特撮・仮面ライダー響鬼  [上]に戻る

TV『仮面ライダー響鬼』テレビ朝日・東映
  鑑賞:2005/01/30〜2006/01/22(全48話)
2005.01 30(一之巻)
_____02 06(二之巻)/ 13(三之巻)/ 20(四之巻)/ 27(五之巻)
_____03 06(六之巻)/ 12/ 13(七之巻)/ 20(八之巻)/ 27(九之巻)
_____04 03(十之巻)/ 10(十一之巻)/ 17(十二之巻)/ 24(十三之巻)
_____05 01(十四之巻)/ 08(十五之巻)/ 09/ 15(十六之巻)/ 22(十七之巻)/ 29(十八之巻)
_____06 05(十九之巻)/ 12(二十之巻)/ 26(二十一之巻)
_____07 03(二十二之巻)/ 10(二十三之巻)/ 17(二十四之巻)/ 24(二十五之巻)
_____08 07(二十六之巻)/ 14(二十七之巻)/ 21(二十八之巻)/ 28(二十九之巻)
_____09 04(三十之巻)/ 11(三十一之巻)/ 18(三十二之巻)/ 25(三十三之巻)
_____10 02(三十四之巻)/ 09(三十五之巻)/ 16(三十六之巻)/ 23(三十七之巻)/ 30(三十八之巻)
_____11 13(三十九之巻)/ 20(四十之巻)/ 27(四十一之巻)
_____12 04(四十二之巻)/ 11(四十三之巻)/ 18(四十四之巻)/ 25(四十五之巻)
2006.01 08(四十六之巻)/ 15(四十七之巻)/ 22(最終之巻)
 2005.01.30 
 一之巻 響く鬼
 冒頭、いきなりコメディタッチの無言劇→ミュージカル風味、でポカ〜ン。

 ブラバンに燃える(?)外向的な中学生・安達明日夢。彼女アリ。近々法事で屋久島に行く予定。
 …という背景設定の提示を、無味乾燥な説明シーンにならないように、かつ、続く本編とは違った雰囲気で印象的に、という意図のもとの演出? とか、あとで思い付きましたが。

 女性陣が多くて覚えきれません。状況設定や演出によっては混乱してしまいそうな気が(;´Д`)。
「おは♪よう」
の同級生。
「ジョウナンでいいんだよね?」
の担任の先生。
「はっくしょん」
のお母さん。
「明日夢くん、どこいくの?」
の従姉妹さん。
 ヒビキと連絡を取っていた、甘味処屋さんの姉妹。
 蜘蛛女=姫。
 …これくらいでしょうか。蜘蛛のヒトは次回で退場、かもしれませんが。

「いるかがいるぞ。たくさんいるぞ。ぞ、ぞ、そ、そ、そそそそぞぞそそソガイルカ」
「けっこう鍛えてます」
 煤i゚ロ゚ ;) …早川健の系譜に連なるキャラクター? ちなみに、蘇我入鹿は[そがのいるか]みたいで〜す。
 あと、船上の服装と、屋久島上陸直後の服装と、上から下まで一新してたようですが、何故わざわざ? と言うか船上での服装はリュックの中? と言うか、完全に着替える理由が思い付けないンですけど、みたいな。単純に、乗船まで着替える暇がなかった(直前まで、あの服装である必要があった仕事か何かをしていた…物語の中のキャラが)、な感じなのでしょうか。

 魔…グロンギ語? と思いましたが、エコーで聞き取り難いものの「屋久島」「くもり」「湿度、70パーセント」と、日本語みたいで一安心(苦笑)。でも「70パーセント」というのは、どういう語彙選択基準なのでしょ〜。

 馴染みのない親戚に囲まれた窮屈さからの脱出。
 人間世界を包み込む大自然へ。

「じゃあ。次はもっとすっごい大きな木があるところへご案内いたしま〜す」
 と言って着いた場所で茫然と佇む二人。[人の手の跡]が見当たらない/踏み込めない森の雰囲気に圧倒されていたのでしょうか?

「なんて言うのかな…あの樹とはね、古いつきあいでさ。ちょっと、力を借りに来たって感じかな」
 …九門鳳介か九十九乱蔵か(;´Д`)。

 そして、魔と鬼の戦いへ、と。

 魔の襲撃…理由、というか契機は何だったのでしょう? ヒビキ自身? 明日夢と千寿の行動(張った糸/結界を超えて森に入った)?
 ヒビキが二人と行動をともにする理由も、同じだったのでしょうか?

 ディスクアニマルvs魔…叩き落としたり破壊したりではなく、襲撃を回避して糸に絡めて動きを封じていたのは、魔が苦手な[何か]を装備していたりするのでしょうか >> ディスクアニマル。
 …おもちゃは、買うかもしれません >> ディスクアニマル。(笑)

「鬼さん、こちら。手の鳴る方へ」
 カラーリングからスポーンを連想したりしてます。
 [音]で変身するのは『変身忍者 嵐』ですね〜。
 口が展開して炎攻撃、に驚愕。

 [ライダー]と呼び得る要素も見せて欲しいです。

 2005.02.06 
 二之巻 咆える蜘蛛
「僕、安達明日夢は、屋久島に向かうフェリーで、不思議な男の人に出会った。その人の名は、ヒビキ。そのヒビキさんと森の中で偶然再会した僕は、そこで大変なものを見てしまう。今、僕の目の前には、鬼がいる」
 …当事者による語りは、平成のシリーズでは珍しい気がします。このまま、ずっと彼の視点・視線で語られる、のでしょうか。他の、色々な当事者の人の語りも聞きたいとも感じてたり。

 怪童子の斬撃から明日夢を庇う響鬼。怪童子に再度[オニビ]を浴びせると、怪童子は爆散。
 人外の戦いに驚き逃げる明日夢を響鬼は頭を動かして追い…怪童子に切られた背中の痛みに気合を込め、傷を塞ぐ。
 …戦いを終えた後の響鬼の仕種が、とても「普通の人」っぽくて、意外と言うか安心させられる印象を持ちました。

 [オニビ]で爆散…公式HP等では「清めの音で魔化魍を退治する」とあります。であれば、炎で怪童子は爆散しましたが、後半で妖姫がツチグモに捕食(?)されるシーンを入れたのですから、怪童子もツチグモに喰われてしまう、としても良かったのでは? と思いました。

「母がタクシーの運転手してるんで」
 エンストさせつつ、急停車を繰り返しつつ、でも車体に傷や凹みや汚れもなく、無事に到着…MT車だと、私も上手く運転できる自信はないです(;´Д`)。

「ヒビキさん! ちょっと、話があるんですけど…」
 …何かと思ったら、公式HPによると進路の相談、だったと。そういう話なら、変に隠すような演出ではなく、ストレートに流して欲しかったです。

 柴又5丁目。東柴又中学校。ヒビキは6丁目の出身/住人(?)。
 …葛飾柴又=帝釈天。鬼とも縁が、アリアリ?
 ところで…和食にみかんジュースって(;´Д`) >> 明日夢くん。祖母のサービス?

「これだけ待っても帰って来ないのだから、あなたの父君は鬼さんに殺されてしまったんじゃないかと思うの…。とにかく夜が明けたら、ここを出ましょう」
 …育てているのはツチグモ。それは響鬼が「バチ」で倒せる相手、と。

 屋久島には、片方の「バチ」に使う「レイボウ=霊棒?」を探しに来ただけで、蜘蛛たちとの遭遇は完全に偶然、ということでしょうか。
 そして、甘味処屋さんの姉妹の話からすると、魔化魍の活動に異変が起こっている? みたいな。「ヨシノ=吉野?」が京都の地名であれば、やはり鬼に縁の土地ですから、本部か何かがそこにある?

「妄想家」
 …立ち聞きしたヒビキの複雑そうな表情。明日夢に戦いを目撃されたことを、悔やんでいるのでしょうか。

[克傷]
 …傷を克服する? 人外の戦いを見た衝撃=心の傷? 眠れない明日夢は、昼間に目撃した「鬼」のことをヒビキに話そう、と思ったのでしょうか? ヒビキの寝ている部屋に向かい、置き手紙を見て探しに出て。

「ヒビキさん…て、普段何やってるんですか?」
「あぁ、人助け、ってとこかな。いやね、初めからそういうことを考えてた訳じゃないんだけど、ま、だんだん板についてきた、って感じかな」

「自分を信じること。それが、自分が自分らしくあるための、第一歩なんじゃないかな」
 夜明け近くに、海岸で霊棒を削り音撃棒に組み上げるヒビキを見つけ。昼間の相談の答を聞き。
 …でも、最初の視聴では、そもそもの明日夢の[相談]の内容が不明だったので、このヒビキの返答の意味も不明瞭でした。明日夢の相談が[進路]であることを隠したのは、どういう意図なのでしょう。

「出会いがあれば。別れもあるさ。さ。さ。さ。さ。ささささささささ、さようなら」
 (^^;。
 ヒビキはコンパスを明日夢に授け、島の南側を回ると言って去り。

 ディスクアニマルの接近を音叉が知らせ、音叉にディスクアニマルを装置して回し、ツチグモに関しての情報を得るヒビキ。
 ディスクアニマルは、陰陽師とかが使うところの式の類、でしょうか。でも、なんで桃太郎のお供を直截に連想させる面子=鳥・犬・猿、なんでしょうか。単に[鬼]つながり、というだけ?

「とにかく、島の北側はパス。で、南の方だけを回るってことで」
「ろじゃ」
 …デカレンジャー?
 屋久島には母の父親のネンキ(年忌?)で。明日夢の父親は、母親と離婚している。そして、ヒビキには父親の印象が重なる、と?

 ヒビキはツチグモの痕跡を追い。
 明日夢はヒビキを探し、姫と遭遇。ツチグモの餌食にされかけ…ヒビキが響鬼であることを、知る。

「よくお越しくださいました」
「さあ、めしあがれ」
 …ツチグモの糸の結界(?)は、普通の人間を餌場に誘い込むような[まじない]の力があったりして、とか思ったり。響鬼には効果がなく、それで明日夢の方が先にツチグモに出会ってしまった、とかとか。

「俺は、ヒビキだから」
 音叉の響きが全身に拡がり、炎に包まれた肉体が、気合と供に「鬼」へと変わる。
 哀れ、妖姫はツチグモに喰われ。
 ツチグモはさらなる餌を求めて響鬼を追う。
 断崖からの跳躍/落下。
 しかしツチグモは立ち上がり、明日夢に迫る。
 そこに、水中から躍り上がった響鬼が、正統なライダーの証の如き強烈な蹴りを見舞い。
 蹴りの反動を使って、響鬼はツチグモの背中に乗る。

 音撃。

 ツチグモは「父君」同様、爆散して果てる。

「鍛えてるんです」
 そして大くしゃみ…つまり、は・だ・か(;´Д`)? いやまあ、散華したツチグモの粉塵とか、素顔を晒すことに慣れてなくてとか、でしょう、か。

 次回予告……今この時期に「落ちる」って!?ヽ(`Д´)ノ

 2005.02.13 
 三之巻 落ちる声
 カエルな雲…明日夢くんの脳内イメージ、でしょうか。
 そして、歌。屋久島での衝撃的な体験に胸を踊らせ続けている、と?

「ま、色々あったけどね」
 でも、受験という現実は変わらず。友達とも、今までと同じように会話しようとして…話の輪に乗り切れない自分に気付く(?)。それとも、何があったのか聞いて欲しい・話したい/でも、信じてくれるかな、みたいな気持ちの空回りの表現でしょうか、あのグルグル&音ボカシは。
 コンパス…でも、地図は無く。

「言いたかないが。連ちゃんはきつい。い。い。い」
「い。言うだけ無駄だよ頑張ろう」
 …その頃ヒビキは。休む間もなく、パートナー(?)の立花香須実の運転で、退治する対象(?)である[ヤマビコ]の居る場所に向かい。

 ヤマビコ…山彦・山のひと? て言うか、猿ですね。
 [声の結晶/実](?)を投げ落とし、[返ってきた声]に嬉しがり? [返事]は、魔化魍が?

「安心しても、点数にはならないと思うよ」
 …不思議/驚異に浸り続けたい明日夢くんに、現実/日常は容赦なく迫り。

「ヤマビコの奴さ、ほら、声狙ってくるでしょ」
「うん、TDB(?…猛士データベース?)で読んだ。「やっほー」ってやって、「やっほー」って返ってきたらアウトってことでしょ」
「そうそうそう。おうむ返しされたら負けね。…ヤマビコは、俺的には四匹目ですね」
 …6年前にもヤマビコと戦ったと言うヒビキは歴戦の[鬼]、と。でも、荷物の扱いの雑さや、メモ(?)の未整理っぷりは、[戦い]以外のことについては大雑把というか考えてないと言うか。
「ごくたまに、でしょ」
 …その大雑把さ故に、明日夢くんのこと、立花香須実には言ってなかった? そして、言い出せない? 言わなくてもいいや、と思った?
 怪異の秘匿、という意識がヒビキに欠けているのは、その方針が、ヒビキが[鬼]になって以降に決まったことだから、でしょうか。

「待ってました」
「おぉ、美味そう」
 山に入って消息が途絶えた人(たち?)を探す消防団員を襲い、喉を凝結させ(?)[声の結晶]を取り出すヤマビコ2体。
 …せっかくヒビキが直前に解説してたのですから、消防団員の声に応じて「アウト」の具体例として見せて欲しかったです。

「邪魔?」
 奥多摩の地図で作戦を練るヒビキ。ところがそこで、明日夢くんの母親とバッタリ…う〜ん、ちょっと強引? それとも次回、タクシーの客が実は、みたいな伏線?

 塾の前で、友達が早々と合格を決めたことを聞き、複雑な表情の明日夢くん。

 奥多摩の山中でキャンプを張るヒビキと立花香須実。
 地図に多数のピンを満遍なく立て、その位置の一つ一つをディスクアニマルたちに設定し(?)。

「落ちるよ、その子。試験に。だから言ってるでしょう、みんながみんなヒビキさんみたいに強くないんだからって」
「すいませんでした。あの、帰ったら、必ずフォローを入れますから」
 …丁寧というか低姿勢というか、どういう力関係なんでしょうね。
 直前に描写された明日夢くんの様子を見れば、確かに何らかのフォローをしなければ受験に打ち込む気持ちになれないことは明白な訳で。でも、フォローは某MPみたいな[強引すぎる記憶操作]的なものではない、と信じてますので〜。

「はい、じゃあ、お願いします」
 …うわ〜、今週のびっくりどっきりメカ、だ〜(違)。
 ポチッとな、とばかりに、変身音叉でひと撫で〜で活性化。一斉に展開して行くディスクアニマルたち。その数、15*3=45体? この数は響鬼の[力]故、でしょうか。

 壁のカレンダーを隠す明日夢くん。
 母親が帰宅し、ヒビキと遭遇したことを聞き、自分がヒビキにとっては[他生の縁]でしかなかったと感じて(?)、引き出しにコンパスをしまってしまう程に気落ちする(?)明日夢くん。
 …その心の中に渦巻く思いは、何?
 その時、18時55分頃。

「当たっちゃったか〜。気温も湿度も条件揃ってたからね〜」
 …湿度70%?(;´Д`)
「オッケィ了解合点承知だぁ」
 …一人で店番してて、腐ることなく昂揚できる妹さん。超前向きな江戸っ子気質? それなりに何か役得でも?(^^;

「気を付けて」
 戦いに向かうヒビキを切り火で厄落しする立花香須実…やっぱり江戸っ子だから? そうすると、響鬼もディスクアニマルを投げつける技を持ってたり?(;´Д`)

「でっかくなったなー。うちらはこれから鬼ごっこするから、おまえは向こうの山でかくれんぼするんだ。朝ンなったらメシでも食らって里に降りっから」
 …ちょっと聞き取り難くて、最後の方は間違ってるかも。
 語りかけていた相手は、夜霧の中を行く巨大な影。
 …前回のツチグモと言い、今作の敵は、人間大の姫&童子と巨大な怪物・魔化魍の3体で1セット、が基本になるのでしょうか。

 そして、妖姫&怪童子はあまりにも呆気なく退場(怪童子は次回も出る?)。
 と言うか、火炎放射に続き、手甲に暗器にも思える隠し爪を仕込んでいる、とは。敵(魔化魍)に対して一切の容赦をしない響鬼の戦いっぷりに、ついぞヒーロー物の主人公に対して抱いたことがなかった[戦士の非情さ・冷徹さ]を感じてしまいました。

 このヒビキの、素顔の人当たりの良さと響鬼の冷徹さ。この差異が維持されるのか・変わるのか、に関心を惹かれます。

 若き明日夢くんの懊悩は…とりあえず流して見てしまいそう、ですけど〜。

 2005.02.20 
 四之巻 駆ける勢地郎
 普段の朝…明日夢くん、起床〜着替え。ねぐせ、はみがき、黒いトランクス(?)。ヒビキのことへの気持ちは、少しずつ遠くなり始め? お母さんは夜勤(?)でしょうか。

 一方、ヒビキは童子や姫と鬼ごっこ(違)して朝帰り。立花香須実は朝食の支度。
 …響鬼はまた顔だけ晒し。
「服(テントの)中ね」
と言うことは、やっぱり響鬼の外見は[超強化された肉体]で、全身の変身を解くとハダカってしまう?

「魔化魍は?」
「問題はそっちなんだよなぁ。童子たちの捨て身ぶりからすると、バケモンは移動したってかんじかな」
 …童子や姫は、魔化魍とは呼ばれず。魔化魍とは、彼らが生み出す(?)巨大な「バケモン」のこと、と。
 あと、やっと気付いたのですが、屋久島の蜘蛛の童子&姫と、今回の猿の童子&姫は、同じ役者さんが演じてるんですね。つまり童子や姫の、人間態の外観は共通、というか、オリジナルな童子&姫がいる、みたいな伏線だったりするのでしょうか。

 川べりで、屋久島で新調した音撃棒の柄に彩色をするヒビキ。多少なりとも性能向上効果とかがあったりするのでしょうか。それとも、白木のままでは見栄えが悪いと言うだけだったり?
 …時間経過から考えると、殆ど寝てない感じですけど、そこらへんも[超人]だったり?

 魔化魍出現予測システム…立花日菜佳がノートPCで立ち上げていたソフト。その予測精度は気象予報並み?
「最近外れ多くない? あんたのデータ」
「それ言われちゃうとな〜。いやね、最近確かに予想外の展開が多いことは確かなのよ」
「ま〜そういうのも含めてよろしくね」
「ほい。そういうのやお店のことも含めて、頑張ります」
 柏手。
 …表立って店に奉る神様って、何でしょうね。それにしても、立花日菜佳のキャラ立ては元気で前向きで好ましいです〜。

 ハンター(?)を襲う[声]のヌシの巨大な腕。
 …スコープ付けた銃で、何を狩るつもりだったんでしょう?
 響いたはずの銃声は、しかしヒビキたちには感知されずっぽく…それはヤマビコの[力]でしょうか。

「安達君は、さ。ジョウナン入れたら、やっぱブラバン入るの?」
 …「安達君」なのか(謎)。同じくジョウナンを狙っているらしい少女は今は演劇部で、でもジョウナンにはチアリーディング部があって密かに迷い中、と。でも「安達君」は愚直に受け取ってしまって、いっかなフラグは立ってませんね、みたいな(謎*2)。

「ただね、そうは言いつつも、あれはあれで、俺的には(正体バラシは)アリのような気がしてるんだよね」
「それ開き直ってる?」
「俺の誠意って言うか、俺にはさ、そういう風にしかできないって言うか。そういうやり方が、一番責任持てる気がしてるんだよね」
「その子次第なんじゃない」
「うん」
「ヒビキさんとその子が分かり合えば良いって、そういう事でしょ」
 …ヒビキは、嘘やごまかしで糊塗する事を望まない/事実・現実を知らせるのが「一番責任持てる」やり方だと思っている、と私は解釈しました。なるほど、ヒビキは「強い人」。『宇宙刑事シャリバン』のEDが似合いそうです(憧)。

『From:千寿姉ちゃん [件名]ちずですぅ〜☆』
 …あぁ、こんなところにヒビキへの[ちず]が用意されてましたか〜、と思ってしまった罠(笑)。

「ありがと〜」
[人心]
 今回も、眼前の子供の危機に動けなかった明日夢くん。屋久島への船上でのヒビキのことを思い出した、のでしょうか、子供を助けた壮年(?)の男の後を追い。

「大丈夫。言われなくても買っていきますよ、ヒジキは」
(中略)
「ほんじゃあヒビキさんたちに、よろしくね」
 その一言に色めき立つ明日夢くん。[ちず]の直後だったことも影響してたり?

 瀕死の童子は、いまわの際に魔化魍に行動指針を与えて崩壊し、その身は枯れ葉に。…もしかして傀儡? 何者かの式だったり?
 示唆を受けた魔化魍が動き出し、それをディスクアニマルの一体が察知、ヒビキに知らせる。

「知らないのに後つけてんの?」
(中略)
「鍛えてないなぁ」
 …この疾駆の演出は、ヤマビコを追う響鬼との対比? その意図は、立花勢地郎とヒビキとの重ね合わせ、と思えますが、う〜ん、イマイチ?

 響鬼.vs.ヤマビコ…叩きつける腕を避け、踏み潰す足を押し返し、川に転倒させて鳩尾に音撃鼓を置いて。

 音撃。

 ヤマビコは反撃する事もなく爆散し、童子と同じく枯れ葉に戻り(?)。
 …圧倒的な強さですね〜、響鬼。魔化魍は音撃鼓を置かれた時点で動きが封じられる、のでしょうか。

「よし。みんなで、奥多摩の土産話でも聞くか〜」
 …時間関係が? 響鬼がヤマビコを倒したのは、じゃあ、この日の午後も早くだったり?
 ところで、明日夢くんはともかく、友達の彼女・持田ひとみちゃんは、はたして話題についてゆけるのでしょうか(笑)。
 そして、甘味処[たちばな]、常連さんの老夫婦しか客が来なかったり??

 ザンキ…こう、ムキムキ筋肉な想像図が、って、それはザンギ(爆)。

 2005.02.27 
 五之巻 熔ける海
「出会いはいつも、不思議なもンさ。さ。さ。さ。さ。…早速再会驚いた」
 そしてフォロー…になってるんでしょうか、ヒビキさん。

 持田ひとみちゃんは塾に向かってしまって出演せず…哀し〜。

「でも、また会えたから、僕も頑張れる気がしてきました」
(中略)
「はい。鍛えていきます」

「うん…でも高校受かるまでは、行くの止めようかと思ってさ」
「だってさ、やっぱ受かりましたって感じで行きたいじゃん」

 ヒビキとの再会を果たした明日夢くんの気分は昂揚し、受験に向かって一直線…となるのでしょうか。
 でも、一時の盛り上がりは反動も。満ち潮のあとには引き潮…あぁ、その流れで、この寒い時期に海が舞台に(違)。

 [鍛]
 明日夢くんは学校で廊下をモップ掛けしたり塾に行ったり勉強したり。ヒビキさんは一所懸命洗車したり走ったり手帳を見たり…って、ヒビキさん? あなたが洗車をしてるのって、立花香須実さんに超誘導的会話を持ちかけられて、そのままなし崩しに引き受けさせられ、みたいな光景が思い浮かんだりするんですけど〜(^^;。

 [SKHUABAN]…衣料品のレーベル? 一瞬[SKULLMAN]!? とか空想的補完をしてしまったり。

 [猛士 関東支部シフト表]…少なくとも鬼は十一人。一番上は[威吹鬼]? 響鬼は、下から二番目?
 基本的に[三週間戦い、一週間休み]なシフト。でも今までは、休みが三週間だった、と(戦いも三週間?)…うわ、いきなり超ハードに。
 魔化魍の出現頻度が上がったことへの対処、みたいですけど、その稠密っぷりは、ある意味危機的状況のような。将来的な予想(今後鎮静化するのか更に活発化するのか)の話が出ないのが不安要因に思えます。
 現状への手当て以外にも、根本原因の調査と解決に向けて動いているのでしょうし、それもあっての[吉野の会議]だとは思いますが。

「昔に比べて、鬼のなり手が減ったのは、支える側である私たちの責任でもあるまい。一方的にしわ寄せを食らわしてしまってすまないな」
「おやじさんねぇ。そんなこと言ったら、じゃあなんで俺には弟子がいないんだって話になるでしょ…なンで、いいんです、頑張ります」
 …何度聞き直しても「〜責任でもあるまい」としか。
 で、鬼の弟子。これは明日夢くんが将来的に響鬼の弟子になる伏線? と思えてしまうのですが、はたして如何に。

「ちょっと痛いよ」(? 上手く聞き取れず)
「ちょっと熱いよ」
 三種類めの童子&姫、そして巨大カニな魔化魍・バケガニ。贄をわざわざ熔かすのは、魔化魍が吸収し易くするため?
 童子&姫の人間態は、やっぱり同じ容貌で。パターン/データが一種類しかない or 人間の外観に男女の違い以外の違いがあることを知らない/気付かない/気にしない、みたいな?

