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まずは、この改造を考えた発端から。「バンダナ」と称された付属品をご覧いただきたい。どこからどう見ても、これは…
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これを後頭部に取り付けて、アクションとは無関係の方向になびかせるのはイタダケナイ。だからって、時計の針みたいにぐりんぐりん回して辻褄合わせるのもどうかと。
というワケで、小細工してみようという気になった。 ちなみにこのフィギュアについてのその他の感想は、別宅 FOXHOUND IRREGULARS にまとめている。興味のある向きは、ぜひどうぞ。 手を加えるに当たっては、次の2点を必須とした。 1. シチュエーションに応じて変形可能。 2. 布の質感。 …つーか、結果的には、そのまんま布を貼ってしまったんだが、そこらにある生地では目が大きすぎたり端の始末が面倒だったりする。 そこで選んだのがバイアステープ。お姉さんのスカートの裾上げとかに使うアレですな。いや、スカート以外にも使用されますし、もとよりガキんちょとかおばさんとかお婆さんとかもスカートは穿きますが。 工程は簡単。ゼリータイプの瞬間接着剤を付け、そこへ適当な長さに切ったテープを貼っていっただけ。 ただ、全体に接着剤を塗ってしまうとテカテカになって布の風合いが無くなってしまう。なので爪楊枝で少量ずつ、顔と一体になっている元のソフビ素材の下端につけて、ちまちまと貼り付けた。 貼り終えたら上側を止めながらテープを切っていき、部分的に折り返したり端をホツレさせたりして、洗い晒しの古布っぽくしてみた。 |
どんなもんでしょ。
で、最初の「変形可能」のほうも満たすべく、針金を仕込むことにした。 後頭部の「昆布差込口(昆布言うな!)」に、細い(造花用)のを差し込んで接着剤で止める。で、そこへ前から回してきた布を被せて、くるむように接着剤で止めていった。 |
結び目はほんとに布を縛ってみた。ちょっとデカくなってしまったが、雰囲気は出たと思う。
布の端はそのままだとホツレてしまうので、適当に切りほぐして形になったところで、瞬着を塗った。 …なんか、そこだけ汚れてカピカピって感じであるが、まぁいいか。却ってソレらしいかもしれないし(笑) で、このままだとちょっと長い。 『炎の転校生』か?ってなもんである。オヤジであるが。 が、しかし、適当に動かしてみると、意外とイケるんだなコレが。 |
こんなふうに曲げて。
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角度を変えて見ると、このとおり。
まぁ、悪くないじゃん? と、志の低いファンはそこで終わってしまったのであった。 なにせ切ってしまったらやり直しが利かないことでもあり、いささか及び腰になってるというのもある。いずれ、インスピレーションの神様が後頭部に蹴りをくれたら再調整ってことで。 …これだけだと寂しいので、次回予告。 |
…もしかしたらこっちかもしれません。
どっちにせよブキミ画像でごめんなさい。 |
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