘いカードに封印することができる唯一の存在である。
不死怪物の活動が活発化し始めたとされる、物語の開始時点の2ヶ月前から第3話終了時点で、不詳2体と蝙蝠(第1話の橘朔也の台詞より)、バッタ、蔦、鹿、の6体の不死怪物が封印されました。
封印の解除から物語の始まりまでの3年間。
怪物たちの活動は、封印が解かれた直後から始まった、と考えます。
ブレイドは、物語開始時点の2ヶ月前から剣崎一真によって活動を開始しています(第1話からの推測)。最初の人類基盤史研究所は2年前に運営が始まり、そこでギャレンは開発されたらしいです(第3話からの推測)。
封印解除の直後から、不死怪物と人間との暗闘は始まっていて、その闘いの中で人間は、不死怪物を封印したカードを使った対不死怪物用の戦闘装備として2年前(?)にギャレンを造り出し、続いてブレイドも造った、と。
ギャレンとブレイドは、既に不死怪物を封印しているカードを何枚か所有しています(変身用カードも封印済カードだと考えます)。
それらの既得カードが、封印を解除されなかったカードなのか、再封印されたカードなのか、現時点では不明です。
不死怪物たちの活動が活発化し始めた理由は…カリス・相川始の存在? と思えてきました。
ブレイドの活動開始(剣崎一真のスカウト)の理由も、ギャレン・橘朔也の不調を烏丸所長(かBOARD上層部の誰か?)が懸念したからだけではなく、BOARDもカリス・相川始の存在に気付いたからだったりして、とも。
不死怪物たちには知性があり、手当たり次第の無差別殺人を行っている様には見えません。「一万年前の、種の生き残りを賭けた闘い」という過去からすると、共闘の可能性は少ないように思います。が、不死怪物が、別の不死怪物を封印したカードを使う、可能性はあるのでしょうか(カリスがいます、か ^^;)。
[怪物が事件を起こし、仮面ライダーが闘い、封印する]的なルーチンワークには陥って欲しくないです(今更そんな展開は無いだろう、とは思いますが)。珍奇(^^;)かつ新鮮な怪物との戦闘を見てみたい気も、少しはありますけど。
その意味で気になるのは、不死怪物の再封印が完了するのはいつなのか、でしょうか。
ギャレン、ブレイド、カリスは、それぞれ13枚のカードを所有しているようです。未登場の4体めの仮面ライダーが、残りの13枚のカードを持っているのでしょう。
…う〜ん、剣崎一真・白井虎太郎・広瀬栞には、この点に気付いて動いて欲しいですね…ブレイドとギャレンだけでは、烏丸所長から聞かされた「53種の生物の不死の個体」の半数しか封印できない、という事実に。
4体めの仮面ライダーは、全てのカードが封印済の状態で登場したりして、と空想してます。
全てのカードが封印済になって、それでもこの物語が終わらないとしたら、それは、仮面ライダー同士の闘い、ということになるのではないか、と。
2004.02.15
▲
△
▼
▽
第4話 永遠の命の謎
ブレイド、ギャレンは「ターンアップ」、カリスは「チェンジ」。同じ効果の筈の変身用カードで起動時の音声が違うのは、さて、どういう「違い」なんでしょう。
強化装備の顕現/現出(turn up)と、肉体の変換(change)、とか?
広瀬栞…「お父さんが勤めていたところ。きっと(ずっと?)ここはBOARDの?????」
この台詞が判りません。「カクシサン(カクシナノ?)カモ」みたいに聞こえるのですが、意味不明ですし。
「結局アンタ戦いたくないだけなんでしょ!」→「行かないで剣崎君!」って、その前後の台詞も含めて、その時々の自分の感情を垂れ流しているだけとしか思えません。
彼女の父親の死は、もしかして不死怪物絡みだったりするのでしょうか。
剣崎一真…自分の言動の、ヤマアラシが刺を逆立てた様な「過剰な攻撃性」を全く意識してない感じが、見てて同情できないです。それを「不器用」と言うのは勘違い、かと。
白井虎太郎…下手すると八方美人な柔らかい人当たりが、今回は「冷静な抑え役」として働いた、みたいな(←ヒドイ言い様ですね ^^;)。
不死怪物検知システムの使い方(表示の見方だけ?)を、いつの間にか把握していたのは偉いと思います。他の二人が視野狭窄な直情径行タイプな分、フォロー役に回らざるを得ないから、かと思いますが。
橘朔也…パズルのピースを食うな(苦笑)。まじで精神的にぎりぎりいっぱいなんでしょうか。
烏丸所長に生きていて欲しいなら、さっさと深沢小夜子のところに運び込むとかすべきでしょうに。もし深沢小夜子を深入りさせたくないのなら、彼自身が最初から訪ねるべきではない、と思いますし。
今回、BOARD壊滅時の行動(の支離滅裂さ)が露顕したり、かなり気弱な面が見えたりしたからでしょうか、一気に印象が矮小化(^_^;)してしまいました。狡猾な悪人でも裏切った正義の味方でもない、死の予兆に怯える普通の男、みたいな。
相川始…不死怪物検知システムは不死蛾を察知できず、カリスの変身で動作したように見えました。性能的な限界があるのか、不死蛾の能力なのか。そしてカリスは、少なくとも不死怪物検知システムが想定する[不死怪物]と同等の存在、なんですね。
あと、ブレイドに「あいつ(不死蛾)と戦え」と言い放つ冷酷さは、いっそ爽やかだったり(苦笑)。
烏丸所長…燃える男(爆)。
実は人間じゃなかった、なんてことは…。
もしこれで退場だとすると、広瀬栞と橘朔也の対立は決定的(修復不可能)になるでしょうね。
次回予告の、カリスの名を口にした男は…まさか第4の仮面ライダー?
2004.02.16
▲
△
▼
▽
BOARD壊滅時の橘朔也の行動…
地下で不死バッタの巣(?)を発見する。←特に何もせずに眺めていたような。そもそも、一人で地下に向かった理由は?
不死バッタが活動を始めたので攻撃するが取り逃がす。←不死怪物は封印しなければ駄目でしょうに。バッタの群れが不死バッタ自身だと判らなかった?
ブレイドと不死バッタの闘いに加わらず、その場から立ち去る。←ブレイドが勝つ、と信じて任せた?
烏丸所長を気絶させ、拉致。←烏丸所長も不死バッタに襲われて重傷を負っていた?
橘朔也は、不死バッタの巣を発見した時点で直ちにBOARDに連絡し、体制を整えさせるべきでした。それをしなかった理由は何なのでしょう。あるいは、出来なかった理由は。
a.不死バッタの行動が迅速で、橘朔也がBOARDに連絡する物理的手段が全て断たれてしまった?
b.不死バッタの襲撃によってBOARD内部が混乱し、誰も橘朔也の連絡を受けることができなかった?
c.不死バッタをBOARDの地下に配置した「誰か/何か」によって、事前に破壊工作が行われていた?
d.烏丸所長に対して不信感を募らせていた橘朔也は、これでBOARDが滅ぶなら滅べ、と放置した?
これまでの描写からすると、どうしてもd.の可能性を払拭できない訳で。
それはそのまま、橘朔也・ギャレンに対する不信感となるのですが、それは、私の中では「正義のヒーローだった者が悪に変わった?」ではなく「人間として罪を犯した?」という疑念です。
不死バッタに襲われるBOARDを放置して立ち去った事、瀕死の烏丸所長への処置、等々、不死怪物と戦う手段を持つ、人間の守護者たるべき者としてではなく、一人の人間として、すべきこと・出来る事を、意識してしなかったのではないか、と。
2004.02.18
▲
△
▼
▽
強化装備の顕現/現出(turn up)と、肉体の変換(change)…変身中に、普通に使う感じで、自分のではない変身用カードを使った場合、どうなるのでしょう。
1.使ったカードの仮面ライダーに変身(change)する
2.変身中のものに、使ったカードの仕様が追加(重ね掛け)される
3.エラー(属性…スペード、ダイヤ、ハート、クラブが違う、とか)で弾かれる
…やっぱり3.だと面白くない(笑)ので、個人的には2.を期待しますが。
2004.02.22
▲
△
▼
▽
第5話 過去への挑戦
挑戦? 何を指してのことなのか、ちょっとピンと来ません。
剣崎一真の「全部俺の手で助けたい」という決意を表している…というのは苦しい解釈ですね(苦笑)。
「人間になりすましたつもりかカリス。いつからオマエはそこまで堕落した?」と相川始に呼びかけた眼鏡氏は、もしかして死んだはずだった広瀬栞の父親氏? と思ったら、[伊坂]という新キャラみたいですね。カリスと浅からぬ因縁を匂わせる台詞ですが、この眼鏡氏、カードの封印を解いた者たちの関係者なのか、それとも人の皮をかぶった何かの不死怪物なのか(あるいは隠密同心か ^^;;;)。
そのカリスも、剣崎一真・ブレイドに「だいたいお前たち人間が存在すること自体おかしいんだ」と言い放ちます。これは、一万年前の[種の生き残りを賭けた闘い]に人間が勝った、とされている事には何か謎がある、と言う事?
で。
今回の冒頭、カリスとブレイドの対決でカリスが引いたのは、栗原母娘の近親者である菊池啓太郎が現われたから、でしょうか。相川始の、栗原母娘に対する好意の寄せ方…正体の露顕を恐れることなく(その可能性に気付かなかった? ^^;)抗体の存在を告げてしまったり…を見ていて、そう思いました(笑)。
今回登場の不死怪物は、前回の予告でシルエットを見た時、海辺の洞窟という場所と合わせて、てっきりカニかと思って、でも「抗体」→毒? と言うことでサソリかな、と考えていたのですが、ムカデとは。琢磨逸郎の転生ですか(違 ^^;)。
連続して原因不明の病人が出た洞窟を立入禁止にするのは当然として、閉鎖した直後にも関わらず、それを知らずに洞窟に来る人を想定していないのは、役場(?)らしからぬ手落ちのような。閉鎖の理由を説明する看板なりも立てるとか、できれば一日か半日、事情説明をする人を置いておくべきでしょう。
それにしても、烏丸所長の発火が超常現象ではない人為的な「トリック」とは。
所長氏は昏睡状態ですから(意識があるなら、流石に橘朔也が気付かないとは思えないので)、誰かが所長を運び去り、置き土産に仕掛けておいた、ということに。その、連れ去った意図もですが、橘朔也に一瞬で見破られるような杜撰な仕掛けをした理由は何なのか、対象に誰を想定したものなのか。
橘朔也…根拠無しな「オレ理論」を振り回して暴走する精神不安定野郎、に成り下がってます(それとも、物語開始時点より以前に、誰かにヘンな考えを吹き込まれていたり、とか?)。
剣崎一真…ちょっとでも引っ掛かる態度や物言いをする相手に対して、過剰に攻撃的な態度を取ってしまうのは、こちらも精神的に不安定なんじゃないのか、と。
「どうして判ってくれないんだ」…「あのアンデッドの毒にやられた人たちがいる。その人たちを救うには、あいつが持っている抗体が必要なんだ。封印してしまったら抗体を取れないんだよ!」の、最初の一言くらい、言えたと思うのですが(-_-;)。
…まさか、ライダー・システムの欠点は精神汚染?(苦笑)
主人公チームには、出来れば抗体入手後の行動として、あるいはせめて台詞の一言ででも、栗原天音以外の被害者にも意識を向けて欲しいです。
抗体を受け取った病院側が「これで他の患者も救える」と喜ぶ、とかでも可、としましょうか。
今回、栗原天音の治療に当たる医師に、患者に語りかける演出を付けたスタッフなので、期待してしまいます。
「ライダー・システム2号、ブレイドを確保しました」…次回、謎の戦闘集団が。BOARDの上位組織でしょうか。早く橘朔也・ギャレンも確保して啓蒙してください(苦笑)。
剣崎一真が橘朔也に事情を告げることに成功した場合を想像してみました。
「その抗体の話は本当なのか?」
と橘朔也・ギャレン。
「あのライダーが、そう言ったんです」
「信用できるのか、奴は?」
言葉に詰まる剣崎一真・ブレイド。
「話にならんな!」
ギャレンの銃弾がブレイドに炸裂する。
…って駄目じゃん(自爆)。
2004.02.29
▲
△
▼
▽
第6話 カリスの正体
正体…剣崎一真が、相川始=カリス? と考え始める事? わざわざ新聞タイトルで謳うことでもないような。と言うか、こう書かれていたら[視聴者にカリスの出自を明かす]ことと思ってしまうのですが。
「じゃあ言うぞ! 天音ちゃんに、オマエがライダーだって(後略)」
「そんなことを言ってみろ、俺はキサマをぶっ殺す!」
売り言葉に買い言葉。ここで、剣崎一真が相川始に殴り掛からなかったのは、今まででカリスの強さが身に沁みていたから?(苦笑)
主人公という位置づけの分、相手の弱みに付け込むような言動をされると、剣崎一真への好感度が一気に下がってしまいます。
烏丸所長…「ライダー・システムに不備は無い。ただ、恐怖心が心の根底にある場合、適合のレベルによって、それが脳の一部で増幅して、破滅のイメージを心に植えつけることがある。そのことが、心臓や、他の臓器に影響を与えているんだ」
いや、そんな副作用を持ったシステムは、欠陥品とは言わないまでも、かなり慎重な扱いを要する[危険な品]でしょう、と。
第一話で橘朔也がその言動に疑念を持ったのが実は正しく、烏丸所長は、このライダー・システムの危険性を、確証はないまでも薄々は知っていたのではないか、と思うのですが。
何故、前回はトリックを残して姿を消し、橘朔也に直接このことを告げなかったのでしょう。そして、日常的な移動どころか、追跡者の車両から全力で走っての逃走を試みる程にまで、いつの間に体調が戻ったのでしょう。
想像できる経緯としては…
前回の、欺瞞込みの脱走(?)劇は、烏丸所長の意志ではなく、何者かによる拉致だった。
拉致した何者かの治療を受けて心身ともに回復した。
その何者かのところで、烏丸所長はライダー・システムの欠陥についての確証を得た。
それを橘朔也に伝えるために、何者かに追われてまで行動している。
…とか?
それにしても、本当にライダー・システムの欠点が精神汚染だったとは(苦笑)。
「適合のレベル」…2年前に、橘朔也専用にギャレンは造られた、とすると、物語の[今]になって体調不良が顕在化したという事は、ライダー・システムに馴染む程に適合レベルが精神汚染の危険域に近づく、と言う事のような。
あるいは、「恐怖心が破滅のイメージを呼ぶ」のであれば、橘朔也は物語が始まる直前の頃とかに、何か恐怖を覚える経験をしたり、とか?
そもそも[何]に対しての恐怖心なのでしょう? ライダー・システムに対する恐怖心でしょうか。穿った見方な気もしますが、時期的にはブレイドの活動開始と重なる可能性が高いように思えるので、自分がギャレンを使っていた時には気付かなかったけれども、身近で他人が使うライダー・システムの威力に接して無意識に恐れを抱いた、とか??
剣崎一真も橘朔也も、身体能力はまだしも、精神的には全く普通の人間でしかない感じです。
仮面ライダーに選ばれた者、という自覚は一応あるのでしょうけど、その事は、本人の性格や普段の言動には特に影響を与えていない様に思えます。ライダー・システムは、装着した時の使い方に気を付ける必要(責任)はあるけれども、対不死怪物用の道具でしかない、みたいな。
相川始は、自分が超人(非人間的存在)であるということに自覚的で、それが言動に現われている印象です。
自分が[怪物]である事から逃れ得ない相川始と、[力]を手放すことで普通の人になれる剣崎一真や橘朔也とでは、心構えに差が出ても当然なのかも、とは思います。この[差]が、スタッフが意図して組み込んでいる要素であれば、その先に示されるものがあることを期待してしまいますが、はたして。
伊坂…対向車に乗っていた剣崎一真を一瞥して、そこにブレイドの姿を幻視し、空中浮遊が好きで(笑)、テレパシーでカリスに苦痛を与えることが出来(あの苦悶は相川始自身に原因があるものなのかもしれませんが)、手から火球を連射できる、存在。
剣崎一真、橘朔也、烏丸所長を捕縛しようとする、何者かの指揮官(?)。
「この世にライダーはいらない。私がつくる、究極の一体だけでいいんだ」
蠱毒?(^_^;;;)
2004.03.07
▲
△
▼
▽
第7話 囚われた2号
白井虎太郎…自然に溢れる偽りのない気持ち、みたいな演出にして欲しかったな、と。ろくに面識もないはずの橘朔也を説得するための台詞では、いきなり何言いだすんだコイツ、みたいな印象が先に立って、説得力がなくなったと感じました。
「体細胞のヘイフリック限界が、通常では考えられない数値を示しています」
「テロメア配列、修復始めました。融合係数は(後略)」
不死怪物だけに、寿命を司る、と言われている(らしい ^^;)遺伝子の要素と関わっている? …ちょっち直截に過ぎて超眉唾〜、みたいな(嘆息苦笑)。
「本当に恐怖心が俺の身体を蝕んでいるなら、そんなもの俺の手でぶっとばしてやる」
と言って壁をぶっとばしたものの、強がりは恐怖心を払拭できずライダー・システムの融合率は低下の一途を辿り、不死三葉虫にぶっとばされる橘朔也・・・え〜と、え〜と、しっかり〜(汗)。と言うか、ギャレンは接近戦より射撃戦では?
本当に[普通の人]なんですね、橘さん。あそこまで内心の恐怖を否定する理由は…ギャレンに選ばれた自負心/自尊心、なのでしょうか。
深沢小夜子が、橘朔也が落としたバックルを拾い上げ
「わたしが! 今は私が、あなたを守る!」
と変身する、とか願望的幻視〜(^^:
「あいつは怒りを力にする。俺への憎しみが、あいつの数値を上げているんだ」
その、剣崎一真の怒りに反応するかのように興奮(?)し、変身して戦いに身を投じるカリス。それを冷静に見つめる伊坂。
「これがバトル・ファイトだよ。一万年前の再現だ」
伊坂氏、内心の高揚感(戦いへの衝動)を抑えている? バトル・ファイトという言い回しは、頭痛が痛い、みたいな屋上屋を架す感じで苦笑を禁じ得ませんが。
[一万年前の、種の生き残りを賭けた闘い]の当事者/戦士たちは、今回のカリスの様に、互いを[敵]とみなす深い条件付けと戦いへの指向を、バトル・ファイト(笑)を企画(?)した[何か/何者か]に植えつけられている?
「人間なんて、マインドコントロールをして使う道具に過ぎない」
そう言う伊坂ですが、その振舞いが逆に、こんなことを考えさせます。
「これが烏丸が言っていたライダー・システムの弊害か。しょせん人間が造ったシステム…もろい人間の恐怖心が切っ掛けとなってエース・アンデッドとの融合に不具合が起き、戦う力をダウンさせる」
「人間の姿を持ち(模し?)、そして言葉を話す上級のアンデッドがいるのかもしれない」
強力な不死怪物ほど、その姿は人間に近い、と? ライダー・システムに使うエース・アンデッドも、その類だったり?
弊害…烏丸所長、伊坂には真面目に説明したらしいのに、橘朔也(深沢小夜子)には「不備はない」と断言したのは、いったい。危険な仕事に就かせる以上、装着者には全ての情報を与えて然るべきなのに、隠すからBOARD壊滅という事態に陥った、と言えなくもない、みたいな。
橘朔也と烏丸所長には、きちんと自分の犯した罪を自覚し、贖罪の意味も込めて、対アンデッド活動に粉骨砕身して欲しいものです。
「カテゴリー・エースとの融合係数」
ライダー・システムの不備は、精神汚染というよりも、装着者の心身との[融合]という本質から来るもの、と言う解釈で良いような。
これはもう特訓しか(笑)。
小説ならライダー・システムと装着者の[葛藤]を語るのは難しくないと思いますが、映像作品では難しい、気はします。まぁ、そんな設定を選んでしまった製作側の問題、とも言えるかと(苦笑)。
橘朔也の空威張りの痛々しさが、爽快感を相殺しているような気がします。
烏丸所長も、孤立無援・徒手空拳で[敵]の本拠(?)に潜入中ですが、素人の火遊びは火傷の元(苦笑)。剣崎一真/広瀬栞/白井虎太郎との共闘まで拒絶している理由が見えないので、気持ちの込めようがなくて、冷やかに突き放した見方しかできないです。
そして、こういう気分で見ると、捕まった剣崎一真の叫びや奮闘も、それだけでは彼への感情移入ができずに困惑したり。
カリス・相川始には、栗原母娘の危機的状況への「怒り」がありますが、剣崎一真には、訳も判らず拉致された事への憤りしかない(としか思えない)ので、ブレイドよりもカリスに気持ちが傾くのですね。
暴走したカリスに対して、え〜? と言う気分も無くはないんですが、その前の伊坂とのやりとりとかで、気持ち的に爆発するのは納得できたり。
それは『仮面ライダー剣[ブレイド]』への見方としては如何なものか、という自己批判(苦笑)になって、気持ちにブレーキがかかってしまうと。
2004.03.14
▲
△
▼
▽
第8話 甦った者たち
「臆病風に吹かれた俺はもう、戦えない」
じゃあ、変身アイテムは置いて行くべきかと。
と言うか、私としては…
橘朔也はバックルとAカードを烏丸所長に渡そうとする。
しかし、烏丸所長は「必ず戦いに戻ってくれると信じているからな」と言って受け取ろうとしない。
剣崎一真もまた、橘朔也がバックルを持つべきだ、と言う。
…みたいなシーンにして欲しかったです。
白井虎太郎と広瀬栞の対応は、橘朔也を信頼するか疑念を持つか、どちらでも良いですけど(爆)。
雷撃蹴…カードに封印する必要があるから、なのでしょうけど、いま一つ(か二つ ^^;)[必殺技の炸裂]後の演出に爽快感が欠けているように思えます。
封印=勝利ですから、必殺技から封印まで連続した流れにできれば良かったのですけど。たとえば、必殺技が決まって不死怪物のベルトが開いたら、ラウザーからカードが飛び出して自動的に封印される、とか。
ブレイドとの戦いを放棄して、栗原母娘の危機を救ったカリス・相川始ですが、爆弾のカウントダウンを察知(?)したのは予知能力でしょうか、それとも伊坂の性格(?)からの推理でしょうか。
いまさらですけど、BOARD壊滅の原因となった不死バッタをBOARDの施設に置いた(向かわせた)のって、もしかすると伊坂の仕業だったり?
烏丸所長は、今回の最後のシーンの演出が意味深だったので、剣崎一真たちに言えない[何か]を胸に秘めているのではないか、と私は勘繰ってしまってますが、はたして。
2004.03.21
▲
△
▼
▽
第9話 戦う者の運命
トルネードvsサンダー。
旋風と雷撃を纏った二騎が空中で激突するシーンは、ブレイドとしては今までで一番派手な戦いだったかと。相討ちはお約束ですが、それもまた悪くない印象を持ちました(現金でしょうか ^^;)。
繁華街に現われて人々を襲う不死シマウマに、橘朔也は深沢小夜子の眼前で変身して戦いを挑んだものの、融合係数の低下現象は変わらず、苦戦。
「重症だな」
そう評しつつ、ギャレンの劣勢を高所から観察する伊坂、他一名…不死シマウマは、伊坂がギャレンの状態を確認するために差し向けた当て馬(^^;)だったり?
