『古墳バスター夏実 もしかして大団円』角川スニーカー文庫
第1巻 購入:1997/??/??
『古墳バスター夏実 II 太陽より愛をこめて♥』角川スニーカー文庫
第2巻 購入:1997/??/??
『古墳バスター夏実 III ドラゴン・ソング』角川スニーカー文庫
第3巻 購入:1999/04/01
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科学技術や文化的には現実の現代と同レベルな世界。しかし、この世界では魔法が使え、ドラゴンなどの幻獣が存在していたりして、少し考えると、よくそれで現実の現代と良く似た人間社会が成立しているものだ、と思えるのですが。
軽い気分で1巻目を(ちょっと立ち読みしてから)購入し、けっこう面白かった〜、と読み終わり。
一巻目が悪くなかったから二巻目も、と買って…神谷真と印南氷見香に惚れました(赤面)。
そして三巻目。…泣きました、良い話です。
『シャギードッグ 天使の序章(プレリュード)』GA文庫
第1巻 購入:2007/01/12 読了:2008/01/06
『シャギードッグII 人形の鎮魂歌(レクイエム)〜defeated〜』GA文庫
第2巻 購入:2007/06/16 読了:2008/01/07
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〈日本震災(ジャパン・クラッシュ)〉から復興した日本……舞台となる社会の雰囲気は、現代日本。ただ、様々な科学技術は未来的に進捗している、感じで。たとえば、脳内導入(インストール)する格闘プログラム、戦闘用パワードスーツ、遺伝子操作技術、等々。
さらに、そんな未来的科学技術と相反する感じの、武術(?)の超絶的達人や、超能力者としか思えない異能者たちが、深く静かに潜在していて。
格闘プログラムの保持者(ホルダー)は、自身の能力を確かめるためか、ストリート・ファイトに勤しみ。
異能者は暗躍し、達人は観照し。
…サイバーパンクな世界観、とは思えるものの、主人公の[武器]である「格闘プログラム」の周辺設定が無さ過ぎ/不安定/不確定な感じで、落ち着きません。自家用車並の社会的要素・存在感で描かれている、のかな、とは思えますが、たとえば、入手先/製造者/販売保守組織・資格審査や免許試験、等の有無とかは何も判りません。
主人公たちの物語そのものは、苛烈で深刻で爽快で、面白いのですが、その物語を彩る大道具の基礎が曖昧・不安定な印象なので、物語に安心してのめり込めない、残念さを感じています。