「そうそう。ついさ、いろんな悩みとかそういう相談に乗ってもらえるって言う…」
 …持田ひとみちゃん、積極的(笑)。
 でも明日夢くん、そこで動揺するのは何故?

 ラッパな呼び出し音を響かせ、新しい鬼のひと、登場。
 …お母さん、超積極的(驚)、と言うか、惚れっぽい(;´Д`)。
 ラッパ…笛? 一回吹いてディスクアニマル呼び。二回吹いて猛士(女性限定)呼び。三回吹いてバイク変形ロボ呼び、希望(核爆)。

「安達は・・・うん、頑張ってきてるよね」
「はい」
「ただ…ん〜、もう少し、数学とか、理科とかで、点、取っとこうか。本番は何がどうなるか、判んないんだからね。ほら、特に一発勝負でしょう? それを外しちゃうと、マズいんだからね。ちょっと気を抜いたら、落ちちゃうかもしれないからさ。ほら、特に、安達の場合は、ジョウナン一本だけなんだから、このへんで確実にしとかないと。持田とか、カズノリとか、他のジョウナン組も凄く頑張ってる訳よ。ここで安達が負ける訳にはいかないでしょ」
 褒められる期待から一転して、もっと頑張らないと危ないと言われて、再び不安に苛まれる明日夢くん…先生、自分の不安を生徒に背負わせてどうしますカ〜ヽ(`Д´)ノ。

「あの子、いい目をしてたなぁ」
「あぁ、素直な…感じの子ですよね」
 ヒビキとおやっさん、こたつで差し向かい(微笑)。…おやっさん、暗にヒビキに、明日夢くんを弟子にしないか、と水を向けたい?(^^;。
 そこに「ザンキさんが魔化魍にやられた」という連絡が。

 ザンキは童子を倒したものの、姫とバケガニは倒せず。
「カニはもともと、ザンキくんのような[弦(剣?)のひと]が主に倒してきた奴なんだけど、今シフト的に、弦の使い手が空いてないんで…で」
「…カニ未経験の俺がピンチヒッターだ、と」
「はい、よろしく頼みます」
 …ザンキ=斬鬼であれば剣かな、とも思うのですが、[清めの音]が鬼の決め技、なので剣ではなく弦なんでしょう、と。

「重傷だって、ザンキさん」
 …直前の会話からすれば対バケガニ戦の経験者であるはずのザンキが深手を負う相手に未経験者の響鬼は不安を隠せず。

「現実って奴は、何時だって厳しい」

 明日夢くんも現実の厳しさに迫られ。

 …今回も、明日夢くん側に驚異/脅威は直接には迫らない感じで。明日夢とヒビキ、現実と不思議の、交わる時もあるけど完全に重なることはない二重奏で、このまま進むのでしょうか。

 海岸に拠点を設置し、新ディスクアニマルのカニを出し。
 ところが、カニを放した直後に妖姫が出現。
 でも響鬼は慌てず騒がず。ディスクアニマルで攪乱・先制、駆け寄りながら火炎を浴びせ、だめ押しの片手(掌底?)突きで妖姫を瞬殺。
 そこにバケガニ出現。
 すかさず背中に飛び乗り音撃鼓を設置…した直後に甲羅から噴き出した熔解液を浴び、大ピンチに。

 一方、不安に苛まれる明日夢くんは甘味処[たちばな]の前に立ち。
 …以下、次回ヽ(`Д´)ノ。

 ところで、エンディングは映像が三種類目に。オープニングは、曲にスキャットが。スキャットは好きやと〜(撲)。

 2005.03.06 
 六之巻 叩く魂
 達筆すぎて「魂」が判りませんでした罠。

「入るんなら早く入れば?」
 おやっさん、お茶目。立花一家は人情に厚い人たち、みたいな。

 バケガニに痛撃を受け撤退した響鬼さん。岩場で一息。
 変身音叉でディスクアニマルたちを招集…休息のために、周囲への警戒網として呼び寄せたのでしょうか。でも、ワラワラと寄ってくるカニたちの無機質さに、思わず「ヒビキさん、逃げて〜。カニが肉を喰べに来ル〜」と言いたくなったり(;´Д`)。
 自分は仰臥して頭部の変身を解除…頭だけなのは、やっぱり変身を全て解除すると素っ裸だから?
 昔のメタルヒーロー物で、戦闘終了時にヘルメットを解除するのがパターン、なヒーローがいた様な気がしますが、響鬼の素顔晒しは、そんな感じの「中身は異質な超人じゃなくて普通の人」的な意味合いを持たせたものかな? と、ふと思えたり。

 奢りと言われてから手を付ける明日夢くん、しっかり/ちゃっかり者。
 …明日夢くんが友人からの呼び出しに居留守を使ったのは、前回、先生に「友人たちとは競争状態にある」的なことを言われたから? 当の友人たちは普通に明朗快活な生徒をしていて、逆に、気持ちの浮き沈みが激しい明日夢くんが変に見えるくらいなんですけど。

「私の大学の同期が、あそこで教員やっててね。カザミって言うんだけど」
 …名前はシロウ?ヽ(`Д´)ノ

「こんちわ」
「よう、イブキくん」
「いやいやイブキです事務局長」
(中略)
「今日、香須実はいないよ」
「そうですか」
 香須実さん狙いでかすみ草の花束はギャグなんでしょうか、イブキ氏。そして早合点な性格? 左腰のディスクアニマルは何でしょう。

 バケガニに不覚を取ったザンキ氏の代打でヒビキと香須実は房総に…立花親子とイブキの会話に聞き耳を立てている明日夢くん(微笑)。

 釣り人の撒き餌に惹かれ(?)たバケガニが浮上。不運にも釣り人は泡に焼かれ…魔化魍が出現する危険性の高い場所にも関わらず、特に立ち入り制限等は行われていなかった? 「猛士」は、通常の警察や消防などの組織に対して影響力は持ってないのでしょうか。
 従来は、一般の人たちに犠牲が出る前に魔化魍の出現を予測/把握できていて、鬼も確実に魔化魍を退治していたので、表側の組織との連携は考えなくても良かった、とか?

「もしかして、これからヒビキさんのところへ行くの? 僕もヒビキさんに太鼓届けることになったから、乗せてってあげるよ」
 …悪い人ではないんでしょうけど、もっと慎重・辛辣な性格かと思ってたら、ヒビキさん並み(爆)に甘い人物みたいで意表をつかれた気がしました(苦笑)>> 伊吹鬼。
 ところで明日夢くん、自転車は最寄りの駅前に放置とか?(^^;

「いやぁ、ヒビキさんが怪我してる時に、弟子の彼が側にいないってのもマズいと思いまして」
「弟子って」
「僕が」
「ヒビキさんの」
「じゃないんですか」
「違うよ」
「違うってば」
「違います」
 …笑。
 立花香須実と立ち話。ヒビキさんとは仲のいい先輩後輩? そして
「あぁ今度さ、ヒビキさんといっしょに、僕が魔化魍退治している現場、見においでよ」
と明日夢くんに言うイブキ…気楽に持ちかける内容とは言い難いと思いますが。イブキにとって魔化魍退治は絶対の自信をもって遂行できる[仕事]なんでしょうか。

「鍛え足りなきゃ、鍛えるだけだ。だいたいね、そう簡単に鍛えられちゃったら、俺の立場がないんじゃない。これ一筋で鍛えてきたんだから、そう簡単に、少年には抜かれないぞ」
「はい。もっともっと鍛えます」
(中略)
「ヒビキさん。僕も頑張るから、頑張ってください」
「頑張ります」
 そして明日夢くんは響鬼の魔化魍退治を見ずに帰途に着き。

 …甘味処[たちばな]でおやっさんや立花日菜佳と話し。イブキと知り合い。ヒビキや立花香須実が「頑張っている」現場を目にして。
 今回の行動で、安達明日夢はヒビキたち[鬼]の世界に対して、ようやく確実(継続的)な関係性を持てた、と言えるでしょうか。

 化け物と、それを退治する鬼。
 鬼はステキな大人たちで。恐ろしい化け物がいて、でも鬼たちが化け物を倒してくれていた。そういうことを知ってしまった驚きと興味。それを知ってしまった以上、これからはずっとヒビキたちと関わっていきたい。
 これまでの展開を振り返って、明日夢くんの気持ちを受験勉強から離れさせていた理由のひとつは、こんな気分だったのでは? と、ふと思いました。

 ヒビキたちは安達明日夢を拒絶することなく「ご近所付き合い」をしてくれる、と明日夢くんは胸落ちした、みたいな。

 で、響鬼.vs.バケガニ、再戦。
 華麗な技ではなく、肉を切らせて骨を断つ、みたいな力押しで。
 戦いの中で落とした方の音撃棒は、屋久島で新調したものでしょうか。てっきり、バケガニの攻撃をかわしながら拾って音撃! と思ってたのですが、まさか片方だけで決めてしまうとは思いませんでした。武器を取り落としてしまうほど左腕のダメージがあったので両手打ちを止めた、とか?

 そして、次回は威吹鬼の戦い?

 2005.03.12 
 補遺。

 なぜ、明日夢くんは響鬼の戦いの結果を見届けることなく帰ったのでしょう。

 今はまだ明日夢くんには、魔化魍との戦いに向かう・自分が魔化魍と戦うことを決意する、動機が見当たらないように思えます。
 と言うか、高校受験への不安と「ヒビキさん」への興味が輻輳して混乱している印象で、それ以外に意識を広げる余裕がない、みたいな。

 魔化魍を退治する響鬼という超人を見知った明日夢くんですが、[超人の力]への好奇心は少なめ、魔化魍への興味は微塵も無く、「ヒビキさん」という[個人]への好意が優先している、感じがあり。
 なので、響鬼の戦いの相手や内容や結果を知りたい、と思うよりも、ヒビキの仕事のじゃまになりたくない、みたいな意識が優って、あの時点での別れを選択したのかな? と考えたりしてます。

 自分で魔化魍を退治したいとは思わず。鬼の力を欲しいのではなく。「ヒビキさんという、不思議な人」への好意だけ。
 明日夢くんが女の子だったら、これはもう恋!!(核爆)としか。

 …でもまだまだ、自分でも違和感というか割り切れない感じがあるのですが、それはまた、なにか成文化できれば記したいと思います。

 2005.03.13 
 七之巻 息吹く鬼
「高校受験を前にして、つい不安になっていたんですが、ヒビキさんたちの頑張る姿を見て、僕も頑張ろうと思って…」

 OP曲が、トランペットの音で主題を奏でる版に。トランペットは威吹鬼の得物(のモチーフ)ですから、つまり少なくとも今回と次回くらいはイブキ氏がメインの話っぼい、と言うことでしょうか。

 意外と呆気なく(^^;明日夢くんは志望校に合格。でも、「あだち」なのに「もちだ」よりも受験番号が後って…受験番号の振り分けが受験申し込み書類の受け付け順で、明日夢くんは四人の中で最後だった、とか?

「お母さん、俺だけどジョウナン受かったから。じゃあね!」
 カエサル並みのシンプルさには遠いですが、思わず「短っ!」と言ってしまいました。

「鍛えろ・腕を・足を・ランランラン。磨けよ・技を・男前。走るよ・山を・谷を・海を。鍛えろ・身体・きっちりと」
 山籠もりのヒビキさん。ディスクアニマル3体がアシスタント?

「今から言うことは、他言無用でお願いしますよ」
(中略)
「それって、鍛えてるってことなんですか? その、魔化魍と戦って、勝つために」
「ん〜、て言うより、鬼になる力が衰えないように、ってことかな」
「はあ…え、でも、じゃ、それって、その、鍛えれば、誰でも鬼になれるってことなんですか?」
「うん、そうね…いやでもまあ、そう簡単にはなれないっつぅか、ね。だって明日夢くん、なろうと思う? 鬼に」
「は、いや思わないですね」
「でしょ。だから、やっぱそう簡単にはならないしなれないってワケ。人助けする人になるってことは、そんだけハードな生き方ってことなんスよね〜。鍛え抜かれた心と身体を、さらに鍛えて鍛えまくって、初めて鬼になれるって言う、ね〜」
 …香須実さんが気にしていたのは、明日夢くんの意向? 日菜佳さんの口?

 イブキ氏のバイク=竜巻のタンクにある紋は[蓮]でしょうか? それとも、孔雀の尾? あと、その下の「SHADOW」って?

「お。あきら受かったね」
 …弟子の名前=天美あきら(OPテロップより)。自分にも他人にも厳しそうな、生真面目な少女。
 名前からするとサラシを巻いてる?(謎爆)
 受験合格の知らせがメールなのは、イブキ氏の好み/天美あきらの、師匠が運転中であることを意識した配慮/安達母子との対比、のミックス?

「ワレワレの子が」
「オナカを空かせて泣いてます」
「どうか、食べ物を」
 …足がろくろっ首状態に!! そして
「子供は人間の汁けが好きです」
「少し絞らせてもらいます」
 …少し、じゃないじゃないデスカ〜ヽ(`Д´)ノ
 湖だし童子&姫はニョロニョロだしイブキ氏もニョロってたし、で、大蛇? とか思ったのですが・・・イッタンモメンって!?(;´Д`)

 明日夢くんの合格を知り上機嫌のヒビキさん。おばあさんも猛士、なんでしょうね。広い居間が、独り暮らしには寒そうですけど、神社と言うことで、二人以外にも誰かいるのでしょうか。

「オフはありません」
 …香須実さん、前回の雰囲気ではイブキ氏が嫌いな訳ではなさそうですけど。直球に過ぎてダメ、とか?

 巨大な太鼓。実際に叩いているのもヒビキさん?

 イッタンモメン、発進(違)…鮫みたいな口が見えましたが[かいじゅ〜]デスね。
 童子&姫も、魔化魍の後を追い?
 …ヒビキさんが「鍛え」てる場所から、山ひとつ挟んだ近場で魔化魍が孵り…鬼と妖魔と、英気を養う環境は似ている、と?

 湖畔(?)でタクシーを降り、ひとり佇む天美あきら…イブキ氏待ち? タクシーではなく、組立式自転車で疾走、的なものが見たかった、かも。颯爽とランニング、でも可。

 童子&姫が天美あきらを襲撃。そこにイブキ氏が駆けつけて。
 笛を吹き、風を呼び。渦の中で威吹鬼へと変わり。
 銃はバイクから取り出し(意表 ^^;)。そしてやっぱり童子&姫は鬼には勝てず。

 その頃、明日夢くんは、車中で寝過ごして降りる駅を過ぎ。引き返す列車を待つのに焦れて、歩き出し…以下次回ヽ(`Д´)ノ。

 エンディングは、繰り返しの二巡目?

 2005.03.20 
 八之巻 叫ぶ風
 OP曲…「イブキ 渋江譲二」の表示に合わせるように、主旋律がスキャットからトランペットに。

 対イッタンモメン怪童子戦・承前。
 ディスクアニマル・アカネタカの群れが怪童子を襲い、威吹鬼をサポート…天美あきらが笛を吹き、操って! 笛は、イブキ氏の変身笛と同じ物? まさに直弟子な小道具ですね。遠からず鬼への変身も可能、という意味もあるのでしょうか。

 アカネタカにたかられ(笑)動きを止めた怪童子に銃の狙いを付ける威吹鬼…画面からは冷酷な感じを受けました。それは響鬼の戦いでも感じる[妖魔を滅することに容赦のない姿勢]のように思えます。

 突然、横から威嚇(?)の叫びと供に突風(?)が威吹鬼を襲い。魔化魍・イッタンモメンが怪童子を足に掴んで威吹鬼の眼前からすくい取り。
「早く水に戻らないと…」
 空中を舞うイッタンモメンの身体が乾き(?)全身にヒビが走って、魔化魍は怪童子と供に湖の中に消え。
 魔化魍・イッタンモメン…猛禽(翼&脚)+イトマキエイ(頭〜胴)+海竜?(下半身)な感じ、でしょうか。水木しげる的な一反木綿のイメージとはかけ離れた造形ですが、どんな経緯で決定されたのか、知りたくなってます(;´Д`)。

 威吹鬼も頭部だけ変身解除…[冷酷な戦鬼]から[人]へと戻った印? みたいな。

 迷走する明日夢くん…地図とコンパスを持ってるのに〜ヽ(`Д´)ノ。
 もっちーからのTelを受けるもバッテリー不足で強制切断…充電し忘れ? 受験結果発表というイベントに心を乱されて? 帰宅したら、就寝前に充電するように習慣付けてないの〜?ヽ(`Д´)ノ。
 落ち葉に足を取られて(?)斜面を滑落…体力ガタガタ? 「鍛えてないなぁ」by立花勢地郎 ヽ(`Д´)ノ。

「そう言や、おめぇが言ってた、あのバケモノ退治の事だけんどな。でぇぶ、ここんとこ忙しくなってきたっちぅ」
 …この言い回しからすると、おばあちゃんは、ヒビキさんとは旧知の仲だし猛士のことも魔化魍のことも知ってるけど、猛士の一員という訳ではない?
 ヒビキさんに「無理するな」と真顔で言うおばあちゃんの心配そうな顔は、孫の心配をする心持ち、みたいなものなんでしょうね。

 闇夜に彷徨う明日夢くんは、運良くイブキ氏&天美あきらのキャンプするところに出て、人心地。
 そして再会…明日夢くんが天美あきらを覚えていた事には納得できますが、天美あきらが明日夢くんを覚えていた理由は何でしょう? 車中で豪快に寝ていた姿が印象深かった?(;´Д`)

「(前略)あー良かったビンゴ〜。いやあのね〜ちょっと調べながら掛けてたもんですから、あたし安達明日夢の母で〜す」
 …お母さんの すごい テンション(;´Д`)。

「もう男の子だったらそのぐらいしてもらわないと」
「腕白でもいい、逞しく育って欲しいって言うじゃないですか、ねぇ(後略)」
 と明朗快活に電話を切って、合格祝いのごちそうを寂しげに眺めるお母さん、ちょっと萌え(爆)…機転が利く/前向きに考える/物分かりの良い女性ですけど、そんな気立てがあだになって、ついつい貧乏籤を引いてしまうことがあったりしたり、とか思ったり・・・明日夢くんの父親と離婚してたり、とかとかしてるじゃないですか(;´Д`)。

「魔化魍はもう空を飛べてましたから、ディスクを展開しに行ってきます」
「うん…まだ成長しきってなかったから、まだ暫くは湖にいると思うんだけど。ああなると、水から離れるタイミングも近いはずだからね」
「ええ。余計なことにかまってる暇はないですね」
 …ちくちくとげとげ(笑)。
 受験も終わって師匠と水入らず、なところへの闖入者に気分を害し?

「魔化魍も色々いるからね、戦い方も色々なんだ」
 今回のイッタンモメンのような「空を飛ぶ」タイプがイブキ氏の担当(高機動軽装甲な魔化魍?)。ヒビキさんはツチグモやヤマビコ(接近戦が有効な相手?)。そしてバケガニは、響鬼や威吹鬼とはまた別のタイプの鬼(「弦の使い手」)が本来は担当する、と。

 明日夢くんの豪快な寝入り…危機感一切なしクンに、イブキ氏は苦笑。
 ディスクアニマルを展開して帰ってきた天美あきらは、果たしてどんな表情をしたのやら(;´Д`)。

 翌朝。
 ヒビキさんはイブキ氏のところへ差し入れ(?)に出発。
 明日夢くん…前日の慣れない運動に身体がコリコリ?
「助けて! これ何か入ってる」
 イブキ氏か天美あきらが放っていたディスクアニマル・ニビイロヘビが、何故か明日夢くんのズボンに入り込んで。
 天美あきらが口笛を一吹きして放り上げるとヘビはディスクに。落ちてきたディスクを受け止めた天美あきらは、その場でディスクを再生し……はわわわ、なんてサービスなアングルでぃすくぁ〜(超核爆)。

「あの……おはよう」
「気になるんですが。そうやって側に立たれると」
「あ、ごめん」
(中略)
「あの、何か僕にできることっ」
「ないと思います! 言っておきますけど、あなたがここにいることって、今の私たちにとって、ちょっと迷惑なんです。私たちがしていることは、遊びじゃありませんから。鍛えてないあなたが、居ちゃいけない場所ってことです」
「まあ、そういう言い方するなよ。明日夢くんは、ヒビキさんに会いに行こうとしただけなんだし」
「ヒビキさんの知り合いの方なのは判りますけど、もうこれ以上足引っ張らないで欲しいんです。道に迷ってきて、ごはんを食べて寝るだけなんて」
「もういいよ、そのへんで。そうやって、すぐに自分に引き寄せて考えるのが、あきらの悪い癖だと思うよ」
 …ずばずばびしびし。
 イブキ氏の態度は、明日夢くんは一般人の少年だから保護すべき対象で、猛士でない者には寛容であれ、と弟子に言っている感じに思えます。

 そこにヒビキさん、キュウリを持って登場…何故にキュウリ? 淡水系妖怪の代表格的な存在の好物ですけど〜。
「ヒビキさん! お友だち、監督不行き届きですよ!」
「え〜〜〜〜〜!?」
 …明るく驚きすぎです、ヒビキさん(苦笑)。

 水面下を行くニビイロヘビとイッタンモメン…このカット、壁紙にしたいくらい気に入りました。
 この魔化魍の形、だんだんとハーピーな感じにも見えたり。

 威吹鬼&天美あきらの魔化魍退治と、ヒビキさん&明日夢くんの会話が、交互に流される演出の意図って? ヒビキさんによる猛士の説明シーンの単調さを、威吹鬼の戦闘シーンの緊張感で打ち消している、とか?

 ヒビキさんが明日夢くんに手渡した写真…響鬼とおばあちゃんと、立花香須実と若い夫婦と赤ちゃん…立花一家にしては、香須実さんと赤ちゃんの年齢差があり過ぎ、に思えるので、写真の夫婦と赤ちゃんは、もしかして天美あきらの両親と本人?

 威吹鬼の音撃…響鬼の太鼓に相当する銃弾を魔化魍に撃ち込み、音撃棒に相当するのは銃にバックルを装着したトランペット。それを一息で[鳴]らし、共鳴(?)粉砕。段取りとタイミング取りに失敗すると非常に危険な攻撃手法に思えます。
 イブキ氏と天美あきらの笛の違いは、[顔]の両側の円筒部が青か地金かの違い、だけでしょうか。
 それにつけてもディスクアニマル群は健気です〜。

「あの・・・お疲れさま」
「ありがとう…さっきは言い過ぎました。ごめんなさい」
 …大人二人(^^;の表情が微笑ましいです。
 天美あきらは、安達明日夢を同志的な方向で認めた訳ではないのでしょうけど、それでも明日夢くんの[純朴さ/悪意の無さ]に自分の狭量さ・頑さを省みた、のでしょうか。猛士ではない[普通の人]と接する機会がなく、接し方が判らず警戒してしまっていた、みたいな。

「あきらと少年、仲直り」
 …ここで歌ってしまうのがヒビキ流?(苦笑)。

 ところで、天美あきらが受かった高校は・・・ジョウナンだったり??? はしないンでしょうね〜? それだったら、前回の冒頭の合格発表シーンに天美あきらの姿があってしかるべき、と思えますし…。

 2005.03.27 
 九之巻 蠢く邪心
 OP曲…今回はテナーサックス?

