総監督:富野由悠季『ガンダム Gのレコンギスタ』サンライズ
鑑賞:2014.10.05#1,2〜2015.03.29#26(全26話)
公式サイト:http://www.g-reco.net/
以下は、『ガンダム Gのレコンギスタ』を視聴した感想です。…ドコモdアニメストアで視聴してます。
2014.10.05
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第1話「謎のモビルスーツ」(2014.10.05#01)
冒頭、謎のモビルスーツ・G−セルフが宇宙海賊に鹵獲され、操縦者(?)ラライヤ・マンディ(仮称)はキャピタル・テリトリィに保護される顛末が、詳細な説明無しで描かれ。
その後、キャピタル・テリトリィに独占的に供給されるフォトン・バッテリーを狙い、宇宙海賊が軌道エレベータのクラウンを強襲する展開が、軌道エレベータの説明と平行して描かれ。
元々が宇宙海賊の物だったのか、強襲部隊に参加していたG−セルフは、主人公ベルリ・ゼナムやキャピタル・ガードとの戦闘の結果、操縦者アイーダ・レイハントン(自称)ともども鹵獲され。
宇宙世紀の記憶・記録の残滓を持つ、リギルド・センチュリー世界。
地上には、宇宙から軌道エレベータを介して南米のキャピタル・テリトリィに、地上世界の主な動力源であるらしいフォトン・バッテリーが供給されていて、その対価として宇宙には、軌道エレベータで地上の産物が上げられていて。
軌道エレベータの保守・整備、クラウンやナットやミノフスキー・クラフトの保守・整備・製造・廃棄、等は、地上側でも行なっているのか・行なえるのか、それとも宇宙側の専権事項だったりするのか、で、かなり世界の様相が違いそうな気もします。
宇宙海賊は、軌道エレベータ以外の手段で宇宙と地上を行き来しているのでしょうか。キャピタル・テリトリィ以外にも軌道エレベータがあるのでしょうか。
軌道エレベータ・キャピタル・タワーの宇宙の端が、まだ未知・未描写なのは、もどかしいです(苦笑)。
地上から上がって行った人々は、宇宙でどんな活動をするのか。宇宙の人々は、どんな生活をしているのか。
モビルスーツ・G−セルフの謎よりも、個人的には、それが知りたいです。
2014.10.05
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第2話「G−セルフ 起動!」(2014.10.05#02)
地上の、キャピタル・テリトリィと対立・対抗(?)しているらしいアメリア国という勢力の後援(?)を受けている様子の宇宙海賊が、自前のモビルスーツ部隊でキャピタル・テリトリィに攻めてきて。
目的は、キャピタル・テリトリィに鹵獲された、謎のモビルスーツ・G−セルフと操縦者の奪還?
が、戦いの中で、主人公ベルリ・ゼナムが乗っていたG−セルフは、アイーダ・レイハントン(自称)を奪還しに来ていた宇宙海賊/アメリア国軍人カーヒル・セイントをビーム・ライフルで撃ち殺し。
…宇宙海賊たちの地上側は、キャピタル・テリトリィと近かったりするのでしょうか。それとも、空母的な地上移動手段を持っているのでしょうか。
キャピタル・テリトリィの人々の階級意識は温めなのでしょうか。社会的な長幼の序はある感じですが、上位の人たちが下位の者たちから畏怖されてる感じは無かった印象なので。
主人公ベルリ・ゼナムは、自分の所属・立ち位置について、どんな意識を持っているのか、が知りたいです。キャピタル・テリトリィ以外の世界・社会を知らない感じなのは判りますが。
今回、レッグというかガタッカというか、なスクーター的な2脚メカが出てきたのが、個人的には嬉しいです。
ベルリ・ゼナムにとってのG−セルフは、あるいはレクテンとかのモビルスーツもクラウンや軌道エレベータも、[ユニバーサル規格]という共通認識(共有幻想)でマスクされたブラックボックス的なスマホやタブレット端末なのかもしれない、と考えてみたり。
それとも、いずれ母艦となる宇宙船なりが出てきて、そこで色々と整備したり、戦闘で壊れた部分を修理したり、な、見慣れた光景・雰囲気も描かれるようになるのでしょうか。
2014.10.12
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第3話「モンテーロの圧力」(2014.10.12#03)