カリスと戦うブレイドに、不死シマウマとギャレンの戦いを感知した広瀬栞から連絡が。
その会話の流れで、カリス=相川始を、剣崎一真が白井虎太郎と広瀬栞に告げて。
感情のままに始まった対決は、ブレイドの気持ちが他に向いたのを察して気分を害したのか、あっさりとカリスが引いて、終了。
援護に現われたブレイドのバイクで撥ね飛ばされた不死シマウマは、二対一を嫌ったか、一瞬で姿を消し。
伊坂は、反抗的な不死シマウマにおしおき(笑)。
深沢小夜子の誘惑から逃れた(^^;;;)橘朔也は一人で何処かへ向かい、それとすれ違った相川始は、ちんぴら(?)たちに絡まれていた一ノ瀬仁と知り合い。
相川始=カリスの事で、剣崎一真、白井虎太郎、広瀬栞の間で一悶着。
が、これまでになく素直(自覚的?)な剣崎一真や広瀬栞の反省の意志の表出に大事には至らず。
姉と姪に危険が及んだ可能性に激昂した白井虎太郎も、姉たちの相川始へ向けた心情と、相川始の今までの行動に、相川始の[危険性]を切り出せず。
カリスと、ブレイドとして戦っている時に感じた「危険さ」を語る剣崎一真。その「危険さ」に仮面ライダーである橘朔也と剣崎一真が巻き込まれ、戦いが激化する可能性に危惧を覚える白井虎太郎。
「誰かを守るためにしか戦わない」
そう言う剣崎一真ですが、白井虎太郎の不安を払拭できるだけの説得力は、当然ながら(苦笑)無く。
一ノ瀬仁の住処で、兄を亡くしたと打ち明けた一ノ瀬仁、相川始は家族を失うことの「痛み」について尋ね。
BOARDの最初の本部跡に佇む橘朔也の前に現われた伊坂が、意外な提案を。
「私が君の身体を治してあげよう」
上級アンデッドの言葉を信じられるはずもなく、橘朔也はギャレンに変身、伊坂は正体(孔雀アンデッド?)を見せ、戦いに。
一瞬だけ、ギャレンの実力の片鱗が窺えたものの、結局は橘朔也は伊坂に倒され、怪しげな処置を施されることに。
「これでギャレンは変わる。生まれ変わる」
…生まれ変わった俺は。赤〜い騎士、赤〜い騎士。ライダー。ライダー。ライダー。ライダー。(ちゃちゃっちゃっちゃっちゃっっ)ライダー・ギャレン! とか(笑)。
「ただ無性にいま、ここに見えている何もかもをぶち壊したいんだ」
都市の光景を眺めながら、相川始は一ノ瀬仁に、そう告げて、以下次回。
…瑕瑾のほとんど見当たらない、良い回だったです。
次回は橘朔也が真の実力を魅せる…のを期待させてもらいます。
2004.03.28
▲
△
▼
▽
第10話 操られた戦士
今回の内容を率直に表したタイトル…でも新聞発表タイトルでネタバレは駄目でしょ〜。
オープニングがバージョンアップ(?)。素材は変えてない感じなので、ちょっと残念。
伊坂に治療(改造?)され、乾いた船渠の中で目覚めた橘朔也は、不死シマウマと対決させられ…優勢に戦うことができて。そして、再戦した不死シマウマを、炎の拳でたたき落とし、封印。
伊坂の意図に疑念は持ったのでしょうけど、それでも戦う力が戻ってきたことが嬉しかったのか、さっそく深沢小夜子に報告に行って、そのままバイクに相乗り〜。
その伊坂は、今度は剣崎一真に「君、もっと強くなりたいと思わないか」と勧誘。
「君なら、私の治療を受ければ、もっともっと強くなれる」
この台詞は怪し過ぎと言うか胡散臭いことこの上なしでしょ〜。まあ…
「どうしても君は血気に逸る。人の話を聞こうとしない」
「君は痛い目に合わせないと人の話を聞かないようだな」
…という剣崎一真への評価は的を射てると激しく思いましたけど。
で、不死孔雀の正体を見せ、ブレイドを圧倒しながら、橘朔也をデンパ(?)で呼び出す。…治療と言いつつ、何かを埋め込んだのか寄生体か、オカルト風の憑依みたいなものなのか、声に逆らえない感じで、橘朔也は深沢小夜子を降ろし対決の場へ。
残された深沢小夜子は診療所に戻り、橘朔也の身体に着いていた「何か」に疑念を持って…彼女が、あの「何か」に注目する展開は、ちょっと強引な気はしますが。身体のいたるところ(爆)に付着していた、とかならともかく、首筋に着いていたゴミみたいなもの一つだけでは。
全体的に、ギャグは滑り気味だったと思います(苦笑)。
空牛乳ビン入りと思われる青い箱四段重ねの運搬シーンは…
・広瀬栞は剣崎一真など及びもつかない力持ち
・剣崎一真の方は牛乳ビン満載、広瀬栞の方は見えるところにだけ牛乳ビンが並べてある(広瀬栞の仕業 ^^;)
…どちらにしろ、広瀬栞は剣崎一真より「強い」と言うことがよく判るシーンだったかと。
あれが何日分の消費量なのか、によっては白井虎太郎の胃腸は異常、という事も加わりますが。
それにしても、伊坂・不死孔雀は強力ですね。ブレイドは健闘するかと思ったら圧倒されっぱなしで、残念です。
2004.04.04
▲
△
▼
▽
第11話 各々の居場所
不死孔雀とギャレンの攻撃をあれだけ…レッドランバスの体当たりとかも…受けたのに、剣崎一真は大したダメージを受けなかった様子。ブレイドの、あるいは正常に機能しているライダー・システムの防御力はスゴイ、と言うこと?(苦笑)。
…あぁ、これって不死怪物との「融合」による副次的な効果なんでしょうか。第7話で…
「体細胞のヘイフリック限界が、通常では考えられない数値を示しています」
「テロメア配列、修復始めました。融合係数は(後略)」
…と言っていた。
今回は、なんと不死豹と不死蜘蛛(カテゴリー・エース)と不死貝(それはちょっと守備範囲広過ぎ ^^;)のグロい三連撃(違)。しかも地震速報のおまけ付き(苦)。
不死孔雀も、胸に目があってグログロと動くし。
不死豹は…前座? っぽく(苦笑)。闇雲に人を襲って、最期はブレイドの餌食に。
「人を守ろうとする愛。その時、奴の力は全開する、か」(第3話)なのか、深沢小夜子を守る形になったブレイドの雷撃蹴は威力を増した感じに、受けた不死豹に爆発現象を見せて。
不死蜘蛛は不死豹を気配(?)だけで圧倒。
伊坂に絶滅植物のエキス(?)を出汁(苦笑)に使った(らしい)精神操作(?)を受けて一時的に力を得た橘朔也・ギャレンとも互角以上で。流石は「カテゴリー・エース」?
そして「カテゴリー・エース」と言うことは、つまり第四の(以下略)。
不死貝は、辣腕音楽プロデューサーな父親に反発&亡き兄の後を追ってミュージシャンを目指しているけど現実にはプロデュースの面に嗜好/指向があるっぽくて「血は争えない」を地で行ってるみたいな(長い修辞でゴメンナサイ〜 ^^;)一之瀬仁のところで停滞中のカリス・相川始を狙って(惹かれて?)出現して以下次回。
伊坂による橘朔也の「治療」…視野狭窄な方向での洗脳、でしょうか。思考を固定して、闘争本能とか競争欲(?)に特化して、みたいな。もしそうなら、剣崎一真にも良く効きそうですね(苦笑)。
でも、伊坂は「究極のライダー・システム」を作って…それは何をするためのものなんでしょう。作ること自体が目的とは思えませんが、現時点では何も手掛りがありませんから。
不死豹については、これにて一件コンプリート…なんですけど。
BOARD壊滅以降、剣崎一真たちは私的にライダー・システムを使って不死怪物を退治して来ました。でも、それでは犠牲者が出ることを防ぎ得ない訳で。この大問題をどうするのか、せめて、どう考えているのか…白井虎太郎や広瀬栞は、実はきちんと認識していて、どうにかしたいと悩んでいる、のか、それとも全く見えてなくて、でも流石に烏丸所長は自覚していて焦っている、とか…を見せて欲しいのですが。
相川始には、アンデッドである自分と栗原母娘絡みの桎梏・相剋があり。
橘朔也には、思い通りにならない自分自身の危うさを巡る葛藤・苦闘があり。
剣崎一真には…主人公であるにもかかわらず、今のところ[明確な/集中できる、克服すべき問題]がないのが不満だったり…まぁ、キャラクター的にも状況的にも問題だらけなのが問題なんでしょうか(苦悩)。
あと、栗原天音は首尾よく相川始の下にたどり着けるのでしょうか。まあ、再会は果たすんでしょうけど、すんなり元鞘となるのか否か、に期待してたり(爆)。
2004.04.11
▲
△
▼
▽
第12話 カテゴリーA
不死蜘蛛を巡る、ギャレンとブレイドの戦いは…不死蜘蛛の圧倒的な強さに加えて、橘朔也・ギャレンの敵意むき出しの行動が枷になって、どうにも劣勢ですね。
伊坂による橘朔也の精神操作は、微妙と言うか不徹底と言うか、しょせんは捨て駒、的な思惑で施した間に合わせ、ですね。それで不死蜘蛛の封印ができそうもないのは自業自得ですが。
不死蜘蛛の無差別殺人な行動には、何か目的とかきっかけとか、あるのでしょうか。何もないなら、ないなりの説明が欲しいです。
剣崎一真と広瀬栞…特に言いたいことはありません(爆)。どうにも、深沢・ぴょんぴょん・小夜子さんや栗原・始さん命・天音ちゃんや白井虎太郎とかに較べて親しめないと言うか、血肉の通ったキャラクターに思えないんです…記号的な扱いでしかない、みたいな(う〜ん…)。
カリスが[スピリット]で展開された光幕を通過して人の姿になるシーンは、その手順がブレイドやギャレンの変身と同じであることで、人の姿に「戻る」のではなく人の姿に「なる」のだ、と明確に示されたシーンだと思いました。そして相川始の仮面ライダーへの変身も、ハートのカテゴリー・エースを使ったものである以上、カリス・相川始は人でも仮面ライダーでもない別の姿を持っている、と考えられることも。
人の間で生きようとして拒絶され、一人去る相川始。
人の間での不理解・拒絶は現実の人同士でも普通にあることで、不断の理解と受容には、そうしようとする「お互いの」気持ちの維持が必要でしょう。その意味では相川始の方にも、他者を受け入れられない心/自分がそうできない・したくない気持ち(そうしたいと思う自分に対する戸惑いや不信感)があるのではないか、と思えます。でも普通の人は惑いの中で揺れ動くものですし、そうでない者は聖者かひとでなしではないでしょうか。
栗原天音は、相川始の居場所を突き止めたものの、あと一歩ですれ違ってしまいました。今回、白井虎太郎という
手下保護者と合流しましたが、さて。
そして、ついに第四の(以下略)。
2004.04.18
▲
△
▼
▽
第13話 金色の糸の罠
「目を覚ましてくれ、橘さん!」
ブルースペイダーで背後から、おもいっきりドカ〜ン!!
「判ってください橘さん。あのアンデッドは、渡す訳にはいかないんだ」
いや、撥ね飛ばして言っても聞かないと思いますが、流石に。目的のための手段を選ばなさ過ぎ、です…まさか、前々回にレッドランバスで正面から撥ね飛ばされたことへのお返し?(核爆)
伊坂に
「最強のアンデッド」
とまで言われる不死蜘蛛は、子蜘蛛を撒き散らして適合者を見つけて…何のために/何をしようと?
「レンゲル…」
そして、やっと登場&OPで名前が表示された「第四の男」上城睦月に襲い掛かろうとした不死蜘蛛は、肩に乗っていた子蜘蛛を見て、こんな呟きを残して消えて…どこへ?
その後、伊坂がパシらせていた不死獅子(ライオンが雑魚とは…)に追われる上城睦月を、剣崎一真が助けますが…あっさりと一般人の前で変身して戦って変身解除して、ってオイオイ(--;ですよ〜。
第一話で白井虎太郎が都市伝説とか言ってましたが、前々回に一ノ瀬仁が、今回は上城睦月が
「仮面ライダー」
と口にして…もしかしてBOARD自体が目撃者の存在を全く気にしない体質だった? それとも、烏丸所長は不死怪物の封印が最優先で、なりふり構っていられなかった?
それに較べて。
「余計なことをするな。これは警告だ。橘の邪魔をするな」
「使えない奴らは記憶を抹消して放り出せ」
伊坂の、この一般人に対する扱いって、不死怪物としては異様な気がするのですが、どんな意図があっての「配慮」なんでしょうか。と言うか、人間の社会システムには可能な限り波風を立てないように暗躍する伊坂の方が、よっぽど「常識人」に見えてしまったり(苦笑)。
栗原天音…自分で相川始を連れ戻すことが叶わなかったにしては、それを気に病むでもなく普通に過ごしている感じなのは、ちょっと違和感が。
白井虎太郎が説得した…という可能性は、今までの二人の力関係からすると考え難い、のですけど。かと言って、いつの間にか誕生会に呼ばれるくらい親しくなっていた広瀬栞や剣崎一真は、説得役に回るとは思えませんし。母親に心配掛けまいと、自分を抑えている、とか?
それにしても、剣崎一真の「こんど」というプレゼントは、意表をつかれて「不器用過ぎて、剣崎一真らしいかも」と微笑ましかったです(^^;。
でも
「ストップ! 人間を守る…判ってるって」
は似合わないと思いました。その直前に
「身体は二つ無いんだ、いったいどうしろって」
と言った台詞とは、とっっっても矛盾してますし。と言うか、そんな問答してる暇があるのか、と小一時間(以下略)。
クライマックスの戦いは、これまでで一番エキサイティングだったかと。
ブレイドは不死獅子を圧倒して[KICK+THUNDER+MACH=ライトニング・ソニック(?)]。
ギャレンは「DROP+FIRE+GEMINI=バーニング・ディバイド」をカリスに。
スラッシュしたカードの絵柄が踊ったり、巨大なカードが周囲に展開・収束して発動したり、も、スピード感を殺さない、畳みかけるテンポでの演出だったと思います…ブレイドの蹴りアクションの間延び感以外は(^^;。
今回、相川始がカリスに変身する時に水しぶきみたいな効果(?)がありました。それを見て、ふと「相川始=不死蛇」とか思ってみたりしてみたり。
「ここがお前の死に場所だ、覚悟しておけ」
「伝説のアンデッドも、ついに息絶えたか」
…死なないからこそアンデッドであり、それ故の封印カードでは? 伊坂さん、自分だってアンデッドでしょうに(--;;;。
2004.04.25
▲
△
▼
▽
第14話 エース封印!
あぁっ、深沢・ぴょんぴょん・小夜子さんが〜。
不死蜘蛛は、これまでの苦戦が嘘のようなギャレンの戦い方で、呆気なく封印。その後、橘朔也は意外にも伊坂に叛旗を翻して返り討ちに(苦笑)。そして伊坂に倒された深沢小夜子の最期を看取って慟哭する橘朔也。
橘朔也は、伊坂に洗脳された訳ではなく、自分の意思で伊坂に従っていた様子。その報いが深沢小夜子の死という形で返ってきたのは自業自得、と橘朔也を断罪するのは酷でしょうか。
伊坂の行動は、悉く詰めが甘いと言うか不徹底と言うか。「究極のライダー」が完成すれば、橘朔也や剣崎一真はもとより、カリス・相川始も問題にならないので、それまで邪魔でなければ良い、みたいな判断なのでしょうか。
一方。
不死孔雀&ギャレンに倒されたカリス・相川始は剣崎一真に介抱され、二人の仲は急速に接近。それに嫉妬した白井虎太郎は、相川始に辛く当たります。(←剣崎一真がどうにもまともになってしまって寂しいので曲解してみました〜 ^^;;;)
そして、突然に栗原母娘を攫った不死トンボは、カリス・相川始に対し、何を求めて/何を企んでいるのでしょう。
2004.05.02
▲
△
▼
▽
第15話 運命の適合者
深沢小夜子の死という哀しみを怒りに変えて(^^;、橘朔也・ギャレンは伊坂・不死孔雀を圧倒し、封印。
…あ〜でも私的には「今更な〜」な気分が拭えないのが正直なところ、です。びしっと決めた黒いスーツも、それにヘルメット着けてレッドランバスに乗った姿には、違和感の方を多く感じたり(苦笑)。
ギャレンvs不死孔雀は、カタルシスは感じましたが、前半戦でのダメージが後半戦での弱体化に繋がってギャレンが勝った、みたいな描写が欲しかったです。
相川始の帰還…まだ迷いは残っているようですが、とりあえずは元通りに。
そして、白井虎太郎が激しい懊悩の中で口にした
「強く、なりたいな」
という台詞が気になります、と言うか、二代目ギャレン襲名を夢想してみたり(^^;。
それにしても、不死トンボ…その外見は、アナザーアギト、キタ〜(笑としか言えない罠…の意図は? 伊坂に代わる新たな敵の先触れ、みたいな伏線であって欲しい、のですが。
剣崎一真…相川始に帰還を奨める等、めっきり、まともな主人公になり下がってしまって(核爆)。広瀬栞ともども、影の薄さに拍車がかかってる印象が強いです。
はたして、上城睦月・レンゲルの本格的な登場以降、剣崎一真・ブレイドの存在感の薄さは払拭できるでしょうか。
烏丸所長…本当に、洗脳/精神操作? 橘朔也という前例(爆)があるので、自分から進んで従ったのではないか、という疑念を捨てられません。「私の心に、そんな欲求があったのかもしれない」くらいの自己分析が欲しいかも、とも思ってしまいますが。
上城睦月…今回、変身できなかったのは、伊坂による強制/自分の意思ではなかったから、でしょうか。
2004.05.09
▲
△
▼
▽
第16話 レンゲルの力
「なんで私は…なんてことをしていたんだ」
「そうか、私はマインドコントロールされて…」
伊坂の封印と同時に洗脳効果が消え、クモの子を散らすように逃げ去る者たち。そして、レンゲルバックルは烏丸所長の手に。
洗脳されていた、という自覚と記憶が残っている様子ですが、すると彼らは今後、その過去に苛まれながら生きることに?
「少し、いろいろ考えたいんだ」
烏丸所長にギャレンバックル一式を渡し、橘朔也は一人で立ち去り。
「蜘蛛のアンデッドの、邪悪な意志」
封印されてなお、外界に影響力を行使する不死蜘蛛…それがカテゴリーAの力であるなら、他のカテゴリーAが大人しいのは?
カテゴリーAが適合者を探す行動を、相川始は「習性だ」と言っていました。であるならば、ギャレンやブレイドのカテゴリーAが大人しいのは、既に適合者を得ているから、とか? …でも、この仮定だと、橘朔也がギャレンバックル一式を手放したことで、ギャレンのカテゴリーAは適合者を求めて蠢動することになってしまいますが、果たして(たぶん、ありえな〜い ^^;)。
白井虎太郎の、力を欲する心に干渉したのか、屋外に持ち出されて放り出されたレンゲルバックル&Aカードは忽然と消え。
「人類基盤史の発祥となるボードストーンの発見された場所だ」
そう言って烏丸所長はチベットへ。
また単独行動を(--;。伊坂の件は、それが終息したことで、逆に警戒心を薄めさせたのでしょうか。
烏丸所長、チベットで第五のライダーとなるジョーカーのカードとか見つけ出して来たりして(根拠レスな空想ですが ^^;)。
上城睦月は、落ちていたレンゲルバックルを手に取り、魅了された感じでバッグにしまい込み。
深沢小夜子の思い出に浸る(^^;橘朔也が、その場面を偶然にも目撃し、橘朔也は上城睦月を探すことに…って、剣崎一真たちへ連絡すれ、と小一時間(以下略。
烏丸所長に体よく逃げられた(違)剣崎一真たちは、三人で話し合ったのか、相川始のところへ情報収集に。
突然に店を飛び出す相川始。それと前後して警報を発するアンデッドサーチャー・システム。
白井虎太郎と広瀬栞は、警報と相川始の行動とを関連付けて、相川始の異質さを実感し…う〜ん、栗原天音と相川始の気持ちのふれあいを見せられた後では、あまり良い気持ちになれない持っていき方に思えました。
不死トンボとカリスは戦う内に喫茶店に乱入し激しい肉弾戦を繰り広げ。そんなカリスの戦い方に、ブレイド・剣崎一真は非人間的な一面を感じて。
「あいつは人間じゃない、獣だ!」
傍若無人な戦いになってしまったのは偶然っぽい展開ですが、不死トンボの一連の行動を見ていると、カリスの孤立を進めよう/人間色に染まることを阻止しよう、みたいな何者かの意図があるのではないか、と勘繰ってしまいます…それは物語の中の存在の配慮ではなくスタッフの方針、なのかもしれませんけど(^^;;;。
ドリル+トルネード=スピニング・アタックで不死トンボを封印するカリス。封じたカードは[FLOAT]…飛行能力?
「俺は誰とも組まない」
「俺は、俺のやり方しか知らない」
とブレイドの協力要請を断るカリス。
「そうだな。無理なんだな」
って、諦め早過ぎ >> 剣崎一真。
そこに、一天にわかにかき曇り風雲急を告げて、第四の仮面ライダーが登場。カリスを殴り倒しブレイドを蹴り飛ばして、以下次回。
姿を見せたレンゲルは何も手にしてませんでしたが、固有武装の登場は次回?
ところで広瀬栞って、烏丸所長の前では何か猫かぶってませんカ〜?(爆)
そして、ギャレンとブレイドのバックルを肌身離さず持ち続ける剣崎一真の様子に、なんとなく微笑。寝起きの烏丸所長とのすれ違い会話と広瀬栞に踏まれるシーンにも、生温い微笑。
2004.05.16
▲
△
▼
▽
第17話 邪悪なベルト
脚本:井(略)。
「これがカリスの力…弱すぎる」
オープニングで、上城睦月/レンゲルに絡んで表示された単語は…
OPERATOR(上城睦月)、STATUS(ギャレンの背後にレンゲル)、CALIX(カリスの背後にレンゲル)、CLAVA(? レンゲル演舞)、PASS(? 乱舞)、IGNIS(レンゲル演舞)
…くらいかと。
カリスとブレイドの手持ちのカードの封印を解除し、再度封印して自分のものとしたレンゲル。対ライダー戦を前提とした能力です。とすると「一万年前の戦い」は「不死怪物を封印したカードを使う戦い」を想定している訳で。それは、バトル・ファイトが烏丸所長が言う「種の生き残りを賭けた闘い」ではなかった、と思えるのですが。
広瀬栞と白井虎太郎にレンゲルの出現を語る剣崎一真。そこに、
「やはりそう言うことか」
と一人で得心しつつ登場してきて椅子に座り、[ムツキ]という断片的な情報を提示する橘朔也。
…すいません、唐突に姿を見せて平然と会話に加わった橘朔也の態度に笑ってしまいました。
剣崎一真が差し出したギャレンバックル一式を受け取ろうとしない橘朔也。
「俺はまだ、戦えない」
なら直接出向かず、電話とかで情報を伝えるだけで事足りたでしょうに。
止むに止まれず情報を伝えに来たけれど、戦いに復帰するまでの気持ちの整理はできてない、のであれば、戸口で情報を伝えて帰ろうとする、くらいの様子を見せて欲しかったです。
てゆ〜か橘朔也は、烏丸所長がいないことを、先ず気にするべきでしょ〜。チベット行きを知っているのなら、その状況を踏まえた対応をして欲しいのですけど。
上城睦月はコインロッカーに捨てられていた?
「助けてくれ。お前の力で、俺を…」
「知ってるだろ。俺、人とゴチャゴチャするの嫌いなんだよ」
「キサマに生きている資格はない」
剣呑な、橘朔也より前のギャレン適合者・桐生豪。私的な制裁は、それもまた社会秩序を壊す犯罪行為でしょう。
広瀬栞が言った「あの事故」とは、果たして…なんとなくですけど「初めてギャレンに変身した桐生豪が暴走」? とか予想してみましょうか(笑)。
再会する、剣崎一真と上城睦月。って、なんで名前を知ろうとしませんか、剣崎一真(万引きのエピソードで、上城睦月が「剣崎さん」と言っているので、自分は名乗ったらしいのに…)。
「オムライス追加ね」
高校生にたかるんじゃない、剣崎一真(苦笑)。そして上城睦月の
「すいません、さっきのオムライス大盛りで」
で口が軽くなりますか、剣崎一真(呆れ笑)。
「(仮面ライダーは)めちゃくちゃ大変なんだぞ、給料は安いし、残業手当は出ないし」
って、給料!? いったいどこから入金があるんですか、剣崎一真(驚愕)。BOARDは壊滅しているのに支払いがある事に疑問を持ちませんか、剣崎一真。
「それぞれがあったかい家庭があって。???な〜、なんて思っちゃったりしてさ」
???の部分は「平穏だ」? 「平和だ」? ここ、聞き取れませ〜ん(これはブレイドの[伝統]? そんな伝統は嫌だぁ --;;;)。
バイク不調と万引き…あー、えーと、何故に万引きなのか、何故に不調なのか、理解できません〜(頭痛)。その尺を他のところに回して欲しかったです。剣崎一真が、上城睦月がレンゲルであることを知る展開は、どうせ井(略)なんだし、偶然にも(微笑)上城睦月がいるスーパーに不死イノシシが出現して剣崎一真が駆けつけた、で必要十分じゃなかったかと。出現位置だって近くにせざるを得なかった訳ですし〜。
「変身」
「オープン・アップ」
「俺の名はレンゲル。最強の仮面ライダー」
…単純に不死蜘蛛が上城睦月の意識を乗っ取ったのではなく、レンゲルという第三の意識が生まれている?