 春眠、暁なんて吾輩の辞書にはありません、な感じで惰眠を貪り尽くす明日夢くん。ひつじは、あれだけのために造りますカ〜ヽ(`Д´)ノ。
 BGMが「メリーさんの羊」と「輝」の輪唱(?)なのは微笑ましい感じですが。

 その頃ヒビキさんは、魔化魍退治に勤しんでいて。
 …構えた音叉を横合いから近づいた童子に奪取されてしまったのは、今までそんな小狡い戦いを仕掛けられたことがなかったのでヒビキさんは無警戒だった、的な意味合いでしょうか。

 そして変身前でも超人的な体術を見せるヒビキさん。変身時の炎の火勢も強くなっている感じで。
 さらに、音撃棒を構えて気合を入れると、身体から煙(気?)が吹き出し、音撃棒の先端が発火。その炎を火球として飛ばし、怪童子と妖姫を粉砕。
 …これが[鍛え]た成果? この短時間(以前に見た時間割(^^;からすると、一週間程度?)で、なんて効果的な・・・でも、それなら今までは[現状維持]レベルの鍛えに止めていたのでしょうか(;´Д`)。

 ダブル・デートに寝坊する明日夢くん、超焦り。お母さんも息子の慌てぶりに合わせてくれて…これが、安達母子のスキンシップ?(苦笑)
 もっちーからの大量のメッセージに蒼白になり、聞きながら外出の用意をして、玄関でオチ(違)を聞いて倒れ臥し。

「気温9.7°、湿度55%、気圧1016hPa…う〜〜ん、猛士データベース的には[ウブメ]なんですけど、今年の傾向からすると、もしかしたら[オオクビ]かもしれなくて」
 …資料写真はイマイチ写りが不鮮明で、怪しいUFO/UMA写真にしか見えません〜。

 前回のイッタンモメンも含めて、イブキ氏が得意とする魔化魍には[鳥に似た翼]がある、みたいな。[魔物]のイメージからすると、蝙蝠みたいな皮膜の翼の魔化魍も見たい気がします。

 ふられた(違)明日夢くんは、気落ちした風情ながらも自転車で外出。

「童子と姫はやっつけちゃったから、この調子でオオアリもいっちゃおうと思ってさ」
「特訓の成果を早く試したいってことですか」
「あぁサンキュ…まあね。一気火勢の型で、一気にいきます」
 ヒビキさん、とりあえずキャンプに帰還。でも着替えず。

 魔化魍はオオアリ…オオアリ名古屋は愛・地球博、で?(核爆違) 怪童子と妖姫は、あまり蟻っぽさはなかったですね(苦笑)。

 踊るディスクアニマル’s、萌え(;´Д`)。
 報告したくてうずうずしている(?)ディスクたちを、一気呵成にディスク化するヒビキさん…受け止めきれずに撒き散らして、香須実さんに怒られたりしたかも、と想像させてしまってくれるヒビキさん、萌え(爆)。
 アカネタカがいないのは、今回の探索対象が、地下を生息域とする魔化魍だったから、かと推測します。

 無目的に時間をつぶす明日夢くん。
 何気なく本屋さんに入って、そういう巡り合わせなのか、同世代の男女二人組の万引き現場に遭遇。そして、店員に万引きを咎められ逃走する二人組に転倒させられ、店員と万引き少女の闘争の巻き添えを喰い、負傷。

 一方ヒビキさんは再び響鬼になり、カニの案内でオオアリが潜伏している洞窟(?)に。
 案内役を果たしたカニは、頑張れファイト〜、とばかりにハサミを振り…愛(う)いヤツ〜。

 明日夢くんは、本屋さんの事務所(?)で怪我の手当てを受け。でも、同じ部屋で万引き少女が店員に叱責されていて雰囲気は最悪。さらに、万引き少女は明日夢くんを逆恨みして。
[蠢]
 …人間の、悪意・瞋恚・呪詛。響鬼の魔化魍退治と対比されている、ということは、そういう人間の負の思いが魔化魍と関連していることが、いずれは語られる、のでしょうか。
 そういうファンタジーにして欲しい、と言うか、そんなオブラートにでも包んでもらわないと私には苦過ぎます。

「この関東支部が集めてきたデータでも魔化魍を絞り切れないってなぁ、厄介なことになってきたってぇ」
「温度、湿度、地脈、ホウイ(方位?)学、って、すンごいいろんな条件を組み合わせで特定してるっつぅのに、それが当たらなくなってきちゃったってことは…」
「今までのデータの意味が無いってことか」
「ね」
「なんて言うか。人の裏をかこうって言う、悪意が…あるねぇ、ここんとこは」
 悩む立花のおやっさんと日菜佳さん…でも、これまでのデータ収集分析があったればこそ、魔化魍の[変容]が把握できる訳で。意味がなくなった、と言ってしまうのは違うと思います。

 「自動車の事故が多発している」(by立花日菜佳atメール)秩父へ向かう、イブキ氏と天美あきら…イブキ氏はトイレ休憩? 甘味処[たちばな]で、ついつい出されたお茶を飲み過ぎたり?(;´Д`)

「よく来てくれたな、お前たち」
「潰してやる」
「我等のエサになるのは」
「百年に一度の名誉だぞ」
 その秩父山中(?)で、一台の自動車が童子&姫&魔化魍に襲われる。
 その魔化魍は、威吹鬼担当の[翼あるもの]ではなく、巨大な岩塊様のモノ…思わず、キケロのジョー!? を連想してしまったのは秘密ヽ(`Д´)ノ。
 言わザル&見ザル…いみふめ〜(゚Д゚)ハア?。

 柴又駅前で苦悩する明日夢くん…自分が寝坊したことで巡り合わせの運が悪い方に傾いてしまった、みたいな? でもそれは、自分を責めても詮ないことと言うか。明日夢くん、何事も自分一人で抱え込んでしまい、上手くポジティブ・シンキングができない質(たち)、と。

 私自身を省みても。それこそ他人事(小説の展開も)ならば、一歩下がった立ち位置で無責任に、客観視できて適当な判断ができますが。いざ、当事者になってしまうと、覿面に視野が狭まってしまい、見当違いに近い自責の念に苛まれてしまうことも多々ある事ではあります。
 振り返って/落ち着いて考えれば、ああすれば良かった・こうしたかった・こうすべきだった、と、より[良い]言動を思い付くだけに、尚更、実際には出来なかった、という事実に悔いてしまう訳で。
 …と、自分で書いてても鬱屈です(苦笑)。
 魔化魍退治の戦い、という超常的な面のある『仮面ライダー響鬼』だから、私は見続けようという気持ちになるのでしょう。

 響鬼.vs.オオアリ…体型が[蟻]と言うには、胴が寸詰まりで脚が太過ぎ、みたいな。見えた角度のせいもあった感じですけど。
 オオアリと対峙し音撃棒を構え、気合を入れて点火した音撃棒から火球を飛ばし。でもオオアリの外殻に弾かれて…これは、怪童子&妖姫と魔化魍の[違い]を見せる意図を込めた演出、の側面が強い感じがして、[歴戦の勇士]であるはずの響鬼にしてはイマイチな攻撃に思えてしまいました。
 オオアリが口から吐く熔解(妖怪 ^^?)液を避けながら接近。牙を叩き折り、続けて脚も叩き折り、圧倒。
 響鬼の[力]に衝撃を受けたのか、オオアリは反撃することもなく響鬼に横転させられて。
「いくぞ! 一気火勢の型!!」
 両手同時打ちでの6撃は、オオアリを洞窟の壁に突き飛ばす威力で。
 そして、とどめまで両手同時打ちを続けて、オオアリ爆散…洞窟内での爆発は危険過ぎる気がしました(;´Д`)。

「ひどいな…」
 イブキ氏と天美あきらは、秩父山中の襲撃現場に到着。そこには上から押しつぶされた自動車と、中身の無い着衣が残されていて…オオアリもですけど、着衣自体には破損が無いのは、どんな襲われ方の結果なのか、気になります。予算の関係かな〜、とか邪推してしまったり(;´Д`)。

「いいとこで会ったなあ」
 逆恨み万引き少年、現る…以下次回ヽ(`Д´)ノ。
 こんな[痛い]のは、嫌なんですけど〜。

 2005.04.03 
 十之巻 並び立つ鬼
 提供各社の読み上げが、もっちーから天美あきらに?(と聞こえましたけど)

 明日夢くんが逆恨み万引き少年に胸ぐらを掴まれ突き飛ばされ。あわや殴られる、と思ったその時、逆恨み万引き少年の腕を立花勢地郎が掴み止め捻り上げ追い払い。
 …都合の良い[偶然]と言ってしまうと身も蓋もない展開ですけど、明日夢くんは無意識の内に甘味処[たちばな]に向かっていた、のかも〜、と考えることにします(;´Д`)。

 ヒビキさんと立花香須実はオオアリ退治を終えて撤収。
 …鍛えた成果が早くも出せたことに、ヒビキさん、ご満悦と言うか大はしゃぎ(笑)。
 前々回「やれるとこまで頑張らないと」とおばあちゃんに言っていたヒビキさんですが、そういう[覚悟]というか、ひとりの戦士として可能なこと・不可能なこと、の見切りを済ませているからこその明朗さ(澄明さ)なのでしょうか。

「やっぱりウブメでもオオクビてもなかったか」
「それじゃ」
「予想外の相手だけど…奴の後をつけてみる」
「日菜佳さんに一報入れときます」
 秩父山中で人を襲い車を圧壊させた謎の魔化魍を追うイブキ氏と天美あきらの前に、巨大な岩(のようなモノ)が崖上から落ちてきて、あっと言う間に走り(滑り?)去り。
 バイクのバッグから武具を取り出すイブキ氏…変身具以外の装備を生身の時に扱う仮面ライダー、というのは、これまであまり見なかった気がしてます。
 あと、携帯で[謎の魔化魍]の写真を撮れば良かったのに、とか思いましたが、事前に想定していればともかく、あのタイミングでは思い付く間もなかったですね。

「ああやってさ。何て言うか…正しくないこと、つまり、悪いことだよね、そういうことをする人もいるから、世の中色々と大変なとこもある訳なんだけど。ま、ここが難しくて。そういう気持ちって言うか、こう、悪意みたいなもんてなぁ、誰の心の中にもあるもんだからね。難しいね、人の気持ちはね」
 おやっさんに救われた明日夢くんは甘味処[たちばな]に招かれ。「夕方には帰る」ヒビキさんを待つ気になりかけた明日夢くんでしたが、立花日菜佳の慌てた様子に気を回したのか、言葉少なに店を辞し。
 …日菜佳さん、意外に天美あきらと似た[レベル]? あるいは、猛士という組織の[指導要綱]の限界なのか、それとも、魔化魍を巡る状況が完全に想定外の展開になりつつあることへの暗示でしょうか。

 苛立つ少年。
 出会い頭の事故、と言ってしまえると思う不可抗力な出来事を、[終わったこと]として切り捨てられずに抱え込んでしまうのは、どうにも難儀な性格としか(^^;。
 自分の[世界]/世界と[自分]。
 自分自身にとっては[自分]が中心だけど、[世界]は全然そうじゃない、みたいな?
 それは、その人自身が折り合いを付ける命題としか言えないものですけど、う〜〜〜ん、少年・安達明日夢の物語は、いったいどうなる(する)のでしょう。

 イブキ氏のパックアップに向かうヒビキさん…立花香須実の車は奈良ナンバー。もともと関西支部(?)で使っていたもの? はたして何の伏線でしょう(考え過ぎ? ^^;)。

「キサマ、鬼か」
「鬼ならば倒さねばならん」
「倒されるのは、どっちかしら」
「フッ。子供の癖に元気な鬼だ」
「あんたたちのような人殺し、絶対許さない」
 徒歩で林の中を行く天美あきらの前に、謎の魔化魍の童子と姫が出現。天美あきらはディスクアニマルを掛からせ。しかし童子と姫は片手で払い無力化。童子は手近の木の枝を折って投げ。天美あきらは負傷・転倒。
 …天美あきら、体術の鍛練はまだまだ? そして「人殺し、絶対許さない」という言葉に、なんとなく昔、身近な誰かを殺されたことがあったり? と思えてしまいましたが果たして。

 そこに。
「鬼か…面倒な」
「間もなく我等の子が、全てを苦しめる」
 天美あきらに襲い掛かろうとしていた童子の腕に着弾。イブキ氏=手強い相手の出現に、童子と姫は、こんな言葉を残して木立の影に消え。
 …姫は目を閉じていて童子の目は開いて(前回の登場時には二人とも目を閉じていました)。これは魔化魍の成長に合わせた変化、でしょうね。

 映画を見終え昼食を済ませた明日夢くんの友人たち三人。もっちーは二人と別れ、一人だけ別行動を。
「あ、そっか」
 …勘良く察する友達、凄い(苦笑)。もっちーと明日夢くんのことが、もう一方のカップルの、その日の話題の一つになったのは確実、みたいな?

[傷心][揺]
 川べりの道を自転車で無茶走る明日夢くん。河川敷のグラウンドで行われているサッカーの試合を眺める様子と合わせて、明日夢くんは、よっぽど[人が争うこと]が嫌なんだな、と思い…勘繰ってしまうと、両親が昔、よく争っていたりしたのかな、とか想像してしまったり(--;。

「あと少し」
 割れ落ちる[殻]。見開かれた、甲羅の目。童子と姫の目も開き。
 …アーマード・ナスホルンな感じの魔化魍・オトロシ。
 威吹鬼の最初の相手であるイッタンモメンは[翼あるもの]・・・仮面ライダーが空を飛ぶJフォームだったら、某シレーヌ編ができたのに、とか空想(閑話休題)。

 廃屋に、武具を構えて近づくイブキ氏。怪童子と妖姫の襲撃。
 危機一髪かと思いきや、立花香須実が操る車が到着。ヒビキさんが怪童子と妖姫を蹴り飛ばし、二人は同時にディスクアニマルを投擲。
 天美あきらの時とは違い、怪童子と妖姫はディスクたちを払うものの無効化できず、押されてしまう…ディスクアニマルの威力は活性化させた者の[力]に左右される?

 廃屋の中。対峙する仇敵。
 変身した二人の鬼に、怪童子と妖姫が1対1で突進。肩の角で突こうとする相手を受け止め、角を折り取る鬼二人。そして、今までで一番強力だった怪童子と妖姫も、二人の鬼には勝てず、爆散。
 …1対2だったら、響鬼でも威吹鬼でも結構危なかったかも、と思える、強さを感じる童子と姫でした。

「でけぇな、また」
 甲羅の目が不気味な魔化魍・オトロシ。手足を甲羅に引き込み、黒煙を噴き出して飛行! …どうしてもガメラと印象がかぶってしまって、残念。噴射ではなく、噴き出した煙に乗って浮揚する、みたいなイメージにした方が良かったのでは、と思ったり。

「ヒビキさん、本当に大丈夫なんですか?」
「心配するなって。任せとけ。それよりアイツだ。少しでも弱そうな場所から攻めていこう」
 威吹鬼はオトロシの甲羅の目に銃弾を撃ち込み、ダムの前に撃墜。そして撃ち込んだ銃弾に音撃を当て、甲羅を爆砕。そこに響鬼が音撃鼓を装置し一打するも、暴れるオトロシの動きに落下。威吹鬼がもう一つの甲羅の目を音撃で潰すとオトロシはたまらず横転。そこを響鬼が「豪火連舞」の型で打ち据え、爆散。

 …は良い連携でしたけど〜。

「飛び下りるぞ!」
「え?」
「跳べ!」
「うわっ」
 激突音。
「あ…ヒビキさん!」
 フェンスに突っ込んだ竜巻、哀れ。

 「どんまい、どんまい(笑)」じゃあないでしょ〜、ヒビキさ〜ん(苦笑)。

「あのさ…今朝、行けなくてゴメン」
「あたし寝ちゃったんだよね。昨日夜更かししちゃってて、映画館で寝ちゃってさ。観てないの、全然。だからさ、また今度いっしょに行こうよ」
「…うん」
 ひゃ〜、ステキ持田ひとみちゃん、一気呵成と言うか豪華演舞ですよ(笑)。
 これはますます、天美あきら.vs.持田ひとみが超楽しみになってきましたけど…ありますよね、そのシチュエーション(爆)。

 2005.04.10 
 十一之巻 呑み込む壁
「ある日偶然、万引きを見てしまって、複雑な気持ちになりました。あの時のあの気持ちに、今も整理がつかないままでいます」
 整理がつかない複雑な気持ち…抽象的に曖昧過ぎて、明日夢くんが、あの出来事の何をどんな感じに悩んでいるのか、私には判りません。

 OP曲…五之巻の時は女性のスキャットが前面に押し出されていましたが、今回は、それにドラムの音も並び立つ感じで。

 前回の大遅刻の失敗経験もなんのその、マイペースで桜並木の下を登校して、また友人たちを待たせ過ぎてしまう明日夢くん。
 …中学の卒業式はパスしたのに、高校の入学式は出すのは、何故? 時間でしょうか、話(見せたいこと)の配分でしょうか。たとえば「明日夢くんは心機一転してるつもりなんだけど、それは彼の気分だけで、現実の行動には何も反映されてない」みたいな?(;´Д`)

「大昔からの資料が、こんなにいっぱいあるとは思わなかったけど」
「これだけデータが増えれば、謎の魔化魍にも太刀打ちできるって」
 猛士関東支部・甘味処[たちばな]では、死蔵していた(?)古い資料を総ざらえ中…って、私はてっきり、その類のデータの一大集成の今日版が[猛士データベース]だと思ってましたが。
 TDBは、古来のそれ(口伝とか)とは無関係に、誰かが独自に今日的な観点で理論を構築したもので、古い資料とは相性が悪かったり/接点が見つからずに利用できないでいたり、してたのでしょうか。
 ちょっとそれは、[さばえなす八百万の国]の千年を超える魑魅魍魎との対応があると思っていた組織にしては杜撰な感じがします。あるいは猛士は、伝統的なもの(祈祷師、山伏、陰陽師)とは一線を画す(一部では対立とかもしてる?)近代的な新興組織だったりするのでしょうか。

[影]
 それこそTDBが扱うデータを見るためのような計器を備えた[杖]を持つ[謎の男]キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!。
 …でも、今更[西欧の魔物による東洋の島国への侵略行為]みたいなネタは勘弁〜ヽ(`Д´)ノ

「さすがミドリさん。手堅い仕事してるよ」
 新型ディスクアニマル…アサギワシ&キアカシシ…の試験(?)をする、イブキ氏&天美あきら。
 …天美あきらが笛を吹いてディスクに戻した、ということは、彼女が起動した、ということで。前回、鬼と弟子ではディスクの[力]にも差がある感じに思えました。つまり新型ディスクアニマルは、弟子レベルの[力]でも鬼にも有効な[力]を発揮できる、みたいな?

「でもまぁ、安達君とはいっしょだから、いっかな」
 あ〜も〜春爛漫〜ヽ(`Д´)ノ

「じゃあさじゃあさ。久しぶりに[たちばな]行かない?」
「へ?」
「ほらなんかこれ見せたくない? ヒビキさんにも」
(略)
「ヒビキさんにあわせる顔がないって言うか…」
 …何故?

「走るぞ山を、谷を、町を。鍛えろ運転。安全運転」
 新聞に隠すようにして(?)、大型バイクのカタログ写真を見るヒビキさん…前回の竜巻損傷を、ヒビキさんなりに反省して?

「うん…うん…あそう。それ、ちょっと気になるねぇ。うん、それじゃ念の為に、向かってもらいます…はい、じゃ」
 「栃木のマツヤマさん」から立花勢地郎に「妙な事件」の調査(?)依頼。それを受けて、立花香須実とヒビキさんが栃木に出動。立花勢地郎はヒビキさんに新型ディスクアニマル2種2枚を手渡し。立花日菜佳が火打ち石。

 もっちーと別れた明日夢くんは帰宅途中、イベント遭遇率超高なあの本屋さんの前に差しかかり。
 案の定、美人なお姉さんと衝突ヽ(`Д´)ノ。
 そのお姉さんは大方(?)の予想通り猛士の一員で、どうやらディスクアニマルの開発者らしく。
 ちなみに、名前は[滝澤みどり]。ヒビキさんとは中学の同級生…つまりミソうわなn(DA軍団襲来)

 …ある意味、明日夢くんともっちーの将来像のひとつ? もっちーがヒビキさんに弟子入りして、明日夢くんは滝澤みどりの後継者に、とか(爆)。

「いいかー、よーいどんでいくぞ」
「よーいどんだな」
「ウチの子のために、アンタの命をもらうから」
「もしかしてヤなのか」
「よーい」
「どん」
[壁]
 …アラレちゃん走り?(;´Д`) でぶつかって、間に挿んだ人間を圧殺(?) できればピラピラ2D表現を(無茶 ^^;)。
 その一部始終を、あの[謎の男]が眺めていて。

「いや急いでたらね、ぶつかっちゃって」
「(笑)またですか」
 ミドリさんにお茶に誘われ、着いた所は甘味処[たちばな]。
 …明日夢くん、ある意味キミは艶福家だ…主人公特権?ヽ(`Д´)ノ

「マツヤマさんと会うのは三年ぶりだな」
「うん。大きくなってるかな、息子さん」
 …もしかして、八之巻でヒビキさんが明日夢くんに見せた写真に写ってた夫婦&赤ちゃん? >> マツヤマさん。

「ありがたく頂戴します」
 森の中を[餌]を引きずって行く童子と姫。行き着いた先には巨木。その幹が縦に爆ぜ割れ。童子と姫は割れ開いた巨木に[餌]を投げ与える。
 不意に周囲が暗さを増し[謎の男]が出現。童子と姫は跪き。
 [謎の男]は姫の口中に[何か(の種/呪物?)]を押し込み、姫はそれを嚥下する…童子には何も与えなかったのですが、童子と姫は、どこかで何かが繋がっているのでしょうか。

「…安達君?」
「あ、いや、あの違うんだよ、この人についてきたら、ここに来ちゃってさ…何、何て言うのかな、その」
「あの、ミドリさんは、あたしたちのお友だちで。明日夢くんとは、ここに来るまでに、ひょんなことからお知り合いになったそうです」
 …行かないと言ってた甘味処[たちばな]で、美人なお姉さんと歓談していた明日夢くん、もっちーの出現に慌てるのは判りますが、その物言いは何の役にも立ってなく…(;´Д`) 立花日菜佳のフォローでも、もっちーが納得できるとは到底思えませんけど〜。

「あミドリさん、気を付けてくださいね。古い資料を、奥から引っ張り出したりしたもんで、いろんなとこが、あの、開いちゃってますから」
 そのご注進(違)に、さっそくミドリさんは階段の上の[からくり壁]の開放を見つけ。日菜佳ちゃん、大慌てで閉めに走り。
 ミドリさんは店の奥に消え…食料品(?)を買い込んで、関東支部の地下基地(?)に御籠り?

「町会とか通じて、山の方へは行かない方が良いって伝えてはいるんだけど」
「でも、こんな里の近くまで来そうになってるなんてねぇ」
「最近は、こういう感じになってきちゃってるんですよ」
 「栃木のマツヤマさん」から子細を聞く立花香須実。ヒビキさんは子供の相手(笑)。
 …なんとなく、やっぱり写真の一家、に思えますけど。

 一般社会への[警報]は、この言い方からすると、猛士としてではなく、あくまでも一個人として周囲に注意を促すレベルでしか行っていない感じに思えます。
 これまでは、それで十分、と猛士全体が考えていたようですが、今後は変わってゆく、のでしょうか。

「頑張ってね、お兄ちゃん」
「お兄ちゃん? Ha〜、おじさんでいいんだよ」
 いえいえ、お兄ちゃんで合ってると思います〜…「Ha〜」は、私には日本語で上手く書けません(;´Д`)。

[変]
 童子と姫が、[謎の男]が与えた[何か]の効果で、内側(?)から変容している感じ?

「まあしょうがないよ。どの留め金がどこにあるのか忘れちゃったんだから」
「箱置く時に外れちゃったのかな〜」
「あとは二人でやるから。ミドリちゃん、仕事して」
 ミドリさんは隠し扉の中に。
 差し向かいで歓談する明日夢くんともっちー(楽しそう ^^;)。その奥では、誘うように階段の[からくり壁]が動き。
 …甘味処[たちばな]、実は忍者屋敷?(;´Д`)

「鬼さん、こちら。手の鳴る方へ。鬼さん、こちら。手の鳴る方へ」
「お出迎えとは珍しいな」
 山を行くヒビキさん…ディスクアニマルは?
 そして、当然の成り行きでしょう、童子&姫の襲撃を受け。
 童子と姫は怪童子と妖姫に。応じてヒビキさんも響鬼へと。
 すると、怪童子と妖姫は更に変身! その、手強そうな容姿…武者童子&鎧姫…に、響鬼は先手の火炎放射を浴びせるも、全く効かず。
 そして、武者童子&鎧姫は湾曲した刀(?)を生み出し、響鬼に痛撃を浴びせる。響鬼の攻撃は、音撃棒の火炎弾も通じず。
 この物語が始まって、ほぼ初めてと言って良いでしょう、響鬼が童子&姫に圧倒されてしまいました。

 そして。
 響鬼は武者童子の一撃に飛ばされ、崖下に転落。
 明日夢くんは甘味処[たちばな]の[からくり壁]に呑まれ、角張った螺旋状の斜面を滑落し…以下次回ヽ(`Д´)ノ。

 2005.04.17 
 十二之巻 開く秘密
 武者童子と鎧姫の力に崖下に落とされた響鬼。でも、転んでもただでは起きない、とばかりに携行するディスクアニマルの一体・リョクオオザルを投擲、童子&姫の後を追わせて。

「にしてもあいつら、強くなりやがったな」
 川岸の岩場に仰臥する、頭部の変身が解けた響鬼の周囲にディスクアニマルたちが集い、鳴き、響鬼を起こし…あ〜もう、可愛い過ぎです、ディスクアニマル’s。
 ディスクアニマルたちは、彼らを起動した術者の性格を反映したりするのでしょうか。それとも、タチコマ的に自意識じみた[性向]を持っているとか、制作者の気持ちがこもっているとか。

 甘味処[たちばな]のからくり壁に呑まれた明日夢くんは、薄暗い地下通路を進み、よろけた弾みで運良く隠し扉を動かし、明るい部屋に。

「やっぱり今度の親玉、質(たち)が悪いね」
「ええ。まぁもともと質が悪いのが、バケモンですからね」
「じゃあ質が悪すぎるってことか」
「ま、なんとかやってみます。俺なりに考えがありますんで」
「そうか…鎧ねぇ」
「ん? 何か思い当たるフシがあります?」
「ぃや、最近ひっくりかえしてた昔の資料に、そんなのがあったような…」
(中略)
「それって…」
「まあね。どうも、育てた魔化魍をさ、なんとかして里に下ろすために、邪魔な俺たちを、強い童子たちでやっつけちゃおうって言う、そういう腹みたいだ」
(中略)
「じゃあ、問題です。ゼロ番の戦闘用のディスクは、さぁ、どれでしょ〜」
「ウ〜〜ドレカナ〜…ゼロ番の戦闘用は、これでしょう」
「(とってつけた)笑」
 …携行用(ゼロ番)と汎用(広域探索展開用)と、ディスクアニマルには少なくとも同型に2種類のモデルがある、と。
 [親玉]…これは猛士側が、童子&姫を使って魔化魍を育成[させている者]の存在を認識している、が故の言い回しでしょうか。
 「昔の資料」…何故、死蔵状態になっていたのでしょう。何か、リセットするような状況があったのでしょうか・・・明治以降の近代化とか世界大戦とか?