宇宙海賊は母艦を地上に下ろしていました。
宇宙海賊に参加しているアメリア大統領の息子クリム・ニックは、専用(?)MSモンテーロを駆り、単独でキャピタル・テリトリィに接近し、アイーダとG−セルフの引き渡しを強要します。
キャピタル・ガード/アーミィはクリム・ニック/モンテーロを迎撃しますが、デレンセン/カットシー以外は苦もなくあしらわれてしまいます。
キャピタル・ガードのクンパ・ルシータの深謀遠慮からか、G−セルフに乗ったアイーダ・レイハントン(自称)は、ベルリ・ゼナム、ラライヤ・マンディ(仮称)、ノレド・ナグ、ノベルを連れてクリム・ニック/モンテーロと合流し、不毛な戦闘を避けるように、宇宙海賊の母艦へと向かうのでした。
…キャピタル・テリトリィの実質的な防衛担当者らしいクンパ・ルシータは、G−セルフと、それを操縦できる者へ強い興味を持っている様子ですが、なんなのでしょう。
アメリアは好戦的、キャピタル・テリトリィは専守防衛的、と、現時点では見えます。
特権的な地位を得て幾星霜な感じのキャピタル・テリトリィは、豊かな者・持てる者であることで、持たざる者たちの心根を斟酌できない鈍感さを持ってしまっているようにも感じます。
それに対して、独自の宇宙戦艦やモビルスーツを持つ(持ってしまった)アメリアは、その技術力・戦力に背中を押されて、自分こそがキャピタル・テリトリィに取って代わり世界を牛耳るべきだ、的な欲望を抱いてしまっている、のではないかと想像してしまいます。…アメリアに、その技術や欲望を与えた何者かが存在する、のでしょうか。
クリム・ニックは、アイーダとG−セルフの引き渡しの要求時、キャピタル・タワーの破壊の可能性を宣言しました。
これはキャピタル・テリトリィ側にとって、アメリア/宇宙海賊に対する態度を硬化させるに足る言質になるのではないか、と思います。
脅迫に使った文言は、それを実行できなければ脅迫として有効ではないのですから。敵対者がキャピタル・タワーを破壊すると言った以上、キャピタル・テリトリィは、それを前提として・それをさせないような防護手段を選択するのではないでしょうか。宇宙海賊/アメリアの攻撃者に対して、捕縛ではなく破壊を前提に迎え撃つとか、あるいは、アメリア側の重要施設の破壊の可能性を宣言する、等。
もちろん、そういった際限のない破壊行動の可能性の応酬にする前には、そもそもの発言である「キャピタル・タワーを破壊する可能性の宣言」の撤回・可能性が無いことの確実な証明を、外交としては要求するのではないか、とも思いますけど。
具体的には、宇宙海賊/アメリア側による、クリム・ニックの宣言は宇宙海賊/アメリアの公式なものではないことの公言と、宣言者クリム・ニックの処罰の実行を求める、ことになるのではないかと思えます。
(2014.10.14 追記)
公式サイトの記述で。
『フォトン・バッテリー:リギルド・センチュリーの全ての動力源。地球上では採掘、製造できず、キャピタル・タワーによって地球にもたらされる』
『モビルスーツ:リギルド・センチュリーの時代ではモビルスーツの製造はタブーとされている』
…とあります。
ですが、宇宙海賊/アメリア国は、モビルスーツも宇宙戦艦(今回登場した赤い船)も持ってしまっています。
モビルスーツは、キャピタル・テリトリィが持ち・運用していることで、なし崩しに地上世界に普及し始めているのかもしれない、と思えます。
そして、地上と宇宙を往還できる船を持つ、ということは、宇宙側のフォトン・バッテリー供給者(たち?)が応じれば、キャピタル・タワー/テリトリィの介在を抜きに、科学文明を維持する要件の一つ・動力源を思うままに運用でき、キャピタル・テリトリィの対抗勢力として同等の位置に立てることになります。
…クリム・ニックの、キャピタル・タワー破壊宣言は、こういう意図・背景があっての発想・公言なのかな、と思ったり。
この『フォトン・バッテリーの地上への供給をキャピタル・タワーに独占させ、かつ、モビルスーツのような過剰な戦力を抑制する』体制・政策の緩和/崩壊は、宇宙の側の意志・政策の変化を意味するのでしょうか。それとも、キャピタル・テリトリィの優位を覆したいアメリアとかが、宇宙側に働きかけたり、自力で高度科学技術を自分のものにしたりした結果なのでしょうか。
『∀ガンダム』の、ムーンレィスの地球帰還計画のようなものを、RC世界の宇宙側で志向する者(たち?)が居るとか?