そして、次回に引く直前、三体の不死怪物の解放…って、上城睦月に三枚カード技を放つつもりだったのでぃすか、剣崎一真(苦笑)。
あぁ、何か主役してますか、剣崎一真…ぃや、主役なのは上城睦月で、剣崎一真は相手役、みたいな?(爆)。
2004.05.23
▲
△
▼
▽
第18話 暗闇を操る魂
きりゅうさん、と言うより濃硫酸(--;;;。
「桐生さん、あなたのしていることは犯罪だ」
「俺の心には、行き場のない正義への憧れが残っちまった」
「勝手に犯罪者を裁いてるって、あの桐生さんが?」
…本人にも「犯罪だ」という自覚はある感じですが。判っちゃいるけど止められない、のは「正義のシト」ではないでしょう。
BOARDから離れた後も烏丸所長と連絡を取っていたことを示す台詞がありましたが、烏丸所長は桐生豪の生き方が歪んで行ったことを知っているのでしょうか。橘朔也への助力を頼んだ、という点からすると、知らなかったのか、知っていても大丈夫と思ったのか。今までの行状(^^;からすると、烏丸所長ってば意外と楽観主義(とゆ〜か状況を甘く見る傾向がある、みたいな)なので、後者でしょうか。
桐生豪が右腕を失った事故…不規則な光の脈動する[光幕]に突っ込んだ桐生豪は弾き飛ばされ、右腕に致命的な損傷を受けた、と。展開された[光幕]にはカテゴリーAのシンボルは浮かび上がらず…それはライダー・システムの不備だったのか、ギャレンのカテゴリーAが桐生豪を拒絶したのか。
桐生豪の右腕…手袋に隠されていた部分には、甲の側から指先までを覆う、金属質ながらも柔軟な感じの手甲みたいなものが装着されてました。ぱっと見の印象からすると、右腕は機械的な義手ではなく、生身の腕ではないか、と。あの事故で神経系あたりが損傷/変質して随意な動作ができなくなったのを、生体工学みたいな科学技術を使って随意に動くようになる補助器具を付けている、のかなと考えたりしてみたり。
一方、上城睦月への執着を見せるレンゲルバックルは、回収された剣崎一真たちの元から忽然と消えて、再び上城睦月の手に。そして「蜘蛛のアンデッドの、邪悪な意志」の影響か、暴力的な言動を見せ始める上城睦月。
そんな上城睦月に興味を引かれたのか、たまたま見かけた暴力的な若者を「生きてる資格はない」と裁くつもりだったのか、桐生豪がストーキング。
…あの黒ずくめバイク男は何者?
「こいつだ、間違いない」
と自答した桐生豪ですが、まぁ多分、何かの犯罪者だったのでしょうけど、何の説明もないと、その前の橘朔也との会話にムシャクシャしていたので八つ当たり、みたいな解釈でもいいのかな、とか呟いてみたり(--;;;。
やがて症状(^^;が進み、恋人・山中望美を襲ってしまった上城睦月は、ついにレンゲルバックルを投げ捨てる。
「俺を受け入れろ。俺の力を」
その言葉の後で駆け寄る上城睦月を撮ったアングルに、一瞬、レンゲルバックルを蹴り飛ばすのか、と期待してしまいました(爆)。
拒絶されたレンゲルバックルは、強制的に上城睦月に取り付きレンゲルに変身。四体でつるんで(何故?)暴れていた、不死イノシシ、不死バッタ、不死鹿、不死豹のところに向かう。
レンゲルを追う剣崎一真、橘朔也と、不死怪物の活動を察知したらしい相川始が、レンゲルと不死怪物たちの戦いに乱入し、大乱戦。
それを見つめる橘朔也(苦笑)。
相川始の扱いは前回よりはマシでしたが、白井虎太郎と並んで割りを喰ってる印象ですね。
あと、カリスがラウザーを持たずに肉弾戦してたのに、ちょっと違和感。何か使えない/使わない都合があったりしたんでしょうか。
乱戦の中、レンゲルの中で上城睦月が目覚め、その隙をブレイドが突いて起死回生のBEATパンチ。でも、なぜ単発パンチ? そこはBEATだし、目にも止まらない連打、な演出が欲しかったです。
レンゲルの変身が解け、気絶する上城睦月の前に姿を見せた桐生豪が、橘朔也の前でレンゲルへと変身。レンゲルは不死怪物たちを操って…以下次回。
過去に右腕を失くしたにもかかわらず、レンゲルバックルが展開した[光幕]を、恐れることなく受け入れた桐生豪…少なくとも変身への恐怖心は無かった(笑)訳で。でもそれは、正義への憧れではなく、仮面ライダーという超人への妄執から来たものではないかと。
それにしても、あんなに上城睦月にご執心だったのに、あっさり桐生豪に乗り換えた感じのレンゲルですが、実は誰でも良かったり? それとも…?
あと今回は、相川始の
「温かい…だが、この温もりは、俺にとって何を意味するんだ」
とか、橘朔也の
「そうだよな、俺は弱い男だからな/ギャレンのベルトを捨て、格好付けて飛び出して行ったくせに、俺はなんだかんだ言い訳付けながら、お前らの回りをうろついてる…一人になるのが怖いんだ」
等、率直な感じの台詞が耳につきました。
2004.05.30
▲
△
▼
▽
第19話 暗黒を征す者
「人間の臭いがするぞカリス。アンデッドでありながら人間に魂を売り、腑抜けになったようだな」
レンゲルラウザーの石突きで顔面を何度も打たれ倒れ伏すカリス。そして、傷の痛みか悔しさにか、惑乱し栗原天音を脅かしてしまう、相川始。
このレンゲル登場/桐生豪編では、どうにも良いところなくレンゲルに圧倒されてしまったカリス。こうなると、レンゲルとカリスは不倶戴天の敵として戦い続けることに?
今回のカリスはラウザーを手にして戦ってましたが、だとすると前回ラウザー無しで戦った理由がちょっと気になったり。
「遂に俺は手に入れた、最高の力を。…俺は最強の仮面ライダーだ」
強靱な精神力でレンゲルのベルトに宿る「邪悪な意志」を制するのではないか、と言う広瀬栞に橘朔也は
「無駄だ。…君の知ってる桐生さんは、もういない」
…腕を組んだ偉そうな姿勢で言う場面ではないでしょうに(苦笑)。
「よし可愛いぞ。やっぱ睦月はああでなくっちゃ」
強烈な体験に打ちのめされ、一旦はレンゲルのベルトと決別したはずの上城睦月でしたが。
「俺は出たいんだよ、暗闇の中から!」
心の奥にある「闇」を晴らしたい(忘れたい?)という思いが嵩じたのか、「邪悪な意志」の[呪縛]なのか、レンゲルのベルトを求めて暴れ出す上城睦月。
「正義なんてな、ただの言い訳に過ぎない。俺はただ、力を揮いたかっただけなんだ!」
ベルトの返還を求めた橘朔也を見据えて、挑戦的でもなく高慢でもなく、ギャレンとして戦うことを求める桐生豪。
「ホントの、声?」
剣崎一真は、桐生豪の心の声が聞こえたと言う。
「えぇ。助けてくれ、橘さんに助けて欲しいって」
「よせよ。何ができる。…何ができる」
不死イノシシ、不死バッタ、不死鹿、不死豹を使嗾して人々を襲わせ、橘朔也=ギャレンを待つ桐生豪レンゲルに、盗んできたギャレンバックルとの交換を持ちかける上城睦月。
上城睦月を追っていた剣崎一真と橘朔也は、桐生豪レンゲルと対峙して。
ブレイドとレンゲルの闘いを見つめる橘朔也は、とうとう(やっと ^^;)ギャレンバックルに手を伸ばし、レンゲルに向かって飛び出すように、変身!
「手を出すな! このケリは俺が付ける!」
え〜と…以前の不死蜘蛛を巡る騒動(と言ってしまいましょう)の時の態度が甦ってしまい、苦笑するしか(;´Д`)。
ギャレンの銃撃は、異常な程にレンゲルにダメージを与え。
バーニング・ディバイドを発動させ、それに応じてリモートのカードを抜こうとしたレンゲルの右手を撃った上で必殺技を炸裂させ、桐生豪レンゲルを吹き飛ばして。
変身が解けた(解いた?)桐生豪から、レンゲルのベルトを拾い上げた上城睦月へと子蜘蛛たちが移動し。
正当な適合者の雰囲気を見せる上城睦月がポーズを付けて変身する光景を見つめる桐生豪。
レンゲルは、不死イノシシ、不死バッタ、不死鹿、不死豹に、桐生豪を襲わせる。
そこに駆けつけたギャレンとブレイド。
バレットで牽制しスラッシュで倒した、不死バッタ、不死鹿、不死豹をブレイドが再封印し、その三枚でライトニング・ソニックを発動させて、ギャレンが動きを止めた不死イノシシに炸裂させ、封印。
「もっとバカになれ。真面目過ぎるんだよ、お前は。つまらねぇ奴だ。これで良かったんだ。結局、お前には勝てなかったってことさ。なりたかったよ、俺も、仮面ライダーに」
桐生豪の本心は、[力への渇望/力を揮うことへの誘惑]だったのでしょうか、橘朔也への一命を賭した激励だったのでしょうか、その両方だったのでしょうか。
それとも実は、困ったちゃん(=桐生豪とか橘朔也とか)を始末したかったりした烏丸所長の密やかな「邪悪な意志」の望んだことだったりするのでしょうか?(核爆)。
愁嘆場を見つめていたレンゲルは、それに背中を向けて立ち去りながら、上城睦月へと戻って…以下次回。
…この終わり方は、投げっぱなしジャーマン?(;´Д`) 不死怪物たちへの、桐生豪レンゲルの一般人襲撃指示と、同じく上城睦月レンゲルの桐生豪襲撃指示は、フォローの出来ない非道な行為、だと思います。
これで橘朔也=ギャレンは、BOARD壊滅、深沢小夜子の死、そして今回の桐生豪編によって、疫病神/死神、の様相を恣にする感じがひしひしと。
なにげにストレッチしていた広瀬栞…第10話で見せた力持ちの謎解き、キタ〜〜(笑)。
「トリック・ブレイド」(?)…「ターンアップ」「ウィ〜〜」「これで給料アップだ」
「俺は人間じゃない。でもこの番組は好きだ」
…余韻もへったくれもない締めでぃすか〜! …このシーンにレンゲルが加わるのは次回?
2004.06.06
▲
△
▼
▽
第20話 標的は虎太郎
奇矯な言い回しが特徴らしい矢沢(伊坂と同様に姓だけ?)こと新登場の上級アンデッドは、公式HPによるとカプリコーン=山羊。OPに記載が無いのは何故?
そして白井虎太郎に第三種接近遭遇(違)する、なんとなく榊亜紀(仮面ライダーアギト)を思い出してしまった女性・吉永みゆき。
突然不調になったアンデッドサーチャーのことを考えると矢沢の仲間っぽいですが、伊坂の時みたいな精神操作を受けた人間なのでしょうか。それとも、不死怪物なのでしょうか(不死怪物同士が協力することで、事態の変化を示す、みたいな)。
不死ムカデの解放…力を手放したくない上城睦月の気持ちを操ってのレンゲルの所業で、上城睦月の本意ではない、のかもしれませんが、不死ムカデの凶行の惨状は、橘朔也=ギャレンの罪科と同じく、取り返しの付かないことのような。
上城睦月は、求めていた力を得たことに酔い目が眩んでいて、「邪悪な意志」に対抗する必要性は、お題目程度にしか実感できていない様に思えます。そして、レンゲルの危険性を実感するには、橘朔也みたいな痛みを伴った体験を経ることになりはしないか、と不安を持ってしまいます。
BOARDは、一人のヒーローでは人々を不死怪物の脅威から護りきれない、という判断があって組織されたもの、だと思います。
後手後手に回る、対症療法でしかないブレイドたちの活動や、ブレイド達の力が及ばす積み重なってゆく犠牲者の数は、個人レベルのヒーローの限界を制作者側も意識していることを示している、のだと考えます。
でも、壊滅したBOARDに代わる「不死怪物対抗組織」が登場する気配はありません。私としては、一刻も早い出現を望むのですが、それは[絵空事にもならない幻想]なのでしょうか。
2004.06.13
▲
△
▼
▽
第21話 友を思う戦い
「奪われたアンデッドは返してもらった。だが、まだ借りがあるな!」
エコーばりばりで聞き取り難〜。
「だが待っているぞ、お前が真の力を手に入れる時を。その時は必ずぶちのめしてやる」
目を剥いて言わなくても〜(苦笑)。
矢沢=不死山羊と吉永みゆき=不死蘭(オーキッド)は、共闘(?)して仮面ライダーを亡き者にしよう/まず剣崎一真=ブレイドから、という算段?
置かれたベルトには目もくれずに変身前の剣崎一真に襲い掛かったので、単に仮面ライダーが邪魔なので始末する、というだけのこと、なのでしょうか? だとしたら、ダイヤのJ・伊坂=不死孔雀に比べて裏がないこと(単純な奴 ^^;)になるので、私としては期待外れの感が否めないのですが。
で、意外と呆気なく封印されてしまった不死山羊でしたが、公式HPによるとスペードのQ(クイーン)!? 雄が「女王」なのは納得いきませ〜ん(爆)。
あと、動物の山羊はゴート(goat)で、カプリコーン(capricorn)は星座の山羊座で牧神の変身した姿、だと(今更ですが)知りました。山羊の祖、ならゴートの方が適切な気がしますが、何か含意があったのでしょうか。
一方、吉永みゆき=不死蘭は、こちらも登場二回目にして外面如菩薩内面如夜叉な相が露わに。これはもう『うる星やつら』のランちゃん、としか(核爆)。
はたして、ランちゃん(笑)は闘争を楽しむ愉快犯なのか、何か伊坂に通じる深謀遠慮を秘めているのか…できれば伊坂以上の暗躍をお願いしたいです。
伊坂=不死孔雀は、結局「最強の仮面ライダーが欲しい」という行動しか見えなかったので、もしかしてそれだけだったのか、と落胆させられてますし…仮面ライダー、と言うか変身ヒーロー物なんですから、私としては「悪」側には世界を揺るがせる野望なり計画なりが欲しい、のです。
橘朔也、上城睦月に特訓!
え〜と(苦笑)。
できれば剣崎一真たちへの相談なり連絡なり、何か一言でも欲しいのですけど >> 橘朔也。
特訓内容に関しては、ノーコメントで(爆)。
と言うか、仮面ライダーとしての研鑽を積ませるのであれば、上城睦月の保護者に(真実の全てを告げることは出来ないかもしれませんが)事情をある程度説明して身柄を預かり、(監視/監督/指導のために)剣崎一真たちと生活させる、みたいな方策を取るべきではないか、と思うのですが。
こういう「役割」こそ烏丸所長の分野でしょうに〜。
もしそうなれば、上城睦月を追っかけて山中望美も白井虎太郎の家に押しかけて、みんなでラブコメ・ドタバタ〜、と(笑)
そして。
藤田瞳子さん(『仮面ライダーAGITO』の小沢澄子役)クル━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!。
2004.06.27
▲
△
▼
▽
第22話 闇からの脱出
「誰でも強い力に飲み込まれそうになる時もある。でも、俺はアイツを信じたいんだ」
…アンタが言うな、と裏拳ツッコミ〜(;´Д`)。実績に裏打ちされた納得力に満ちた言葉ではありますが、まったく安心感を感じないのは何故でしょ〜(苦笑)。う〜ん、せめて口調はもっと暗めの方が。てゆ〜か、橘朔也の現状って、なしくずしに白井虎太郎の居候・その3、でぃすか〜?
「ご機嫌ななめ30度」…30度ってなんやねん、と裏拳ツッコミ・その2。アレが30度ってことは、60度だと・・・暴れる?(爆)
第4の上級アンデッド・不死鷲は、まだどんな性格なのかは判らないですが、スーツ姿の一見リーマン風ってことは真面目な方向? の高原? 相川始の前に姿を見せた理由は…カリスの使用者を自分の目で確かめる、とか?
不死鷲とカリスとの間には「一万年前の約束」があるそうですが…次回の予告からすると、それはカリス=ハートのカテゴリーAとのことで、相川始ではない? 不死孔雀は相川始=カリスと言ってましたけど…。
吉永みゆき=不死蘭も、改めて相川始の前に登場。
邪魔な人間はぶっとば〜す…って、十メートル以上も飛ばされる程の衝撃でも顎が砕けたり首の骨が折れたりしてないとは、さすがはG3開発者(関係ありません)。まさか、あの丈夫さは、神岡令=第5の上級アンデッド(十中八九違 ^^;)。
「あれは…最近ネットで噂になってる怪物?」
デジカメで撮ってネットにアップ! ではなくて、写真家の本能ってヤツでしょうか。動物写真家として珍奇な生き物を前にしては、と(笑)。
神岡令を倉庫(?)に退避させ、カリスに変身する相川始。その変身を見て、何かに思い至る不死蘭。
「封印されたアンデッドもろとも、私がその力をもらうわ」
とは?
そして神岡令もまた、栗原晋が残していたネガの中に相川始の姿を見つけて。…それがあることを思い出したきっかけは、相川始が持っていた栗原晋の「お守り」でしょうか。ちょっと強引な気がしますけど。
レンゲルを制御しきれず、不死モグラ(ヒミズ?)に地下に引き込まれて、暗闇に対するトラウマから逃げ出してしまう上城睦月。レンゲルバックルは? バイクは自力でそこに?
自分の身を案じる両親の様子に、
「ここにいたら俺は、強くなんかなれない」
と思うのは、未成年らしい甘さですが、嫌いじゃないです(複雑)。でも、学校には行きなさい、と…だから、橘朔也 には、[秘密の特訓]なんてしてないで、両親に話を通して上城睦月を一時預かる段取りを取って欲しいんですけど。
「戦う理由がない」
と、剣崎一真たちに相談に行きますが…溺れるものは藁をも(以下略 --;)。
「これは、運命なんです」
…さすがは橘朔也の直弟子だけのことはあるスゴイ台詞に、開いた口が(苦笑)。
「命を懸けるに足る仕事」
「運命と戦うことが出来るんじゃないか」
という剣崎一真の言葉に、共感できないのか実感が持てないのか、納得できない上城睦月。
そこに、
「ゲギレイキのショッピングモール」
でギャレンとアンデッドが戦っている情報が。(関東のどこかの駅名、でしょうか? >> ゲギレイキ ^^;;; あと、ショッピングモールなのは、不死モグラ=モールアンデッドに引っかけて?)
橘朔也に避難し損なった人たちの退避を任され、その行動から、自分なりの戦う理由を得て。
「守りたい、この人たちを」
「見つけたみたいだな、お前の給料の代わり」
「俺は、仮面ライダー、仮面ライダーレンゲルだ」
…う〜〜〜〜〜ん(苦悶)、「人を守ろうとする愛。その時、奴の力は全開する、か」? 「強くなりたい」という欲望に「人を守るため」と言う理由が付いて、それが上城睦月の意志を導く道標になった、みたいな? そう言葉には出来ますけど、もうちょっとドラマが欲しい気がしてます。
そして、名乗りと共に変身したレンゲルが飛び蹴りに行って、以下次回。
これで蹴り飛ばす相手がブレイドだったらどうしましょ〜(まぁたぶんありえないですけど)。
2004.07.04
▲
△
▼
▽
第23話 お前は誰だ?
「カテゴリーA…ライダー・システムは、このアンデッドの力で人間を変身させる」
無防備にカードを並べてる!! ランちゃんてば、大チャンスだったのに何故わざわざ策を弄して上城睦月を籠絡しようとしますか?
でも、どうやって取り出して、どうやってしまうんでしょ〜(笑)。わざわざこのために変身して抜いて、その後は変身して片づけた?
「お前はカテゴリーAに翻弄され、俺は自分の恐怖心に一度は負けた。しかし、あいつは最初から完全に融合している。俺たちには無い力が、あいつにはあるのかもしれない」
いやそれは買い被りかと。剣崎一真には私利私欲が無い、と言うか、難しいことは考えない、と言うか(爆)。それとも、カテゴリーA・不死甲虫ブレイドの性格が、不死怪物としては異常に正常(笑)だったりとか。
何の躊躇いもなく正体を出して神岡令を拉致る不死鷲・高原。それを感知する相川始。
「カリスはこの中に封印されている。では、お前は誰だ?」
そして驚愕! 不死トンボのカードをベルトでスラッシュすると、相川始が不死トンボの姿に!! ベルト時とラウザー時でスラッシュの効果が違う? 「それ」は、あのベルトの性能でしょうか、それとも、不死怪物・相川始の能力?
神岡令と話をして、相川始との会話を反芻して、一人で納得する剣崎一真。
「あいつは、遥さんや天音ちゃんを命懸けで守っている…それだけは、信じてやってください」
そして神岡令を置き去りに(爆)。
「そうよ、それが欲しいの。特にカテゴリー10(テン)が」
一方、上城睦月は正体を現したランちゃんとの戦いに。ランちゃんはテンちゃんにご執心(笑)。上城睦月も上級アンデッドの封印に野心(爆)を見せて。
上城睦月がどこからともなく(^^;取り出したベルトに吸い込まれるように装填される不死蜘蛛のカード…闘争の気配に反応するレンゲル?
「これを使え!」
「これはお前の!?」
相川始がハートの4・FLOATをブレイドに。それをブレイドがスラッシュし、自在に飛行する力を発動させて不死鷲を撃墜。
いきなりスカイライダー、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!! レッツ、セーリング・ジャ〜ンプ(違)。
自分のラウザーでスラッシュできれば、全てのカードの力を利用できる、と?
敵が(都合よく ~~;)取り落としたハートのカテゴリーAを取り戻し、相川始に。
カリスに変身しようとする相川始。そこにカメラの連写音…どうやって駆けつけたのか、カメラを構えた神岡令が。僅かな逡巡の後、相川始はカリスに変身。それを撮る神岡令。
ブレイドと不死鷲の戦いの流れ弾が神岡令に。身を挺して神岡令を庇うカリス・相川始。
橘朔也にカード選択をたしなめられて隙を見せ、不死蘭に逃げられた上城睦月は不満顔。その、あまりにお子さまな反応は、却って新鮮だったり(苦笑)。橘朔也の苦労は当分続く、のですね(^^;。
ブレイドは不死鷲を圧倒。ブレイドの必殺技の隙を突こうとした(?)不死鷲も、カリス・相川始に邪魔されて、ライトニング・ソニックを受けて。
「もちろん、戦うことです。お互いに、他のアンデッドを倒して、最後に雌雄を決しよう。最高の敵として」
「…最後に戦うのが、約束だと?」
「あなたたちも同じでしょう?」
結局、不死鷲もひたすら闘争を求めていただけ。そして、それは仮面ライダーたちも同じだ、と言い捨てて封印される不死鷲。
「…運命だと?」
不死鷲の言葉に反発(?)を覚える剣崎一真。それは上城睦月も口にした単語…。
「仮面ライダー…」
そう呟き、神岡令は、カリスの変身を撮ったフィルムを捨てて。
ブレイド・剣崎一真はスルーですか(笑)。
伊坂と烏丸所長の思わせぶりな行動を除き、登場人物たちは誰もが目の前の戦いに傾注し、その先を見通す余裕を持っていません。
個人が持ち得る「戦いに対する動機」としては、それが普通であり限界なのかもしれません。戦いを俯瞰する必要性も必然性も、客観的に見ることができる[観客]だからこそ持つことができる余裕、なのかも。
でも、ヒーローの物語には、個人や日常を超える大言壮語が欲しいと、私は望みます。それが観たくて、私は視聴しているんです。
2004.07.11
▲
△
▼
▽
第24話 謎のハンター
惜しげもなく、新しい上級アンデッドを次々に投入。
上城睦月がタオルを投げて。
「剣崎さん、夢中ですね」
「ああ!」
と、タオルを受け止める剣崎一真、とか期待したのに〜。
と言うか、半袖での運転は危険でしょう、と。良い子は真似しないで欲しいです。
山中望美と遊園地で健全デート。絶叫マシンもへっちゃら〜…説教マシンに鍛えらrうわgyaれn
不死狼の人間ゾンビ化能力…不死蜘蛛の子蜘蛛と同じようなもの? 人間以外でも通常の生物ならゾンビ化できる、とかなら、バトルファイトで牽制とかに使えそうな気がしますが。
「あなたのテリトリーを侵すつもりはなかったの」
いやそれは嘘(苦笑)。ランちゃんの性格で、あんな登場をするのに事前調査しなかったとは思えないんですが。それとも、
「私も困るのよ、こんな奴らにうろつかれては」
は本音で、不死狼の気配か何かを追っていて、偶然あの状況に遭遇した、とか? …困る? 何がどう「困る」と? 思わせぶりなのはかまいませんが、思わせぶりなだけのハッタリで実体が無いのは嫌です〜 >> スタッフ各位。
で、ランちゃん、小細工のし過ぎは自滅フラグでは? 不死象とカリスを戦わせるのは良いとして、それでカリス・相川始の正体が判る、というのはどういう理屈?