「我等、頂いた力で鬼を倒し…」
 打擲! 打擲!
「我等はできそこないだと?」
 …[謎の男]、やつあたり?
 できそこない、と言うなら自分の失敗でしょうに。しょせんは中ボス、なのでしょうか >> 謎の男。

 明日夢くんが迷い込んだ部屋には[烈火]、[烈風]、多数のディスクアニマル。
 展示されている武具が、今現在、響鬼や威吹鬼が使っているものと同名ですが、旧版、なのでしょうか。

「じゃあここって、[たちばな]の地下なんですか」
「そう。驚き倍増、服部半蔵って感じ?」
「え?」
「あ。御免」
 …(;´Д`)。

「ヒビキさんは、僕のこと、友達、って言ってくれるんですけど。僕はヒビキさんのこと、そんなに知ってる訳じゃなくて…」
「ハァ、ナルホド。じゃあさ、幼馴染みのあたしが、そこらへんを少しだけ埋めてあげよっか」
「はい!」
「ただし。このことは、他言無用でお願いね」

「みどりのゴリラ、ゴリラ、ゴリラ。どんぐりまなこのカミガマイ」
 …髪/紙/神が舞い?
 猛士、脅威の技術力(呪術力?)。映像を記録してTV電波に変換・発信できる、とは(変換・発信は音叉側?)。

「これが、鎧の童子たち?」
「うん。ゼロ番のやつ、しっかり見ててくれたんだな。これで、奴らの弱点がちゃんと写ってると嬉しいんだけどな」

「いつもはだいたい、年に百匹ぐらい出てるんだけど。今年はちょっと異常でね。だから、ヒビキさんたち鬼が、それを防ぐために頑張って、魔化魍と戦ってる訳」
 …視聴者的に新しい情報は無く。鬼への[なり方]も、以前の立花日菜佳の言説だけで済まされて、ちょっとだけ落胆(^^;。

 年に百匹…三日に一匹(;´Д`)。一都一道二府四十三県なら、一区分に月二件。関八州でまとめて月一六件。五之巻で出たリストでは、関東支部には(少なくとも)十一人の鬼。なるほど、関東支部では一人の鬼は月イチで魔化魍退治、だったんですね〜。

「これがねぇ、関東の鬼なの」
|鬼名| 裁鬼 sabaki |本名| 佐伯 栄 |生年月日|1968年1月
|鬼名| 弾鬼 Danki |本名| 段田 大輔 |生年月日|1979年7月24日
|鬼名| 響鬼 hibiki |本名| 日高 仁志 |生年月日|1974年12月16日
|鬼名| 威吹鬼 ibuki |本名| 和泉 伊織 |生年月日|1986年3月15日
 …ヒビキさん、本名が別にあるとは! あと本籍は岐阜県で、現住所は[たちばな]、って!
 イブキ氏は伊織クンで19歳(若!)、奈良県生まれ。
 なぜ、弾鬼の読みだけ大文字始まりなんでしょ(^^;。そして私は「ハジキ」と読みたかったりしたんですけど〜、残念〜(;´Д`)。

「こんちわ〜…あれっ? おかしいな」
「お客さん、いらっしゃるのに」
「下かな」
「…城南?」
 イブキ氏&天美あきら、甘味処[たちばな]に来店。ところが、地下への扉が閉まっていて。携帯で知らされた立花親子にも、すぐには開けられず。
 イブキ氏と天美あきらは、立花日菜佳に請われて(勢地郎の意向?)にわか店員に(驚&笑)…すんなり受けたのは、以前にも同じようなことがあったり?

「鎧が溶けてる様な絵が?」
(中略)
「やっぱり急激な変化は奴らに無理があったようだな」
 立花勢地郎とヒビキさん、ほぼ同時に童子たちの弱点を掴み。

 その時、魔化魍・ヌリカベは「里」に向かって移動を始めていて。

「(ディスクアニマルは)ここで、設計とか試作をして、本部の吉野で作ってるんだ」
 …開発要員は滝澤みどり、だけ? 設計試作と量産の場所が別れているのは、ミドリさんの都合/意向だったり?
 紙の式神…陰陽師の符術、でしょうか。

 魔化魍は清めの音を撃ち込むことでのみ退治できる…その「清めの音」は、鬼(人?)がその場で魔化魍に直接、撃ち込む必要がある?

「まずいな。やっぱり、かなり麓に近いな」
 音撃棒を振るヒビキさん…型のおさらいをする感じ?
 そこに、魔化魍の移動に遭遇したカニが来て、出動。

「じゃあ、ミドリさんたちも鬼に助けられて?」
「う〜ん、それはね、ちょっと違うんだけど…なんででしょうね」
「?」
「わたしの場合は、ヒビキくんの影響かな」
「え」
「ヒビキくんが、鬼になることになったからだと思うんだ…でも、ヒビキくんに言わせると、ヒビキくんが鬼になるきっかけを作ったのは、私らしいんだけどね」
 …重いドラマがある(あった)予感。以下、想像・・・
 滝澤みどりは、猛士とは無関係にディスクアニマルを開発して、その試験をしている時に鬼と魔化魍の戦闘に遭遇。鬼の危機一髪のところを試作ディスクアニマルが救い、それが縁でヒビキさんは鬼になった。
 ・・・とかとかとか(;´Д`)。

「だって、それって、次からはそうならないように頑張るしかないってことだもんね」
 中学の時の、友人の転校エピソード…「次からは頑張る」
 万引き現場に遭遇して「何もできなかった」明日夢くんは、何をどう「考える」のでしょう。

「流石みどり、春の新作。あと、三十秒ぐらいかな」
 ヌリカベの武者童子&鎧姫と響鬼、再戦。
 響鬼の戦術は、無理な強化をした相手の自滅を待つ、と。
 響鬼は相手の攻撃を回避しつつ、新型のアサギワシとキアカシシを起動。投擲された二体は、どこからともなく(;´Д`)集結したアカネタカとルリオオカミの大集団を率いて武者童子&鎧姫に挑み。
 次々に壊されるディスクアニマルたち。その攻撃をかいくぐり、敵は響鬼に打ちかかる。
 直接対決は、二対一ということもあり響鬼には不利。
 武者童子の剣が響鬼の肩を貫き木に縫い止める! その頭部を狙った鎧姫の突きをぎりぎりで避ける響鬼。しかし、動けない響鬼に武者童子が迫る!
 その時、童子たちの身体に異変が起こる。剣と鎧が崩壊し、童子たちは怪童子と妖姫の姿に戻ってしまう。

「やっぱり時間切れってことか。ろくに鍛えてないで、急に強くなろうとしても、しょせん無理があるってことだな。いくぜっ!」
 そして、響鬼は火炎弾の連射で怪童子と妖姫を粉砕。

 その勢いで、里へと迫る魔化魍・ヌリカベの前に立ちふさがり、魔化魍が繰り出す触手攻撃を粉砕しつつ接近すると音撃鼓を腹部(?)に装置。
「猛火怒涛の型」
を見舞って、いつものように粉砕。
 …ここ何回か、音撃鼓を叩く「型」の名前を言ってます。叩き方が[微妙に]違っているのは判りますけど、もっとこう、一目で判る明確な差異が欲しいです。でないと、わざわざ技名を言う甲斐がない、と感じてしまってます。

「じゃあ、この縄梯子でね、元のところに戻れるから」
 …ミドリさんも縄梯子を常用? けっこうハードな地下研究室ですね(^^;。

 ところで、ミドリさんの地下研究室に製図盤があったのは、CADシステムよりも視覚的印象として判りやすかったから、でしょうか(苦笑)。TDBがあるくらいなので、本部の製造部門と専用回線で結んで制作データをやりとりする、とかしていて欲しかったりしますが。

「え、じゃあ城南に」
「ええ。今日はちょっと行けなかったんだけど」
「ふ〜ん。あ、じゃあもしかして同じクラスかも」
「そうかもね」
 持田ひとみと天美あきら、意気投合? やっぱり天美あきらも城南でしたか。

「あ」
「「安達君」」
(中略)
「安達君、どこ行ってたの?」
 …まぁ色々と頑張れ、明日夢くん(核爆)。

 2005.04.24 
 十三之巻 乱れる運命
 OP曲の主旋律はバイオリン?

 空き家?…なんとなく、「戦え!」の兄を連想しました。あと、某錬金術師の敵とか。
 森の中や山の洞窟ではなく民家に住んでる(?)[謎の男]。人間、なんでしょうか。

「これか?」
 胃薬(?)をエプロンのポケットから取り出す安達母。職業婦人は大変?(^^;

 [猛士 関東支部 シフト表]を検討するヒビキさんと立花勢地郎。
 二人の話題(議題?)は、師であるイブキ氏に同行する天美あきらの就学状況のこと…いっそ思い切って休学させた方が良いのでは、と思ってしまいますが。できれば何か、作劇上の都合ではない、休学という手段を取らない/取れない/させたくない理由が欲しいです。

 シフト表の真ん中あたりの人数が薄い(始め頃と終わり頃の人数が厚い)のは、この時期の魔化魍発生率が低い(あるいは月の前半と後半が発生率が高い)ので偏らせている、のでしょうか。

「ねぇねぇねぇ、見て見てほらほら、これ俺ね、あの、これ。特別遊撃班、なったんだよね。これあの、いろんなケースでいろんなお助け役をやるって感じでさ」
「あー。おめでとう」
「ありがとう」
 …あ軽いですね〜ヒビキさん&ミドリさん。

「名付けて、音撃鼓・爆裂火炎鼓。音撃棒の出す清めの音を、最っ大限に増幅できるように、チューンアップした新型なの」
「ミドリさん、助かります」
「叩く回数が少なくても大丈夫なようにしてあるんだけど。まだ完璧なテストしてないから、どうなるかよくわかんないんだけどね」
 …ミドリさん、春の新作・その2、でしょうか。「どうなるかわからない」という言い方も、アサギワシやキアカシシの完成度から言えば、少なくとも従来の音撃鼓よりも発揮できる性能が劣ることはない、と思えますので、どこまで強くなっているのかが掴みきれてない、と言うことかな、と感じました。

 魔化魍と猛士と、双方に同時に急激な技術革新が起こっているのが、ちょっとわざとらしい感じがします。
 猛士は、千年を超える陰陽師系の術の体系を受け継いでいる印象を持っていました。式神(紙)→ディスクアニマル(高分子化合物)な変化は別格で、鬼が使う武具の類はほぼ完成の域にある[枯れた技術]で造られていて、そうそう改良やパワーアップはできないものだと、なんとなく思ってました。なので、今回の音撃鼓の強化は意外です。
 魔化魍の方は、結局、猛士が持つ古い記録に記載されているものだったので、革新ではなく、再発見に近いのかな、とは思えます。

[謀]…はかりごと?
 山奥の滝の前。
 ウブメの童子&姫に超トゲトゲな[実](?)を与える[謎の男]。

「ごめんね、ちょっとさ、少年、借りてもいいかな」
「え?」
「や、あの、何て言うか、あの…男と男の話、っていうか」
「はあ…」
 腹が痛そうな明日夢くん。心配する持田ひとみちゃん。
 校門の前にヒビキさん。明日夢くんに、天美あきらの学校活動へのフォローを依頼…もっちーにも、猛士(鬼)の仕事内容は伏せて、フォローを頼んで良いのでは? と言うか、学校側に、ある程度は話を通しているのではないか、と思いますが。

「すいません、ピンチヒッターお願いします」
「お任せを」
 今回のビックリドッキリ状況〜(爆)。立花香須実さん、風邪ッ引き〜…鬼の霍乱?(^^;
 …下手に出る香須実さんが意外です(^^;。不安げ/心配そうではなく、当然の代役と言う風でもなく。

「今からゴハンを獲ってきてやるよ」
 山奥(?)の池。水面に跳ねる、魔化魍・ウブメの幼体。それに語りかける童子&姫。
 そこに舞うアサギワシ。そしてイブキ氏&天美あきら、推参。
 童子と姫が妖怪化。イブキ氏も威吹鬼に変わり、戦闘開始。
 威吹鬼の銃撃を、武者化して凌ぐ怪童子。と、武者童子が突然よろける。その背中から歪な翼が生え、頭部の造形も禍々しさを増し。
 そして、異様な童子は狂ったのか、鎧姫を襲い牙を立て、ウブメの幼体を捕まえ喰ってしまうと、威吹鬼には目もくれず飛び去り。

 知らせを受けた立花勢地郎は滝澤みどりと資料調査。ヒビキさんは立花日菜佳の運転で出動。

 一方、明日夢くんは腹痛が激しさを増し、救急車で病院に。
 …明日夢くんの隣の席が空いてましたが、すると、そこが天美あきらの席、と。どうせなら両手に花な並びにすれbうわなn(ディスクアニマル襲来)。

 そしてなんと、第三の鬼・弾鬼、登場。
 腰の後ろに音撃棒。ベルトには音撃鼓。両手と、カイザ風の隈取りは青く、額には一本角。

 人を襲おうとしていたヤマビコの童子&姫と戦う弾鬼。
 そこに、共食いをして飛び去ったウブメの童子が襲来。弾鬼と戦うヤマビコの怪童子と妖姫を喰い、ヤマビコを殴り倒す。
 弾鬼、茫然(;´Д`)。

 ヤマビコを襲ったウブメの童子に追いついた、イブキ氏と天美あきら。
 イブキ氏は威吹鬼に変わり鬼石を撃ち込む。すると狂った童子は威吹鬼の予想を超える速さで襲い掛かる。
 天美あきらのディスクアニマルのフォローで、疾風一閃を吹く威吹鬼。が、その音撃は、背を向けた童子の片羽の先を吹き飛ばしただけ。胴体に撃ち込んだ鬼石は、童子の肉体が音撃を通さなかったのか爆発せず、童子の力みに押し出され零れる。

 武者童子のことを伝えていた古文書によれば、狂った童子は「乱れ童子」。武者童子が、何かの原因で狂って成る?

 ヒビキさんと立花日菜佳の乗る自動車がパンク。ヒビキさんは徒(かち)で一山超えて威吹鬼の下を目指すことに。

 明日夢くんは虫垂炎(盲腸)。腹膜炎を併発しかねない、けっこう危険な状態。
 ちょっと茫然とする、安達母…何か、不安なことが昔あったり?

 廃村(放棄された工場?)で接近戦を繰り広げる、威吹鬼と乱れ童子。
 最初は互角に戦っている感じでしたが、打撃力に差があるのか、だんだんと押され気味になる威吹鬼。
 そして、乱れ童子は威吹鬼の左腕に食らいつく。

 エンディングは新しい場所で。持田ひとみちゃん(ミドリさん、ぢゃないですよね ^^?)が、しばしヒビキさんと並んで歩き、香須実さん&日菜佳ちゃんに合流して別れ。

 …弾鬼さん、顔見せだけで退場?ヽ(`Д´)ノ

 2005.05.01 
 十四之巻 喰らう童子
 「このあとすぐ」の画が響鬼&威吹鬼に。OP曲は弦+スキャット。そして提供各社の読み上げが立花日菜佳に。
「ご覧のスポンサーの提供で、お送りいたしまぁす」
 んがぐぐ(違)。

 威吹鬼の左の二の腕に牙を立てた乱れ童子は、何か違和感を覚えた感じで顔を上げる。
 それを隙と見た威吹鬼は蹴りを放つが、乱れ童子は蹴りを受け止め、そのまま威吹鬼を投げ飛ばす。
 乱れ童子は口元を拭い。
 背後の天美あきらの気配に気付き、近寄って。匂いを嗅いで、興味をなくした様に離れる。
 天美あきらは、飛ばされた先に横たわる威吹鬼に駆け寄り助け起こし。威吹鬼は乱れ童子の追跡続行を指示。
 威吹鬼の血で衣服が汚れることも構わず、天美あきらは立ち上がる師を支えて。

 …乱れ童子は、人の血は口に合わない(童子や姫が獲物)? とすると乱れ童子は、魔化魍にとって鬼に匹敵する天敵ですね。

 …十二之巻で見せた同室での着替えシーンと言い、師匠と弟子と言うより兄と弟(苦笑)的な[親密さ]を、二人の[距離]から感じます。

 乱れ童子.vs.響鬼。
 音撃棒の火炎弾で先制するも、乱れ童子にダメージは無く。乱れ童子は口から歪んだ刃を吐き、襲い来る。
 激しい攻防は互角の力量であることを窺わせ。
 そこに威吹鬼&天美あきらが追い付き、銃撃。不利を感じたのか、乱れ童子は飛び去る。
 響鬼は威吹鬼&天美あきらに、立花日菜佳と合流して態勢を立て直そうと言い、同意を得る。

 明日夢くんは手術室に。すごく心配そうな、憔悴した表情の安達お母さん。

「これは、実験なんじゃないかなぁ」
(中略)
「なるほど。まあ一応、威吹鬼の音撃で、ある程度ダメージを与えたみたいですから…うん、威吹鬼と連携して、音撃でやってみますよ」
 …「親玉」による魔化魍の強化/鬼打倒の一手、ではないかと、立花勢地郎。でも、わざわざ自分たちにも危険を及ぼすモノを生み出す「今度の親玉」の思惑は、未だ不明瞭。
 鬼としては、先ずは眼前の敵を倒すことが役目、と。

「ひとみ?」
「あ〜、トミゾー兄ちゃん」
 持田ひとみの従兄弟、元警察官・戸田山登己蔵。先輩の付き添いで病院に。前回、安達お母さんと第三種接近遭遇した人。そして…。
 …じゃあもっちーって、ある意味明日夢くん以上に猛士に近い立ち位置にあった、のでしょうか。

「息合ってんな、二人とも」
「「ええ、まあ」」
「ぃや〜、やっぱり師匠と弟子っていうのは、美しいというか何というか、いいもんですよねー、ねえヒビキさん」
(中略)
「まあただ、ワタクシのような者が、弟子を取る柄ではないと、そう思っております故」
 …弟子を取ることに大いに躊躇いを見せるヒビキさん。その様子は例えば、お見合いに難色を見せる適齢期を過ぎようとする年代の人、みたいな?(爆)。
 なんとなくですが、ヒビキさんは自分を[正統な鬼]からは外れた者、とかなんとか、考えてたり? そう思うような[事件]が、昔あったりしたんでしょうか、と考えざるを得ません。

 明日夢くんが盲腸で入院したことをヒビキさんに伝えようと、甘味処[たちばな]に連絡する持田ひとみちゃん。
 知らせを聞いて愕然とするヒビキさん…前回(時間的には、同じ日の朝?)、校門の前で話した時のことを思い出して、の表情でしょうか。

 [謎の男]が月光を映す川岸に立ち。怪しげな液体を、怪しげな杖を通して地面に注ぎ。
 すると地面が盛り上がり、現れたのは、なんとオトロシの童子と姫。
 …この[技/術]で、今まで出現した全ての童子&姫が生み出されていた? それとも、今回だけの促成栽培?

 寸暇も惜しんで鍛える、ヒビキさん&イブキ氏…腕立て伏せ=膂力と腹筋=呼吸、なのが「らしい」と思いました。

「ひとみちゃん」
「はい」
「どう、高校は、楽しくいけてる感じ?」
 …かなり親しいんですね、持田ひとみと安達家。
 チアリーダー部に入った、と言うもっちー。ブラバンに入ってない事を、けっこう気にしていた安達お母さん。

 探索しているディスクアニマル’s。なんとなくそわそわしながら待機しているヒビキさん。
 山中を行く、オトロシの童子&姫。
 そして、夜明けと共に動きだす乱れ童子。

 目覚めた明日夢くんは、お母さんのメモを読み。何故か、看護婦さんに自力でトイレに行くことを求められ。
 …手術後数時間で動け、と言うのは、大丈夫なんでしょうか(^^;。

 戸田山登己蔵が、退院する先輩と共に登場。
 その先輩は、危なっかしく歩く明日夢くんが倒れそうになったところを助けて。

「じゃあ、入学して早々か」
「…はい」
「まぁ焦らずにな」
「はい…」
「じゃあ、お大事に」
「はい」
 …う〜〜〜ん、こうなると今回の盲腸は、ちょっと作為的、な気が。それにしても明日夢くん、渡る世間は鬼ばかり(笑)ですか。

 移動する乱れ童子を見つけたディスクアニマルが戻り、動き出すヒビキさんたち。

「おまえは、失敗…」
「われらが倒す」
 …武者鎧化しない普通の・鬼に勝てない怪童子と妖姫では、乱れ童子にも勝てないと思うのですが。[謎の男]の意図は?

 ところで、上でオトロシの〜、と書きましたが、実際の視聴時には私は、この時点での童子と姫の妖怪化した姿を見てようやく、肩の角からオトロシの童子と姫だと判った次第だったりします(^^;。

 オトロシの童子と姫と乱れ童子との戦いに、駆けつけた響鬼と威吹鬼が乱入。
 案の定、オトロシの妖姫を捕まえ首筋に歯を立てる乱れ童子。そこに響鬼が今回も先制の火炎弾攻撃。
 で、オトロシの妖姫は爆散。怪童子も致命的なダメージを受け倒れ臥し。でも今回も乱れ童子は無傷で。
 そして、乱れ童子は威吹鬼の音撃射・疾風一閃にも耐え切って。
 それでも、それが効いていたのか、響鬼が威吹鬼に託した音撃鼓は、乱戦の中で乱れ童子の腹に装置・展開され。
「爆裂強打の型」
 両手打ち三連で、滝澤みどりがヒビキさんに渡した音撃鼓・爆裂火炎鼓が発動、乱れ童子を爆散。

 病室に戻った明日夢くん、枕元の制服を見て、さて、何を思っているのか。

 ED曲は歌詞が二番目? 演奏も、音(楽器)が増えて?
 そして次回は、赤い弦の鬼(裁鬼?)と、兄貴と弟分(笑)な金さん銀さん弦の鬼師弟(斬鬼&轟鬼)が!

 鬼への変身…今回、額に浮かび上がる鬼の顔を見ていて。『変身忍者 嵐』な感じで、そこに鬼石を埋め込むことで変身する能力を得る、のではないか、と思い付きました。

 2005.05.08 
 十五之巻 鈍る雷
 OP曲の主旋律はエレキギター。

「リハビリに、お散歩とかどうかなー、なんて」
(略)
「明日夢、薬飲んだ?」
 手術の傷を見ようとする明日夢くん…怖いもの見たさ? 退院したのに痛そうなのは、抜糸したてだったり?
 朝コール…持田ひとみちゃん、着々と地歩を固めてる印象(笑)。
 安達お母さんは、息子の様子にナニを感じてのUターンだったのでしょうか。

「あ、俺さ、腹痛いから先行ってて」
 …野グs(自主規制)?

「ちょっと邪魔したね」
「ちょっとお仕置きだ」
 カエルのディスクアニマル…ミドリさん、DAのバリエーションあり過ぎです(笑)。
 ザンキさん、少年をトミゾー兄ちゃんに向かって放り投げ…至近距離で対峙した相手に隙を見せないため、でしょうね。それにしても、変身前なのに凄い膂力です。

「鬼め」
「鬼だよ」
 …ザンキさん&トミゾー兄ちゃんの変身は「超力招雷」(違)
 弦の鬼の武具は、ギター+戦斧or短槍(?)。 初めて弦の鬼と聞いた時、私は陰陽師系で弓+槍を想像したりしましたっけ。
 トミゾー兄ちゃんのポーズ付けが、いちいち斬鬼をトレースしているのが微笑ましいです(爆)。

 招雷の余波で、怪童子と妖姫が弾かれました。変身時の隙を突かれる危険性が減る、良い効果ですね。
 響鬼の炎や威吹鬼の渦には雷ほどの波及効果は見られませんが、触れるものにダメージを与えるくらいの効果は持ってそうです。

 後半に登場する裁鬼は、響鬼に似た赤い隈取りでしたが、こちらは炎系でしょうか。
 そういった属性(?)は、どうやって決まるのでしょう…鬼化を可能にするアイテム(個人的な推測だと、額の鬼石)に、地水火風の種類があったり、とか?