それとも、『ダンバイン』のショット・ウェポンのような、天才と野心を持つ個人が、宇宙からアメリアに高度科学技術をもたらしていたりとか。
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公式サイトの[World/Glossary 用語集]の[キャピタル・タワー]の背景には、近代的な都市部が見えます。その次の[ビクローバー]には、『ここを中心にキャピタル・ガード養成学校やセントフラワー学園、空港など都市部が広がる』ともあります。
ジャングルの只中に軌道エレベータの地上部があるだけ、と思ってましたが、ビクローバーと川を挟んだ対岸には、普通に都市がある様子です。
クリム・ニックがキャピタル・テリトリィに接近する時に使った経路には、鬱蒼としたジャングルと、機械類の見えない・広い農地や羊の群れしか無かったので、キャピタル・テリトリィには道路の類は無く、水運だけが頼りの世界かと思ったのですが。
キャピタル・タワーから下ろしたフォトン・バッテリーを地上世界に配布するための方法も、そこの河を使った水運だけでなく、航空機による輸送もある、と考えて良いのでしょうか。
…そこらへんのインフラも、今後に描かれることを期待したいです。
2014.10.19
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第4話「カットシー乱舞」(2014.10.19#04)
クリム・ニック/モンテーロとともに、G−セルフ/アイーダ・レイハントン(自称),ベルリ・ゼナム,ラライヤ・マンディ(仮称)、ノレド・ナグ、ノベル、は宇宙海賊の母艦メガファウナが係留されている島へ到着します。
キャピタル・テリトリィでは、ベルリ・ゼナムとノレド・ナグの救出を名目に、キャピタル・アーミィの初陣が発進するのでした。
G−セルフを扱える者として、ベルリ・ゼナムとラライヤ・マンディ(仮称)は宇宙海賊/アメリアからも注目されます。
クリム・ニックの監視下でベルリがG−セルフを動かしたところで、キャピタル・アーミィがメガファウナを強襲します。
ミノフスキー粒子で通信を阻害され、ベルリの仲介・停戦の意志はキャピタル・アーミィには届かず、その間にも、キャピタル・アーミィと宇宙海賊/アメリアの戦闘は損害と死傷者を増やして行きます。
G−セルフの中でベルリが「スコード!」と叫ぶと、G−セルフは球形の衝撃を放ち、その不可思議な威力を見たキャピタル・アーミィは撤退するのでした。
メガファウナに収容されたG−セルフは、ベルリとアイーダの身体に「何か」を刻み(?)、操縦席の脱出機構を示しました。
クリム・ニックはアイーダとベルリに、宇宙から来る脅威(?)の存在を告げるのでした。
…今回も、色々とこの世界の状況について情報が追加されました。
キャピタル・テリトリィは、地上世界の科学技術を恣意的に操作して国家間の戦争状態を引き起こしている?
宇宙から来る脅威に備えて、キャピタル・テリトリィはアーミィを組織した?