不死狼…TV朝日の公式HPを見ていて、うっかりネタバレを踏んでしまい、悔恨〜(苦笑)。
アンデッド・ハンター…レッドランバスやブルースペイダーのデータは、元ボード所属の研究開発部隊なら自前で確保していて、データがない(と思われる)グリンクローバーにこそ興味を持つのでは、と思ったり。まぁ、上記のネタバレを考えると、以前からギャレンとブレイドに焦点を合わせて計略を練っていた感じなので、納得できなくはないですか。
強いぞ不死象…戦いは、嫌いじゃないけど自分から仕掛けるのはめんどくさい、みたいな? 人間社会に溶け込んで悠々自適な感じですが、収入源とかは? せっかく超強そうなんですから、伊坂の遺髪(苦笑)を継いで、末永く強者の位置に君臨して欲しいんですけど…難しいでしょうか(;´Д`)。
広瀬栞と白井虎太郎…つまらなくはないんですケド〜、それだけ、というのが辛過ぎ〜。
屋根裏…やっぱり橘朔也も白井虎太郎の家に居候その3なのが確定?
白井虎太郎の盗み聞き…ゴハンの時間を告げに来た? ヘンな期待を胸に秘めて、とかでないことを願いたい、と(爆)。
2004.07.18
▲
△
▼
▽
第25話 裏切りの疾走
不死象語録…
「俺はお前たちの戦いになど興味はない。ライダーもアンデッドも勝手に潰しあえばいい。そして全てが死に絶えた後、俺がこの戦いの覇者となる」
「止めておこう。俺は相手の手の内を知らない内は、戦ったりしない」
「どいつもこいつもだらしないな」
「もっともっと、そうやってアンデッドを倒してくれ。俺は戦いが嫌いだからな」
…待てば海路の日和あり/残り物には福がある/ランちゃんの上を行く漁夫の利狙い、みたいな? 昔のバトルファイトでは、どうだったんでしょう。
上級アンデッドの行動は、過去に封印された事を踏まえた、各人各様の対応、とは思いますが(伊坂、不死山羊、ランちゃん、不死鷲、不死象、不死狼)。
白井虎太郎…
白「でも、怪我した人が倒れていたら、見過ごせなかったんだ」
蘭「私はヒトではない」
白「判ってる、そんなことは判ってる。でも、自分でもどうしようもなかったんだよ」
*
白「綺麗だ…忘れてたな、毎日剣崎君たちにつきあって、戦い、戦いで、こんな綺麗なものがあるってこと」
*
蘭「口先で約束して、信じることができるの?」
白「信じたい」
蘭「アンデッドの私を信じたい? …何故」
白「それは」
*
白「ホントにアンデッドなんだな、君は」
始「何故この女を助けた」
白「判ってる、バカさ僕は。でも、でも信じたかったんだ。君の所為だ」
始「俺の?」
白「そうすれば、君のことも信じられると思った。アンデッドだけど、姉さんや天音ちゃんを守ってくれる、いい奴だって。だけど、やっぱり君を、好きになれない」
…僕は、相川始が気になってしかたがない。あいつはアンデッドだ。でも、嫌いになりたくない、っていう気持ちがある。みゆきさんを信じることができれば、相川始のことも…好きになれるかもしれない? 好きに…
あぁもう、危うい方向にしか行けないじゃないでぃすかぁ(核爆)。
主人公’s…
橘「BOARDはもうない。だが剣崎、仲間なら居る。俺たちが理想を忘れなければ、いいんだ」
剣「全ての人類を、守るために」
…橘朔也は、まあまあ、です〜。けど剣崎一真は、う〜〜ん…嫌、ではないんですけど、ど、ど(苦笑)。スラッシュで不死狼を迎撃するシーンは燃えましたが。
*
橘「見たか、スリップストリームだ」
…不死狼がレースに乱入したのは、単に「俺の走りを見ろ〜、俺は速い、俺は強い。俺の前を、何人たりとも走らせないぜぇ」とか?(←無茶、と言うかカテゴリーが違う、と言うか無意味でしょ〜 --;) せめて「レース」ではなくて欲しかった、です。
*
橘「俺たちの、俺たちのファングよ…さらばだ」
…取り戻すんじゃ? や、後顧の憂いのない処置だとは思いますけど。FUSION使ってレッドランバスに取り込ませる、とかして欲しかったな〜、と。
不死蘭はハートのQ=ABSORB。
不死狼は…TV朝日の公式HPによると、WJ。本当ならカリス(ハート)かレンゲル(クローバー)のJ?
そして、次回からブレイドに箔が付く、と(笑)。
ところで「そんな奴ぁいねぇ」状態だったレンゲル・上城睦月は? 何か一言、登場しない/できない、物語世界内での理由の説明が欲しいのですが。たとえば部活とか試験とか(爆…デートは不可)。
2004.07.25
▲
△
▼
▽
第26話 俺を動かす力
「判った。俺の身体を動かすのは、義務とか使命なんかじゃない。そこにいる人を守りたいという思い…そうだ、人を愛しているから俺は戦っているんだ」
相川始に、第3話で
「人を守ろうとする愛。その時、奴の力は全開する、か」
第7話で
「あいつは怒りを力にする。俺への憎しみが、あいつの数値を上げているんだ」
と言わせたのは何だったのかと小一時間(以下略)。
剣崎一真に自覚させるイベントにしては、「自分の力の源を自覚していない」状況を示す伏線が無さ過ぎです。相川始に上記の台詞を早々に言わせておいて、主人公がパワーアップする回だからと言って唐突に新顔を登場させて、その新顔に台詞だけで状況設定をされても、全く燃えられません。
不死象はパワーアップお披露目の相手として登場した、感じなので、それなら、せめて不死象の初登場の回くらいからは、パワーアップに向けての剣崎一真側の気持ち的な準備も整えて行って欲しかったです。
嶋昇…その正体はタランチュラアンデッド。
プラント>>オーキッド。スパイダー>>タランチュラ。じゃあ次はシェル>>貝類の何か、だったり?(例えば不死牡蠣 ^^;)
そして烏丸所長の使者にして、仮面ライダーたちのパワーアップ・アイテム供給者。さらに、人間体になれるということは上級アンデッド(絵札)な訳で、それはつまり彼自身が仮面ライダーたちの誰かのパワーアップ用カードに封印される存在である、と。
パワーアップ=新アイテム+《ABSORB・QUEEN》+《FUSION・JACK》。カテゴリーだけが肝要で、不死怪物の種族は関係ないのでしょうか?
烏丸所長…実はカテゴリーK(King)の不死怪物だったりしないでしょうねぇ?
「そうか。キサマ、ただのアンデッドではないと思っていたが、キサマが奴だったのか」
あぅあぅあ〜…相川始の正体は、そこまで引っ張る程のものなんでぃすか〜? と言うか、相川始に対して意味深に過ぎる伏線を張っているのに、なぜ主人公である剣崎一真のイベントが雑なんでしょ〜。主人公でこそ、緻密なドラマを展開させるべきでしょうに…とすると、真の主人公は相川始であり上城睦月であり橘朔也である、と?(;´Д`)
上城睦月…不死蜘蛛の呪縛、再燃。橘朔也の心痛、再び(苦笑)。タランチュラの気配に不死蜘蛛が反応?
白井虎太郎…広瀬栞の腕力(;´Д`)に対抗して、ブルースペイダーを自転車で追えるだけの脚力を発揮? ブレイドとギャレンのカテゴリーAの影響で、周囲の人の身体能力が上昇する?(←多分、それはない --;)
2004.08.01
▲
△
▼
▽
第27話 揺れ動く心…
嶋「本来アンデッドは、種の保存のために戦う本能を持っている。でも、私にはそれがないのか、自ら戦うことは望まない。そんなやつも、いるってことだ」
不死水牛…登場させた意味が、お邪魔虫&盛り上げ要員、としか思えません。不憫というか貧乏籤を引いたねと言うか。できれば、不死狼みたいなドラマを不死水牛にも用意して欲しかったです。
で、不死水牛はスペードの8・MAGNET…磁力って? 外しまくりのタックルと合わせ技で必中に?(;´Д`)
嶋「私を封印するんだよ。封印された瞬間、私とカテゴリーAの力は争いを起こす。私が勝てば、奴は消滅する。しかし、私が負ければ奴の邪悪な心はより一層力を持つ」
橘「剣崎、頼む。睦月を…あいつを救ってやってくれ」
剣崎「嶋さん、あなたの力は借りません。大丈夫です、あいつだってすごく正義を愛してる。俺たちの力できっと!」
根拠のない安請け合いをしても、全然安心できません。白井虎太郎は嶋の案を「一か八か」と言いましたが、剣崎の言葉には、嶋の捨て身の案ほども、全くと言って良いくらいに現実味がないですから。
睦月「アンデッドに取り込まれるって、どんな気持ちなんです?」
始「俺はアンデッドではない…そして人間でもない」
不死蜘蛛《そうか、キサマが「奴」だったのか。面白い、そういうことか。俺はもっと強くなる。その時まで勝負はお預けだ》
始「取り込まれていた、カテゴリーAに。苦しむんだな」
「奴」…ジョーカー=バトルファイトの勝者を判定する役目を持たされた存在? とか空想したり。
不死蜘蛛《何をためらっている。カテゴリーKを探せ。戦え! 戦うんだ!》
不死蜘蛛《強くなるためだ。強くなってカリスと戦うんだ。カテゴリーKを探せ!!》
嶋「睦月くん、その心の中で、カテゴリーAの力を抑えるんだ。私にチャンスをくれ!」
上城睦月からレンゲルバックルを取り上げる、という選択をしない理由を、橘朔也の「意向」だけではない、例えば「無理に取り上げると上城睦月の精神崩壊が確実だ」くらいの具体的な危険性として、示して欲しいです。現状では、いみじくも上城睦月が本人に指摘したように、橘朔也の甘さが事態を悪化させている、としか思えません。
山中望美…なんで最初の方にしか出てこないのかと思ったら、次回のキーパーソン?
2004.08.08
▲
△
▼
▽
第28話 危険な賭け!?
「無駄だよ。ベルトを取り上げても,また彼の元へ戻る。カテゴリーAが彼を選んでしまったんだ」
カテゴリーAの呪縛が、上城睦月とレンゲルを不可分のものにしている、と。
では、ブレイドやギャレンは?
レンゲルのカテゴリーAの凶暴さと、ブレイドとギャレンのカテゴリーAの従順さ。不死蜘蛛の奔放さが描かれるほどに、ブレイドとギャレンのカテゴリーAの大人しさが、逆に気になって仕方がないです。
「ほっとけないじゃないか、あの子。一人の若者がカテゴリーAに操られ、人格を破壊されてゆく。そんな姿を黙って見ていられないよ」
どこに行くのもナチュラルといっしょ。不死タランチュラ・嶋昇にとって、ナチュラルはどんな意味を持っていたのでしょう。籠の鳥が籠から飛び出す演出に、スタッフは何を込めたのでしょう。
「ザコの相手は任せた」
不死キツツキって、もしかしてレンゲルが手持ちのカードから解放したヤツだったり? …前回の不死水牛の都合よすぎる登場に、同じ疑念を表明している感想を、インターネットのどこかで目にしたもので。
「このチャンスを逃す訳にはいかないんだ」
ブレイドがJフォームを使わなかったのは、嶋昇の意志を尊重したため?
クローバーのカテゴリーK=EVOLUTION…進化。スパイダーにタランチュラを重ねて?
他のカテゴリーKも、スパイダーとタランチュラみたいに、類縁種の不死怪物だったりするのでしょうか? それはそれで、バトルファイトの意味に疑念を覚える「種の選定」のような。
NEW GENERATION…『仮面ライダーという名の仮面』奇跡の二千万部突破って(;´Д`)。「変身」、飛び蹴り、辞表(カード)叩きつけ…上司が爆発しないのが残念(;´Д`)。不死孔雀!? そして to be continued(;´Д`)。
2004.08.15
▲
△
▼
▽
第29話 二人のカリス
今回は驚愕の屋台もの対決話・前編(違)。
カリスが二人…ぢゃないじゃん、看板に偽りありじゃん、関係者出てこいじゃん。
瓜二つの赤の他人の入れ代わり。王子と乞食、ディアナ・ソレルとキエル・ハイム、龍騎とリュウガ。
果たして、相川始に良い影響を与える話になったりするのでしょうか?(超疑念)
次回予告では橘朔也がアブゾーバーを手に邪悪な笑み(笑)を浮かべてますが。
「いっしょに来い。私に力を貸してもらおう」
と不死亀を顎で使う、狂笑の不死蛇女(カテQ?)。
不死亀は不死蛇に頭が上がらない? 蛇と亀、と言えば玄武ですが、まさか「玄武の元ネタは不死蛇と不死亀だったんだよ! な、なんだって〜」とかとか(←それはイヤ)。
栞「白井くんになんて言おう。嶋さんが、レンゲルに…」
栞「それでレンゲルは? 睦月くんは、どうなったの? カテゴリーAの支配から、ちゃんと解放されたの?」
橘「それは…わからない」
オイオイ(苦笑)。
そして夜の闇に消える上城睦月…まあ、フォローがあるだけでもマシでしょうか。
不死蛇曰く。
「我々の戦いに勝ち残ったものは全てを手に入れられる。だが、キサマが勝ち残れば全ては滅ぶ!」
ジョーカーは「全て」をリセットするか否かの判定基準としてバトルファイト企画者が投入したもの?(謎)
NEW GENERATION・その2…短っ! 不死孔雀の扱いに哀愁を禁じ得なかったり。てゆ〜か、新ライダー1号が不死孔雀を使いっぱにして2号と3号を見つけようとしてる、としか。
2004.08.22
▲
△
▼
▽
第30話 失われた記憶
森本亮治、大熱演。
ん〜〜、でも内容がないよぅ…。
「俺は、忌み嫌われていた。死神。53番目」
死神…神、という概念があったと?(深読みするだけ無駄な気も --;)。
「烏丸所長から、チベットから小包が送られてきたって?」
「はい。ギャレンのラウズアブゾーバー」
両手で持って、にんまり〜(苦笑)。そんな顔をしたあとで、上城睦月の心配を…言い訳の言葉を探してます?
「どや。秘密兵器・たいやき名人アルティメットフォームや」
上半身だけ強化(?)しても。
「アルティメットフォーム・スペシャルターボ!」
時間制限は? 電飾の電池(?)が切れるまで?
「いつからたこやき屋になった? ジョーカー」
不死蛇の姐御…こちらも熱演(怪演?)、ですけど〜〜〜。
「うぉおお〜! 食らえ、未知の仇〜!」
死んでないって。
灼熱のたいやき鉄板でカテQの顔面を直撃〜〜。そこをカリスが切り刻んだ上で3枚コンボを決めて、ダイヤのカテQを封印。
そして。
「受け取れ」
不死亀に苦戦するギャレンとブレイドの前に相川始が現われ、ギャレンにカテQを渡し。めでたくギャレンもJフォームを発動させ、新たな3枚コンボで不死亀を封印。ダイヤの7・ROCK。
…・・・嶋さん、私から今回の記憶を吸い出してください。
NEW GENERATION・その3…不死孔雀を封印して(?)、色違いで同じ絵柄のカテゴリーA[CHANGE ?????](?)のカードを二人に渡す、新ライダー1号。果たして次回、どんなオチが待っているノカ〜(;´Д`)。
2004.09.05
▲
△
▼
▽
第31話 53番目の存在
「これが、剣崎一真くんだ。なかなか、いい青年らしいよ。しかし、彼は許されない存在だ」
…剣崎一真だけ? 橘朔也を除外した理由は?
故意に感情を逆撫でする言動をする、胡乱な青年。カメラ付き携帯で上城睦月=レンゲルの凶行を激写して飛び去り。
新OP。
いろいろ深読みしたくなる画がありますが、旧OPみたいに毎回更新されるのでしょうか。
「オマエに、訊いておきたいことがある。オマエの戦う目的は何だ。人間を守るためか。違うな」
「何を言いたい」
「全てのアンデッドを封印してオマエはどうする。何が起こる」
破滅のイメージ? と言えば初期の橘朔也の狂態が思い出されますが、ジョーカーと相川始は、ギャレンと橘朔也の関係とは別物でしょうし…。
「答えられないようだな。本当の目的を明かさない奴と…手は組めない」
…橘朔也、いつの間に相川始に対して、ここまで剣呑になりましたか? 不死クワガタに精神を支配されてしまったりしてますカ〜?(;´Д`)
「もうそろそろ、話してくれてもいいんじゃないか、オマエの秘密」
「オマエにだって、秘密のひとつやふたつ、あるだろう」
「え? う〜ん、でも俺、こういう性格だから…秘密ねぇ」
「橘さんはああ言ったけど、俺は、オマエといっしょに戦いたいと思っている」
「俺がアンデッドだとしても、か」
「そうだとしても、オマエはなんか違う。理由は知らない。でも、人間の敵じゃない、って」
剣崎一真は、順調に裏表のない性格…というか馬鹿正直っぷり(?)が加速してる感じですね。不死甲虫は不死タランチュラな感じなのでしょうか(…たぶん違う ^^;)。
携帯野郎は、剣崎一真たちを挑発するかのように、白井虎太郎にメールを送りつけ。
「アンデッドか」
「そう。キングって呼んでくれる?」
「キング? カテゴリーKってことか?」
「一番強いって事さ」
その、キングを自称する青年は、局所的に時間を止める能力を持つらしい不死スカラベを使嗾し、自身も超絶的な能力を見せて、剣崎一真たちを翻弄します。
ネットカフェのマネージャー(?)が広瀬栞と白井虎太郎を警備員に示したのは、キングが嶋昇と同様の精神操作能力を持っていることを間接的に示していたりするのでしょうか。相川始が
「カテゴリーK」
と呼んだことと合わせて、キングは第二のカテKと思えますが、さて。
一方、橘朔也はナチュラルに導かれて上城睦月と再会するものの、ジョーカー=相川始の情報に惑わされたのか不意討ちを食らい、その行動を止めることが出来ず。
「あいつは53体目のアンデッド。このバトルファイトを影で支配する、残酷な殺し屋」
とキングは言い、打ちかかるブレイドを人間体のままで圧倒し、立ち去ります。
白井虎太郎の家に戻り、アンデッド・サーチャーを起動した剣崎一真を怪物が襲います。その怪物にアンデッド・サーチャーは反応しません。戦闘能力ではブレイドの敵ではなく、ライトニングソニックを受けて怪物のベルトが開きます…が、投射されたブランク・カードは怪物に吸収され、怪物は復活。そしてブレイドを指さし、
「オマエハ、ユルサレナイ」
と。
第二のカテKは不死蜘蛛と同じく従来(?)のバトルファイトの流れの中でジョーカーとの戦いを主眼に置き。橘朔也は上城睦月を追ってバトルファイトに巻き込まれ(?)。
一方、謎のメカメカしい怪物(を使嗾する男/組織(?))は剣崎一真を標的にして。
剣崎一真は相川始を奪回すべく動こうとするものの、謎の怪物に狙われて。
コメディ編を間に入れて、物語は新たな展開、と言うか仕切り直し、な感じで、これまでの不死怪物との戦い=バトルファイトの流れに、剣崎一真を「否定」する謎の男(組織?)が加わり。
う〜ん、今更ですが[BOARD壊滅]は必要だったのでしょうか、と。
大事件の割には、白井虎太郎を物語に組み込む仕掛けにしかなってなくて。一方で、剣崎一真/ブレイドと橘朔也/ギャレンの立ち位置は[BOARD壊滅]によって非常に不安定・不明瞭なものになって。
いま現在の白井虎太郎の扱いを見る限り、[BOARD壊滅]と、その後に烏丸所長なりが新しい組織を作らなかったことは、仕掛けとしては失敗ではないかと思えます。
NEW GENERATION・その4…ゴミの回収に勤しむ剣崎一真(;´Д`)。
「君たちは必ず帰って来る。運命からは逃れられない。君たちは、カードの意志によって選ばれた仮面ライダーなんだ」
そしてまだ to be continuedヽ(`Д´)ノ。
「しかし、彼は許されない存在だ」
広瀬義人 春田純一
広瀬栞の父でぃすか〜? つまり、
「しかし、彼は許されない存在だ(娘をないがしろにして)」
とか?(核爆)。
2004.09.12
▲
△
▼
▽
第32話 破壊者の秘密
橘朔也は剣崎一真に、相川始=ジョーカーへの懸念(嫌悪?)を口調に滲ませながら、正体が判るまで動くな/助けに行くな、と指示して。
キングが語る。
「めちゃくちゃにしたいんだよ、この戦いを」
「アンデッド同士が戦い、ライダーとか言う連中がそれを封印し、だけど、人間どもは何も知らずにのんびり暮らしてる」
「バカバカしいじゃないか、ぼくたちだけが戦う運命なんて」
「ぼくは他のアンデッドの精神を支配できる。アンタもぼくのものになるんだ。そしてこの世界をぶち壊す! 綺麗は汚い、汚いは綺麗。メチャクチャにするのさ」
そしてキングは相川始に、携帯のカメラで撮った相川始のカリスへの変身途中の画像を見せて。
「あのハカランダって店、メール受け取れるよね」
「止めろ!」
「さあ、送るよ」
怒りか恐怖か。苦悶のような叫びを上げた相川始のベルトが巨大な輝き(?)を生み。その光は部屋を、ビルを、街並みを覆って。
「ジョーカーにまで辿り着いたようだね、橘くん」
帰宅した橘朔也を、一人の男が待っていた。広瀬栞からは「死んだ」と聞いていた彼女の父親、広瀬義人が。
「私の目的は今でもアンデッドの不死の秘密を解くことなんだ。人間が死の恐怖から逃れるために」
橘朔也の脳裏を、深沢小夜子の死が横切る。あれ、桐生豪は?(;´Д`)
「橘くん、ジョーカーは危険だ。そして剣崎くんは、それに飲み込まれる運命にある」
「black and white。そのキーワードで、政府のある機関に保存されているBOARDの全記録にアクセスできるはずだ。運命と戦え」
そう告げて広瀬義人はどこかにある研究施設に戻る。そこには、ブレイドとギャレンの前から溶けて消え去った怪物のベルトがあり。広瀬義人の見つめる中、ベルトを中心に液状の「なにか」が人の形をとり、怪物が復元。
広瀬義人は怪物に寄り添い、言葉をかける。
「おかえり」
…とある掲示板で『死んだ妻を使って』という仮定を読んで、うひゃ〜、です。
橘朔也に「動くな」と言われ、剣崎一真は自室で悶々と徹夜?