「バイクは夢と浪漫を求める男にとっては、欠かせない一品ですからねー」
 [駆]の字を背負ってポーズするヒビキさん(イメージ)…マジメな伏線なのかギャグなのか、解釈が難しいネタです(爆)。

 右足(膝?)が痛むっぽい(力が入らない?)斬鬼は、苦戦しつつも魔化魍バケガニを倒し…なにげにリベンジですね。

 斬鬼とトミゾー兄ちゃんの鬼の顔を見て、隈取りっぽい部分が曲がったり移動したりして喜怒哀楽の表情を作ったら面白い? とか思ったり(^^;

「次はいよいよ鬼だな」
「はい。いま序の六段ですから」
(略)
「ま、ゆっくり、いろんなことを教わって行けばいい」
 …イブキ氏と天美あきらが演じていたのは太極拳の踏路でしょうか。
 ヒビキさん、天美あきらとイブキ氏の様子を見つつ、なにやら思うことがある感じでしたが…ヒビキさんの「修行」は、天美あきらのそれとは全く違っていたのかな、と思える雰囲気です。

「あるあるばいばいアルバイと〜/は〜やくき〜てよね待ってるヨ〜/おいしいおだんご食べ放題〜」
 …要所で音程を外しているのは故意でしょうか(^^;。あと「食べ放題」は危険だと思います。

「あ〜戸田山ク〜ンお久しぶり〜」
 …立花日菜佳、将来有望な新人を青田買いしようとしてますカ〜?ヽ(`Д´)ノ
 閑話休題。

「じゃあ伝えておいて欲しいことがあるんだけど」
(間)
「え〜〜〜〜〜」
 …前回の、明日夢くん入院の報を受けたヒビキさんの驚き方に似てる気が。

 ザンキさん&トミゾー兄ちゃんの使った車には[TAKESHI]シール(?)が…レンタカー? と言うか、自家用車ではなくて、猛士が購入して鬼に貸与してるのでしょうか。

「イブキ、この店はな、安売りの時は半端じゃないんだ。毎月八日(?)の特々市は、必ずチラシをチェックするんだ、わかったな!」
 そしてお約束っぽく安達お母さんと第三種接近遭遇を果たすヒビキさん。

 山中で、また杖を使って童子と姫を生成する[謎の男]。

「あの…ザンキさん、引退って、何スか」
「何って…引退だよ」
 …鬼への変身と戦闘は肉体に多大な負担を掛け、超人の域にまで鍛えた人間ですら、十分に戦える期間は極めて短い、のでしょうか。
 まあ確かに変身するだけでも、火達磨になったり渦の中心核になったり超力招雷したり(;´Д`)、と身体に悪そうです。

 斬鬼がバケガニに不覚を取ったのも、あの時のバケガニが強化されていただけでなく、斬鬼の力が落ちていたから、という要素も大きかったのかも、とか思ったり。

 そして安達お母さんはヒビキさんを自宅に拉致(違)…イブキ氏&天美あきらは? 危険(;´Д`)を察知し、ヒビキさんを囮にして逃走に成功?

「裁鬼さんのサポーターのイシワリ君です」
 過密スケジュールが祟って魔化魍ヤマアラシに苦戦しているので増援を請う、という連絡が。魔化魍ヤマアラシは弦の鬼でないと厳しい(?)、ということで、おやっさんはザンキさんに裁鬼の応援要請を。

 今回、[謎の男]が生成していた童子と姫は、この魔化魍ヤマアラシの童子と姫とは、時間的な前後関係を考えると、違うような気がします。
 裁鬼と斬鬼の出動、つまり、魔化魍ヤマアラシと魔化魍バケガニの出現が、今回の展開の時系列からすると、[謎の男]による童子と姫の生成よりも前、のように思えますから。
 もし、この推測が当たっているなら、[謎の男]が生成した童子&姫の登場が楽しみです(;´Д`)。

 現場に駆けつけたザンキさん&トミゾー兄ちゃんが目にしたものは。
 魔化魍ヤマアラシに囚われた裁鬼。待ち受ける怪童子と妖姫。
 再度、師弟同時の超力招雷。雷撃に弾かれる怪童子と妖姫。
 そして、いいところで以下次回ヽ(`Д´)ノ。

 もっちーとの散歩、ヒビキさん拉致、も次回に引き?(;´Д`)

 2005.05.09 
 絶えることなく魔化魍が湧き。連綿と鬼が退治し。
 魔の湧く源を辿ることは無かったのでしょうか。禍根を断つ事はできなかったのでしょうか。
 できなかったから鬼も絶えず、鬼が絶えなかったから魔の跳梁は抑止されて来たのでしょうけど。

 物語は、語られる対象の変化を綴ったもの、と私は思ってます。私は、そんな[昨日とは違う今日、今日とは違う明日]の物語をこそ求めます。
 魔化魍は絶える? 鬼は消える?
 人々は? 世界は?

 世界には魔と鬼が在り、人知れず戦っていた…『仮面ライダー響鬼』の世界では、それはでも[昨日と同じ今日=日常]です。そして『仮面ライダー響鬼』の世界では未だ[日常]が続いています。[謎の男]の暗躍も[日常]の範疇に納まっています。

 早く[日常]を壊してください。

 ***

 鬼石。
 音撃武具の要。
 もしかすると、人を鬼に変えるもの。
 鬼石とは、何なのでしょう。
 劇的な設定、という方向性で想像すれば、例えば[鬼石は鬼から採れる]とか。

 2005.05.15 
 十六之巻 轟く鬼
 斬鬼は戸田山変身体に音撃弦と音撃震を手渡し魔化魍ヤマアラシを任せると、自身は怪童子&妖姫へと向かい、拳の一撃で妖姫を粉砕。が、音撃武具を手放した所為か右膝の傷故か戸田山変身体に注意を向け過ぎたためか、怪童子を取り逃がし。
 一方、戸田山変身体は、捕まっていた裁鬼は救出したものの、慣れない役割に気持ちが乱れたのか攻撃に手間取り、魔化魍ヤマアラシを倒せず。

 安達家。明日夢くんの部屋。舞い上がる安達お母さん。ヒビキさんと明日夢くんは困り顔(苦笑)。明日夢くんが散歩を言い出しヒビキさんが受けて立ち上がり。安達お母さん不満顔(笑)。

 甘味処[たちばな]。裁鬼はサポーターのイシワリ君が病院に連れて行ったが、魔化魍ヤマアラシと怪童子を討てなかった、と連絡が入り、立花親子は思案顔。
 そこにイブキ氏と天美あきらが来て。

「いいか戸田山。俺とのこの二年間のこと、全て忘れろ」
 …公式HPによると、天美あきらがイブキ氏に弟子入りしたのも二年前、とか。二年前に何かあったり?(あかつき号事件、みたいな ^^;)

「まあでも、間違ったことがまかり通っちゃう世の中って言うのは、良くないよな。…ま、そういう意味で、俺と少年というのは、似たところがあるのかもしれないな」

「つまりさ、おまえは俺に頼りすぎなんだよ。おまえ流にやってみろ。俺のやり方、俺の指示は忘れて、おまえが自分の責任で、自分流にやらんと、また失敗するぞ」
 託された音撃弦のチューニングをするトミゾー兄ちゃんに、最後の言葉は軽く優しく、語りかけるザンキさん。

 そして、トミゾー兄ちゃんが放ったセイジガエルたちが魔化魍ヤマアラシの居場所を見つける。

「正直言って、少年を弟子にする気はないんだ」
「…はあ」
「少年も、鬼になる気ないだろ」
「…ぁ、は、はい、すいません」
「でもまあ、少年は自分なりに鍛えようとしてる訳だし。ま、そういう意味では、俺が少年の師匠になれるかどうか分かんないけど、ま、何かあったら、いつでも相談しに来いよ」
「はい」
 そして、天美あきらのフォローについては仕切り直し、を確認し、二人は別れ。
 その直後、明日夢くんの携帯が鳴り…たぶん、もっちー。
 …ヒビキさんへの明日夢くん弟子入りの可能性は、これで(少なくとも当分は)あり得ないことに?

「僕も、高校時代にもう鬼をやってたから、あんまり出席できなくて」
「そうだったねぇ」
「それで、学校でも、友達とか、あんまり作れなかったから。本当はあきらには、なるべく学校に行って欲しいんだけど」
「ありがとうございます」
 …明日夢くんの台詞を受けての、次回以降への天美あきら側の布石(^^;、でしょうか。

 音撃弦を構え、イメージトレーニング(?)をするトミゾー兄ちゃん。それを見守るザンキさん。
 迷いつつ、音撃弦の持ち手を順手から逆手に変えて振るトミゾー兄ちゃんの姿に、ザンキさんは何かを感じたのでしょうか、驚いたような表情を見せ。

「…そういや、さ」
「はい?」
「去年の忘年会でさ。おまえがヒビキと腕相撲して勝ったことがあったろう」
「あ、はい」
「あん時さ、みんながもう戸田山は独立だって言っててさ。なんか、現役でいる俺が悪者みたいに言われただろ」
「…はい」
「いま思うと、俺はおまえとやってて楽しかったのかもな」
「ぁ、いや、俺もザンキさんとやってて楽しかったですよ。いつまでもコンビでいたいですけど」
 そう話しながらチェックしていたディスクアニマルに、魔化魍ヤマアラシの居場所に当たったものを見つけ。
「ともかく、これからはおまえの戦いだからな」
「はい」
「頼んだぞ」
 返事のないトミゾー兄ちゃんの肩を叩き、顔を上げた相手の目を見つめながら、もう一度。
「頼んだぞ」
「はい!」
 …ザンキさん、素敵です。
 それにしても、トミゾー兄ちゃんのパワーがヒビキさん以上とは!

 ふと、金棒状の音撃棒を構えた鬼が身の丈ほどの銅鑼を打ち鳴らし大音撃、という光景を幻視しました(爆)。

 忘年会…関東支部で席を設けたとして十一人の鬼が一堂に会する、と。で、腕相撲大会。酔った勢いで鬼に変身したり…百鬼夜行?(;´Д`)。それとも、鬼さんたちは皆酒を一滴も呑まず、お茶と和菓子で盛り上がったりして(核爆)。

「いきなり大変だな、おまえ」
 甘味処[たちばな]に戻ったヒビキさんは立花香須実からザンキさんの引退とトミゾー兄ちゃんのデビュー(笑)を聞き、ザンキさんにTel。
 ザンキさんに「いろいろありがとうございました」と礼を言い、トミゾー兄ちゃんをザンキさんと同じ言葉で激励し。
 電話を切ったヒビキさんは、立花勢地郎&イブキ氏&天美あきらのいる地下本部から立ち去り。
 …何か隠しエピソードがありそうな感じを覚える、おやっさんやイブキ氏の表情と、画面と演出、に思えました。

「次はここを射抜くぞ」
 針を避けたザンキさんに、怪童子は左胸を示す。

「このバケモンがぁ!」
 地面に音撃弦を突き立て、トミゾー兄ちゃんが変身!
 ザンキさんは変身せず、戸田山変身体の戦いを見守る構え。
 戸田山変身体は、怪童子を殴る! 殴る! 殴る! 殴る! 殴る! 殴る! 殴る! 殴る!
 そこに魔化魍ヤマアラシが踏み込み、巨大な針を連射。戸田山変身体は危うく回避し音撃弦で打ち払い。
 組み付いてくる怪童子を突き放すと音撃弦を投擲して突き刺し、まずは怪童子を爆散。

「戸田山、俺を真似るな自分流で行け!」
 針を撃つ魔化魍ヤマアラシの膝を、回収した音撃弦で切り裂き、斬鬼風の音撃を決めようとするも突き放され。順手で音撃弦を構える姿にザンキさんが檄を飛ばし。
 戸田山変身体は音撃弦を逆手に持ち替えると、飛び来る針を避け払いながら接近。魔化魍ヤマアラシの両足を斬り、その流れを止めずに刺し貫いて。
「音撃斬・雷電激震!」
 掻き鳴らされた音撃弦の響きに、魔化魍ヤマアラシは爆散する。

 近寄るザンキさんに向かおうとして、戸田山変身体は倒れてしまう。
 そのまま変身解除。

「よくやった」
 ザンキさんはトミゾー兄ちゃんに[斬鬼]の名を託そうとしますが、トミゾー兄ちゃんは固辞。

「じゃあおまえ、なんて名乗るつもりだ?」
「ぃや、それは…」
「ゆっくり考えろ」
 そしてザンキさんは上着を脱いでトミゾー兄ちゃんに掛け…。

「あとおまえな。顔だけ変身とかも、ちゃんと覚えろよ。恥ずかしいから」
 …文字通り赤裸々な表現で、鬼に変身すると着衣が全て失われることが映像で示されました。でも、男の裸はいりません〜ヽ(`Д´)ノ。

 川沿いの道を歩く、もっちーと明日夢くん。
 明日夢くんはブラスバンド部に入ることをもっちーに告げ、もっちーは満面の笑顔を浮かべ。

「あ、でもそれってアレっすか、俺の戦ってる雰囲気とかから付けてもらったんスかね」
「調子ン乗るなよ。トダヤマだからトドロキなんだよ。トダヤマのトを取ってトドロキ」
 そしてザンキさんはトミゾー兄ちゃんを[轟鬼]と名付け。

 次回は、学校編+お上りさん(爆)編?

 2005.05.22 
 十七之巻 狙われる街
 OP…曲は基本? 映像に、威吹鬼&轟鬼が追加。響鬼&威吹鬼&轟鬼が並び立つカットが印象的です。

 登校の風景。
 天美あきら、明日夢くん、もっちー、の順で登場。
 熱心に天美あきらを「サポート」する明日夢くん。会話する二人の姿に立ちすくむもっちー。そのもっちーの様子に何かを感じたらしい天美あきら…たぶん、以前にも同じような状況があったのではないか、と推測します。

 ところで、私が密かに気になったのは、天美あきらの前を行く女生徒の[しぐさ]だっ ;y=ー ( ゚д゚)∵・ターン

 雑踏を行く、とっっっても怪しい女と男。交差点の真ん中で、踵を合わせるようにして足先で音を響かせ。
 その様子を、あの[謎の男]がビルの上から注視して。
 [謀]…や、改めて説明されずとも、十分に判るシチュエーションですので。

「しかしまあミドリも、次から次へとよく考えるよな」
「だって、負けてられないもんね、あいつらにはさ」
 青い鬼石を装着した音撃棒。響鬼が気合を込めると、鬼石は蒼炎に包まれる。
 響鬼は音撃棒を両手で持ち、そのまま立てた格好で顔の横に構える。すると、鬼石から諸刃の剣の形が伸びてゆく。
 その様子を、滝澤みどりが測定機器を駆使して観測している。
 蒼炎剣を上段に振りかぶり、響鬼は眼前の鉄棒に打ちかかる。腕ほどの太さの鉄棒を、響鬼が揮った蒼炎剣が切り落とした。斜めに残る切断面は赤熱している。
 その威力に感心しながら、響鬼が蒼炎剣を肩に担ぐ感じに持ち直した時、突然、鬼石が爆発してしまう。
 …ミドリさんの、夏の新作に向けての実験、と言ったところでしょうか。
 剣…音撃武具とは方向性が違っているので、響鬼が剣を持つ姿に変な感じを覚えました。

「久しぶりの休みなのに、つきあってもらっちゃってすいません」
「まあそれはお互いさまだから」
 洋服屋(ブティック?)で半袖開襟シャツを物色する二人…イブキ氏の嬉しそうな様子を見る香須実さんは、弟のはしゃぎっぷりに呆れる姉、みたいな。

「すいませ〜ん。お腹が空いたんですけど」
「餌になってもらうぞ」
 とんとん。とんとん。とんとん。
「きゃあーっ」
 美人なOLさんは、合図を受けて穿たれた地面の穴に吸い込まれ。
 [餌]…や、改めて説明されずとも(以下略)。

「えーと、戸田山くんは…」
「あ、いや事務局長、一応、轟鬼で」
 そして、立花勢地郎に轟鬼と呼ばれて嬉しそうに返事をするトミゾー兄ちゃん…萌え(;´Д`)。

「で、ウチの日菜佳とのことなんだけど」
 …いろいろあるけど、頑張れ負けるなトドロキくん(苦笑)。

「ヒビキさんが、安達くんに頼んでくれたみたいで」
「あ…ヒビキさん、が?」
「ええ」
「そうなんだ…ヒビキさんが? あ、そう言うこと?」
「ええ、助かってます」
「あーそうなんだ。なんだー(笑)」
「行きましょ」
「うん」
 天美あきら、もっちーに明日夢くんとのことをフォロー…何がどう「そう」なのか、よく判りませんが(;´Д`)、まあもっちーが得心したのなら、残念ですけど(爆)仕方ないですね。

「ありがとうございました。やっぱり香須実さんに選んでもらえて良かったです」
「(苦笑)イブキくん、ほんとキミって相変わらずなんだね」
 イブキ氏、立花香須実とデート…の気分なのはイブキ氏だけ、みたいな。気合を入れてさりげなく(笑)、イブキ氏は自分の気持ちを香須実さんに伝えようとしている感じですが、香須実さんの方は全く脈なしなのが歴然で、イブキ氏の空回りが哀愁を誘います(^^;。

「どうしたの?」
「童子と姫です」
(略)
「なんでこんな街中に?」
「変ですね。とにかく、探してみましょう」
 それまでの呑気な坊や(^^;な感じは一瞬でなくなり、ひとり戦う鬼の雰囲気を纏う、イブキ氏。
 ディスクアニマルは光学迷彩付き…リョクオオザルも、ということは、全てのDAが持つ機能、なのでしょうか。

「次は野球部の都大会の応援?」
 明日夢くんが、ブラスバンド部のスケジュール表をチェック中。それを横から伸びた手が取って…不意討ちに身を竦ませながら振り向く明日夢くん、なんで怯えるんでしょうね(−−;。
 手の主はもっちー。
 授業が始まり、天美あきらの不在に気付く。
 イブキ氏の連絡を受け、天美あきらは学校を早退。烈風とDAを手にイブキ氏の下へと向かい。

 立花香須実はイブキ氏と同行。立花勢地郎や立花日菜佳は情報収集。ヒビキさんは滝澤みどりとどこかの山中。他の鬼は、各々スケジュールに従って行動中なんでしょう。結局この時点でイブキ氏の要請に応えられるのは天美あきらだけだった、と言うのは判りますし、天美あきら本人は納得して(たぶん、張り切って)動いているのでしょうけど、やっぱりイビツな状況だと思います。

「え、オリエンテーリングの? 天美さんが」
 明日夢くん、天美あきらの早退についてもっちーにフォロー。オリエンテーリングの選手、というのは天美あきらやヒビキさんとも打ち合わせの上の合意事項、なんでしょうか…どうも不安を拭えませんが(;´Д`)。

「なんだオマエ、また腹が減ったのか?」
 地面の下を掘り進む(?)魔化魍…土竜?
 童子と姫は、だんだんと人通りの少ない場所に向かってるみたいで、ちょっと残念(爆)。

「そうそう、口は災いの元って言うからね」
「それちょっと違うだろ、ミドリ!」
 ヒビキさん&滝澤みどりにも出動要請。

 ディスクアニマルがイブキ氏&立花香須実を案内した先には一般人が。
 …スクーターは品川ナンバーですが、これはイブキ氏の私物でしょうか。

「鬼だね」
「僕が相手をするよ」
 童子と姫は人の気配の方へ。
 立花香須実は一般人を安全な方向へ誘導。そしてイブキ氏はDAを先触れに、怪童子と妖姫に向かいながら威吹鬼へと変わり。

 妖姫は水を噴き威吹鬼を転がすが、寄ったところに拳の針で致命の傷を受け。
 その威吹鬼を怪童子が蹴り飛ばすが、威吹鬼は風を纏って接近し渦巻く風の蹴りを一閃、怪童子を散らせる。
 瀕死の妖姫が最期の力で魔化魍(?)(公式HPの記述では[謎の物体])を呼び、地中から現れたのは…人間大の蚯蚓の塊?
 魔化魍(?)は飛び掛かるDAを喰らうと溶かし、以下次回ヽ(`Д´)ノ。

 [君は強い。]
 …保存しますた。

 2005.05.29 
 十八之巻 挫けぬ疾風
 謎の物体.vs.威吹鬼、承前。
 謎の物体は溶解液を噴き、威吹鬼にダメージを与えて。
 威吹鬼が、謎の物体と地下を繋ぐ肉の管に気付き、それを手甲の鬼爪で突くと、中から溶解液が噴き出し拳を痛めるも、謎の物体もダメージを受けた感じで、地下へと姿を消し。
 …初戦は痛み分け、でしょうか。

 今回の魔化魍はオオナマズ。威吹鬼が戦ったのは、その胃袋!
 …溶解液は胃酸ですか。
 一本の管を引きずって本体から飛び出し餌を漁る胃袋…他の消化器との関係は、いったいどうなって(;´Д`)。

 立花香須実に、オオナマズを倒す音撃は、と聞かれ、
「本来は太鼓とバチを使って倒す魔化魍」
と答えるイブキ氏。
 …携帯の着メロは管楽器主体の曲・・・ルパン三世風に聞こえましたが、大野雄二の曲でしょうか(^^?

 天美あきらはイブキ氏の音撃武具とディスクアニマルを持って移動中。
 …イブキ氏の指示に、自分で考えて返事をする天美あきら、萌え(;´Д`)。
 じゃらじゃらとぶら下げたDAは、すぐ使う可能性を考えて?

「香須実とイブキ…う〜ん、案外いいコンビかもな」
 …ヒビキさん&滝澤みどりは、そろそろ都内に入るくらい?
 繰り返しギャグは・・・ノーコメント(−−;。

 口を半開きにしてボ〜〜〜〜っと校内を歩く明日夢くん。その周囲をチア部の女の子たちが駆け抜け、モッチー&もっちーの友達(紀子?)、登場。
 …明日夢くん、ナニを考えて歩いていたのか(−−;;;。
 もっちーと紀子ちゃん、結構身長がある?(傍らを通ったモブキャラの女生徒のより、スカートの裾nうわなにをすr)

「ま〜、ああ言う秘密基地っぽいところで遊びたいってのも、判る気がするけどな」
「でもさ、もし偶然鍵が閉まっちゃったりしてさ、あそこに閉じ込められたら…。ここはさ、だいたいが人が来ないところだからさ。あそこは楽しいかもしれないけど、危ないからね。もう遊ぶのは止めようね」
 …立花香須実が不満げなのは、子供たちを諭す役をイブキ氏に取られたからでしょうか(^^;。
 ところで私はこの時点で(ようやく)、イブキ氏が、前回の買い物のシーンで香須実さんが選んでいたシャツを着ていることに気付きました。

 移動中の天美あきらが、地下道(?)で[謎の男]と遭遇。何故か天美あきらはその場で気絶して。
[闇]
 …あんまり考えたくない伏線、みたいな。

 明日夢くん、甘味処[たちばな]に。そして、なし崩しにお手伝いモードに。
 …おばちゃん、恐るべし(;´Д`)。
 十五之巻で立花香須実がアルバイト募集の貼り紙を作ってましたが、いきなり前回から大繁盛モードになったのと関係があったのでしょうか。混む季節、とかなら、アルバイト募集はもっと事前に段取り良く手当てしていそうなものですが。猛士の仕事(魔化魍の異常な活動)に手を取られて、表の商売に支障が来た、とか?

 気絶した天美あきら、通りがかったおばさんに起こされ。
 …携帯が点かなかった(放電しきっていた?)のは、何かの伏線…[謎の男]の影響とか…でしょうか。

 ヒビキさんからの連絡電話に出る、仕事着姿の明日夢くん。ヒビキさんは明日夢くんが電話に出たことに驚くものの、状況を把握して嬉しそう。

「鬼として、頑張ってみます」
「そっか…鬼のイブキくんは、一人前の鬼ってことだね」
 イブキ氏は天美あきらやヒビキさんの到着を待たず、立花香須実に(仮想の)切り火で見送りを受け、ブレイドがライオンアンデッドと戦った場所(だと思うんですが ^^;)から下水道に入り、アークオルフェノクが復活した(^^;)地下施設へと辿り着き。
 瓦礫が散乱する場所の天井には、先程の戦いで目にしたのと同様の穴。
 そして、巨大な縦穴の底を覗き込むと、暗い水面の下を泳ぐオオナマズの姿が。

 威吹鬼に変身すると、鬼の気配を察したのか、水面を割ってオオナマズの胃袋が飛び出し。
 空中のオオナマズの胃袋に、威吹鬼は先制の飛び蹴りを。そして、風を纏って連撃し傷つけたものの、その攻撃にオオナマズの胃袋は耐え、接近して溶解液を浴びせてきて、威吹鬼が危機に。
 そこに火炎弾。

「これ。あきらからのお届け物だ」
 駆け寄った響鬼は、威吹鬼に烈風を手渡し。

 地上では、消耗した天美あきらが滝澤みどりからお茶を貰って。
 …師匠の許に自分で音撃武具を届けようとした天美あきらを、その消耗具合を見て取ったヒビキさんが止めたのではないか、と考えます。

「逃がすか、こいつめ」
「ここは僕に」
 烈風でオオナマズの胃袋に鬼石を撃ち込んだ威吹鬼は、追撃しようとした響鬼を止め。
 水中にオオナマズを追った威吹鬼は、烈風で音撃を浴びせ、撃ち込んだ鬼石を活性化。鬼石の力に苦しみ、巨大な口を開けて迫るオオナマズの、その体内に疾風一閃を炸裂させ、威吹鬼はオオナマズを倒し。

 そして、甘味処[たちばな]でも[戦い]が終わり。
 そこに
「ただいまっ」
「疲れた〜」
「おじゃまします」
「こんにちわ」
「帰ったよ〜」
 和気藹々の雰囲気が。そして
「こんにちわ」
「みんな勢ぞろいだよ、おやっさん」
 …ヒビキさん、トミゾー兄ちゃん&ザンキさんを忘れてますよ〜(;´Д`)。

 次回予告のバイクアクションはトミゾー兄ちゃん?

