10.漉す
前ページで脇へどけておいた布巾の中身(葡萄の皮と実)を漉し器に空け、木べらで押しつけて漉していく。布巾も絞って、汁を全部入れる。
この時、一度に乗せてしまうとやり難い。少量ずつ潰していく。
漉し器の上に種(と漉しきれない繊維質)が残ったら捨てて、また新しく材料を載せ、作業を続ける。
ちなみに漉し器が無ければ目の細かい金ザルを使っても良い。要は種が取れれば良いのだ。
11.煮る
漉したもの(どろっとしている)を鍋に空け、弱火にかける。焦げつきやすいので、木べらで絶えずかき混ぜること。
ジュースは甘味を押さえ、ジャムは甘くしたい・・・・という時は、ここで好みの量の砂糖を加えてもいい。僕はやらないが。
12.煮詰める
適当な固さになったら、火を止める。これでジャムは出来あがり。
固さは好みによるが、僕は木べらで鍋底に線を引いてみて、それがじわあっと消えていくぐらいにしている。少しゆるいと感じるかもしれないが、時間が経って冷めてくると、ペクチンのはたらきでゼリー状になるのだ。
13.完成
ジャムは220gできた。この程度ならすぐ食べてしまうので、今回は熱いうちに瓶に入れ、少し冷ましてから蓋をするという簡単な方法を取った。
長期保存する場合は、蓋をする前に瓶ごと加熱して殺菌&密封する方がいいと思う。そちらの方法は、ここでは割愛する。ご要望があれば、お問い合わせいただきたい。
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