ミノフスキー粒子の散布は、対話の打ち切り・拒絶の意志の明示なのだな、と思えた今回でした。
キャピタル・タワー運行長官の息子、ベルリ・ゼナム。
アメリア大統領の息子、クリム・ニック。
アメリア重鎮(総監?)の娘らしい、アイーダ・レイハントン(自称)。
…出自は三人とも高位ですが、この中でベルリだけ立場は宙吊り状態です。
その、まだ何者でもないベルリ・ゼナムは、周囲に流されてか・自分自身で選んでか、彼が望むような方向で、何者かになる、のでしょうか。G−セルフの不可思議な動作・機能は、ガンダム・ユニコーンの「箱への道標」的なものを、ベルリたちにもたらす「何者かの意志を託された道具」なのでしょうか。
科学技術の利用について、厳しいタブーが設けられている感じの事前情報だったのですが、地上世界の国家間戦争で空中戦が行なわれていることが仄めかされたり、キャピタル・テリトリィもアメリアもモビルスーツや二足メカや飛行機械を文字通り呼吸をするように・手足のように使いこなしていて、どこに禁忌の制約があるのか判りません。
このまま、特に禁忌の制限も躊躇も持たない者たちの間での闘争が描かれることになるのでしょうか。
宇宙から来る脅威。
キャピタル・タワー運行長官を脅かすもの・キャピタル・テリトリィに軍備増強を促すもの。
各話タイトルの背景には木星軌道程度の太陽系が描かれている感じですが、いずれそのスケールで、この物語世界は描かれるのでしょうか。
***
「スコード」
『キャピタル・タワーを神聖視している』キャピタル・テリトリィの宗教、と公式サイトの記述にあります。
初めて見聞きしたときには、カーゴカルトな感じ? などと思いました。
英語で S.Cord/Code と記述したりして、と空想。
S は Space/Safety/Supply/Survival あたり。
Cord なら綱(つな)/束縛。Code なら符牒/規約/法典。
…つまり、軌道(宇宙)エレベータと、その機能・役割を重層的に込めた呼び名、かもしれないと。
ビクローバー。
キャピタル・タワーの地上施設の呼称。
Be Clover。
四つの施設が四つ葉のクローバーな配置をされているのと、休耕地にクローバーを播き地力を回復させるイメージを託した、のかもしれないと空想したり。
2014.10.26
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第5話「敵はキャピタル・アーミィ」(2014.10.26#05)
量産型可変MSエルフ・ブルック第1号機と数機のカットシーが、宇宙海賊の船の追撃(?)に発進します。キャピタル・タワー運行長官ウィルミット・ゼナムは、スコード教のタブーを自ら破るキャピタル・アーミィの行動に不信/不満を持つ風です。
その頃、ベルリ・ゼナムはクリム・ニックの勧誘をいなしながら、アイーダ・スルガンの気持ちを自分に向けるためにか、G−セルフでメガファウナを守ることを宣言します。
メガファウナは補給を受けた後、「艦隊の弾道飛行」を支援する囮になるために発進します。
そこに、エルフ・ブルックとカットシー部隊が強襲を掛けてきます。
エルフ・ブルックの火力とカットシー部隊の機動力に押される感じのモンテーロ/クリム・ニックとグリモアでしたが、G−セルフ/ベルリ・ゼナムの機転・発想によって、キャピタル・アーミィを撤退させます。
…アイーダ・スルガンの、ベルリ・ゼナムへの隔意を払拭できない情動は、戦死したカーヒルへの思慕的なものなのか、キャピタル・テリトリィ全体への隔意なのか、隔意を維持しきれない自身の感情への不信とかなのか、ちょっと読めません。
ベルリ・ゼナムの行動は、アイーダ・スルガンへの好意だけでなく、宇宙海賊の行動を内側から可能な限り抑止できるかも的な胸算用や、母親と同じ感じの、タブー破りを平然と見せつけるキャピタル・アーミィの行動への嫌悪・反発もありそうです。
あーでも、タブー破りへの嫌悪・反発を言うなら、宇宙海賊/アメリアもキャピタル・アーミィと同罪以上になる訳で、いまベルリ・ゼナムが宇宙海賊側に居るのは、ひとえにアイーダ・スルガンへの一方的な好意/関心でしかない、とは言えるでしょうか。キャピタル・アーミィへの嫌悪・反発が、良く知っているはずの・自分が属するキャピタル・テリトリィの、嫌な・悪い方向への変節であるのに対して、宇宙海賊/アメリアは、出会いの時点で「そういう違反者」であることから、却って宇宙海賊/アメリアの側への嫌悪感・反発心が湧かないでいる、とか? 現時点で、ベルリ・ゼナムはG−セルフを使いメガファウナから脱出・離反することはいつでもできる、的な酷薄な思考もしているようですし。