 2005.06.05 
 十九之巻 かき鳴らす戦士
 「このあとすぐ」が新作に。響鬼のポーズが、ちょっと(^^;。
 提供各社の読み上げは、立花香須実?

「六月三日、バケガニ通算三匹目、撃破!」
 と、録画担当のリョクオオザルに告げ、音撃弦・列雷をかき鳴らす轟鬼…トミゾー兄ちゃん、ご満悦、と言うか慢心気味?

 テキにカツ。
「当然当然」
「ずびずばぁ〜」
「そりゃボクゼン」
「ぱぱぱや〜」
 …『老人と子供のポルカ』は1970年のヒット曲・・・え〜と、三十代後半以上向けのネタでは?(;´Д`) 現場でのアドリブでしょうか脚本段階からの仕込みでしょうか。

「借りてるバイクなんだから張り切り過ぎて壊さないでね」
 グラベルで大ジャンプを決めまくるライダー…てっきりトミゾー兄ちゃんかと思ってましたら、ヒビキさんの練習風景だったとは。でも、ヒビキさん・響鬼が専用オートバイを駆る可能性は、猛士の出動体制から考えると低い気が。

 猛士謹製(?)のCD(DVD?)を起動すると、[響鬼FILE]フォルダと[威吹鬼FILE]フォルダがあって、[威吹鬼FILE]の下には[5・20怪人物について]と[東雲のオオナマズ報告書]のデータが。
 …[画像のタスク]とか画像ファイルっぽいファイル種別(?)とか、文書にしては変な感じですが、手書きレポートをスキャナーで読み込み、とか?(マサカ爆 ^^;)。

「今回オオナマズが出たのを受けて、吉野の方から、都市部のデータ収集網を確立するようにって、お達しが出るはずだ」
(略)
「吉野の予測は・・・だろうと言うことだ」
[闇]
 …口に出さないのは、禁句、ってことでしょうか。

 その[謎の男]は、波打ち際で杖を使って魔化魍or童子&姫を生成? カニらしき爪を溶かし込んでましたが、普通のカニなのか、魔の残り物なのか。

「よぅ、少年? バイト初日、おめでとう」
 明日夢くん、甘味処[たちばな]で本格的にバイトを開始。イブキ氏&天美あきらと入れ違い。そして、ヒビキさんからは歓迎のTEL。

「これ、活動報告です。それを見ていただいて、また皆さんにご指導いただければ、幸いです」
「日菜佳といる時も、君はそんな感じなのかい?」
「え? あ、いや、それは〜」
「真面目だねぇ、君は」
 トドロキくん、団子大盛りを平らげながら、冒頭の記録を立花勢地郎に渡して。
 …この、素の状態での会話や態度を見る限りでは、仕事に注力はしていても、自分の力に溺れている感じはしませんけど。

「おぉ、ひとみ」
「「え?」」
「「あ」」
「お知り合い?」
「「従兄弟/従姉妹です」」
「「へぇ〜」」
「「なんで、ここに?」」
 …笑。

「一つ、常に平常心で事に当たるべし」
「一つ、常に力まず自然体を心掛けるべし」
「一つ、常に周囲に気を配り視野を広く持つべし」
「一つ、常に笑顔を忘れず女性には…優しく接するべし」
 …ウルトラ七つ猛士四つの誓い? ザンキさんからの口伝だったり?

 轟鬼独演会の記録を目の当たりにする立花勢地郎…微妙な表情?

「ミドリさんが言ってたんですけど。今まで以上にディスクのメンテナンスとかを頼まれるらしいんだけど。あ、なんでかは知らないけど、ディスクとか、もうホントぼろぼろになって帰ってくるんだって。だから、修理が大変なんだって」
「へぇ。この際、新人の活動を、少し覗いてみよう」
 そう言って轟鬼の様子を見に行くヒビキさん&立花香須実。

 そのころトミゾー兄ちゃんは、荒っぽくケースからDAたちを地面に振り撒くと活性化させ、魔化魍の探索へと送り出し。

 甘味処[たちばな]に、休暇(湯治)から戻ったザンキさんが来店、明日夢くんと出会い。

「おっしゃー!」
 早々に居場所を見つけたDAセイジガエルに案内させ、トミゾー兄ちゃん/トドロキ出陣。

「ところで、トドロキの奴はどうです。頑張ってますか」
「ん。ん、ぃや、頑張ってくれてはいるんだが…」
「何か不都合でも?」
 猛士のトレーナーへの内定を告げられたザンキさん、立花勢地郎から轟鬼の活動記録を見せられ。

「ちょっと余計な事するなぁ」
「ちょっと只では済まないよ」
「こっから先は、一歩も通さん!」
 赤い甲羅と爪を持つ、バケガニの童子&姫.vs.轟鬼。

「これって、もしかして彼が新しく考え出した必殺技なのかなぁ」
「魔化魍を倒した後でこれはあり得ないと思いますが…」
 ザンキさんも、微妙な表情?

 Vの字斬り(笑)で、轟鬼はバケガニの童子&姫を倒すものの、技出し後の硬直(違)の隙を突かれ、赤いバケガニの爪に捕らえられ音撃弦を手放して、以下次回ヽ(`Д´)ノ。

 エンディングも新作。シチュエーションは変わってない感じですが…変わる時があったら、と考えると、ちょっと恐かったり(^^;。

 2005.06.12 
 二十之巻 清める音
 赤バケガニ.vs.轟鬼、承前。
 挟まれたハサミを力任せに折り飛ばして脱出した轟鬼は、落とした音撃弦を拾って手足を斬り飛ばし、なんと巨大な相手を、腹部に突き刺した音撃弦で担ぎ上げて「雷電激震」を鳴らし、粉砕。
 そして、今回も敵を倒したあとで音撃弦をかき鳴らす轟鬼。それは・・・。

 同時刻(?)。海辺に佇む[謎の男]は、再度、爪を込めた円筒を杖に装置して。
[謀]

 もっちー、明日夢くんのバイト状況をリサーチ…今後の対明日夢くん戦略を練るための情報収集、と推測します(;´Д`)。

 ザンキさん、お出かけ。轟鬼の現場に向かう模様。

「お手を煩わせましたが」
「われら、生誕いたしました」
「屍となったバケガニ達の甲斐があったこと」
「お見せできればと思います」
 その口上に合わせ、海中から爪と尾が突き出して[謎の男]に拝謁し?
 …つまり、繰り返されたバケガニの出現は、この魔化魍を生み出すための、言わば生贄?

「ぅん、なんだ、トドロキって言やぁさ、やっぱりダンゴだよな」
「まあね。でも、まさかここでお団子買わなくてもいいんじゃないの?」
「そ〜ぉ?」
 トドロキくんへの「陣中見舞い」を物色する、ヒビキさん&立花香須美…甘味処[たちばな]の中の人なのに。まあ、トミゾー兄ちゃんが今朝、甘味処[たちばな]に立ち寄ったことを鑑みて、なんでしょうけど。

 忙しく立ち働く明日夢くん、お盆を取り落としてお茶碗を割って。
 …アクシデントに対して、異様なくらいに気落ちするのは、どうにも過剰反応ですけど、何が彼をそうさせるのでしょう。

「相当嫌いか?」
「え?」
「これで終わるのが」
「なんだよ」
「相当痛いぞ」
 二本の指をウネウネと伸ばしウェットスーツの男を貫き海に落とし、魔化魍の餌に。
 …触手な童子&姫、と言えば、威吹鬼初登場の回の、イッタンモメンの童子&姫と似てますね(たぶん、伏線…私は後知恵で気付いたのですが ^^;)。

 [全国失踪者リストファイル][魔化魍図鑑][「凄・橘」に関する通報綴]…明日夢くんが見回す「猛士・関東支部」の棚の一部、ですが、「凄・橘」って?

 トミゾー兄ちゃん、現着…相変わらず、備品の扱いが雑〜。
 ディスクアニマルたちを放出した後、生身で音撃弦を鳴らしているところに、ザンキさん到着。

「アレの訳は、俺的には、その〜、その戦った場所を清めてるつもりなんスけど」
「え?」
「あ、ぃゃ、最近の魔化魍は、みんな強いっスから。だから、俺の音撃じゃ、清めきれてないんじゃないかって思って。奴らの、その、邪気みたいなもンが、まだそこら辺に残っていると、まずいなって思って、それで」
「それでアレやってんのか」
「…俺、もうイッパイイッパイで。鬼として一人立ちした以上、ザンキさんや先輩たちみたいに、頑張ンなきゃ、って。そのためにはとにかく、ザンキさんのあの言葉を信じてやるしかないって。俺は、俺流でやってただけなんス」
 話すことで、ようやく自分の今を言葉にできた、のでしょうか、本音っぽいことを口にするトミゾー兄ちゃん。
「あぁ、でもやっぱ、そんなんじゃダメなんスね。これからは、戦った後に不安が残らないように、もっともっと、自分の音撃を鍛えます」
「…そうか」
「はい。ホント、ありがとうございました」
 …複雑な心境、ですねザンキさん。
 笑いとばせる性格だったら楽? とか思えますけど、それはザンキさんには体質的に難しいみたいですから。で・・・。

 ヒビキさん&立花香須美も「陣中見舞い」に現着。ザンキさんがいることに驚き。
 香須美さん、待機状態のDAを種類別に分別整頓(苦笑)。鬼さんたちは「陣中見舞い」をご賞味中。
 そこにセイジガエルの一体が帰還。正体不明…「でも、バケガニに似てるようで、違うような気も」…の魔化魍を発見。
 トミゾー兄ちゃんの「気合入れ」に、ヒビキさん、驚き呆れて、ザンキさん、苦笑。

「もう現場に戻る気はないんですか」
「うん。この身体じゃ、戦いはちょっとな。今の俺にできるのは、頑張ってる奴を応援することぐらいかな」
「なら、もう少し近くで応援するって言うのは、どうです? トドロキさんみたいに、頑張り屋の新人さんにこそ、ちゃんとしたサポーターが居てあげたほうが、良いと思うんですよね」
「なかなか良いこと言うじゃん」
「ディスクのメンテナンスが追い付かないのも、きっと頑張り過ぎてる…って言うか、ホントはイッパイイッパイなんだと思います」

「吉野から資料が届いたんだけど、例のバケガニが続いてる件、もしかすると、アミキリが現れる前触れかもしれない、ってことなんだ」
 立花勢地郎から魔化魍についての情報が。
 魔化魍アミキリは、ヒビキさんたちの会話からすると、正式な担当は音撃管の鬼で、弦の鬼では苦戦する可能性が高い、と。
 で、ヒビキさんも出撃。

「オマエ、鬼だろ」
「われらの邪魔をする愚かな奴」
 走るトミゾー兄ちゃんの背後から、噂のアミキリの童子と姫が飛び出し。襲い掛かる怪童子&妖姫を音撃弦で打ち払い、トミゾー兄ちゃん、轟鬼に。
 アミキリの怪童子と妖姫は、虫に似た翅を持ち、空中を飛び回って轟鬼を翻弄しかけたものの、結局、轟鬼は苦戦せずに粉砕。
 …怪童子を空中で貫いた音撃弦が、粉砕後に落下して妖姫に刺さったのは、狙ったのではなく、運良く・偶然に、ではないかと思います(爆)。

 すると、海中からバケガニに倍する体躯の、エビのような魔化魍が現れ、轟鬼を爪で払うと怪童子たちと同様の翅を広げて。
 浮きかけたアミキリに駆け寄った轟鬼は、その剛力で尾を捕まえるものの、両者の力が拮抗しているのか、双方とも動けず。
 そこに響鬼が加勢。アミキリの背中に飛び乗ると、音撃棒の片方を両手で構えて気を高め、紅蓮の剣を現出させ、片方の翅を甲羅ごと斬り飛ばし…海中に落下(;´Д`)。
 すると、ザンキさん推参。落下するアミキリの下敷きになりかけた、轟鬼が落とした音撃弦を間一髪で拾い上げ、轟鬼に向けて投擲。
 それに飛びついた轟鬼は、その勢いのままアミキリの背中に降りて音撃弦を突き刺し「雷電激震」。見事、アミキリを粉砕。

「カニのクセに飛ぶなって言うんだ」
 響鬼も無事、海中より帰還。

「ザンキさん、ありがとうございました。これ、投げてもらったタイミングとか、もうバッチリで。ホント、助かったっス」
 轟鬼、顔だけ変身解除…成功(笑)。真っ先に鍛えた、んでしょうね、きっと。

「おい」
「はい?」
「やらなくていいのか?」
「何をっスか?」
 ザンキさん、音撃弦をかき鳴らす振り。
「あぁですからそれは」
「オマエは別に間違ったことをしてた訳じゃないんだし…ただな、ちょっと誤解され易いけどな。ただそれも、オマエが頑張ってる証拠だから、な」
 そして。
「一人前になったオマエの尻拭いを、俺がやるか」
「え? ・・・ザンキさん?」
「コーチになる話を、サポーターに変更してもらうよ」
 大歓喜のトミゾー兄ちゃん、清めの音をかき鳴らし。

「なんスか、アレ」
「あいつなりの鬼らしさ、ってとこかな」

 …燃え萌え(*´∀`*)です、ザンキさん!!

 2005.06.26 
 二十一之巻 引き合う魔物
「我が子ウブメをご期待通りに育て上げることが叶いました」
「短い時間の内に立派に育ったその姿を、御覧頂ければと思います」
「この上は我が兄妹たちと落ち合うのが楽しみです」
「彼らの子もきっと立派に育っているはず」
 ウブメの童子と姫が、身の丈ほどの草木の中、足下から沸き上がる煙(?)の中に立つ[謎の男]に言上する。

 ヒビキさんと立花親子は、甘味処[たちばな]の地下で作戦会議(?)中。
 そこにTEL。明日夢くんが上の店で受けるも、掛けてきたのはダンキさんで会話が噛み合わず、ヒビキさんがフォロー。
 茶道教室をやってるご近所のお得意さまへ届けるお使いに、ヒビキさんは明日夢くんを誘って。

 山中の池? で魔化魍の出現を待つ童子と姫と[謎の男]。[謎の男]は童子と姫に、遠くに見える雪を頂いた山を示す。
 そこに、イブキ氏&天美あきらが推参。しかし、[謎の男]の妖しい技に先制され、ウブメたちを取り逃がし。
 同じ頃、ヤマアラシと遭遇したトミゾー兄ちゃんも、轟鬼に変わりヤマアラシに向かったところを童子と姫に奇襲され、圧倒されて。
「これに懲りたらもう尾いて来るなよ」
 鬼を見逃したヤマアラシと童子と姫は、浅間山を目指し。
 …弦(雷)の鬼は、水が苦手? 今回、どうにも動きが鈍く、前回は危なげなく倒したヤマアラシの怪童子と妖姫に負けたのが、ちょっとショックです。

「を? と言うことは、少年は、もっちー派ではなくて、あきら派って言うことでいいのか?」
 …ヒビキさ〜んヽ(`Д´)ノ
 そして噂をすれば影・持田ひとみちゃんが満を持して襲来(違。

 …どうにも、イブキ氏&トミゾー兄ちゃん側の緊迫した状況とは違い過ぎな安穏さに、少しだけ苛々…でもそれが、スタッフの意図?

 ウブメもヤマアラシも、人間を害することよりも浅間山に至ることを優先している様子。
 そして、浅間山には[謎の男]が魔化魍たちの到着を待ち。
 …イブキ氏&天美あきらはバイクでウブメを追ってます。ぢゃあ、どうやってか[謎の男]は二人を追い越して移動した? それも、妖しい技の一つ? それとも[謎の男]も、童子と姫の様に何体もいたりしたり?

 一方。茶道教室では、教室のお師匠さんが苦しんでいて。
 …ヒビキさんが異常を察知したのは鬼の力でしょうか。お師匠さんは、持病の癪?

「遅くなって申し訳ありません」
「鬼たちを振り切って参りました」
「お待たせしました。お許しを」
「けれども鬼は撒いてきましたので」
 ウブメとヤマアラシが[謎の男]の前に、ほぼ同時に到着。
 [謎の男]が鬼たちの接近に気付いて指示したのか、イブキ氏&天美あきらとトミゾー兄ちゃんを、それぞれの童子と姫が再び襲撃。そして、どちらも結構苦戦。
 …時間稼ぎ([謎の男]の邪魔をさせない/魔化魍の処に鬼たちを行かせない)が目的で、鬼を倒そうとしていない? 感じの童子と姫の戦い方が、鬼たちの勝手を狂わせている? のでしょうか。

 それにしても、ヒビキさん&明日夢くん&もっちー側のドラマは、何でしょ〜(爆)。

 2005.07.03 
 二十二之巻 化ける繭
 「このあとすぐ」の画が響鬼の大太鼓打ちに。
 提供各社の読み上げがイブキ氏みたいな。香須美さんは2回だけ?

 ヤマアラシ&ウブメの怪童子&妖姫.vs.威吹鬼&轟鬼、承前。
 飛び上がったウブメの怪童子を烈雷と烈風で散らせたものの、投擲した烈雷はウブメの妖姫に奪取され。そのまま烈雷を盾にウブメの妖姫は威吹鬼を急襲。それに気を取られたところをヤマアラシの怪童子&妖姫の吐いた針に撃たれ烈風を取り落として。
 それでも、風を操り蹴りを放ち、ウブメの妖姫の手から烈雷を蹴り飛ばす威吹鬼。烈雷は天美あきらの近くに飛んで。轟鬼に烈雷を渡せ、という威吹鬼の指示に動く天美あきらの脚に、轟鬼に組み付いていたヤマアラシの妖姫が吐いた針が刺さる。
 傷ついた天美あきらは、それでも烈雷を手に轟鬼に向かい。
 轟鬼も、ヤマアラシの怪童子&妖姫と乱闘しながら天美あきらに近づき。
 天美あきらの手の烈雷を取った轟鬼は、横殴りに烈雷を振り、ヤマアラシの怪童子&妖姫を斬り倒す。
「邪魔だ消えろ」
 そして残ったウブメの怪童子も、組み合って地面を転がりながら烈風を拾い上げた威吹鬼に至近から撃たれて散り。

 [謎の男]の眼前で、互いを傷つけ合った(?)ウブメとヤマアラシは、首筋に食い付いたウブメをヤマアラシが尾で絞めた形で相討ちに?

 もっちーは苦しむ茶道教室のお師匠さんの背中をさすり言葉をかけ。明日夢くんは、どこからか布団を一式持ってきて。二人で布団を延べて、お師匠さんを寝かせて。
 痛みに苦しむお師匠さんの手を明日夢くんが取り、それを見たもっちーも取り。
「ありがとう」
 …明日夢くんにとっては、先日の盲腸の一件が良い経験になっている、とか?

「サユリちゃん、大丈夫?」
「ジロウちゃん…」
 …をひをひ(苦笑)。

 天美あきらを車に寝かせ、イブキ氏は現状を立花勢地郎に報告。
 そして、おやっさんからヒビキさんの出動を知らされた、イブキ氏&トミゾー兄ちゃん&ザンキさん、の三人は、合流までに出来ることを出来るだけ、と、持参のディスクアニマルたちを全て(でしょうね)魔化魍の探索に当たらせることに。
 ディスクアニマルたち…イブキ氏は全て新型で、トミゾー兄ちゃんは旧型、というのは、まだ新型は試用期間中だったりするんでしょうか。

 その頃。
 浅間山の地に臥した二体の魔化魍の身体を、闇色の[繭]が覆って。

「あの〜、バケモンらしきモノを見つけたんスけど」
「ん? らしきモノ、って?」
「あ、いや、正直よく判らないんスよ、その、正体って言うか。俺的にはヤマアラシっぽいんですけど、イブキさんに聞いたら、ウブメっぽいって」
 [繭]を発見したDAの報告を受けた(んでしょう)トミゾー兄ちゃんが立花勢地郎に要領を得ない報告を(^^;。

「でもさ、お団子屋さんのバイトをしてるだけなのにさ、なんかいろんな事があるもんだよね」
 う〜〜〜〜ん。
 結局、明日夢くんがもっちーに好印象を与えるエピソード&ヒビキさんの日常(?)描写、だったのかな〜と思えますが、全くもって[鬼]とも[魔化魍]とも関連性が見て取れない話で、かつ、ヒビキさんの話と言うよりは明日夢くんの話という印象もあって、肩すかしor猫だましを喰らった気分を否めません。

 浅間山の岩場を、魔化魍のところへと向かうイブキ氏&トミゾー兄ちゃん。
 そしてヒビキさんも立花香須美と共に、現場に向かって急行中。
 …ザンキさんは残って、天美あきらを車で看てる?

 先行する二人が[繭]のところに到着したのと同時に[繭]が崩れ落ち、中からヤマアラシとウブメの二体の特徴の混じった魔化魍が起き上がって。
 驚く二人を、すぐ後ろに立って見つめる[謎の男]。
 仲魔合成(違)された魔化魍…二体の名前を取って、私は[ヤバメ]と呼称したく思います(爆)。

 先ず、威吹鬼が烈風で鬼石を撃ち込み疾風一閃。ところが[ヤバメ]は、いつかの乱れ童子みたく鬼石の発動を抑えたのか、赤熱化はしているものの爆散せず。
 続いて轟鬼が横から雷電激震を撃ち込むものの、これも通じず。
「音撃が効かない?」
 驚く鬼たちを[ヤバメ]が尾で括り、締め上げる。それを見つめる[謎の男]。
 そこに。
「俺の出番だな」
 変身しながら跳躍、音撃棒を上段に振り上げ紅蓮の剣を発し、威吹鬼と轟鬼を掴む[ヤバメ]の尾を断ち落とし。
「三方向から同時に仕掛けよう」
「え?」
「互いの清めの音を共鳴させるんだ」
「それなら音撃の威力をアップできるかも」
「なるほど!」
 …トミゾー兄ちゃん、無意識のダジャレ?(;´Д`)

 紅蓮の剣と烈雷で鰭を、烈風で角を、それぞれ砕き。…これで[ヤバメ]は動けなく?
「いくぜ!」
「「はい!」」
 響鬼は背中、轟鬼は左横、威吹鬼は右横に陣取って、同時音撃!
 …音は、合ってるような適当なような(;´Д`)

 たまらず[ヤバメ]は爆散。[謎の男]は、特に表情を変えず(覆面で目しか見えませんけど ^^;)、立ち去って。

「今回これ、疲れたな」
「お疲れさまでした」
 顔だけ変身を解いた三人の鬼は、一気に和みモードに(笑)。浅間山も日本晴れ?。
 …できたら、車が走ってきて停まり、天美あきら&立花香須美&ザンキさんが満面の笑顔で迎える、という〆なら、とか想像したり。

 2005.07.10 
 二十三之巻 鍛える夏
 暁光の中、深山幽谷に響く太鼓の音。
 鳴らしているのは2体の鬼、響鬼と轟鬼。
 勇壮な連打に合わせて、ディスクアニマルたちが囃し手の様に舞い踊り。

 変わってジョウナン高校。ブラバン+チアの、早朝合同練習。
 明日夢くんはホイッスル。太鼓が打ちたくて気が散って(?)、指揮者の先輩に叱られて。

 鬼さん達の方も、響鬼が轟鬼にダメ出し。こちらのトミゾー兄ちゃんの方も、何か納得できない感じの表情をして。

 白装束の[謎の男]…ちょっと修験者を連想させる感じ? でも顔を覆う布だけは黒いまま。
 白濁液(^^;を杖に込め、軽佻浮薄な喋り方の童子と姫を生やすと、童子と姫は田植えを終えた田んぼを見て喜んでみたり。

「なんだか今年は大変だなぁ」
「うん。特にこれからの時期は、バケモンの本番だからね」
「ああ、うんと鍛えて、備えておかねぇとなぁ」
「そのために、今年もよろしくって感じかな」
 早朝の鍛練(?)を終えたヒビキさんとトミゾー兄ちゃん、合宿(?)先のおじさんといっしょに朝御飯。
 …何かヒビキさん、トミゾー兄ちゃんとはイマイチ波長が合わないのか、態度や口調がトゲトゲしい感じが。

 そもそも、ヒビキさんがトミゾー兄ちゃんに太鼓の叩き方を伝授する状況は、如何なる仕儀でございましょうや、と感じる訳ですが。
 ザンキさんは、何かの用事で吉野に行ってる、と、この後のシーンで香須美さんが明日夢くんに言ってますね。

「ガンバレ轟鬼ぃ〜!!」
 トミゾー兄ちゃん、立花日菜佳の携帯に電話を掛け…表情を見ていると、弦の鬼である自分が太鼓の鬼から太鼓の叩き方を厳しく仕込まれている現状に、かなり不満げ?