「君らしくないな、こうしてじっとしてるなんて」
「うじうじするのは、ぼくの専売特許。今はっきりしていることは、相川始が敵に捕まってる。それだけじゃない?」
朝食を持ってきた白井虎太郎に言われ、広瀬栞からも微弱なアンデッド反応の検出を告げられて、気分良く出動。
「たとえ相手が何でも、誰かを助けるために走る。それが、仮面ライダーよね」
…久しぶりに白井虎太郎と広瀬栞の存在意義が示された感じです。
「久しぶりに見せてくれたね、ジョーカー。その力、ぼくのものだよ」
以前に見たことがある? 光を発した相川始はキングの手から逃れたようですが、それが「力」? いったいどんな?
「二度とあの姿に、なるな…」
カーブミラー(?)に映る自分に向かって言う相川始。そこに、上城睦月がトランプのジョーカーを振りまき登場し。
「完全にカテゴリーAに取り込まれたな」
「ああ、俺は闇の中にいる。良い気分だ。そして、闇の支配者は、一人でいい」
レンゲルに変身し相川始に襲い掛かる。
「おや、カリスにはなれないみたいだな。だったら見せてみろ、ジョーカーの力を」
「俺はあの姿にはならない」
そこに剣崎一真がブルースペイダーで突っ込み、レンゲルと交錯。転がされたレンゲルの変身が解ける…なぜ?
「剣崎、邪魔するな!」
なるほど完全な支配。でも軽く飛ばされただけで変身が解けるのは、支配に不安定な部分がある、ということ?
「睦月、いま君の相手は出来ない!」
「知ってるのか、そいつの正体を。最後の一匹までアンデッドを追い求めるだけの冷酷な殺戮マシンだぞ」
「今は君がそう見える」
クールじゃないですか剣崎一真。クール過ぎて違和感が(;´Д`)。
「あのさ…えっと、シバノ(?)ユウコ」
「? 何だ」
「俺が小一のとき好きだった娘の名前。いろいろ考えたんだけど、俺の秘密って、これぐらいしか思い付かなかった」
「それがどうした」
「俺が一つ秘密を話したんだから、おまえも一つだけ教えてくれないか?」
…何かこう吹っ切れた真っ正直ぶりに、剣崎一真を見る目から鱗が落ちた気が、ちょっとだけ(爆)したかも、と思ったり。
「バカバカしい」
「おまえの正体なんてどうでもいい。俺にとっておまえは、相川始だ。ただ、おまえのハートの2、そのカードに封印されているものが何なのか、知りたい。おまえは、人間を…」
「あのカードに封印されているのは、一万年前の、バトルファイトの勝利者だ」
「俺たち人類の始祖たる、ヒューマンアンデッド?」
肯く相川始…じゃあ、第5話で
「だいたいお前たち人間が存在すること自体おかしいんだ」
と言ったのは、なぜ?
「烏丸所長の、非公開記録…ライダーシステムはジョーカーを分析し、そのデータから作られた。それがなぜ秘密にされなきゃいけない?」
「これが、ジョーカーのカードか」
その画像は、ジョーカーのカードが他の全てのカードを吸収(?)する様子の記録(?)。
「なんだって!?」
…烏丸所長や広瀬義人は、どこまで秘密を抱え込んでいるのでしょう。と言うか、いろいろ知っていて動いているはずなのに、あるいはだからこそ、ままならないのが人の世、なのでしょうか。
ジョーカーの、いま剣崎一真たちに明かされつつある秘密について、どこまで把握していたのでしょう。また、データ分析を受けたジョーカーが相川始であるのなら、どうやって自由の身になったのでしょう。
データ分析の対象になったジョーカーは、相川始なのでしょうか?
「二年余り前、俺は封印を解かれた。おまえたち人間の手によって」
「俺は本能の命ずるまま、次々にアンデッドを封印し、自分の力にしていった」
「そして遂に見つけた。一万年前に俺を封印した…奴を」
「それが、ヒューマンアンデッド」
ブランク・カードを構えたカリスの前で、水際に横たわるヒューマンアンデッド。微笑みを浮かべた彼のベルトが、開く…自動的な反応ではなくて?
「奴は全く抵抗せず、俺に封印された」
「奴を封印して以来、俺はジョーカーに戻ることが、忌まわしく感じるようになってしまった。そして、何故か人間を…」
つまり、栗原晋と相川始が出会ったのはジョーカーの封印が解けた直後ではない=ジョーカーの封印を解いたのは栗原晋ではない?
「もういいよ。ありがとう、話してくれて」
その時、相川始がキングたちの接近を感知する。
「面倒だからこのへん全部止めてあげたよ、ジョーカー」
キングは傍らに立つ剣崎一真に殴り掛かり…時間が止まっている相手を殴った反動に拳を痛めてわめく(笑)。
「動かせ!」
普通の人たちが行き交うビル街(?)で始まってしまう、戦い。
「ブレイドが邪魔だ。やれ!」
「君はぼくと来るんだジョーカー。抵抗は無駄だよ、カードは全部、ここにあるんだから」
Q:ABSORB,10:SUFFLE,9:RECOVER,8:REFRECT,7:BIO,6:TORNADE,5:DRILL,4:FLOAT,3:CHOP,A:CHANGE…2:SPIRITは使用中で、無いのはJ:FUSIONとK:EVOLUTIONだけ?
時間を操る不死スカラベに苦戦するブレイド。
「止めろ!」
キングはブレイドのラウザーを抜き取り、それでブレイドをめった打ちに。
「あいつは、時間が止まってる空間の中で動いた…なぜ、奴は動ける?」
キングと不死スカラベの右腕にある不振な布(?)。
「あれか!」
相川始は不死スカラベの右腕から布(?)を奪い、ブレイドに。
「恐らくこれが、時間停止の影響を受けない秘密…」
「止めろ!」
「無駄だ」
ブレイドは左拳に布を巻き付ける。
「おまえに俺の時間は、止められない!」
取り戻したラウザーで不死スカラベを打ち倒し、ライトニングソニックで一蹴。不死スカラベは、スペードの10:TIME…時間停止? もしや「待った(タイム)」?(;´Д`)
「すっげぇ、大迫力。やるねぇ人間のライダーも」
携帯のカメラでブレイドを撮ったキングは、ハートのカード群を見せびらかすと、その正体を垣間見せて消え去り。スペードのK?
「始、おまえは傷を治した方がいい」
「余計なお世話だ。カードは俺が取り戻す」
「俺たち仲間じゃないか」
「そんなこと言っていいのか? 俺の実体は…」
「相川、始だろ?」
その言葉に笑みを浮かべかけた相川始は、歩み寄る橘朔也の姿に気付く。
「剣崎、俺の敵はまだそこにいる」
そう言う橘朔也の視線の先には相川始。
「そいつは、ジョーカーだ」
「剣崎、ジョーカーの存在意義が判った」
「もし52体のアンデッドが全て、ジョーカーによって封印されたらどうなるか」
「ジョーカーはいかなる生物の祖でもない」
「バトルファイトが終わった後に、生き残る命は全くない」
「何も、生き残らない…」
「ジョーカーが最後に勝ち残ったとき、人類だけでなく、全ての生命は滅ぶ。ジョーカーが殺戮マシンというのは、そういうことなんだ」
ギャレンの変身準備の音が響き、橘朔也は変身。
「ジョーカーを今、封印する」
「橘さん、俺はこいつを信じます」
「こいつは人類を滅ぼしたりはしない。別の解決法があるはずです」
「そんなものは無い!」
「もし無いなら! その時は、俺が封印します」
で、なぜか剣崎一真もブレイドに。
相川始を巡り、対峙するギャレンとブレイドは、同時にJフォームへ(おいおい)。
NEW GENERATION・その5…映画版の公開は昨日(9/11)でした。だから、予告編?
でもまだ to be continued。この上何を?
2004.09.19
▲
△
▼
▽
第33話 狙われた剣崎
「剣崎、おまえは相川始に取り込まれかけているんだ。目を覚ませ!」
…いや、あなたの方が広瀬義人に丸め込まれてる、としか。
そして大人げない三枚技・バーニングショット。が、それを難なく凌いでしまうブレイド。で、こちらは手加減なのか二枚技・ライトニングスラッシュで応えてしまう、やっぱり大人げないブレイド。
適当に受け流し、目眩ましか足止めに周囲を崩すとかして相川始と逃げろよ、と。それで崩される周囲は迷惑極まりないですが。
「5体を超えるアンデッドのパワーを一気にぶつける。それがJフォーム」
AにQ+JでJフォーム、なので「3体以上」か、ラウズで+1して「4体以上」か、ではないでしょうか? とツッコミ。
仮面ライダーのモニターシステムを使う広瀬義人…アンデッドサーチャーも含めて、BOARDが使っていたシステムが維持されていたのは、広瀬義人(と彼の所属する組織?)の意向?
「これはただのJフォームじゃない」
それはあなたの罪悪感がそう思わせただけ、では?
そして、落ちながらJフォームが解除され、変身幕が落ちる先に現われて変身が解け…変身幕で落下速度は緩和されたのでしょうか?
「これが剣崎の潜在能力」
「ダガワタシハ、ブレイドニ、マケナイ」
対ブレイド(剣崎一真)戦に特化? 剣崎一真に対抗心? 剣崎一真の危険性とトライアルD開発の経緯か何か、が密接に関係している?
一瞬、相川始に重なり現われたのは、ジョーカーの姿。
「現われるな。暴れないでくれ」
相川始とジョーカーの相剋…ハートの2[SPIRIT]の力で、ジョーカーの中に、相容れない[相川始]が生まれた? クラブのAが上城睦月を支配するのとは違う、密やかな精神汚染とも言えそうな(怖)。
「あのカードに、一万年生き続けたアンデッドが」
…封印されてて「生き続けた」と言えるのかどうか、と言うか、全てのアンデッドが少なくとも一万年前から存在している訳で、ここは「アンデッドが」じゃなくて「私たちの始祖が」とか「人間が」とか言うべきではないデスカ〜? >> 広瀬栞さん。
「懐かしいかな? BOARDの研究所と似てるだろう?」
バケ学な感じの実験設備、に見える中にコーヒーサイフォンが。[KCN]とラベルが貼られたビンに砂糖が入ってたりしたり?(笑)
「正確にはアンデッドではない。アンデッドの細胞と、人間のデータから作った実験体だ」
「アンデッドの不死の秘密を、わたしは手に入れつつある。この研究を進めれば、いつか人間は、永遠の命を手にすることが出来るんだ」
「剣崎くんを保護するためだ。橘くん、剣崎くんは今危険な状態にある。彼が変身を続ければ彼は。人類は…」
「全てを話そう。そしてこの改造実験体トライアルDと協力して、剣崎くんを救ってくれ」
「そうだ。力ずくでも彼を保護し、ライダーシステムから切り離すのだ」
剣崎一真がライダーシステムを使い続けると人類が危ない? トライアルDみたく既存のラウズカードでは封印できない、新たなジョーカー化、あるいはヒューマンアンデッド化の可能性/危険性が、とか?
相川始を心配する剣崎一真は、根拠無く市販の薬を買ってハカランダへ。
「ジョーカーとブレイド…さぁて、どうやってメチャクチャにしてやろうかな」
とワクワクなキングもハカランダへ。
上城睦月を心配する山中望美は、こちらは定期便でしょうか、自転車を押しながらハカランダへ。ところが、同じ学校の不良か何か、ヤンキーな三人組が山中望美を拉致ろうと絡んで。
「睦月…レンゲルか、面白いじゃん」
で、何故かキングは山中望美を逃がし、不良を弄ぶ。
剣崎一真は相川始を見舞い、不死狼のカードを置いて…何故?
前回、持ちカードを全部取られていたのを知ったので、自分にはスペードのJがあるから、余ってるコレを置いていこうか、くらい?
「なんだブレイド、君が来ちゃったのか」
相川始が来ることを期待してた?
「あいつはジョーカーに戻りそうになる自分と、必死に戦っているのさ」
「今まではこのアンデッドたちの力でジョーカーの本性を封じてきた。でも今あいつはこれを失って、今にもジョーカーに戻ってしまいそうになってるのさ」
「バカな奴だよね、ジョーカーに戻れば楽なのに」
剣崎一真が相川始の枕元に不死狼のカードを置いたのは、このキングとの会話の前で。実は剣崎一真は、無意識の内に相川始の窮状を救う行動をとった、と? 何故〜? 広瀬義人の懸念の一つ、だったり?
「そのカードを取り戻せば、始は元に戻る訳か」
「おいおい、僕は君らと戦う気はないんだってば」
「アンデッドは人類にとって危険な存在だ!」
…相川始も?
「ちょっと待ってよ、僕はさっき通りがかりの女の子を助けたばっかりだ」
「黙れ! おまえにとって全て遊びだろう!」
確かに、それが本音っぽいと思いますけど。
「もう止めようよ。君は僕が本当にアンデッドだから倒したい? 違うだろ? ジョーカーを助けるために、僕が持ってるカードが必要なだけなんだ」
「人類の敵であるジョーカーを救うために僕を倒そうなんて、正義の味方としちゃあ、不純だな」
さすがは精神操作に長けるカテKなのか、剣崎一真の「苦し紛れ/自己欺瞞」を的確に突いて。
「ジョーカーを助けたって、人類は迷惑するだけさ」
「君も自分が間違っているかもしれないと思っている…だから弱いんだ」
本当に迷いが力を削ぐのか、キングの話術が純真な(笑)剣崎一真の心の隙を突いたのか、JフォームにはカテK本来の姿で応じたものの、キングはブレイドを圧倒。
「橘さんは、頼りにならないし」
うわ広瀬栞ってば何の躊躇いもなく言い切って。白井虎太郎も異論を唱えることはなく(;´Д`)。
「あいつを、ジョーカーに戻して、たまるかっ!」
それでいいじゃないですか、そういう動機で戦う、で(と言ってしまうことの危険性は否定しませんが)。橘朔也だって、ね〜(;´Д`)。
大事の前の小事、と言う者は、大事に関わっている自分は小事に含まれることはない、と思ってしまうことが多くて、それはもう当事者の視野狭窄と言ってしまっては身も蓋もないのでしょうけど、でも全能者ではない、「その場」で呻吟する人間の視界は、そんなものの訳で。それで躊躇って足踏みして後込みして何もしない、と言う訳にも行かないことが多いし。
大乗と小乗。自分と、自分の周囲の、血肉を感じられる距離に在る人たちを救えなくて、何の大事か、と私は思ったり。小人の妄言かもしれませんが。
そこに現われるトライアルD。水辺の岩場は超危険〜、滑る滑る。
「奴の名はトライアルD。おまえを追うために生まれた」
自分なりに筋は通ってる、としても橘朔也、描かれ方の不幸/偏り(苦笑)はありますけど、もうちょっとこう、平和的な解決手段を模索する方向で行けません? 力への指向が強いからこそギャレンの適合者、なのかもしれませんが。
あるいは、智に働けば角が立つ、な感じ?(剣崎一真の方は、情に棹させば流される、で ^^;)
2004.09.26
▲
△
▼
▽
第34話 カテゴリーK
「おまえは…ライダーになってはいけない人間だったんだよ」
な、なんだってー(爆)。
「人間」ですか、う〜ん。
「剣崎、このままではおまえは!」
さっさと言わないから足元をすくわれるんですヨ〜。
「アンデッドサーチャーはコピーさせてもらったよ。俺はこれから一人でアンデッドを追う」
白井虎太郎と広瀬栞に悪ぶった言葉で別れを告げて突き放し、ブルースペイダーは壊れているので徒歩で白井牧場を後にする剣崎一真。
いまさら、と言うか、今までに比べて危険性が上がったとは思えませんが。
アンデッドは、そもそも人間全てに対して敵意を示す存在で。トライアルDの目標が剣崎一真ひとりであると判明している分、周囲に及ぼす危険性は既存のアンデッド以下ではないか、と。
剣崎一真が二人から離れようとする理由は、周囲に危険を及ぼすことを恐れて、ではなく、封印できない=倒せない相手に敗北する自分を見せたくない/知られたくない、という気分があるのではないか、と思えたりします。二人に嫌われようとしている感じの言動も見せてますし。
「睦月…あんな睦月、かわいくないぞ」
ハカランダに上城睦月が現われ。山中望美が駆け寄りますが、上城睦月は相川始との戦いしか眼中にありません。
「始さん、あの子のこと知ってたみたい」
…いまいち、この台詞が示している対象がはっきりしないな、と思えたり。「あの子」とは山中望美なのか上城睦月なのか。「知ってたみたい」とは、二人の事情をなのか山中望美がハカランダに来ていることをなのか上城睦月が来たことをなのか。
平易な文章にジョーカー並の多重性を含ませるとは、栗原天音、恐るべしですよ〜(;´Д`)。
「こんなもの、本当の強さじゃない」
と言いつつ、レンゲルの力に呼応してしまったのか、意外に呆気なくジョーカーに完全変身。
でも、それを抑えて不死狼の姿を借りて。
「本当に強いのは。強いのは! 人の思いだ!!」
レンゲルを圧倒したものの、突然の苦悶…今までの抑圧のツケが溜まっているため? 「SPIRIT」でないとジョーカーを抑えきれない?
「なんだ、つまんない」
山中望美の助けを求める声に応じた上城睦月に、キングは相川始から奪ったカードを渡し。
「めちゃくちゃにしたいだけさ」
と笑い、消え。上城睦月も、気絶した山中望美を介抱することなく消えて。
「みんな、俺に近づかないでくれ。俺の側は、危険なんだ」
そう言いながら、なんで街中を彷徨ってますか、剣崎一真。林の中とか海の岩場とか原っぱとかダムとか採石場とか、人が居ない場所はいくらでもあるでしょうに。
「上手く行くかな?」
「判んないけど、私たちに出来るのはこれくらいでしょ。じゃあ剣崎くん探しに行ってくるね」
似顔絵でキングに対して奸計(^^;)を巡らす白井虎太郎と広瀬栞。会話からすると発案は広瀬栞? 敵に回すと怖いですね〜。
白井虎太郎の額の水風船(?)は、トラDに襲われて事故った後遺症みたいですけど、それなら帰宅直後にも額を押さえるなり冷蔵庫に直行するなりの、ちょっとした演出が欲しかったです。
「バイク、修理しとくよ。帰ってきたら、きっとすぐに必要なはずだから」
原子力エンジンを修理(;´Д`)。BOARD壊滅の時に専用工具とか備品とかも持ってきてたりしたり?
「剣崎は、必ず俺が助ける。だから君は探さなくていい」
「剣崎くんが危険なら、側にいてあげるのが仲間でしょう?」
橘朔也は広瀬義人に広瀬栞の説得を請いますが、広瀬義人は一顧だにせず。その様子を見る限り、不死の探求に取り憑かれ、良識も親子の情も雲散霧消してしまってる、みたいな?
「ばかにしないでよ」
…そっちのせいよ(違)。だって発音が〜。
「剣崎くん、あなたは自分一人で戦ってるんじゃない。戦えない私たちの代わりに、戦ってくれてる」
「俺…」
「私たちは、ずっとあなたを見てきた。どんなに苦しんで戦ってきたかも知ってる。だから、他の誰かが否定しても、私たちだけは言える。あなたは仮面ライダーだ、って」
「あなたは、いま自分に出来ることをするしかない。もし迷った時は、私たちに相談してよ」
…苦しんでましたっけ、剣崎一真(爆)。橘朔也や相川始や上城睦月に比べると、苦境に陥った印象が無いんですけど(薄情?)。
「ヤッホ〜、私のヒーロー」
そして広瀬栞の張った罠にキングが引っ掛かり。
「いいの? みんな見てるよ」
「俺は仮面ライダーだ。変身!」
ひゃ〜(笑)。キングも衆人環視の中で変身。エキストラさんたち、もっと大仰に驚いたり逃げたりして欲しかったです。
「おまえの力、全部もらう」
剣風一閃、ホルダーのカードが全て宙に舞ってキングの手元に。
「判ったろう? きみの力じゃ僕を封印することなんて出来ない」
徒手空拳でキングに挑むブレイド。
「君はアンデッドの力を借りていただけ。今は無力だ」
がむしゃらに拳を揮うブレイド。
「たとえカードが一枚も無くても、おまえは封印できるはずだ。俺に、ライダーの資格があるなら!」
キングがあとずさり。
「戦えない、全ての人のために! 俺が戦う!!」
大振りになった隙を突いて得物を奪い、無敵だったキングの盾を粉砕。棒立ちになったキングに真っ向唐竹割り。キングのバックルが開く。
ここは武器で斬り付けるのではなく、ライダーとしてキックで決めて欲しかったです。攻撃力ではない、精神力でキングを圧倒し降伏させた、と思える展開なのですし。
「気を付けなよ。レンゲルのように、封印したつもりで、僕に支配されないようにね」
ブレイドがカードを押しつけ、キングを封印。
「13枚のカードを手にしたか…」
コーヒーを啜りながらモニターに呟く広瀬義人。できたら、今の戦いの実況解説を橘朔也として欲しかった気が(笑)。
「キング、俺に力を貸してもらうぞ」
トラD、出現。
キングの警句(?)を反芻しつつも、カードをラウズ。
「エボリューション・キング」
13枚のカードが舞い、次々とブレイドに一体化して姿を変え、巨大な剣が現われて。
「カテゴリーKと融合した。これが、Kフォーム…」
突進してきたトラDを、右手の軽い突きで払い。
「いや。彼は13体のアンデッドと同時に動いている」
「そんなことが」
「普通なら有り得ない。だが彼は」
…「普通」じゃない? だから、どこがどう普通じゃないのか、明言して〜ヽ(`Д´)ノ。
「スペード10(テン)、スペードJ(ジャック)、スペードQ(クイーン)、スペードK(キング)、スペードA(エース)。ロイヤルストレートフラッシュ」
5枚のカードが次々と大剣に投入され、最強技が発動する…のは以下次回ヽ(`Д´)ノ。
2004.10.03
▲
△
▼
▽
第35話 危険な変身!?
今回のタイトルは、剣崎一真・ブレイド→Kフォームと、相川始→ジョーカーと、二つを示してる?
「剣崎なのか!? やめろ……おまえはその力を使うな」
広瀬義人も剣崎一真の希少性・特異性をさかんに口にします。でも、そもそも最初からギャレンもブレイドも「カテゴリーAの適合者」と説明されていて、さらに適合者・上城睦月を巡るドラマがあり、Jフォームへのパワーアップも最近で。仮面ライダーに変身できる者であること自体、十分に稀少であり特異であり、パワーアップもJフォームで「機能的に折り込み済みで性能上も問題ない」印象があって。
「拳に炎」がラウズなしで起こったり、剣崎一真が昏倒したりしても、順当なパワーアップであり不慣れな故の反動である、としか思えません。それは、これからの描写待ち、でしょうか。
ジョーカー覚醒…剣崎一真・ブレイドのKフォームに呼応して? バトルファイトを企画した何者かも、広瀬義人が発見した危険性を把握していて、その危険性への対策をジョーカーに託していたりする、のでしょうか。
「ね、なんでライダーなんてやってる訳?」
「まぁ、仕事だから」
「仕事? あんなモンスターたちと戦うのが?」
「いや。あいつらから人を守るのが」
いい答です〜。
生原羽美…広瀬栞のスペードK捕捉作戦のギャラリー(笑)で。高飛車身勝手キャラだけど実は素直な子なの、はもう勘弁〜(;´Д`)。剣崎一真の身の上が自分と似ていることを知ったら、どう反応するのでしょう。仮面ライダーという「力」を欲しがったりするのでしょうか。
でも剣崎一真をビルの一室まで一人で運んだみたいなので、広瀬栞並の力を持っtうわなにをすr
不死クラゲ…主要キャラのための「雑魚」でしかない/クラゲである必要性・必然性がないのが、不憫というか不快というか。
「剣崎を安全に捕らえるために協力するとは言いました。だが俺のクローンを作るなんて聞いてない!」
「眠ってる間に、君のデータを取らせてもらった。それがトライアルEに活かされている」
「融合係数の高い人間のデータが、アンデッドとの合成には不可欠だ。そしてもう一つ、剣崎一真に対して強い憎悪を持つもののデータが必要だった」
トライアルDに使ったデータは、では誰の?
「そしてもう一つ」は、橘朔也の性格に付け込んで、剣崎一真と対立させようという誘導のような。
「こいつらを使ってやる…スピニングダンス」
起動呪文? 他人のカードのコンボ技なので、ブレイドがハートの4[FLOAT]で飛んだ時とは違ってラウザーは反応せず、自分で言う必要がある?