 白の[謎の男]が出した童子と姫は、田作りをしていた(?)老人を襲い、吐きつけられた泥(?)を浴びた老人は田んぼに倒れ、それを他の中から伸び出した腕が地中(?)へと引きずり込んで。

「でも、轟鬼さんてギターで戦うんでしたよね」
「そうなんですけど、今回は、まぁ色々ありまして。ヒビキさんが自分を鍛えるのといっしょに、トドロキくんにも太鼓を教えるってことで」
 …弟子を持つ気分を味わってみよう、とか、弟子を持つ気がない訳じゃないんですよ〜と言う上層部へのポーズ、とか? う〜ん、そんな一時の気の迷いとか小細工なこととかをするキャラクターには思えませんけど。

「ところで明日夢くんさ。夏に備えてのウォーミングアップを終えたヒビキさんがどうなるか。もう聞いてる?」
 直後に、太鼓を叩くヒビキさんに赤い鬼(?)のイメージが。
 …もしかして、年中行事的に「バケモンの本番」用の鬼に変わったりしてたりするんでしょ〜か(;´Д`)。

「ヒビキさん。ちゃんと教えてくださいよ。どうしても俺が太鼓を叩かなきゃいけない訳を」
「訳か。訳ねぇ。あ、そんな大した訳じゃないんだけどね」
「エェェェッ!! だって、そんな訳もなく! こんな何日間も俺に! 太鼓叩グブゴボゴボゴボ」
 Σ( ̄□ ̄;)。トミゾー兄ちゃん、錯乱?
 そんなトミゾー兄ちゃんを見て慌てたヒビキさんは、
「いいか、良く聞け。おまえは鬼の新人で、俺は鬼の先輩だって言うことなんだよ」
と言います。が、それが「トミゾー兄ちゃんが太鼓を叩く」ことと、どんな関連性があるというノデスカ〜ヽ(`Д´)ノ
 そこに、
「隣の村に、出たみたいだぞ」
と。
 で、その打ち合わせの電話でヒビキさんは、
「前にザンキさんが使っていた緑色の奴」
と言う音撃鼓とバチを、轟鬼用として立花香須美に持って来て欲しい、と。

「夏のバケモノ相手だと、烈雷は役に立たないんだ」
「はい」
「童子たちにはいいけど、魔化魍が来たら止めとけ」
 …弦の音撃が無効? それとも太鼓の音撃しか効かない?
 そういう理由で、轟鬼用の音撃棒と音撃鼓だ、と? そしてトミゾー兄ちゃんも、口惜しげ(?)に「はい」と?

 …ヒビキさんは、弦の音撃が効かない(?)夏の魔化魍に対して、轟鬼がひとりでも戦えるように、と厳しく接していた?
 でも、そもそも鬼には鼓/弦/管の切り分けがあり、猛士は、それを前提に体制を組み上げてる、筈で。緊急事態ならともかく、事前に夏の風物詩(違)として判明している魔化魍との戦いを想定して、わざわざ弦に鼓を使わせる必然性・必要性が判りませんけど。

 トミゾー兄ちゃん、もしかして立花勢地郎の思惑(^^;で、ヒビキさんに続く[特別遊撃班]要員になる予定になってたり? ザンキさんの吉野行きも、その絡みとか?
 う〜ん。もしそんな感じなのであれば、「おまえは周囲から非常に期待されてる/ひとりで戦えなくて、なんで鬼だ」的に、きちんと言葉で喝を入れる方向にすべきではないか、と。それをしないのは、先輩側が[楽な考えに流れ]た故の怠慢、と言われてもしょうがない、様な。
 てゆ〜か、それはザンキさんの役でしょうに〜…吉野に行くので、急遽ヒビキさんに代役を頼んだ? いやでも「ヒビキさんに太鼓を習え。理由はかくかくしかじかだ」くらい、電話ででも話せることでしょうし。

 甘味処[たちばな]に、ブラバンの部長が明日夢くんを訪ねてきて、今年はホイッスルで頼む、と訴え。
 …明日夢くん、イマイチ前向きになれない?

 童子と姫が人を襲う現場に、ヒビキさんとトミゾー兄ちゃんが介入。
 すると童子と姫は一目散に逃走。追うヒビキさん&トミゾー兄ちゃん。
 そして、山間の川岸を戦場に、2対2の戦いが始まり、童子と姫は怪童子と妖姫に。今回の([夏]の?)童子と姫は鬼に匹敵する体術/反応速度で、変身前の鬼だと、やや押し気味。
 生身での戦いに苦戦するトミゾー兄ちゃんは轟鬼に変身。その時の発雷が、危うくヒビキさんを巻き込みかけて。
 ヒビキさんも響鬼に変身。火炎剣で怪童子を牽制しながら、火球で先ず妖姫を仕留め、不利と見て逃げ出した怪童子にも火球を投擲し・・・等身大の魔化魍が火球を背中で受け、怪童子を救い。

 …今回の魔化魍は、ドロタボウ[泥田坊]ですか。
 土系のバケモノだと、大地に電気が散らされるので弦の鬼は不利、とかとかだたり?(;´Д`)

 2005.07.17 
 二十四之巻 燃える紅
「よせ轟鬼、あいつはドロタボウだ」
 烈雷で切り裂き傷つけたドロタボウは、その破片(?)がもう一体のドロタボウを生み。
 響鬼は全身に気合を込めるものの、「紅(くれない)」化は両腕しか起きず、片方だけを音撃鼓で倒すのみに止まり、分身を生み出した方は取り逃がし。
 差し出された手を逡巡の後で取り、立ち上がった轟鬼/顔だけ生身Ver. は、響鬼/同Ver. の目を見返すことができず、気まずげに目を逸らして。

 その頃、威吹鬼&天美あきらは、魔化魍イッタンモメンを粉砕。そのままヒビキさん&トミゾー兄ちゃんの許に向かう予定で。

「すいません、おやっさん。分裂はもう始まっちゃってるんですけど、俺の方はまだ間に合ってないんですよ。でもね、一気に巻き返しますんで」
 …この後の会話での立花日菜佳の様子が、もう(笑)。トミゾー兄ちゃんとは身内も公認の、あとは時期を選んで仲人を立てて、みたいな? とか思えるくらいですた〜(爆)。

「ふえろ、ふえろぅ、どんどんふえろぅ。ふえたらみんなで、ひとおそおぅ」
「でた」
「ふえたぁ〜」
 …そうか〜、マドハンド@DQ、でしたか〜(違爆)。なるほど、マドハンドでは下手に切ったりすると増えますね〜(誤爆)。
 閑話休題。なるほど、夏の魔化魍がこんな奴なら、斬りや銃撃では分が悪いのは納得できました。「烈雷は役に立たない」とまで言うのですから、逆に、音撃棒なら単純な打撃ではなく気(鬼)力が同時に撃ち込めるので分裂増殖されることもない、みたいな感じなのかな、と思うことにします。

「紅(くれない)になる練習」
 …トミゾー兄ちゃん、あっさりと口にしましたね>>紅(くれない)。

「弦の鬼になろうと決めた理由/ドラムをやろうと思った理由」
 …香須美さん&日菜佳さん姉妹の、未来の義弟&猛士の弟分(笑)への、誠心誠意のカウンセリング?
 日菜佳的超絶演奏と同じことを、香須美さんも演ったり…したんでしょうね〜、トミゾー兄ちゃんの反応からすると。

「ねー部長さん、来た? あぁごめんね、安達くんに話があるって言われたから」
 …前回からの時間経過の無さに、この時点で気が付いて衝撃を受けました(苦笑)。下手すると、放送時間の分くらいしか、番組内では時間が経ってなかったりして、とか。

「ちょうど持田も来てるからさ、伝えとくよ」
 …この超ぼんくらボケナス朴念仁、と言いたい気分満々の立花日菜佳のアクションに、激しく同意します(;´Д`)。

「当たりです」
 カエルは握りつぶされましたがワシは無事に帰還し報告。

 そして
「太鼓祭」
(中略)
「お〜い。俺たちも混ぜてくれよ」
「だっておまえおにだろ」
 対峙するドロタボウ軍団と三体の鬼たち。鬼の腰にはそれぞれの色の音撃鼓。
「よし。暴れるぜぇ」
 当たるを幸い、殴る響鬼、蹴る威吹鬼。
 一方、怪童子との対戦になって押されていた轟鬼も、相手を空中に投げ上げ、落ちてきたところに、某闘将な巨大ロボットもかくやの必殺の烈雷正拳突き(違?)を胴体の真ん中に決めて、見事粉砕。
 そして、威吹鬼も轟鬼も、音撃鼓を分身ドロタボウの腹に据え、音撃棒で打、打、打、と。

 …粉砕後、音撃鼓が鬼の手元に落ちて来るのは初めて見た気が。それはつまり、響鬼の場合、その威力に音撃鼓が耐えきれないので使い切り、なのでしょうか。それとも爆散後は直接腰に戻るような超絶技巧を発揮してたり?(;´Д`)

「響鬼紅(くれない)」
 気(鬼)力を高めての、響鬼からの二段変身で、全身が真紅に。体色以外は、角が大きく(?)、口元が銀色になったくらい?
 その力は、魔化魍に撃ち込んだ炎の気(鬼)力が音撃鼓の代わりに清めの音を纏い、敵を粉砕するほど。
「灼熱真紅の型」
 鼓状に展開した炎の気(鬼)力に、更に気(鬼)力を撃ち込む技は、「親」ドロタボウを粉砕。威吹鬼と轟鬼も残った分身を粉砕し、状況終了。

 …響鬼紅(くれない)は、響鬼にとっても夏限定、なのでしょうか。夏しか使わないのか夏以外は使えないのか。公式HPの記述では持続時間に制限があるようですが、それは季節とは関係ない制限ですし。
 「毎年夏になると、体を鍛えなおし」ともありますが、秋から冬、春と過ごす間に「鍛えなおす」必要があるほど鈍ってしまう、というのは、ヒビキさん的にあり得ない気がしますけど。

 2005.07.24 
 二十五之巻 走る紺碧
 OPはマリンバ?

 水着の夏、カッパの巻。一話完結にびっくり…と思ったら、次回放送は二週間後 ○| ̄|_。

 裁鬼さん、南無南無(;−;)…強力な夏の魔化魍相手に、本来の得物ではない音撃棒での戦いでは不利だった、ということで。それにしても、登場した鬼の中では、トミゾー兄ちゃんは別枠(核爆)として、一番貧乏くじを引いてる気がします。m(_;_)m

 トミゾー兄ちゃん、イジラレ役の面目躍如です〜(爆)。

 女性陣の水着姿については…安達お母さん:若いっ ;y=ー( ゚д゚)・∵.ターン、もっちー&日菜佳さん:ノーコメント =○)゚O゚)ドカッ!、香須美さん:紺碧いや完璧(;゚∀゚)=3ハァハァ、とゆ〜ことで、ひとつ。
 で、ですよ、肝心要の天美あきらが、師匠のお供ではなくおやっさんと甘味処[たちばな]で店番(留守番)で不参加とは、如何なる悪魔の所業でありんす哉ヽ(`Д´)ノ(惑乱)。

 サービス編と見せかけて、新たな登場人物・ツトムの顔見せ?
 彼は、トミゾー兄ちゃんとの会話での鬼を知ってる様子からすると、猛士関係者だと思えますけど、果たしてどんな役回りなのでしょう。今回の初登場の状況設定から考えると、明日夢くんのライバルだったり?

 魔化魍カッパ…童子&姫、[謎の男]共に出ず、だったのは? それにしても、あの分裂増殖は無気味気持ち悪くて、GJスタッフご苦労様、です。
 響鬼紅(くれない)にとってはカッパの屁(笑)な敵でしたけど、あのオチは、左記の表現の地口だったり?

 以上、夏休み突入記念(社会人には無関係デスけど T^T)の減量版な感じ、でした。m(_;_)m

 2005.08.07 
 二十六之巻 刻まれる日々
 「このあとすぐ」の画が威吹鬼&轟鬼&響鬼紅に。OP曲は基本(?)。OP映像に、響鬼紅ride凱火やトミゾー兄ちゃん&ザンキさんが。そして提供各社の読み上げは、魔化魍の女性(?)…以前の、イブキ氏かと思えた読み上げ役が、魔化魍の男性だったらしいので。

 波紋と魔化魍と、黒だの白だの(^^;の「謎の男」たちが錯綜する…これは、超常の会話のイメージ?

 ヒビキさんにドラムの技を披露する明日夢くん。
 甘味処「たちばな」のバイトもすっかり板に着き、猛士関係の応対にも慣れて、ヒビキさん&日菜佳さんの出動では火打ち石を打ったりして、もうすっかり「ほぼ猛士」状態、みたいな。
 それでも、自分から猛士に参加することを申し出たりすることはない明日夢くん…普通の高校生としては、全く当たり前な行動(の一つ)とは思えますが、主人公(の一人)としては、物足りないと言うか、やっぱり違和感を拭えないと言うか。
 まぁ、今回はもっちーが来なくて良かったね/残念〜、で(笑)。

 電撃パンチと電撃キックで怪童子&妖姫を粉砕し、バケガニを始末する轟鬼…キックが素敵ッス、トミゾー兄ちゃん。こうなると、轟鬼にもバイク(モトクロスな感じ?)に乗って登場して欲しいものですが。

 香須美さん、見せパン? Σ(゚口゚;)

 黒い姿…年間を通じて暗躍(?)する、巨大魔化魍を生むモノ。
 白い姿…夏場限定の、等身大魔化魍を生むモノ。
 とは、久々に登場のミドリさん、曰く。白だの黒だの言っても、明日夢くんには唐突で判らないと思うんですけど。
 ミドリさん、甘味処「たちばな」の地下で「秋の新作」を開発中?

 イブキ氏が遭遇した、童子&姫に酷似した二人連れ…鬼さん、こちら? それとも、イブキ氏限定?

 今回の魔化魍はバケネコ。人を喰い(?)複数の尾を生やし、その尾から複数に増殖。
 怪談の化け猫だと「夜の町にガオー」(違 ではないかと思いますが、響鬼世界では、魔化魍の発生は、人里から離れた/人の去った・場所/廃墟、でしか出来ない感じなので、最初に姿が出たときは、狼か狐の魔化魍か、と思ったりしました。

 プールで登場したツトム君が甘味処「たちばな」に…やっぱり明日夢くんのライバル? 先輩?

 そして4対1の、魔化魍*2&童子&姫と響鬼紅の対決が始まり、以下次回ヽ(`Д´)ノ。

 突っ込んでもアレですけど、戦国時代に「江戸っ子」や「握り寿司」は…(;´Д`)。

 2005.08.14 
 二十七之巻 伝える絆
 魔化魍バケネコ.vs.響鬼紅、承前。
「猫舌め!」
 一本尻尾を二体粉砕するものの、童子&姫&本体には逃げられて。ディスクアニマルに追跡を任せ。
 …あっさりと追跡をDAに任せる響鬼紅の判断が、ちょっと不可解と言うか不満と言うか。「紅」モードは一時間しか続けられない、と公式HPにありますが、それとの兼ね合いで「無理をしない」と判断したのでしょうか? 追いつけない/追いついても戦う時間が足りない、とか。できれば何か、ここで見逃す(としか思えないです)理由を、明示的に説明して欲しかったです。

 津村努…一度は鬼に弟子入りしたものの、両親に鬼の道を進むことを反対され、今はライフセーバーを目指している、と。
 …明日夢くんの良き先輩、なんでしょうかね〜、努くんは(−−;。

 ザンキさん.vs.バケネコの童子&姫、白い[謎の男]。
「鬼か」
「前はな」
 …響鬼紅が放ったDAを律義に(違 返しに来た童子と姫が、サポーターとして巡回(?)していたザンキさんと偶然に遭遇した、感じでしょうか。童子&姫は、相手が現役の鬼ではないからなのか、変身せずに人間体のままで襲って来ましたが、二対一で互角ですから、ザンキさんの生身での強さは凄いです。
 と思ったら、白い[謎の男]が念力(?)でザンキさんの動きを封じて川に突き落とし…放置???

 同時に、街中でイブキ氏が遭遇・追跡した、童子&姫に酷似した二人連れの男の方が、白い[謎の男]と繋がっている感じに同じ動作をして。イブキ氏は、その現場に近づこうとして、結界か何か(やっぱり念力?)に阻まれて動けず…放置???

「白いほうのクグツですか」
 …やっと番組中で敵の呼称が。それにしても、傀儡。操り人形。では本体は? イブキ氏が遭遇した二人?

 …放置???
 人を害する魔化魍を生み、鬼を圧倒する存在でありながら、何故か直接に鬼を倒す意志は少なく。
 なんとなく、人を害するのは二の次と言うか副作用で、目的は魔化魍を世界(自然?)に撒き散らすこと、みたいな? とか考えてしまいましたが。

 でも、猛士/鬼も、対魔化魍を旨とした戦闘集団であって、人里を護るのは、自分たちが人であるから、と言うだけ、みたいな? 魔化魍を倒すのが主で、人を護るのは従、みたいに感じてたりもします。
 人界を襲う邪悪な魔物と人の世を守る護法の鬼たち、というより、極端に見れば、主流から外れた呪術師(集団? 流派?)が、昔に主流になった呪術師一派(=猛士/吉野)と、各々が得意な術…魔化魍/鬼…で力比べをしている、みたいな(^^;。現場の方では、魔化魍は人界を襲うし、鬼は自らを守護者と考えて闘志を奮い立たせていたりする、感じですけど。

「おニューのねぇ、DAで。吉野の最新技術で、鎧になるようにしてもらってるの」
 …「ぶそ〜、れっか〜」(違爆) これが響鬼の、次の強化アイテムですか。

「ザンキさんだって、忘年会の三次会ぐらいになると『ウチの戸田山は、カワイイ、カワイイ、カワイイ』って」
 …(;´Д`)

「とにかく。少年には、男として、何かを伝えられたらいいなって、そう思ってるんです」
 …これがヒビキさんの、明日夢くんに対するスタンス、と。「(自分と同じ道を歩むようには)束縛できないほど、カワイイ」っていうと、宗像仁、ですか(;´Д`)。

「安達くん」
「持田?」
「安達くん、どこ行ってたんですか?」
 最後の台詞は、天美あきらが明日夢くんの襟首掴んで引き寄せてニッコリ。
 …機(気)を見るに敏(?)な天美あきらが、友人もっちーの気持ちに気付かない朴念仁を責める、の図? ガクガク (((((;゚Д゚)))))ブルブル

 バケネコは、響鬼紅&轟鬼の連携で殲滅。
 …バケネコである必然性/必要性に乏しく、[戦いの構図]を見せるためだけの、文字通りの「道具」(番組制作者から見ても)でしかないように感じてしまって、う〜ん。

 なので、最後の関東支部関係者御一行様・浴衣姿で花火見物、もイマイチ楽しめず。

 2005.08.21 
 二十八之巻 絶えぬ悪意
 猿な感じの魔化魍との戦いで右の音撃棒を折られたヒビキさんは、今回は屋久島ではなく関東(?)の山中へ、明日夢くんをお供(?)に材料採集キャンプ?
 その明日夢くんは、いつぞやの万引き少年に遭遇して殴られ、顔を腫らして意気消沈(?)中。

 前回、イブキ氏が遭遇したクグツの主(?)っぽい男女は、女の黒いクグツを、魔化魍強化剤・その1=武者童子&鎧姫を生成する丸薬入り、で初投入。
 そして、とある山中で魔化魍ツチグモを、左腕から採集したクグツの体液(?)から生成して。
 …ハイヒールで山歩きは辛そうですけど(^^;

 そのツチグモを追い、新たな太鼓の鬼・鋭鬼が初見参。が、ツチグモの武者童子&鎧姫は強力で、鋭鬼は谷底へ落とされ、消息不明に。
 …鋭鬼さん、シルエットがバットマンみたい、と思いました。裁鬼さんでも弾鬼さんでもなく、新たな鬼を出した理由って、何かあったりするんでしょうか、とか思ったり。もしかして、ヤラレ役(響鬼・威吹鬼・轟鬼の、引き立て役)としてだけ、みたいなのは勘弁して欲しいですが。

 湧き出る向上心・天美あきら、と、尽きない愛情・安達お母さん&持田ひとみ、と、満ちる配慮・ヒビキさん&イブキ氏&滝澤みどり&立花香須美&立花日菜佳、と。

 …ここで明日夢くんの話に津村努が絡んでないのは、ちょっと残念と言うか拍子抜けと言うか。でも、それを言うなら、痛快ヒーロー物な魔化魍と鬼の話と、中学生日記風な明日夢くんの話が、作劇的な対比構造で語られているっぽいとは言え、物語として全く関連性がないのは、もう辛いです。

 2005.08.28 
 二十九之巻 輝く少年
 OPは原典(?)版。

 ツチグモの武者童子&鎧姫.vs.威吹鬼&轟鬼、承前。
 苦戦しつつ、鎧姫を威吹鬼が押えて轟鬼が雷電激震を打ち込み粉砕。武者童子は、姫の消滅を感知して(?)出現した成長途中のツチグモと共に退却。

 明日夢くんとヒビキさんは、う〜ん、まったり?(;´Д`)

 甘味処「たちばな」は、和気あいあい。

 鋭鬼、復活。
 威吹鬼&轟鬼&鋭鬼、で武者童子を倒し、魔化魍ツチグモ・武者鎧化版=ヨロイツチグモに同時音撃を仕掛けるも、抵抗されて逃走を許し。
 ヨロイツチグモは、下山を始めた明日夢くんとヒビキさんの前に出現。
 多少手間取りながらも、いつのまにか(^^;新造していた右の音撃棒も使い、響鬼紅・爆裂真紅の型(爆裂強打+灼熱真紅?)でヨロイツチグモを粉砕。

 屋久島での出会いの時と同じような状況設定で、明日夢くんは何かを感じた? …いまさら?(^^;;;

 2005.09.04 
 三十之巻 鍛える予感
 提供各社の読み上げは、ザンキさん?

 脚本:井上敏樹…どうにも、良くない予断を拭うことができませんヽ(`Д´)ノ。

「よーい、どん」
 …無意味に攻撃的な、はた迷惑な自己中野郎、としか。

 魔化魍カシャ(火車)…白塗りボディーに褌(まわし?)に経文(?)に炎の首輪(?)。じっくり見ると凄いデザイン、みたいな。
 夜の町を爆走する火の輪、というイメージは面白いですが、既存の魔化魍と違い過ぎて、その違和感が井上効果(爆)で増幅されて、色々と不安と不審でいっぱいいっぱい、です。

 威吹鬼/天美あきらがヒビキさんの出動を依頼したのが、今回の中で一番納得できない要件でした。ヽ(`Д´)ノ

 桐矢京介…もっちーに目を付けるとか、級友たちの注目を集めるとか、ではなく、明日夢くん一人を攻略しようとしている(爆)っぽいのは、単純に「強気に出る/言いなりにすることが出来る[友人]」を求めているとか?

「あれは…父さん?」
 …はぁ?
 一般人なゲスト・キャラの、劇作上の「勘違い」エピソード? それとも猛士の関係者? 公式HPの相関図にも載ってる以上は、彼氏はレギュラー?(−−;

 2005.09.11 
 三十一之巻 越える父

 魔化魍カシャ.vs.響鬼…右の音撃棒を手放したのを、明日夢くんが拾って投げて。
 …これまでの明日夢くんとは別人みたいな(爆)。こういう「理想的な・勇気ある行動」は嫌いじゃないです。でも、今までの「何もしない」明日夢くんが変わる「瞬間」がこれなのは、飛躍がきついかも、とも思ったり(^^;

「どうやら君には何の秘密もないようだな。昨日あの化け物と戦ってた人たち。君もあの人たちの仲間かと思ってたけど、違うみたいだ。君はあのヒビキさんとかいう人と、それほど親しい訳じゃない。だろ?」
「そんなことないよ」
「じゃあ、いっしょに戦っているのか?」
「違うけど」
「フッ、だろ。中途半端なんだ、君は」
「そんなこと言われたって」
 …「これまでの物語に対する苦言」とも思える台詞を、ここまで登場人物に言わせますか(苦笑)。

 明日夢くんの生活に強烈な刺激を与えてくれる、桐矢京介の言動。俄然/ようやく(;´Д`)、明日夢くんの「主人公な感じ」が急増した点は善哉、です。
 でも、あまりにも作為的に過ぎるすれちがいっぷりには、呆れるを通り越して訳ワカメですっ!ヽ(`Д´)ノ。笑えないギャグにもほどがあります!!
 犬小屋を勝手に(!)仕上げる行動は、明日夢くんの自己満足な迷惑行為では? とも思いながら、その「自発的な行動」っぷりは嫌いじゃない、とは思えたんですけど。

 このまま明日夢くんは[ヒーロー物に登場する理想の少年像]に、擦り寄って/変貌して/変化させられてゆく、のでしょうか?