「これが最強のライダーの戦い方だ。よし、クラブの7ゲット」
とっても嬉しそう(笑)。
「最低の戦いだな」
(略)
「ジョーカーが目覚めた。君にかまってる暇はない」
城光…ハートのK? 上城睦月を足技だけで文字通り一蹴。生真面目で強い姐御ですが…ワクワクしても大丈夫?(^^;
「おまえのカードが道案内をしてくれたよ」
技の発動だけでない使い方が出てくると、楽しいです。
リモート。
「見せてくれ、昨日までの自分にやられる姿を」
悪趣味な〜(;´Д`)。
「判った…君は俺が守る」
お兄ちゃんネタなのカ〜?ヽ(`Д´)ノ(相川始の「天音ちゃん」との併せ技で)(核爆)
2004.10.10
▲
△
▼
▽
第36話 最強フォーム
「SUPERヒーロータイム」
てっきり止めたと思ってました。アバレ&555時みたいに暴走して欲しい〜(笑)。
「俺は、最強のライダーだ」
「震えるな。震えるな馬鹿野郎」
ジョーカー.vs.不死カマキリ+レンゲルはジョーカーの圧勝。アンデッドの強制カード化が、ジョーカーの特殊能力ですか。なるほど、これは強力と言うか、不死怪物にとってジョーカーは仮面ライダー以上の鬼門ですね。
「おまえの攻撃は、予測し易い」
「変身解除したため、トライアルEの反応が遅れたか」
ブレイド.vs.トライアルEは、橘朔也的要素のおかげか、トラEがブレイド(剣崎一真)の動きを読み切ってJフォームをも制圧。逆に、対ブレイド用のマインドセット(?)が生身の剣崎一真の行動を読み切れず、剣崎一真と生原羽美は辛くも危機的状況を切り抜けて。
「それに忘れてはいけないよ。トライアルEは、君のデータを元にしている。君の心のどこかに、たとえ犠牲が出ても、剣崎くんを倒すという気持ちがあるんだ」
いや、トライアルEを作ったのは広瀬義人で、被造物の行動は造物主の意志の反映である、とも言えるのでは? とか思ったり。データ改変の可能性だって否定できませんし〜。
「封印するだと? その逆だ!」
城光=不死虎。モヒカン風のトサカやヒゲなマスクは、ちょっと(;´Д`)。
「バトルファイトは選ばれし者による神聖な戦い。ライダーシステムなどはそもそも存在しなかった。ライダーに封印された奴らは、元に戻すべきだ!」
神聖…個人的に、こういう物語では[神]という概念を含む全ての文言や事物について、念入りな吟味をして使って欲しいし、スタッフはそういった配慮の元に[神]を使っていることを期待してしまうのですが。
「正々堂々と戦うということを知らないのか?」
「俺は…最強なんだよ!」
嶋昇/クラブのKは、いったい何をしてるンでぃす〜? それとも、この迷走こそがAとKの闘争/上城睦月の心の葛藤の現われだったりするのでしょうか。
「これで、剣崎くんをおびき出すことが出来る」
「却って剣崎の怒りに火をつけることになりますよ」
茶々を入れる余裕があるなら、ちゃんと仮面ライダーとして動きなさいな、橘朔也。
「ほら。ヒーローなんて来ないんだから…バカ剣崎」
「君の言う通りかもな。待ってても、ヒーローなんて来ない」
「だから、だから! 俺がみんなを守るって決めたんだ!」
「たとえ今は、君一人守るのがやっとでも。諦めない。運命に負けたくないんだ!」
「やむを得ない。行動を停止させる」
トラEの銃撃を、生原羽美が身を挺して剣崎一真から逸らせて。
昔、剣崎一真も生原羽美みたいに拗ねていたのが、今回みたいな出会いがあったりして、とか思えるエピソードでした。
ところで、トラEに打たれて周囲に血が散らばる映像は、ちょっとショックでした。ここまで明確に血糊が出る演出ってなかった気がしますが。
最近の、ジョーカー関連でない(ジョーカーを絡めなくても成立する)エピソード…上城睦月の迷走や剣崎一真の戦う意味は、もっと早い段階で出して欲しかった、と感じます。逆に、橘朔也の迷走/伊坂のエピソードは、ここらへんでジョーカーと絡めた方が良かったのでは、とも。
「剣崎、俺は…」
うわ、マジでトラEの中に橘朔也のコピーが? う〜ん…意図不明というか、そこまで橘朔也を苛めて弄って楽しいですか? とスタッフを小一時間(以下略)。
「更に危険は増したようだな」
「このままでは、剣崎は本当に…」
本当に、何??? もったいぶらずに言いなさいヨ〜ヽ(`Д´)ノ。広瀬義人氏、言葉づかいがゾンザイ化?
「剣崎。おまえの新しい力は、危険だ」
「新しい力は、危険?」
「相川始が、ジョーカーに目覚めた」
「多数のアンデッド。剣崎くんの見せた力。ジョーカーも過剰に反応してるんだ」
「どうすればいいんだ。このままでは、剣崎がジョーカーに」
「そのとき、何が起こるかな?」
剣崎「が」ジョーカー「に」? 怪し過ぎる言い回し〜ヽ(`Д´)ノ。
「バトルファイトの始まりね」
にっこり…って、いやそれ[REMOTE]の結果だし、状況も、互いの覇権を賭けた不死怪物同士の戦いじゃなく、単に人間たちを襲ってるだけだし(;´Д`)。
そして、栗原天音をも襲おうとするジョーカーを前にして、剣崎一真はブレイドに変身しアブゾーバーにQをセットして…以下次回ヽ(`Д´)ノ。
まあ、予告を見る限りは、ブレイドKフォーム.vs.ジョーカーみたいですね。
2004.10.17
▲
△
▼
▽
第37話 新たな運命へ
「蜘蛛の坊や」
「なんだ、あのライダーは」
「剣崎さん…またあの人だけが強くなったのか」
でアブゾーバーを欲しがりますか。いじましい、としか。
「こうするしかないのか」
光ったのは左膝、右手首、右足首(?)、左上腕、右太股。
S2(トカゲ:SLASH)、S3(ライオン:BEAT)、S4(イノシシ:TACKLE)、S5(イナゴ:KICK)、S6(ヘラジカ:THUNDER)とラウズして[ストレートフラッシュ]。右手にキングラウザー(KR)、左手に炎から形成された(?)ブレイラウザー(BR)の二刀流!
そしてブレイドの前方に展開されたカードは、ブレイドから見て右側から順に、BRの鍔元、KRの鍔元、BRの鍔元(?)、BRの柄(?)、KRの刃に、次々と吸収されて(S2〜S6の順? …一応、スローで確認)。KRは金色に発光、BRは青白くスパークし…吸収されたカードと合ってます?(;´Д`)
ストレートフラッシュにしたのは、ロイヤルストレートフラッシュだと滅ぼす恐れ(?)があったから、でしょうか。
威力で圧倒したのかジョーカーは倒れ伏し、その姿は相川始に。が、剣崎一真が相川始の封印に躊躇い回想にひたっている間(苦笑)に回復(?)したのか、ジョーカーが再び顕現して立ち上がり。
「ジョーカーにあれ以上凶暴になられたら困る」
と、不死虎の姐さんがブレイドを止めて、ジョーカーは姿を消し。
「おまえの新たな力のせいだ」
「おまえの力はジョーカーのそれに非常に近い」
「その力がジョーカーを目覚めさせた」
そして剣崎一真は昏倒。
この会話が剣崎一真に呆気なくアブゾーバーやバックルを手放させた?
「見えない…見えない」
実は、薄々ジョーカー=相川始を感じていて、それを見たくない?
「このままでは、剣崎は本当に人間ではなくなってしまいます」
その先に待つのは不死怪物? それともジョーカー?
「しかし、改造実験体はKフォームでなければ消滅できません。下手に差し向ければ、却って剣崎を危険にするんじゃありませんか?」
「今回のトライアルFには、カテゴリーKの細胞を使った。カリスをも凌ぐその力なら、剣崎くんがKフォームになる前に、捕獲してくれるはずだ」
広瀬義人は橘朔也に、この騒乱の元となったカード解放が自らの仕業であることを否定せず、その時にハートのKともう一枚のカードを入手していたことを打ち明けて…これはもう、さすがの(笑)橘朔也も広瀬義人を怪しみ始めざるを得ない衝撃の事実でしょう。
あと、裏しか見せなかったカードの中身は?
白井牧場で、白井虎太郎、広瀬栞、剣崎一真が烏丸所長のメールからブレイドのKフォームの異常性を知り。
モニターに表示されたカードの絵柄って、BOARDのデータベースにあったにしてはハートのKが[?]なのは変です。とすると、いつどうやって絵柄のデータを入手したんでしょうね(苦笑)。思い付くのは、ブレイドとギャレンの視覚をモニターしていた事でデータを得ていた? くらいですけど。
「やはり我々の種族こそが、世界を支配するにふさわしい」
「虎の惑星かよ」
「文句ある?」
いつの間にか馴れ合ってル〜?(;´Д`)
「あいつはジョーカーをおびき出すエサだ、手を出すな」
「あら?」
「アンデッドか?」
「いいえこの感じは…あなたの仲間ね」
「俺に、仲間なんて……ライダー!」
そこで山中望美を思い出させるんですよ、嶋昇!
「おとなしくしてなさい。うるさくすると、食べちゃうわよ」
世話好きな本能(笑)でも持ってるんですかね〜、不死虎の姐さん。
「ごちそうさん」
橘朔也、なけなしの知恵で友好的な雰囲気づくり? 自分の行動の不明瞭さや広瀬栞に広瀬義人のことを伝え損なっている負い目からか、白井虎太郎&広瀬栞と橘朔也の間のわだかまりは解けず。
「13枚目のカードか」
二人の前では否定したものの、剣崎一真の「盲目の希望」に惹かれるものを感じて?
「今はKフォームになることはできない」
剣崎一真は上城睦月にアブゾーバーを渡し、それと交換にハートのカードを手に入れて。
上城睦月は満足げにアブゾーバーを見つめますが、クラブのQが無い現状では宝の持ち腐れ(笑)。次回は、それを知った上城睦月が不死虎の姐さんに迫る?
「奴はしょせんアンデッドだ」
「でもあいつは、ジョーカーに戻りたくないと思っています。たとえあいつの正体がジョーカーだとしても、あいつは人間になろうとしている。自分の運命と戦っているんです!」
「ハートのカテゴリーKは、既に封印されている。渡すには、条件がある」
剣崎一真はバックル&スペードのAと交換に、橘朔也からハートのKをてにいれた! …要電源RPGのクエストでぃすか〜?(;´Д`)
「トライアルFを迎えにやって良かった」
疾走するバイクからラリアートで叩き落とされたら、普通なら重傷か、下手すると即死ではないかと。
出血を見せたのは、まだ人間である、というスタッフのサイン?
「俺が憎いのか? 俺がアンデッドと融合しているから、おまえにとっては敵なのか? それとも…俺がおまえをジョーカーに戻してしまったからか? 俺に出来るのは、これだけだ! これを使え、始!」
熱い
愛友情の叫び(核爆)。
ジョーカー状態からハートのAをラウズしてカリスへ。そしてハートのKをラウズすると13枚のカードが舞い、全てがバックルに吸い込まれて…相川始はワイルドカリスへ。
そして、以下次回ヽ(`Д´)ノ。
上城睦月「カテゴリーQが足りないんだ」
城光「封印する? 私を」
広瀬義人「私の身体に何をした」
天王路「神が気付かれたようだ」…森次晃嗣氏!!!
礼紋・デカイエロー・ジャスミン・茉莉花「次回も絶対見てみそ」
2004.10.24
▲
△
▼
▽
第38話 運命を掴む者
「そのアンデッドは封印できないぞ!」
ワイルドカード…[*]。なんでもありな万能カード?
人間体に戻れて欣喜雀躍っぽい相川始。掬った水面に天音ちゃんを見てたり?(核爆)。
広瀬義人の告白。
大暴走。で、理事長(BOARDの?)・天王路博史が初登場して、烏丸所長のライダーシステムが採用された瞬間、と。
「ライダーシステムは、アンデッドと融合できるというジョーカーの能力を限定的に再現したものだ。だが君の融合係数はあまりにも大きい。そのためライダーに変身し続けると君は、やがてもう一人のジョーカーとなる」
これが、剣崎一真が「ユルサレナイ」理由?
「手荒なことはするなよ」
実は、上城睦月は現時点ではカテAの影響から抜け出ていて。でも、これまでの経緯が経緯なので「いまさら剣崎一真や橘朔也に会わす顔がない」とかなんとか考えが暴走して、にっちもさっちもどうにもブルドックで自暴自棄になって[カテAに支配されているフリ]をしてる、とか?
「なんだ、あんたは」
広瀬義人は橘朔也の携帯からもデータを盗っていた?(笑)
「最強に? なんで橘さんにやらせないんだ」
「彼は優しすぎる。それに君の方が強い。違うかね」
剣崎一真は「剣崎」なのに、橘朔也は「橘さん」のままですか(苦笑)。
それにしても広瀬義人、上城睦月の行動・心理を的確に把握してますね〜。と言うか、しょせん上城睦月は橘朔也の弟子、みたいな?
「変身しろ」
で変身してしまう剣崎一真と、変身幕に当たって撥ね飛ばされるレンゲルと。哀しい道化二人って感じが(;´Д`)。
「病院に寄ってきた。埃の所為で視力が弱っただけで、すぐに治るそうだ」
…え〜? 実は密かにハートの9[RECOVER]で栗原天音を治療して、更にハートのKの精神操作能力で辻褄を合わせた、と脳内妄想しますた(だから相川始は記憶操作をしてしまった事に罪悪感を覚えながら「二度と使わないぞ」とハートのKを見つめていた…とも)。
「今度は、俺の番か」
「感じる…剣崎、おまえを必ず連れ戻す!」
やっぱり熱い
愛友情が(核爆)。
「いいぞ。もうすぐ剣崎くんの肉体は限界だ。剣崎くんはアンデッド全てを取り込んで、ジョーカーとなる」
レンゲルの打ち込みを片手で受けて。
首を傾げ。(スーツアクターさん、素晴らしい演技力! カメラさん、編集さん、監督さん、ステキな演出力!)
狂おしく笑いながらレンゲルを圧倒するブレイドKフォーム。
「おーい。誰だ。開けろ!」
誰だ、って、そこにいたのは、あなたの他には剣崎一真ともう一人だけ、でしょうに(苦笑)。
「人間がアンデッドと融合し、その結果ジョーカーになる時、その人間の細胞を分析すれば、永遠の命が手に入るとは思わないかね」
「剣崎くんがジョーカーになれば、彼の身体から永遠の命の秘密が明らかになる。妻も、君の愛する者も蘇る!」
「永遠の命が手に入れば、娘も喜ぶ」
ギャレンを弾き飛ばす広瀬義人の輝く拳…それは、哀しくも凄絶な執念の印で。
ふと、龍騎の結末が頭をよぎって。
ジョーカーがバトルファイトの勝者になると世界は滅ぶ、という言葉が真実であれば、TV版の最後に立つ勝者=仮面ライダーは橘朔也? と。
「どうした、剣崎、おまえはそんな弱い人間か」
ワイルドカリスの片手の一振りで倒されるレンゲル哀れ(;´Д`)。
「俺はジョーカーを抑えこみ、新たな進化を遂げた。おまえにも、できると思っていた」
捨て身の
愛友情で我に返る剣崎一真。
「睦月。どこに行くんだ」
「俺はまだ、あんたたちに負けた訳じゃない」
上城睦月は走り去り。
謝罪する橘朔也を、橘朔也自身の言葉で許す剣崎一真。
そして。
「俺は仮面ライダーです。これが運命なら、負けたくありません!」
うわまるで主人公みたいぢゃないでぃすか〜(核爆)。
「人間・広瀬義人は死んだ。君はその記憶を持った、トライアルBじゃないか」
故人の復活に必須の「記憶の付与」の問題を、広瀬義人は自分自身を使って解決した、と?
うん、これは良い[石森章太郎]だと思います。あとはどう締めるか、に期待したく。
天王路博史と、彼が口にした「神」…まさか、『仮面ライダーBlack』の創世王か、半村良『妖星伝』講談社の外道皇帝とでも??
2004.10.31
▲
△
▼
▽
第39話 再会…父と娘
「と言うことはやはりあのとき…私は死んだ? だとしたら、今のこの私は誰が……あなたなのか、天王路さん」
「いずれにせよ、人間・広瀬義人の意志を、君は受け継いでいる。永遠の命の謎を突き止めるため、仮面ライダーブレイドを追い詰め、二人目のジョーカーを誕生させようとした。その業績は、神のみもとにも届いた。トライアルであろうと、君は広瀬義人その人だ。広瀬義人のすべき事を…続けるのだ」
「私は、広瀬……広瀬義人のすべき事を続ける…」
神…バトルファイトを企画した存在であれば、自身が万能であり不滅である、と思えます。ならば、神の意は、禁断の知識に迫る者への懲罰ではないのか、と考えてしまいます。でも、天王路博史の言うところの神は果たして[本物]なのか、と私は疑ってます…[本物]だと判定できる描写が今のところ無い、と感じてますので。
広瀬栞の悪夢…あまりにタイムリーでスタッフの作為ありありな感じですが、さて、何の暗喩(?)なのでしょう。まさか、これまで単なるギャグだと思ってた広瀬栞の[人間離れ]な描写は、実は恐るべき真実への伏線だったノカ、とか〜?(;´Д`) つまり、まだトライアル・シリーズはAとCが未登場で…。
「わかってます…でも俺は、もう二度とジョーカーにはなりませんから」
なんでいつも、根拠のない自信に満ちた断言をしますか、剣崎一真。
剣崎一真と橘朔也の会話…剣崎一真に含意はなくても、橘朔也からすると「あなただけに任せておけない」と言われてるも同然、みたいな(;´Д`)。自業自得とは言え、先輩としては内心忸怩たる思いを抑えきれないのではないか、と。
「最っ低。べ〜、だ。行こう」
この遭遇は、上城睦月の表情からすると全くの偶然です?
相川始は苦笑して去り。入れ代わりに、嬌笑とともに不死虎の姐さんが登場し。
「最っ高」
うわひどっ(苦笑)。
「何考えてるか当ててみましょうか」
「みんな進化して、みんな強くなって、どうして自分だけ。こうなったら…」
「うるさい。ついてくるな!」
「あいかわらずね、坊や…少しはこの戦いを面白くしてくれればいいけど」
天王路博史と裏で繋がってる、訳ではないみたいですけど。不死虎の姐さん、登場した当初からすると、かなり態度が変わってしまって、ちょっと違和感、みたいな。弱り目に祟り目な上城睦月に母性本能を刺激されてしまった?(核爆)。
トライアルBが剣崎一真を強襲。
『お掛けになった電話は…』
なんでこんな描写を?? そして剣崎一真はトライアルBの攻撃を回避しながら広瀬栞に電話を! どこに、そんな余裕が(;´Д`)。
広瀬栞の方にカメラを切り換えるなら、剣崎一真がブレイドに変身したのをアンデッドサーチャーが通知して、でも相手が感知できないとか視覚モニターにトライアルBが出るとか、で白井虎太郎が橘朔也に電話する、とかにしませんか?
生身で爆発、燃え(笑)。でも、できたら爆発+バイク・アクションも欲しいです〜。
「あの人は、俺を強くしてくれるはずだった。ブレイドを追い詰めて、ジョーカーの力を引き出し…」
「頼むよ。どこに居るんだよ、教えてくれよ」
プライドを捨てた藁にもすがる行動ですけど、これはもう、カテゴリーAに支配された状態ではなく、自縄自縛に陥った上城睦月の足掻きとしか。
「ブレイド、オマエハユルサレナイ」
「まさか、こいつもトライアル」
…何言ってるンでぃすか〜? さっき飛びつかれた時に「トライアル」って自分で言ったくせに〜。
トライアルB対レンゲル…仮面ライダーを追い詰めるためのトライアルの力に、レンゲルは圧倒。上城睦月は拉致されて。
でもこれで、どん底まで落ちてしまえば、あとは這い上がるだけ? できれば橘朔也に対して、正直に/真正面から本音でぶつかって(助力を求めて/更生(^^;の意志を示して)欲しいのですけど。
「ようこそ、レンゲル」
天王路博史はトライアルGに、レンゲル/上城睦月の何を仕込もうと?
「剣崎…俺は今」
「あ、ごめん、君はそこにいてくれ。俺たちでなんとかする」
そして相川始は至福の時を満喫(;´Д`)。え〜〜〜? 友情より愛情〜?
「…やっぱり」
広瀬義人が使っていたBOARDのシステム(?)に広瀬栞の[夢]の画像?
「永遠の命の謎。その解明に私は自らを捧げた。これがその輝かしい成果の一つなんだよ」
「橘くん、君ならわかる筈だ。私の気持ちが。情熱が」
「剣崎くん、君が私の言うことを聞いてくれないのは残念だ。だが私は、君のことが大好きなんだよ」
と言いつつ、背中に回した左腕はトライアルBの凶器/狂気に変わり(それを上城睦月は目にしてる?)。
「騙されないで! そいつは父じゃない。父の記憶を盗んで、父になりすました偽物よ! 倒してっ!」
前述の、広瀬栞の「…やっぱり」は、BOARDのシステム(?)に父・広瀬義人の[記憶]が収録されている、と断じた言葉、だったのでしょうか。
天王路博史との会話を契機に、広瀬義人は急速にトライアルBへと変容して(正体を表して)。それは天王路博史(と彼の属する組織)の予定通り?
トライアルBの中の[広瀬義人]は消去されてしまったのでしょうか。私には、この語りは[広瀬義人]の告解かもしれない、と思いたいのですが。
「困った娘だ…」
と呟きトライアルBへと変身した広瀬義人。そのときの[広瀬義人]の気持ちは、絶望でしょうか、諦念でしょうか。あるいは、気丈な娘の姿を目にしての安堵でしょうか。
2004.11.14
▲
△
▼
▽
第40話 過去との訣別
「ウェーイ!!」
ブレイドのキックでトラBは広瀬栞の足下に吹き飛び、トラBは広瀬栞を盾に取り(;´Д`)。
「うるさい! 助けられたなんて、絶対思わないからな」
鎖で宙づりにされていた上城睦月は、なんとかレンゲルへの変身を果たし、トラBを打ち据え、たまらずトラBは逃走。屈辱に震える気持ちを抑えられず、レンゲルはブレイドとギャレンに打ち掛かり。ギャレンが撃ち、ブレイドが[BEAT]拳を揮い打ち飛ばし。
「けど、そもthoもあのトライアルを作ったのは一体誰なんだ」
白井牧場に帰宅後。
広瀬栞は「盗まれた広瀬義人の記憶」をアンデッドサーチャーのシステムに呼び出しデータを削除しようとするが、出来ず。
その頃、ハカランダ。栗原天音のご機嫌を取る(違?)相川始がギターを弾いて。
「もう我慢するの、止めたんだ」
我慢? 誰が〜?(;´Д`)。
何故か不安げ(?)な母・栗原遥香の表情の意味は? 娘が傍若無人になり過ぎないか、とかの懸念?
「では、テストと行こうかな。かわいい野良猫…いや、虎を使って」
天王路博史は、アジト(?)に忍んで様子を窺っていた不死虎の姐御・城光にトライアルGを差し向ける。
不死虎は、トラGの動きにレンゲルの癖を見出し、トラGの[性能]の素に思い至る。
「どんな戦いにも、ルールはあるわ。このバトルロワイヤルに、人間も、あんな奴も要らない」
「これは…私たちの…戦いなんだから……」
そう上城睦月に語り、手傷を負った城光は昏倒する。
…バトルロワイヤル?
「絶好のチャンスでしょ、あいつを押さえる…私が囮になるわ」
「だからお願い剣崎くん。これがあいつの仕業なら、あいつがお父さんをどうにかしてたんだとしたら…倒して。あいつをこの地上から消して!」
夜。
[栞/会いたい/父]
思い悩む広瀬栞の携帯に[父]からのメールが来る。
[私も会いたい。お母さんと三人で行ったあの場所で待ってます]
罠と判断しつつ、広瀬栞は事態の打開のために[父]の求めに応じる。
…でも、トラB=父親の記憶を持つ存在、と知っているのに、[父]からのメールを見て悲鳴を上げるとは思ってませんでした。多少はビビりつつも、強気な笑みを浮かべて剣崎一真たちにメールを見せる、くらいじゃないのか、と(;´Д`)。
「礼の一言もなしか…ま、どうでもいいけど」
「知りたい?」
「何を」
「あなたが人質にされた本当の理由。お返しに教えてあげてもいいけど」
とうとう「あなた」に(爆)。
花畑(?)、未舗装の道、一脚の椅子。
娘に向かって歩み寄る[父]。
「ひとりじゃないんだろ? 橘くんと、剣崎くんだったか、彼らも来てるんだろ、そのへんに」
…「だったか」? この不可解な韜晦には何の意味が? 天王路博史がトライアルBの記憶操作をしていることの暗喩?
娘の名を呼び続ける[父]。必死に拒絶する娘。
[父]は慟哭し、禍々しい姿へと変わって娘を襲う。
広瀬栞の危機に、潜んでいた剣崎一真と橘朔也が駆けつけ変身して。
…トライアル・シリーズの強さは身にしみているのに、何故ブレイドもギャレンもJフォームにならないのかと小一時間(以下略)。
「…剣崎」
「始さん?」
「天音ちゃん…行かなくちゃ」
「わたし、我慢するの止めたんだからね。始さん、帰ってこなかったら、わたし待ってなんかいないんだからね」
「絶対帰ってくる。約束する」
…台詞だけ見るとどうにも「女」ですねぇ、栗原天音(核爆)。
素のままのブレイドとギャレンはトライアルBに押され気味。そしてそこにトライアルGが加わり、更に劣勢に。
…林の中での殺陣は、足下が濡れていて滑るのか、ちょっと下半身の動きが鈍い印象があって、残念。
「こいつ、どこかで見たような動きを」
…何故そこ止まりなんですか、橘朔也。
「まさか」
「そう。あれはあなたをモチーフにして作られた、トライアルGってことらしいわ。うってつけだったって訳ね、ブレイドに憎しみを持つあなたが。どう、自分をコピーされた気分は?」
…上城睦月の今の性格を正しく把握している、というか、そこで上城睦月を煽って参戦させるのは、バトルロワイヤルからせめてトライアル・シリーズを除こうというのが動機でしょうか、城光? と、上城睦月への入れ込み具合を揶揄したくなったりしmうわやめtkd
「栞を頼む」
一瞬、脳裏に去来した広瀬義人の言葉に、トライアルBは、いましも広瀬栞を打ち据えようとするトライアルGの前に飛び込み、広瀬栞を庇い…致命傷を受ける。
…人の手になるとはいえ不死怪物が致命傷を受けるものでしょうか。空想的補完ですが、あの[死]は、天王路博史がトライアルBに仕掛けておいた[措置]…指示に反する行動を取った場合は自滅する仕掛けだったのかも、とか思ったりしたり。
広瀬義人の記憶を転写されるトライアルBの右手にはフィルムが。それは[記憶]の象徴、なのでしょう。
そして、広瀬義人の遺志は天王路博史によって歪められた、と。
ブレイド、ギャレン、レンゲル、カリスの4人相手では、トライアルGに勝ち目はなく。
カリスがワイルドカリスになったのに、ブレイドが躊躇なくKフォームになったのには、ちょっと違和感が。てゆ〜か、カリス・相川始の参戦理由が希薄に過ぎて燃えません(;´Д`)。
でも、トラG撃滅後の4人並んだショットで、一人拗ねてるレンゲル萌え(爆)。
「終わったのではない。始まったのだ、本当の戦いが」
嬌笑しつつ天王路博史が懐から取り出したカードは、ダイヤのK?
そして広瀬栞は父の形見の指輪に思いでの全てを込め、父親が残した[記憶]のデータを削除して…なるほど『過去との訣別』。
ところで剣崎くん、それはCDではなくCCCDだよと小一時間(以下略)。
2004.11.21
▲
△
▼
▽
第41話 強くなりたい
一万年前のバトルファイトの光景…てゆ〜か、プロレスのバトルロイヤルとしか(;´Д`)。そして全景では、52体よりも参加者の数が多そうなんですけど〜。不死怪物の一部は、その代表する種族/眷属の戦士を率いてたりとかしたり?
「我が勝利の証として、敗者を、封印せよ! マスター」
まんまモノリス(映画『2001年宇宙の旅』の)にしか。
不死虎に負け《マスター》に封印されたのはスペードの2[SLASH]不死トカゲ。カードを拾った不死虎は…勝利の証として持ち歩き? それならば、カードの種別や付与能力の意味は?
「神にも作れぬものを、我等が誕生させる…」
2枚のカード=2体の不死怪物を《マスター》の力を使って融合する? 前回、不死虎・城光は
「どんな戦いにも、ルールはある」
と言いました。天王路博史言うところの「神」は、今回天王路博史が生み出したそれを[作「れ」なかった]のではなく、単にバトルファイトのルールに合わないから[作「ら」なかった]だけではないのか、と思うのですが、はたして。
「じゃあ、封印されてないアンデッドは…あと4体」
これまでの成果、お互いの現状認識のすり合わせ・確認、そして今後の方針の決定。ジョーカーの脅威は継続審議(?)で、まずはレンゲル・上城睦月への対処、と。
健啖家な不死虎・城光…不死怪物が飢えで死ぬとは思えませんが、怪我が治る以上は新陳代謝(みたいな体内活動)がある訳で、そのための補充、とかでしょうか。
不死虎vsブレイド&ギャレン…不死虎の強さはブレイドJフォームを凌ぐ?
「閉じ込めるなんて酷いぞ睦月」
モップの柄をへし折る山中望美…広瀬栞の影響?(爆)
「俺は、バケモノだ」
山中望美の眼前でレンゲルに変身する上城睦月。
相川始とはまた別の意味で。
橘朔也や剣崎一真とは違う立ち位置で。
[仮面ライダー]という異形の力を得た/与えられた/求めた者の葛藤・苦悩が人間・上城睦月に在り、だから彼は彷徨っている、と?
「もし生きていたかったらな、そんな名前、二度と口にするんじゃない。そいつに興味を持った奴が、昔から何人も、消えてるんだ」
天王路博史という名は不可触…って、編集部員たちの反応(みんな知ってる)からすると、逆に小物な感じを覚えてしまいますが。
そして、「昔から」って、それを白井虎太郎が知らない、という方が目一杯ふしぎ、なんですけど〜。
最後のカテゴリーK・金居…ダイヤのK・ギラファ。天王路博史との関係は?
「睦月、強くなったな。だがこれ以上、おまえを暴れさせる訳にはいかない」
あいかわらず容赦なしと言うか、前回のトラB戦では使わなかったJフォームをレンゲルには使いますか、橘朔也(;´Д`)。
で、結果が痛み分けなのは、橘朔也の甘さでしょうか手加減でしょうか、上城睦月の強さでしょうか。
「このバトルファイトは偽物だ」
そしてなんと、いままで絶対の威力を誇っていたライダーシステムの変身光幕が打ち砕かれ! すごいやダイヤのK。
「この現代のバトルファイトで、封印できるのはライダーたちとジョーカーだけだ。俺たちがいくら戦っても、決着はつかない。このバトルファイトを仕組んだ人間が居る。おまえも知っている男だ」
最後の言葉に、不死虎は天王路博史を想起しましたが、視聴者としては、もう一人の男、烏丸所長も候補に挙げたくなったりしたり(核爆)。
「剣崎。こいつに手を出すな」
「こいつを…封印するのは俺だ」
手も足も出ずに残された剣崎一真と不死虎のところに現れた上城睦月…その手に持つのは、山中望美のお弁当袋!? なんて違和感、そしてラブリー感(苦笑)。
…あんまり不死虎に入れ込んでると山中望美に後ろから刺されるぞ、上城睦月、と言いたくなりますた(閑話休題)。
「おまえの中には、光がある。あの女の子を近づけまいとしたのも、その光だ」
「そんなものがあったら、強くなんてなれない」
「なんだそれは」
「思わず持ってきちまった…食うか?」
「こんなもの、食べたことない…おいしい」
「ああ、なんか知らないけど…あいつの、美味いんだ」
上城睦月の餌付けは完全ですよ、山中望美(核爆)。そして不死虎…虎って雑食?(;´Д`)
最後のゲンコツは、どういう意味を込めたのか…「のろけじゃないか、このヤロー」ヽ(`Д´)ノ、だったりしたら微笑ましいのですが(笑)。
「ティターン。おまえの目的は、ライダーたちを滅ぼすことだ」
「このティターンの持つアンデッドポイズンは、アンデッドを活性化させる。これをライダーに注入すれば、ライダーの意志をアンデッドが支配し、暴れ出す。彼らは、自滅する」
「きさまたちがライダーシステムをつくったのではないのか」
「そうだ。アンデッドを封印するために。そしていま、彼らの役目は終わったのだ。来たまえ。君の見たいものは、ここにある」
そして、天王路博史の案内で、不死虎・城光が目にしたのは「封印の石」、バトルファイトのマスター(支配者?)。
そのころ、不死虎を探すレンゲルをティターンが襲い、以下次回ヽ(`Д´)ノ。
いったい天王路博史の目指すものは? ライダーシステムを作ったのは何のため? 《封印の石・マスター》は単なる道具?
う〜ん、がぜん五里霧中になってきました。不安もたくさんありますが、楽しみです。
2004.11.28
▲
△
▼
▽
第42話 レンゲル復活
「それは、現代の戦いが、私のものだからだ」
「キサマのものだと?」
「このバトルファイトは、不幸な事故によって始まってしまった。そこには、神の意志(石?)は介在していない」
(中略)
「この戦いは、神が始めたものではない。君が、いくら戦っても、アンデッドを封印することはできない。勝者にはなれないのだ」
「ライダーにアンデッドを封印させ、今度はそのライダーを同士討ちさせる。おまえの真の目的はなんだ。言え! 言え!!」
「…これが怖いのかね?」
「なんだ、それは」
規定数外のカード…天王路博史の切り札? まさか、クラブのAが上城睦月を操ったように、あのカードが天王路博史を支配している? だったりするのでしょうか。
「取引をしようかと思ってね」
「アンデッドと、取引はしない」
カリスvsギラファ…カリスの、アンデッドに対する姿勢の頑さが良く現れた結果ですけど、正面から受けて応じるギラファ・金居にも責任があるような。ジョーカーの手強さ・危険さは十二分に承知しているでしょうに、交渉不可能と判明した時点で退散すれば、と思うのですが。
戦い自体に魅了されるアンデッドの性癖? 確実に退却できるタイミングを計っていた?
私には、この対戦に意義を見出せません。…と言うか、カリス・相川始が一連の天王路博史関連の話から疎外されているように思えるのは、天王路博史がカリスに対して徹底的な無視を通している/関わらせないようにしている結果(成果?)、なのでしょうか、と好意的に(;´Д`)考えてみたり。
「出て行け。出て行かなければ、食い殺す!」
「怖くありません。怖く、ありません。あなたも、睦月も、怖くない!」
「睦月。これ、おいしかった」
山中望美vs城光…山中望美の愛情一本勝ち? そして橘朔也は城光に…何故、橘朔也は城光を信用したのでしょう? 剣崎一真の行動なら、まだ判るんですけど。
「これじゃ、まるでアンデッドだ」
アンデッドポイズンを注入された上城睦月は、活性化したクラブのA・不死蜘蛛に支配され(?)、大暴れして、ついには不死蜘蛛が顕在化。
「アンデッドと人間の融合」であるライダーシステムは、装着者に対してアンデッド(カテゴリーA)の情報を付与していて、それが「不死の秘密」となり、今回の暴走の要因に使われた、と?
「怪物と化したライダーたちは、同士討ちを始める。そして、最後には、誰もいなくなる」
…誰も。
人間/社会/世界で、すでに隠然たる権力を持っているらしい天王路博史は、この言葉を語りながら、いったいどんな光景を幻視しているのでしょう。
レンゲルvs不死虎・城光。
「アンデッドポイズンの効果か」
「何?」
「おまえの中でアンデッドたちが覚醒し、おまえの肉体を支配しようとしている。おまえはやがて、戦うことしか考えられなくなる。そして…他のライダーたちに倒される」
「その前に、私が倒す! 油断するなよ、私は手加減などしない」
「今の私は、おまえと同じだ!」
「たとえ戦っても種族の繁栄はない。偽りのファイトに踊らされていた。私にも戦う理由など無かった。キサマと同じ、ただのケモノだ!」
「そんな戦い方で私を倒すつもりか。アンデッドの力を借りるだけでは私には勝てない!」
「俺は、俺は最強だ!」
「よく、やった…」
自分の手でカードを引き抜き封印され、クラブのQとラウズアブゾーバーを残し…錯乱した弟を、身を挺して諫める姉、としか(;´Д`)。
「何があった?」
それはこっちの台詞ですよ、相川始ヽ(`Д´)ノ。と言うか、変な演出、みたいな。
「睦月はもうすぐ俺たちの前に現れる。カテゴリーQを封印し、より強くなって。その時が、決戦だ」
城光にアブゾーバーを渡すのは剣崎一真であって欲しかったなぁ、と。で、橘朔也が剣崎一真に自分のアブゾーバーを渡してブレイドがKフォームになって。
「ブレイド、俺のKフォームを見ろ」
そして始まる、分離したカテゴリーAと、カテゴリーKの姿を纏う上城睦月の激闘。…カテゴリーQ[ABSORB]の力で、ようやくカテゴリーK・嶋昇の力が上城睦月に届いた?
トドメはキングラウザーで一撃!
…う〜〜ん、カテK・嶋昇、カテQ・城光、おにぎり・山中望美、アブゾーバー・橘朔也に比べると、唐突なお仕着せ/間に合わせ/取ってつけ、でしかない感じで、いまいち蛇足に思えました。
嶋昇のエピソードと城光のエピソードの、語られる間隔が開き過ぎ、と言いたいデスヽ(`Д´)ノ。
あと、上城睦月の心象風景(?)での城光の語りもまた蛇足ではないか、と。黙って見つめて肯いて(T。T、で良いのではないか、と。
上城睦月の彷徨の終焉…そのエピソード「だけ」を繋げて見れば、いい話だった、と思うのですが、『仮面ライダー剣』という物語の流れの中での語られ方の断片化と言うか迷走っぷりが、非常に残念に思えます。
2004.12.05
▲
△
▼
▽
第43話 敵か味方か?
「このあとすぐ」
…もうちょっと、レンゲルは上体を起こして、ブレイドは前傾して(苦笑)。
それともいっそ前後左右の十字/ダイヤの形に位置取りするとか(前:カリス、後:ギャレン、左:レンゲル、右:ブレイド)。
晴天の下、河原で焼き肉。
栗原お母さんがいないのは、ハカランダ開けてる? だとしたら、相川始&栗原天音はヒトデナシですにゃ(;´Д`)。
「もうすぐだ。全てのライダーが倒れ、アンデッドが滅んだ時、神の声が私にとどく」
そして天王路博史は《封印の石》を見つめて。
アンデッドの「滅び」? 不死者の死が[何か]の引き金になる、天王路博史はその[何か]を予想/期待/待望している?
「アンデッドの心を奪われ、天王路のために働いているとは…哀れな。そんなオマエに生きてる資格などはない!」
「仮面ライダーか。今はオマエらと戦う時ではない。だが精々、そいつには気を付けろよ」
ギラファvsティターンは、ブレイドとギャレンの到着でギラファが引き、なし崩しにブレイド&ギャレンvsティターンに。
ティターンが押し気味…レンゲルvsティターンではレンゲルが優勢でしたが、天王路博史に改良された?
「気を付けてください、奴のムチには毒が」
上城睦月も到着。ところが、ブレイドとギャレンはティターンのムチに痛撃されて、なんと変身解除に。
そしてティターンは姿を消し。
剣崎一真は「探します」。上城睦月は無言で、橘朔也に背を向けて。それを見つめる橘朔也の複雑な表情は、何を思ってのことなのでしょう。
「こんな茶番をいつまで続ける? 天王路…」
ライダーたちを見下ろしながらの、ギラファ・金居の独白…この言い方は、少なくともギラファ・金居の方は天王路博史を良く知っている感じ、と言うか、まるで天王路博史もアンデッドであるかのような口調に思えるのですが。
ブレイド・剣崎一真とギャレン・橘朔也の、アンデッドポイズンの効果だと思える暴走行為。
実は偽物がいてライダー同士の潰し合いを画策している、とでも勘繰らせたい? とも取れるような構成/演出/展開は、今更と言うか何故ここでと言うか、単なる攪乱水増し引き延ばしにしか思えなくて、どうにもイライラ感しか覚えません。
あるいは、意表を突く/予想を裏切ることに腐心して、これまでの物語の積み重ねへの配慮も、爽快さのかけらも見て取れない、みたいな。
それとも、ブレイド&ギャレンvsレンゲル&カリス、という状況のお膳立てが至上命令としてあって、限られた時間の中で仕上げた結果が今回だった、とか? みたいな疑心暗鬼に陥ってみたりヽ(`Д´)ノ。
ライダーマシンへの、セルフサービス・スタンドでのガソリン補給…原子力/核動力では?(;´Д`)
2004.12.12
▲
△
▼
▽
第44話 フォーカード
ブレイドvsカリスの[EVOLUTION]対決…剣崎一真がKフォームを完全に制御できる理由は明示されていないと思うので、ブレイドKフォームの危険性は依然として存在している、と思えます。なのに、平然とKフォームを使う剣崎一真に、お気楽過ぎ、と苦言を呈したいと言うか、周囲も何の懸念も示さないのは異様ではないか、と。
あと、なぜギャレンは素のままでレンゲルに押されていたんでしょう >> 橘朔也。レンゲル・上城睦月の「覚悟」な勢いに、精神的に押されてしまってJフォームを使う等に思考が回らない、とか?
「もう、よそう。俺には今、オマエを傷つける理由はない」
ブレイドKフォームの方がワイルドカリスよりも基本性能が上なんでしょうか。
以前の剣崎一真だと、こんなふうに理不尽な戦いを強いられた時には、理由もなく戦うことへの違和感からか、劣勢に回るのが常だったような印象があったのですが。
「俺たち結構濃い付き合いしてきたのに、寂しいじゃないか」
「気色悪いこと言うな。……とにかく俺は、納得いくまでオマエの側から離れない」
「気色悪いのはどっちだよ」
え〜と、両方ヽ(`Д´)ノ。
「まだ疑ってるのか。悪いがそういう目で見られるのは好きじゃない」
信頼していた相手に突然、ガソリン臭いホースで首締められた身になってくれ、とヽ(`Д´)ノ。
「落ち着かないんだ、こういうの。悪いんだけど…」
ぴゅっ。
…そういうことを平然とする、その精神構造は理解できません。それじゃ火に油と言うか挑発行為と言うか「戦おうぜ」な類の意思表示でしかないでしょうに。
「オマエは剣崎じゃない。何者だキサマ」
おもむろに鍋を取り出し、頭を叩いて見せて、にっこり(不気味な照明効果付き)。
階段を転げ落ちたくらいで解ける変身機能とは思えないので、故意に正体を見せたのだ、と考えますが…カリス・相川始に仕掛けを明かしたのは、疑心暗鬼作戦・第二段階とか、なんでしょうか。う〜〜〜ん、今回のニセモノ作戦って、どこまで天王路博史の案で、どこまでティターンの考えなんでしょう。
でもって、相川始の前から逃走した直後に、剣崎一真と白井虎太郎の前に相川始の姿で現れてナックルで剣崎一真を打擲。そこに、ホンモノの相川始が合流。
ティターンの意図としては、それで決定的な仲違いが起こる、といいな(;´Д`)、とか考えたのでしょうか。
でもそんな「捕らぬ狸の皮算用」は、あっさりと相川始に見抜かれて、短いメール2通で裏をかかれる訳ですが。
ティターン…ブルースペイダー、レッドランバス、鍋、ナックル、と、自前の毒針や変身機能だけでなく、マメに小道具を用意してまで同士討ちをさせようと腐心してたのに、可哀相と言うか、身一つで戦うことが本分のはずのアンデッドが二身合体された上に慣れないことをさせられてご苦労さまと言うか。
カリスのシャドーチェイサーの変形がカリスの影響だとすると、今回、ティターンが乗っていたブルースペイダーやレッドランバスも、そんな感じでティターンが用意したニセモノだった、のでしょうか。だから、ガソリンを入れたりした、と。そして、レンゲル・上城睦月のグリンクローバーは非BOARD製/伊坂or烏丸所長あたりのお手製とかで核動力じゃない、とかとか?(;´Д`)。
「オマエの直感だけに頼るのも不安だし、みんな自分がホンモノだって言う証拠を見せた方がいいんじゃないかな」
「俺はこの怪我が証拠だけど」
…その狡猾さは剣崎一真とは思えない、みたいな(;´Д`)。
で…
・唐突な「悩み」ポーズの上城睦月
・「伊坂に騙され、トライアルBに騙され、こんな情けない俺の所為で、大切な人を失ったこともある」と自嘲する橘朔也
…そして、頭上に椅子を振りかぶる広瀬栞、口元に牛乳を付け沢山の牛乳を持ってきた白井虎太郎、と来て、なんだギャグでぃすか〜? と思ったら。
「これは…。予想外の展開だな」
相川始が唐突に苦しみ出し、ジョーカーへと変貌。
「無駄だ、奴はもはや人間じゃない。変身!」
「変身」
「やるしか…やるしかないのか。変身」
乱闘、そしてレンゲルとギャレンがジョーカーを押さえて。
「やれ、剣崎、止めをさすんだ!」
「どうした、やるんだ」
「…だめだ、俺にはできない」
「どうした、剣崎、チャンスは今しかない」
躊躇するブレイド。
遂に、我慢できずに飛び出すティターン。
「引っ掛かったな」
「芝居だったんだ、オマエをおびき出すための」
……え〜と、もしかして橘朔也は、けっこう本気(と言うか本音)だったような気がしないでもない様な感じがひしひしと(;´Д`)。
「ジョーカーが生き残れば、世界は滅びる。ならばオマエもジョーカーを倒したいはずだからな」
情けないぞティターン。功を焦って勇み足? でも、焦る理由は無いような。
剣崎一真の方も、命懸けの芝居を仕掛けた根拠としては、あまりに大味と言うか当て推量と言うか、ジョーカーとしての相川始だからこそ読めたアンデッドの強迫観念にも似たジョーカーへの敵視/恐怖心、とでも言うのでしょうか?
「俺たちの芝居も、オマエの芝居も、ここまでだ」
脚本/演出/演技の誤誘導風味モナ〜ヽ(`Д´)ノ。
「嫌がっていたはずのジョーカーの姿を囮に使うとは。だが、奴の持つ力は、死んだ訳ではなかった」
いやまったく、ジョーカーの姿には死んでも戻らないはずの相川始でしたのにヽ(`Д´)ノ。
「天王路博史は見ていた…全てを」な感じのカットの意味/意図は?
フォーカード=ハート6[TORNADO]+クラブ6[BLIZZARD]+ダイヤ6[FIRE]+スペード6[THUNDER]+スペードK[EVOLUTION]。
「6かよ」
と思ったのが正直な気持ちだったり。画面上の演出や効果も、ロイヤル・ストレート・フラッシュ簡易版、で新味がなかったですし。
「2体封印。これで、残るアンデッドは、あと1体。いや…」
ほらやっぱり橘朔也は(苦笑)。
熱気球?
レモン汁or洗剤溶液…剣崎一真と相川始の「けっこう濃い付き合い」って。
「ティターンが倒されました」
「かまわんさ別に。いずれにせよ、アンデッドは全て滅びなければならない。生き残るのは、究極のアンデッドただひとり。そして私は、神の声を聞くのだ」
結局、天王路博史にとってティターンは、2体1身にできたこととかが肝要で、その働きには何も期待してなかった? 返り討ちに遭っても、どうせアンデッド、少しでも仮面ライダーたちに傷を負わせることができればラッキー、みたいな?
そして、そんな天王路博史が凝視するカードは…A[CHANGE/Change Kerberos]!! えええっっっ???