 安達お母さん…この日は、ぐるぐると元夫の家の周辺を周回してたりして(^^;。
「俺が働くからお前は奥さんしてくれ」
「私は働きたいの」
…とかとか?

 威吹鬼の「前座」化、唐突(ご都合主義的)な魔化魍の登場、「悪の黒幕」の陳腐化への危惧(新型魔化魍云々は、もう全く魔化魍ではなくなってしまうのではないか、と ーー;)、が、今回の展開の懸念材料、です。

「ヒビキか…おまえはいずれ、俺のものになる。必ず」
 …ハァ?(゚Д゚) ダレニムカッテ、ナニイッテルノカ、ワカンネ〜ヽ(`Д´)ノ

 2005.09.18 
 三十二之巻 弾ける歌

 小暮耕之介…ヨシノの武器開発者/ミドリさんの師匠(?)。
 冒頭の、免許不携帯を誤魔化すエピソードさえなければヽ(`Д´)ノ。警察官の言葉づかいを正し喝を入れる、だけで必要十分でしょうに。
 関東支部を急襲(苦笑)したのは、新装備に対するミドリさんの意見を聞きたかったから、でしょうか。

 ダンキさん、ショウキさん…ヨシノに呼ばれて新装備を試した、のでしょうに、それに対する苦情を関東支部に持ち込むのは筋違いでは?

 トミゾー兄ちゃん…あんなに音撃弦・烈雷に愛着を持っていたのに、アームドセイバーに浮気するなんて。そんな弟子を持った覚えはない、とザンキさんが泣いてるぞ〜(妄想 m(_;_)m)。

 桐矢京介と明日夢くんは、今回はチョイ役。

「人員整理です」
「ごめんなさい」
 白や黒のクグツを圧倒する烏帽子姿(?)の童子&姫(…スーパーって ○| ̄|_)。どうやらクグツの「力」も与えられている模様で、ケルベロス(違…カマイタチ、だそうで)な巨大魔化魍を生成(?)。

 …もっと露骨に「方針変更です」とか言ってしまえ〜、とか(;´Д`)。

 そうでなければクグツは放置しておいたほうが、猛士の組織的な注意力を散らせるとかに使えるのでは、とか思ったり。それとも何か、放置できない理由(設定)があるのでしょうか?

 そろそろ、敵の意図・目的を明かしたり、はしないのでしょうか。それは同時に、猛士の立ち位置の明確化にもなる、と思うのですが。

 2005.09.25 
 三十三之巻 装甲う刃

 トミゾー兄ちゃん…口を開けば小暮耕之介への不満を零して。先ずは自分の不徳の致す所を反省するべきでしょうに、と言うか、そんな未熟者ではなかったでしょうに。ザンキさん、慚愧に堪えな(ry。

 スーパー童子&スーパー姫…そのまま突っ走ってクダサイ(笑)。
 謎の男女…初登場時の神秘な感じが薄れて、単なるアヤシゲな錬金術師風な感じに思えてきて、残念至極。
 魔化魍カマイタチ…物語の中に[戦うシーン]を入れるための「道具・方便」にしか見えません。せめて、指揮する役割を持つ童子&姫との共闘、という要素は維持して欲しいのですが。

 装甲響鬼…ディスクアニマルたちが次々と集まって来て強化装甲に変容してゆく様子は、良かったです。でも、魔化魍カマイタチを倒す時には、単に斬るのではなくて、清めの音を打ち込む要素を、攻撃の中に組み込んで欲しかったです。

「それじゃあ次は…「少年よ」を歌います」
 …そんなオチは認めません〜ヽ(`Д´)ノ。

 2005.10.02 
 三十四之巻 恋する鰹
 …変なタイトルだと思うます。ヽ(`Д´)ノ

 OPが新曲&新作に。
 提供各社の読み上げは、トミゾー兄ちゃん?

 トミゾー兄ちゃん…ギャグ担当にも程がある、と言うか、痛々しいだけで笑えません。揚げ句に烈雷の弦が切れるのは、イジメ(あるいは、安易に「危機的状況」を生み出すために行った、制作側の愚挙)としか。

 天美あきら…河原の石に足を取られて転ぶなんて、そんな偽m(ry。

 魔化魍…怪人オケラ男(モグラ? アリ?) な感じで、全然「魔化魍」じゃないのは哀しいです。
 スーパー童子&姫…魔化魍に迫る鬼を阻止する役、でしょうか。イブキ氏を変身前に襲うのは、良い感じに容赦なくて好感触(爆)でしたが、姫が童子を見下している節が見えるのは、ちょっと疑問です。ヽ(`Д´)ノ

 装甲響鬼/装甲声刃…前回、巨大魔化魍カマイタチを一刀両断したのに、今回は等身大魔化魍を仕留められないのは、相手が「夏の魔化魍」だからだったりしますか?ヽ(`Д´)ノ

 桐矢京介と持田ひとみの接近…明日夢くんの「気持ち」へのテコ入れ?
 今回、全体的に恋愛模様が強調されていた印象を持ったのですが、個人的には微妙です。恋愛感情以外の「気持ち」を描いてくれるのであれば、恋愛「も」描くこと自体の否定はしませんけど。

 ED…「少年よ」に乗せたスタッフ・テロップがなくなり、マジレンジャーのキャラが語り。・・・微妙(;´Д`)

 2005.10.09 
 三十五之巻 惑わす天使

「まさかとは思ってたけど(中略)日菜佳のことが気になって、武器の手入れを忘れたなんて」
 …なにもかも、ありえな〜い!!ヽ(`Д´)ノ

「きさま…邪魔をするなと言っただろう!」
「お前、なんか変わったぞ」
「いつまでも子供ではいられない。お前も、早く成長しろ」
 戦闘シーンは、最後の[装甲響鬼の太鼓打ち(イメージ)]と、中盤(?)のスーパー童子&姫の会話以外は、おざなりと言うか適当と言うか類型的と言うか熱意が感じられないと言うか、で、どうにも頂けません。ヽ(`Д´)ノ

「はい、もしも〜し。えっ!? うん判った、伝えます。大変、魔化魍が出たって」
 …もしも〜し。(;´Д`)

 桐矢京介関係は、私はスルーの方向で。
 変身道具とか音撃武器とかを無断拝借して自業自得な危機演出、みたいな事はしないで欲しいものですが。

 今回の話は、もしかして「雨降って地固まる」なのかな〜、とは思いましたが…「雨」が酸性雨でしょっぱ過ぎて腐食された気分です。
 そんな一般人レベルの「ふらつき」は、鬼を目指す「鍛え」の中で克服したから、今現在、一人前の鬼として独立独歩での活動を任されているのではないのデスかーヽ(`Д´)ノ、と思ってみても虚しく、ひねくれてほしをにらんだぼくなのさ、なのです(嘘)。

 主役である鬼たちの「完璧さ」が、番組を見ている人には受けなかった、のかもしれない、みたいな分析・解釈の上での制作者の対応だったり? とも思ったりもしますが、今までの人物描写の積み重ねを無視・否定されると、その点を好ましく感じ、その先に「何か」があるかもしれないことを期待してしまっていた者としては、残念と言うか哀しいと言うか。

 2005.10.16 
 三十六之巻 飢える朱鬼

「俺の勝ちだ」
「ばかみたい」
 桐矢京介…イラネヽ(`Д´)ノ。

 朱鬼…しゅきしゅき鬼女センセイ(爆)。
 現時点では私には、余計な新顔・短期ゲストを登場させての寄り道・回り道・話の水増し=回数稼ぎ、みたいに思えてしまったり。
 前回と前々回の話が「元の鞘に収まって、それ以前と何も状況や関係には変化なし」という、時間稼ぎとしか思えないものだった事に、どうにも苛立ちを覚えてしまってます。
 絵面でのインパクトはありましたが、その場限りのサプライズだけ、というのは情けないです。

 納得できない点とか。
 「鬼をやめさせられた人」と言う以上、猛士との接触は猛士側で忌避・警戒されていそうなものなのに、宿敵(?)の出現を猛士よりも早く知り得たのは何故、とか。
 他人の変身弦で問題なく(?)変身できるのに、わざわざヨシノのキブ(鬼武?)神社から鎧を盗み出したのは何故、とか。
 朱鬼のデザインが既出の鬼たちと違い過ぎるのは何故、とか。
 朱鬼を登場させたのは、過去の女性鬼と未来の女性鬼、という、天美あきらとの対比を意図してる、とか?
 …次回以降で、これらが解消されると良いのですが。

 でも天美あきらの「迷い」は、桐矢京介や朱鬼を出さなくても、イブキ氏とザンキさんを絡めて、立花姉妹やトミゾー兄ちゃんやヒビキさんや明日夢くんがフォロー、での話の構成に出来そうに思えますけど。

 以下は今回、困り眉になった点。
 ヒビキさん@凱火を待ち伏せ(?)したスーパー童子&姫の意図が判りません。説明/描写が欲しいです。朱鬼@鬼鎧と響鬼の戦いを見せるため、と言うのであれば尚更に、そうなる段取りを省略せずに見せて欲しいです。
 朱鬼の音撃弦は、何も無いところに出現、遠隔攻撃可能、刃がない、と、弦の音撃武具としては異質に過ぎる/斬鬼・轟鬼の音撃弦と違い過ぎる、と思います。
 簡単に轟鬼の変身装具が外れ落ちたのに唖然としました。…鎧が剥がれて素顔を見せた朱鬼にザンキさんが「先生」と呼びかけたりして、思わず動きの止まった轟鬼の隙を突き、腕を取った朱鬼が変身装具を奪い取る、みたいな感じにして欲しかったです。

 2005.10.23 
 三十七之巻 甦る雷

 朱鬼が魔化魍ノツゴに執着していたのは、ノツゴが親の仇だったから。
 天美あきらは、朱鬼が鬼になった理由が自分と同じだと知り、弟子入りを申し込む。
 朱鬼に対して猛士の宗家から「鬼払い」の指示が威吹鬼に下る。
 かつて、朱鬼はノツゴの弱点である口中を狙うため、斬鬼がノツゴに捕縛された時に、斬鬼もろともノツゴを攻撃し、それが「鬼を辞めさせられた」理由だった。
 出現したノツゴが天美あきらを捕らえた時、朱鬼は斬鬼の時と同じことをしようとしたが、斬鬼によって天美あきらは救出される。
 そしてノツゴに捕縛された朱鬼は、自分の胸を貫いてノツゴの弱点を撃ち、そこを斬鬼が「雷電斬震」で爆散させる。
 …内容に新味が無い、と言うか、定型のツギハギ細工にも程がある、と言うか、創意工夫が感じられない、と言うか。

「あの人には呪術的な力があってな、それで若さを保ってる。ホントの年齢は、オマエのばあちゃんより上だろう」
 …ザンキさん、あんた鬼や(「鬼だよ」)。
 もしかして昔から、先生に聞こえるところでも、その類のことを言って憚らなかったりしてません? だとしたら、あの時、朱鬼が躊躇いなく攻撃した理由が判った気が…((( ;゜Д゜))) ガクガクブルブル。
 そして、このザンキさんの言葉を聞いていた天美あきらが朱鬼に弟子入りした(裏の)理由は、もしかして(;´Д`)。

 2005.10.30 
 三十八之巻 敗れる音撃

 天美あきらとの師弟関係と、自身の振る舞いに自信を失うイブキ氏。
 自縄自縛な空回りで落ち込むトミゾー兄ちゃん。
 音撃の効かない魔化魍に絶体絶命の響鬼。
 素敵に無敵なザンキさん。

 強力な魔化魍の登場は良いですが、できれば強さの秘密の謎解きとは別に、敵側の段取りと言うか前振りが欲しいです。
 三人の鬼たちの窮地が、定形的と言うか、ラベルだけ張り替えた古い革袋に入った古い酒と言うか。

「ねぇ、タケシって、誰?」
 …さり気なく、あ・て・て・ん・の・よ? でぃすかぁ、もっちーさん(;´Д`)。

 2005.11.13 
 三十九之巻 始まる君

「夜明けには」
「遠いな」
 ヨブコ…暴れる意図が見えませんでしたが、もしかして、対鬼専用で作ってみた魔化魍だったり?

 トミゾー兄ちゃんとイブキ氏の「悩み・迷い」は、いまいち後付けと言うか無理矢理と言うか、唐突な印象を拭えないまま、です。
 明日夢くんの積極性は、日常生活(学校の部活動)側でも見せて欲しいですが。

「どうして音叉を使おうとしたんだよ」
「オレ鬼になりたいんです」
「(苦(?)笑)…あのなぁ、なりたいからってなれるもんじゃないんだよ」
「じゃあオレを…弟子にしてください」
「鬼になってどうするんだ」
「親父を越えたいんです。死んじまった親父を越えるには、それしかないんです」
「そんなんで務まるのか、鬼が」
 …桐矢京介の、これが本音なのか、ちょっと疑わしい、と思ってしまうのですが、はたして(;´Д`)。

 ヨブコを撃破した後、ひざを突いたヒビキさんが、意図の読めない「間」と表情を見せたのですが、あれは、何でしょう?
 …一つ、思い付きました。
「ありがとう、な。明日夢」
と、明日夢くんの名前を呼ぶことを考えていたのかも、と言う可能性です。
 小説なら地の文とか心理描写で説明できるんですけど、ナレーションでも入れない限り(番組開始当初から基本的な演出として行っていない限り、そんなことは唐突に過ぎて実行不可能ですけど)、芝居の意味を、芝居だけで伝えようとするのなら、役者さんの芝居だけではなくて、画面構成とか編集とか演出で、誤解できない場面設定にする必要があるのではないか、と思うのですが。

 オロチ…「近づいている」とは?
 ふと。
 オロチが何にせよ、元々は、それの発生(到来?)を防ぐために、謎の男女と猛士は役割分担していた、のだったり?
 魔化魍を生み出すことがオロチを抑えることに繋がり、オロチ鎮めに使った魔化魍を始末するために鬼・猛士が存在していた、とか。
 …などと仮定してみたりしてます。たぶん違うでしょうけど(^^;。

 あと、いまさらですが。
 魔化魍を探し出して向かって行く、のではなく、近くにいる魔化魍を、鬼が「音」で呼び寄せる、という対決姿勢の方が、一般人への被害を軽減する意味では良かったのでは、と思い付きました。

 2005.11.20 
 四十之巻 迫るオロチ

「消えた。間違いない、コダマの森だ」
「まずいことになったわね。どうするつもり?」
「森の出現は前兆に過ぎない。オロチが近付いている。我々の力では、どうすることも出来ない」

 第三の勢力? 既存の魔化魍/謎の男女と猛士の共闘の予感?

 天美あきら、変身…ボンデージな鬼を想像します〜ヽ(`Д´)ノ。これで次回、冒頭で変身失敗だったら・・・井(以下略)ですからぁ(;´Д`)。
 そして若者三人組に、ドロンジョ・ボヤッキー・トンズラーな見立てを掻き立てられたり(少しだけ ^^;)。

 以上(核爆)。

 2005.11.27 
 四十一之巻 目醒める師弟

 …「覚める」ではなく「醒める」? (;´Д`)。

 魔化魍を統括(?)する[謎の男女]が立花勢地郎・関東事務局長と接触し、オロチの脅威への備えを求め。
 …オロチの影が、魔化魍と猛士を結びつける?

 天美あきらの変身は一瞬。
 …失敗ではなかった模様ですが、一度きり?

 結局、天美あきらはイブキ氏との師弟関係を解消し、鬼になる道から外れる選択をして。
 …猛士は続ける感じですが、イブキ氏のサポーター、でしょうか?

 そして天美あきらはヒビキさんに、安達明日夢と桐矢京介の弟子入りを求め、ヒビキさんは了承して。
 …ん〜、微妙ヽ(`Д´)ノ。まだまだ、明日夢くんは及び腰、桐矢京介は口だけ、な印象が続いていたので、納得し難さが残ってます。

 そして納得し難さでは、今回の天美あきらの心境の変化も、私には不明瞭です。
 朱鬼の顛末後から考えていたっぽい、とは思えますが、いまいち、鬼への道から外れる決心に至る思考の道筋と言うか感情の機微、みたいなものが読み取れないまま、です。
 自身の行動の説明も、明日夢くんや桐矢京介への接し方の理由しか口にしませんでしたし。
 例えばもっちーに、「鬼」に関する具体的な部分をぼかして、「こうしようと思ってる」みたいな感じで打ち明ける、とかで、事前に予告して欲しかったなぁ、と思いました。

 2005.12.04 
 四十二之巻 猛る妖魔

「魔化魍の異常発生?」
 …大海嘯@ナウシカ、みたいな? >> オロチ。

「どした…何を考えてる?」
「いや、なんでもない。ただ、私たちはいったい何なのか、何のために生きているのか。ふと、そう思っただけだ」
 …自我の目覚め?
 オロチの影響? [謎の男女]からの、童子&姫の離反・独自の行動(中ボス化 ^^?)、の前ぶれ(前振り)にも思えますけど。

 トミゾー兄ちゃん&ザンキさん…お約束な死亡フラグ&危機的状況、ですが、ドラマ的な盛り上げのためだけの「死」は、勘弁して欲しいのですがヽ(`Д´)ノ。

「鬼の修行って、もっと神秘的なものなんじゃないんですか」
「ふぅん、神秘的ねぇ…石段を一段一段上る、それが鬼の修行ってもんだ」
 …桐矢京介は、シンデレラ的に「魔法で、あっという間に最強に」を期待していた、と? そこまでのバカには見えませんでしたのに・・・。

 2005.12.11 
 四十三之巻 変われぬ身

 鬼に変身できない…でも、生きてるだけでも、さすがは鬼、と >> トミゾー兄ちゃん。桐矢京介と明日夢くんを指導する役に、なって欲しい、みたいな。

 ヒビキさんと弟子二人…ヒビキさん、どう見ても「おやっさん」状態としか(^^;。
 桐矢京介の描かれ方は狡猾さと頑固さの配分がイビツと言うか極端に過ぎて嘘っぽく、対して明日夢くんの方は状況に流されるままにしか思えなくて意志が感じられず、どっちもどっちでどうにでもなれ、みたいなヽ(`Д´)ノ。

 そしてザンキさんは、いよいよ?(;´Д`)

 2005.12.18 
 四十四之巻 秘める禁断

 …自身に禁術を施すザンキさん。その脳裏には、かつての師の姿が浮かんでたり?
 ところで、あの全裸っぷりは、アギトの木野さん以来?(;´Д`)

 桐矢京介…う〜ん、これで「誤解/語誘導」な脚本だったら、困り眉と言うか、鼻で笑ってしまいそうなヽ(`Д´)ノ。

 2005.12.25 
 四十五之巻 散華する斬鬼

 OPの歌詞が、2番ですか?

 …復活の轟鬼や消えるザンキさん、最後の連奏に、燃えない訳ではなかったですけど、けど・・・。

 桐矢京介…なんて粗雑なエピソードヽ(`Д´)ノ。感情の動きや行動に納得できません。

 2006.01.08 
 四十六之巻 極める鬼道

 オロチ…[謎の男女]が、過去に鬼がオロチを封印した場所を見つけ、音撃弦二刀流で一仕事を終えた轟鬼に、自分たちの姿を見せて誘い、封印の場所を猛士に伝えて。
 封印の場所に刻まれた暗号(?)を猛士が解読したところ、一人の鬼が太鼓の技を揮ってオロチを封印した場所である、と。
 猛士の上層部は、威吹鬼にオロチの封印を命じ、イブキ氏も粛々と受諾したものの、封印時にはオロチ化した大量の魔化魍の襲撃が必至であることに自身の死の可能性の高さを感じ、立花香須美を抱きしめて死にたくない、と。
 イブキ氏の迷う姿を盗み見る(^^;ヒビキさんの思いは?

 …猛士の上層部は、オロチ現象に対して、対岸の火事的な楽観視をしている、みたいな。あるいは、鬼に対して情が薄い感じ、もしくは、宗家の見栄か、いっそ権力争いか何かの思惑があっての指示? とか疑ってしまえそうな(−−;。

 [謎の男女]はクグツに「鬼を守れ」と指示を出すものの、クグツの男女は今まで通りに鬼に挑み掛り…これは、オロチの影響、でしょうか。

 弟子たち…桐矢京介も安達明日夢も、それぞれに相変わらずマイペースで、京介は独善で暴走し諌められ(−−;、明日夢くんはもっちー方面の出来事に気持ちを揺らせて諌められ(−−;。

 オロチの方は、個々の鬼(の生死)がどうなるかは不安ですが、まぁ、なるようになるんだろうなぁ、と想像しますが、弟子の方は全く予想が付きません。

 都会の夜に魔化魍が跳梁跋扈を始め、状況的にはクライマックス! の筈で、鬼の側にも危機感が募ってはいる、のですが、弟子たちの修行の迷走具合に、物語の緊張感が削がれている感じがしてますヽ(`Д´)ノ。

 2006.01.15 
 四十七之巻 語る背中

「二人に見せたかった意味ってのはさ、う〜ん、鬼になる、って言うのは、変身するっていうことじゃないんだよね。恐いと思う気持ちと戦う、そういうことだと、オレは思う」
(中略)
「いつも恐いよ。だから、一所懸命鍛えてる。また、生きるために」
「また生きるために。…ヒビキさん、お話したいことがあるんですけど」
(中略)
「鬼の修行を休みたい?」
「はい。どうしてもしたいことがあって」
「したいこと?」
「はい…魔化魍を倒して、人を助けるっていうのは、凄いことだって思うんですけど。ただ、世の中には悲しいことがもっと沢山あって。もし、力になれるんだったら、って。ヒビキさん、言いましたよね、また生きることが大事だって。それってたぶん、死ぬとき後悔しないように、一生懸命生きることだって思うんです」
「今より一所懸命になれる道が見つかったってことか」
「それは……ヒビキさんが…鬼になる時は、どうだったんですか。僕どうしたらいいんですかね?」
「明日夢。鬼の道っていうのは、迷いながら歩く道じゃない」
「ちょっと待ってください。ヒビキさん!」
「自分の生きる道を決められないヤツに、何の人助けが出来るんだ」
 …この対話、好きです。ヒビキさんは、もっと判り易く言葉を重ねて、明日夢くんに「嬉しい」気持ちも示して良かったのではないか、とは思いますが(^^;。それは「甘い」かもしれませんけど。

 響鬼が抜け駆けてオロチ鎮め…困り眉ヽ(`Д´)ノ。
 イブキ氏によるオロチ鎮めを指示して来た猛士上層部の指示に、ヒビキさんが正面から異議を唱えて、
「オレがやるよ。猛士のためじゃなく、みんなを助けるために、それが一番確実だと思うから」
とか宣言し、多少の意見・意志の衝突や紆余曲折はあるものの、立花勢地郎が決断し、イブキ氏もトミゾー兄ちゃんもサバキさんとかも納得して、関東支部はヒビキさんを中心に一丸となりオロチ鎮めに向かう、な感じの展開が見たかった、と。

 スーパー童子&姫、散華…ヽ(`Д´)ノイミワカンネーヨ もっとオロチと絡めて、[謎の男女]も含めて、話を組んで欲しかった、デス。

 2006.01.22 

 最終之巻 明日なる夢

 一年後。
 鬼と魔化魍の戦いは、日常的に続いていて。
 安達明日夢、天美あきら、持田ひとみ、は高校生活をエンジョイ(死語)していて。
 桐矢京介は響鬼の弟子として鍛えられ、白銀(?)の鬼に(鬼としての名前は? 貴美鬼(キビキ)とか?^^;)。
 [謎の男女]や猛士はウヤムヤで。
 そして、もっちーは「凄・橘」化(謎・爆)。(参考:二十之巻)
 …なんでいまさら、しかも、もっちーだけ。[謎の男女]は二人なんだから、もっちーと天美あきらの二人に「凄・橘」化を、とすればいいじゃないデスカ〜(;´Д`)。

 最後のシーンは、ヒビキさんが明日夢くんを猛士に誘って(と私は解釈します)、[完]。

 …いったい、オロチとか、ザンキさんのドラマとか、何だったノカ〜、と(;´Д`)。

 いっそ
[第一部・完]
とでも出せ、とヽ(`Д´)ノ。

 ひとつひとつの展開や成り行きは、発想・思い付きとしては悪くない、と、思えないこともないこともないこともない(^^;)のですが。いかんせん、それまでの物語との整合性が悪い・関連性が薄い、感じで。何より、練り込みが足りない、という悪印象を先ず感じてしまう出来でしかない、のが辛かったです。