話の要諦は本筋で、脚本や演出がギャグ風味というか遊び心と言うか、真面目な/真っ正直な語り口や展開はイヤなんですか、と言うか。
2004.12.19
▲
△
▼
▽
第45話 新たなカード
「神よ、あなたは53体のアンデッドをお造りになられた。しかし、私はここに、新たなアンデッドの誕生を宣言する。5枚目のエース…」
天王路博史が制御卓(?)からカードを取り上げると警報が鳴り。
突然の成り行きに驚き、制御が不完全だ、と諫める研究員に満足げな言葉を返した天王路博史は、カードをモノリス(?)に投げつける。モノリスはカードを吸い込み、
「どうだ神よ。オマエの造ったものではないアンデッドは。オマエはその存在を認めるのか?」
次の瞬間、新たなアンデッドが実体化する。
新たなアンデッド・ケルベロス(?)は、天王路博史の傍らを通り過ぎると、室内の研究員たちに襲いかかる。
そして天王路博史は、床に落ちていたブランク・カードを拾い上げ、椅子に座り…悦に入った感じの笑みを浮かべる。
「望美が待ってるんで」
高校生の台詞、なんでしょうかヽ(`Д´)ノ。
「そっか。この前倒した奴は、人為的に合成されたアンデッドだった。と言うことは、造った奴がどこかにいるんだ」
…そこで天王路博史の名前が出てこないのは、非常に遺憾というか変です。
「ご苦労さま、仮面ライダー諸君。そして……さようなら」
ケルベロスは天王路博史を対象から外して研究員を全滅させ…天王路博史はナニモノ?
剣崎一真の心をよぎる一抹の不安…最後のアンデッドが封印された時、はたしてジョーカーは相川始で在り続けるのか否か。[ジョーカーの勝利]と判定され得る状態になった時、[何か]が起こるのではないか。
これまで超楽観主義者に描かれてきた剣崎一真だけに、これは意味深な前振りなんでしょうか(;´Д`)。
「ところで、あの時いっしょにいた女性とは、どうなったんですか?」
「またその話? 勘弁してよ」
「勘弁できないな〜」
「なんのこと?」
……? 相川始か上城睦月が、彼女たちの精神的な安定を計るためにとかで、幾許かの記憶操作をしてる? ようにも受け取れる会話みたいな(勘繰り過ぎ?)。
「俺は、アンデッドの気持ちが判る。だから、アンデッドと手を取り合って生きていこう、って」
「甘いな。アンデッドは、人間との共存なんて望んでいない」
アンデッドは、バトルファイトに勝ち残ることが存在意義である不死の怪物。この前提を覆す具体的な方策を持たない上城睦月の言葉は、私には感傷にしか思えません。
カリスvsケルベロス…ケルベロスは強力なカード吸引能力(?)を持っていた!? で、カードを吸収するほどに、ブレイドKフォーム的に強力になる?
16.11.29 |
|
|
繰越残高 |
*33,569* |
16.12._1 |
振替 |
*13,300 |
コクミンネンキンホケン |
*20,269* |
16.12._3 |
現金 |
*4,000 |
カード |
*16,269* |
16.12._8 |
現金 |
*2,000 |
カード |
*14,269* |
16.12.10 |
振替 |
*9,242 |
デンワリョウキン |
*5,027* |
16.12.13 |
現金 |
*3000 |
カード |
*2,027* |
16.12.17 |
現金 |
*2,000 |
カード |
*27* |
…下から2番目は、利用したATMが違う? 千の桁表示の[,]が無いのはケアレス・ミス?(;´Д`)
「いままでは、BOARD名義のまま振り込まれてたんでしょ。BOARDの上部組織が処理してるんだと思ってたけど」
…いやなんかそれ、気持ち悪いんですけど。上部組織って、それの存在を何の疑問もなく受け入れて、その正体について何の追求もしなかった、と言うのは迂闊に過ぎると言うか超信じられネ〜、ですっっっヽ(`Д´)ノ。
まあそれは多分、天王路博史の組織で、それが事ここに至って活動を止めた(消した/切り捨てた)、ということの暗示、だとは思いますが。
「全てのアンデッドを封印吸収する、ケルベロスの力。ジョーカーも逃げるしかないとはな」
ケルベロスに持ちカードを全て奪われた相川始は、またジョーカーの[本能]に苛まれ。同時に、剣崎一真にも影響が現れ。
…以心伝心? 相思相愛?(核爆・違)
「早く行きなよ。そんな顔してるって事は、仮面ライダーの仕事でしょ。デートはいつでもできるから。私は、大丈夫」
恋人の鑑。
でも理解力/包容力が過ぎて[都合のいい女]になっちゃダメですよ〜。と言うか、これはもう上城睦月は山中望美に頭が上がりませんです、ね。
「この反応はまさか…」
何故いつも、ご都合主義的に登場しますか! >> 橘朔也。今回は、疑心暗鬼に引きずられて、相川始の周辺を徘徊してしまっていて、とか?(;´Д`)
「俺は最近、封印したアンデッドたちの声が聞こえてくるんです。戦いをやめろ。アンデッドもジョーカーも封印されることがなければ、もう何も起こらない、って」
「戦いをやめて…それでどうする? 仲間のクワガタムシたちと、森に暮らせって言うのかい?」
「人間と共存すれば」
「俺は…俺たちの世界をつくる。人間などひとりもいない、素晴らしい世界だ。…共存だと?」
相川始と同じく、ギラファ・金居も上城睦月の言葉を一蹴し。
そこにケルベロスが出現。
天王路博史の指示? ケルベロスの嗅覚?
ケルベロスの光線を変身幕で跳ね返し(!)、上城睦月はレンゲルに。
「複数のアンデッドの細胞を合成している」
人間態で、超絶的な分析能力。さすがはK、と言ったところでしょうか。
「逃げた方が良さそうだぜ、坊や」
レンゲルの攻撃をいなし、ケルベロスはギラファに向かう…レンゲルよりもギラファを優先? カード化されたものよりも実体のあるアンデッドに引かれる?
「俺には新しいフォームはない。だけど、強い仲間がいる!」
[リモート]
「いっしょに戦ってくれ」
象さん! いや[リモート]での解放は、解放した者の使嗾者になるしかない、のでは?(;´Д`)
「あいつ! アンデッドを取り込んでしまえるのか」
袈裟懸けに切られた不死象はカードに戻り、それをケルベロスが吸収。カード化したのは[リモート]だったから? それとも、ジョーカーのそれに似た、ケルベロスの能力?
「全ては計画通りだよ。トライアル・シリーズもティターンも、ケルベロスを生み出す実験に過ぎなかったのだ」
「ケルベロスは誰にも止められない」
カリスとレンゲルに続き、ギャレンのカード(の全て?)を吸収したケルベロスは、ブレイドKフォームを凌駕するのか、ロイヤル・ストレート・フラッシュを発動直前で粉砕。
「君たちでは、ケルベロスに勝つことはできない。全てのアンデッドのデータを融合させた、究極のアンデッドだ。その力は、ジョーカーさえも凌ぐ。すぐに封印してやる、ジョーカーもな」
が、二刀流のブレイドKフォームは、怒りのパワーでケルベロスを倒す! …う〜〜〜ん、もうちょっと、何か理屈が欲しい気がヽ(`Д´)ノ。
「まさか…」
ついに、典型的な悪役の台詞を口にしてしまった天王路博史(;´Д`)。次回予告の、ケルベロスの胸に付いていた[アレ]って…。
2004.12.26
▲
△
▼
▽
第46話 支配者の封印
「天王路さん、あなたの創ったケルベロスとやらは倒れた」
「そのようだな」
天王路博史がブランク・カードを投げる。すると、カードはケルベロスを吸収、ケルベロスが奪っていたカリス、レンゲル、ギャレンのカードは、ケルベロスが倒れていた場所に撒き散らされて。
「カードが戻ってきました」
…ひとり黙々とカードを拾い集める上城睦月・・・手伝いなさいよ、橘朔也ヽ(`Д´)ノ。
「君たちは、解職処分とさせてもらった」
最低、30日前には通告する義務があるでしょうに(苦笑)。と言っても、非公開と言うか非合法と言うか、そんな感じの「謎の組織」なので、日本の労働基準法が適用されるかどうかは、微妙?
「君らの持つライダーシステム。封印したプライムベスタ。その全ては、BOARDの所有物だ。返還したまえ」
給料をきちんと(?)支払っていたとはいえ、壊滅事件以降、広瀬栞、橘朔也、剣崎一真へのBOARDとしての接触は皆無だったのに、今更、雇用者面で言っても説得力はないですよ〜。まあ、橘朔也には「損害賠償をしたまえ」くらいは言っても良いかも、とは思いますが。
「始、元の姿に戻してやるぞ」
[SPIRIT]
…え〜と、厳密には今現在の[ジョーカー]が「元の姿」ではないでぃすか〜、と言いたくなった罠(苦笑)。
本人が昏睡状態なのにベルトが正常に機能する、というのは都合良過ぎでは? と言うのは言ってはいけないコトでしょうか(;´Д`)。
「オマエとジョーカーを封印するその時、地上に残るアンデッドはケルベロス一体のみ。そして神が現れて、ケルベロスに祝福を与える。バトルファイトの勝利者に」
《マスター》を撫で回す天王路博史、キモっ!
白井虎太郎の家で絶賛休憩中の仮面ライダーたち。
突然の、アンデッドサーチャーの警報。
倒れる白井虎太郎、それを踏みつける広瀬栞、電話の受話器を取り話しかける上城睦月(笑)。
【皆さん、初めまして】
剣崎一真がラウズした所為なのか、ヒューマン・アンデッドがジョーカー・相川始の肉体を操り顕現。
「君はまだ、ケルベロスの本質を理解していないようだね」
「何?」
「変身」
天王路博史の左腕には、仮面ライダーがアブゾーバーを装着する位置に、異様な機械が埋め込まれ。
そこに挿入されるケルベロスのカード。
天王路博史の肉体がケルベロスに変貌し、その胸部には、脱色された天王路博史の鼻から上の頭が突き出して。
「アンデッドと、融合しただと?」
「いや。私はアンデッドになったのだ!」
ティターンwith天王路博史vsギラファ。
それが完成した姿なのか、ケルベロスはギラファを圧倒。
【バトルファイトの勝利者には、統制者の声が聞こえました『オマエの望むままになる、人類も、人類以外の生物も、この地球さえも』と】
統制者?
それを聞いた、とヒューマン・アンデッドが言う、と言うことは、過去のバトルファイトの勝利者は、現状通りヒューマン・アンデッドが「ご先祖さま」、でFA?
【勝利者には、万能の力が与えられます。世界を自分の望むように変えることができる力を】
(中略)
「それであなたは、何を望んだんです」
【君なら、何を望みますか?】
…ずっと考え中になってしまいそうな・・・あ、それでバトルファイトのシステムが残って、でも、一応ヒューマン・アンデッドが勝ったので人間種族が優勢になって、で、変に知恵が暴走した人間が今回の騒動を引き起こす仕儀になった、とかだったり?(ナンチャッテ核爆)
新たな、求める能力を持ったアンデッドを創造し、自らがアンデッド=不死者になる。
それができるのなら、と言うか、そうやってバトルファイトの勝利者になることが天王路博史の目的みたいですが、ならば何故、自らの肉体に付加改造を施していながら、ケルベロスを入手してすぐに、これを実行しなかったのでしょう?
小悪党の常として、乾坤一擲の大勝負に自分自身を含んだ「全て」を賭ける踏ん切りが付かず、できるだけ[逃げ道](と考えられる選択肢)を残したままで、行けるところまで行こうとした、のでしょうか。その余裕が、ブレイドたちの活躍で無くなったために、とうとう最後の段階へと進まざるを得なかった、とか?
そして、人間社会に隠然たる権力を持った男・天王路博史は、BOARDストーンを得て自らが神たらんと欲して迂遠な策謀を多々巡らせたものの、その策謀の中で生まれた獅子身中の虫・仮面ライダーによって野望を挫かれ、偶然生き残ったアンデッドの手にかかって最期を迎えた、と。
う〜ん、でもギラファ・金居は、ラスボスに相応とは思えないんですが…まだ何か、二転三転させるのでしょうか。
映画版に続く、な締めにはして欲しくないんですけど。
2005.01.09
▲
△
▼
▽
第47話 ギャレン消滅
「これは…統制者の声を伝えるものだ」
橘朔也が触れると光を残して消滅。
「だが、やがてまた現れる」
(略)
「近い将来、最後の一体となった、アンデッドの前に」
「そのアンデッドが望むものを、与えるために」
橘朔也の強張った表情は[ジョーカーの望み]への懸念、なんでしょうけど、相川始が望むものは理解している筈で、その意味では剣崎一真に同調して安心してしまうのではないか、とも思うのですが…根拠のない、直感の類、なんでしょうか。あるいは、これまでのアンデッドたちの言動や天王路博史の言葉に不安を拭えない、とか?
頭と右腕に包帯を巻いた上城睦月…仮面ライダーの超回復力は? それとも、それがあっての軽傷?
「剣崎さんは、どうしてジョーカー…相川さんをそんな信じることが出来るんですか?」
「え? そうだな…なんでだろう?」
オイオイ(苦笑)。剣崎一真こそが、誰よりも率先して「相川始は人類の滅亡を望んでいない」と明言しないとダメでしょ〜。
運命との戦い…自負と自尊心と慢心と不安と。
「でも、選ばれただけじゃ、本当はライダーじゃない、って。本物のライダーになりたいと思った。逃げだしちゃ駄目だって。運命なら、負けちゃいけないって。でも、もうすぐライダーにならなくていい時が来る。それって、運命に勝ったってことなのかな。それとも…。その答を見つけたいんだ」
…「時が来る」という言い方は、運命に挑む者の心構えにしては受け身では? と言うのはイジワルでしょうか(^^;。
「ほぅ…これはあの雪山の時の」
過去にあった、雪山でのカリスとギラファの戦いが、栗原晋を巻き込んで殺してしまっていた、という事実…今更、と言うか、これはギラファ・金居が登場して、最初に相川始と対峙した時に明かされるべきだったでしょう、と。
写真を見てすぐに思い出すくらいには、ギラファも覚えていたのですから。
そしてカリスvsギラファ。
アンデッドサーチャーが感知し、ライダーたちも現場へと急行。
「オマエは俺を封印することは出来ない。俺を封印した時、オマエの勝利が確定する。ジョーカーの勝利…それはバトルファイトのリセット。全ての生命の消滅を意味する。あの親子も消滅する。オマエの所為で。ジョーカー、それがオマエの宿命」
牽制なのか、事実の指摘なのか。ジョーカーと相川始がイコールではない、という前提で話してますが、確かにジョーカーは何度も相川始の意志に反してますけど…その論理では、ワイルドカリスの意義が不明瞭になってしまうのが、私としては嫌なんです。
剣崎一真の乱入…ブレイドKフォームを使わない/使えない明確な理由を示さないと! …ギラファが、ブレイドへの変身前に速攻で倒す、とかで十分ですから!!
「ケルベロスは他のアンデッドを吸収し、封印する能力を持ったアンデッドだった。その力は活きている」
…よく判らない論理、みたいな。ブレイドの変身がケルベロスのカードに吸収・封印される感じで解除されたのが、スペードのAにどんな影響を及ぼしたのか明示されてないのが不満です。ケルベロスはカードのままなので、スペードのAを吸収した訳ではない、と思うのですが。
「睦月[REMOTE]のカードを渡せ」
「何を言ってるんですか、橘さん!」
「ヒューマン・アンデッドを解放する。その上でジョーカーと、カテゴリーKを封印する。そうすれば勝利者はヒューマン・アンデッドだ。人類は滅びない」
ジョーカーという[役/設定/機能]への可能性/懸念/疑念と、相川始という[仲間]への理想/希望/期待と。
そして橘朔也・ギャレンvs上城睦月・レンゲル…ギャレンが勝ったのは先輩の意地でしょうか、後輩の迷いでしょうか…それとも信頼でしょうか。
で、結局やることなすこと裏目裏目になってしまう(核爆)としか言えない橘朔也は、ひとりギラファ・金居と対峙し。
「俺は全てを失った。信じるべき正義も、組織も、愛する者も、何もかも。だから最後に残ったものだけは、失いたくない。信じられる、仲間だけは!」
「ジョーカーが残り、世界は滅びる。バカだよオマエは…」
激闘の末、身体がボロボロ(^^;)になりながらも勝利し…もろともに海へ(え〜。
飛び下りたのは、世界の滅びを見たくなかった、からじゃないないと信じてますヨ〜 >> 橘朔也(;´Д`)。
ところで、ケルベロスのカードは触れるだけでアンデッド(の力?)を吸収する、感じの描写でしたが、じゃあ手に持っているギラファは何故なんともないのでしょうね…と言うのは酷?
そうして遂に、アンデッドはジョーカーを残すのみとなり…相川始の前に《マスター》が顕現。無数の黒いアンデッド(?)を吐き出し始め。
ラスボスは、そうすると[バトルファイトというシステム]ということに?
烏丸所長は〜??
2005.01.16
▲
△
▼
▽
第48話 滅びへの序章
橘朔也の行方は杳として知れず。ただ全てのカードと半壊(?)したギャレンのバックルが残ったのみ。
そして、相川始の行方も知れず。
人々を襲い始めた無数のダークローチ。
疲労困憊・東奔西走。人々を守るために粉骨砕身する剣崎一真・ブレイドと上城睦月・レンゲル。しかし、文字通り多勢に無勢。上城睦月の気持ちは急速にジョーカー封印へと傾いてゆく。
…世界の危機を感じているのは剣崎一真たちだけ。彼ら以外の人々は危機感を持つどころか、平然と日常を続けている感じで、かなり違和感を覚えます。
冒頭に、警官二人をダークローチが襲い、それをブレイドが助けるシーンがあり、ダークローチが跳梁跋扈し人々を襲っているシーンも出てきます。が、それらのことが、隣近所や町内会やインターネットや新聞やTVニュースで、どこまで人口に膾炙しているのか、何も表現されていません。
なにより人々が襲われている状況が局所的なものにしか見えず、天災レベルの危機に思えないのです。
相川始・カリスが、内側から溢れ出そうとするジョーカーを必死で押さえつけ、ダークローチが本格的な活動に入ることを防いでいるのかも、と思い付きました。それは、ハカランダの前からダークローチを従えて歩み去るシーンからの想像です。
でも、たとえば海辺の砂浜で、《マスター》から湧き出し蠢く無数のダークローチを、相川始が危険を冒してジョーカー化して自分の影へと[封印]する、みたいな画が見たい/そんな感じの画を見せるべきでないのか、と思うのです。
「運命の切札をつかみ取れ!」
ラスボスは「ジョーカーという運命」と言えるでしょうか。
次回、どれだけこちらの予想・想像を良い意味で裏切ってくれるか、刮目して待ちたいと思います。
2005.01.23
▲
△
最終話 永遠の切札
「始との結着はつける。信じてくれ」
…いつから、その「結着」方法を考えてたんでしょうね、剣崎一真。
「剣崎、それがお前のKフォームか」
(略)
「遅くなってすまなかった。天王路に、命を狙われてな」
(略)
「危ないところだったが、ギリギリのところで、烏丸所長に助けられた」
…烏丸所長と橘朔也は、特に大上段で見得を切ることもなく再登場してしまって、ちょっと残念。
鳴り響くサイレン。騒擾の街。そして惨劇。
…この描写は、前回の時点で済ませて欲しかったです。
「俺は考えも無しに、ダークローチと戦っていたんじゃありません! 戦って、戦って…待っていたんです」
「待っていた? 何をだ」
「もしも、俺が失敗したら、その時は…お願いします」
「剣崎。君は本当に、ジョーカーを封印するつもりなのか。それとも…」
烏丸所長の問い掛けに、笑みを返して出て行って…それが、僕たちが剣崎一真を見た最後でした(白井虎太郎『仮面ライダーという名の仮面』より)。
…とかとか。
「懐かしいな」
「ああ。この場所から、おまえと俺は始まったのかもしれない」
「だから、ここで終わるんだ」
ブレイドvsカリス・接触編…見直して、最初の戦いを思い出したり。ブレイドの最初の必殺技も、やっぱり仮面ライダーはこうだろう、みたいな? それが旧弊になるか真髄になるか、は作り手次第、と。
「アンデッドは全て封印した。おまえが最後だ、ジョーカー!」
「俺とおまえは、戦うことでしか分かり合えない!」
ブレイドvsカリス・発動編(笑)。
でも、剣崎一真がここでその台詞を口にするだろうか、という疑問が。映画版との対比を企図しての演出か、とは思いますが。
「剣崎は自分からジョーカー…アンデッドになるつもりだ」
烏丸所長ってば美味しいとこ取り、と言うか、白井虎太郎なり広瀬栞なり橘朔也なりが、自力で察知し語るべき事柄、のような気もしますが。
「もし彼がアンデッドになれば、この世に2体のアンデッドが存在することになる。ジョーカーはバトルファイトの勝利者ではなくなり、世界の滅びが始まることはない」
(略)
「神などいない。このバトルファイトも、元はと言えば地球に住む生物たちが望んだものだ。己が進化だけを望む闘争本能、それら全てが融合して、バトルファイトというシステムを生み出したのではないだろうか」
以上、解説の烏丸所長のお言葉でした・・・(苦笑)。
レッドランバスを駆る橘朔也の前方、視界いっぱいに蠢くダークローチに、萌え燃え。
でもやっぱり、この光景も前回に出して欲しかった、です。
「人間はアンデッドたちと戦い封印するしかない。私はそう思っていた。だが剣崎は、別の道を選ぼうとしている」
復旧(元通りに戻す)を目指すのは道理でしょう。剣崎一真の「道」は、彼自身の捨て身の行為を代償としている以上、現代人としては採用し得ない方法ですから。
カードのラウズもなく、ロイヤル・ストレート・フラッシュを発動させるブレイドKフォーム。それを迎え撃つジョーカー。
互いの力の反発に吹き飛び、それでも徒手空拳で殴り合い・・・剣崎一真の変容が、完成。
《統制者》はダークローチの展開を止め、破壊の使徒は霧散し、世界は救われ。
「統制者が言っている。アンデッドを2体確認。バトルファイトを、再開しろと」
腹部に相川始と同じバックルを持つ、完全なジョーカーとなった剣崎一真は、しかし統制者を殴りつけ、戦わない、と宣言。
飛び去る《統制者》。
「俺とおまえは、アンデッドだ。俺たちがどちらかを封印しない限り、バトルファイトは結着せず、滅びの日も来ない。だから、俺たちは戦ってはいけない。近くに居ては…いけない」
「いくら離れたところで、統制者は俺たちに戦いを求める。本能に従い戦う。それが、アンデッドの運命だ」
「俺は運命と戦う。そして勝ってみせる!」
「それが、おまえの答か」
「おまえは、人間たちの中で生き続けろ」
「どこへゆく」
「俺たちは二度と会うこともない、触れ合うこともない…それでいいんだ」
そうして剣崎一真は消え、物語が終わる。
「だが、彼は今も戦い続けている。どこかで、運命と」
***
烏丸所長が、かつてバトルファイトのシステムを作った者たちの(最後の)ひとり、だったとしても私は驚かないでしょう、と思ったり。
昔は持っていた、バトルファイト・システムを作り得た力を、何かの理由で失い、一人の人間として生き続けてきた者。それが、ボードストーンの発見を知りBOARDに参加し。意図しないアンデッドの解放に仮面ライダーで復旧(再封印)を図るものの、上手く行かず。アブゾーバーを作り嶋昇を動かし、しかし状況は天王路の策謀もあって昏迷を続けて。
…みたいな。
嶋昇の解放で、ジョーカーの勝ち残りを防ぐ…その場合、相川始を封印してしまうとタランチュラ族が世界を席巻して人類を滅ぼしてしまいそうな。嶋昇の意思とは関係なく、ダークローチみたいに《統制者》が大きなお世話を焼いてくれたりして。
なので、嶋昇が剣崎一真と同じ行動を取り続ければ、確かにそれで世界は破滅しないかも、とは思えます。
映画版とは逆に、剣崎一真の代わりに相川始が人間の中に残り。
その姿は人間の祖[SPIRIT]のものであり、それもあって剣崎一真は相川始に、人間の中で生きることを望んだのではないか、と思えます。
でも、五十年後とか百年後とか、人間の世代交代の中で、栗原母娘と生きる暮らしを終えた相川始には、剣崎一真との[交代]を考えて欲しいな、とか思ってます。
▲
△