宇宙海賊/アメリア側も、「艦隊の弾道飛行」や「キャピタル・タワーの占拠」など、引き返せない一線を越える行動を決意してる感じで、キャピタル・アーミィとの全面的な闘争は避けられそうにありません。
穿った読みですが、アメリア/宇宙海賊とキャピタル・アーミィは、宇宙から来る脅威に対して共闘を約束していて、しかし、自分たち以外の人類には、その脅威の存在自体を知らせないようにしたいとも思っていて、それでも武力の増強が急務なので、武力増強に理由を付けるために表向きは互いを脅威として闘争を演じている、のかもしれないとも考えたり。
現在の展開が、そんな迂遠な意図の元の行動結果か否かは、今後の両陣営の振る舞いや「脅威」の正体しだい、でしょうか。…明朗快活ロボットアニメとして、そんな含みの多すぎる設定をする意味があるのか、と言う点でも、その可能性は低い気もしたりしますけど(苦笑)。
あるいは、宇宙から来る脅威に対して、アメリア/宇宙海賊とキャピタル・アーミィは、個別に・対抗意識すら持って、自分たちだけで対抗する前提で、現状は競争者である互いの足を引っ張りあってしまっている、と見るべき、なのかもしれません。
単独で宇宙から来る脅威を撃退することについては、どちらの陣営も、捕らぬ狸の皮算用で「自分たちだけで撃退可能」と楽観視してしまっていて、その楽観視で夢想する、宇宙から来る脅威を撃退した後の、地球に対する支配権・優先権を維持/奪取すべく、敵意を向けあっている、的な。
エルフ・ブルックを駆るマスク男については、あまり関心は持てませんでした。
2014.11.02
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第6話「強敵、デレンセン!」(2014.11.02#06)
弾道飛行するメガファウナを追い、キャピタル・アーミィはカットシー+ブースター付きSFSを地上から、デレンセン/ブースター付きエルフ・ブルをアンダーナットから、それぞれ発進させます。
メガファウナは、ベルリ・ゼナム/G−セルフ+リフレクター・パック、クリム・ニック/モンテーロ、グリモア隊、G−アルケイン、をSFSに乗せて出し、迎え撃ちます。
ベルリは、G−セルフが使うSFSにノレド・ナグとラライヤ・マンディ(仮称)を侵入させておき、機会があればメガファウナ/宇宙海賊から離脱する算段もしていました。
ベルリはSFSで高度を取り、さらにG−セルフで高く上がって、アメリアの艦隊が軌道上に存在することを確認し、そのデータも得ました。
そこでキャピタル・アーミィとメガファウナが戦闘状態に入り、高軌道から襲来したデレンセン/エルフ・ブルとの激闘の末、ベルリとデレンセンは、G−セルフとエルフ・ブルの操縦者が誰であるかを知り、直後にG−セルフがエルフ・ブルを撃墜するのでした。
戦闘で損傷し軌道上から地上へ向けて落下していたクリム・ニック/モンテーロをG−セルフの性能で救助したベルリでしたが、メガファウナに帰還後、デレンセンを撃墜した事に衝撃を隠せないのでした。
…メガファウナは、また地上の秘密基地(?)に戻る様です。
今後も、こんな感じの単独での遊撃任務が続くのでしょうか。それとも、軌道上で見た艦隊と歩調を合わせた作戦が始まるのでしょうか。
G−セルフとエルフ・ブルの動きから、それが操縦者の癖・咄嗟の反応であることを感じ取り、互いが誰かを認識して、しかし戦いの流れ・一瞬の交錯が勝敗と生死を分ける、ベルリにとっては二度目の・より自覚的な殺人になってしまいました。
デレンセン殺しを自覚したベルリは、カーヒル殺しを再考するか否か。そして、それを踏まえて、次回以降のベルリは周囲に対して、どう思考・行動するかの描写が、物語の先行きを決めるのでしょう。
エンディングの、腕を組んで歩くカーヒル/ベルリ/デレンセンの姿は、生きるベリルが死んだカーヒルとデレンセンを忘れずに心に刻んで歩き続けるという象徴、なのでしょうか。
G−セルフのリフレクター・パックは、反射というよりも無効化・吸収という感じで、アブソーバー・パックじゃないのか、とか思ったり。
アンダーナットの、クラウンから軌道車両で回転速度を合わせて外周円環へと移動する様子や、外周円環には地上と同等の内部環境を持つ生活区画があること、等が描かれました。
あの外周区画で「生活」している人たちは、どんな用件で、どれくらいの期間、あの場所に居るのでしょう。
ベルリの母親/キャピタル・タワー運行長官が、アンダーナットの軍備について何も知らない・知らされていない・感知できていなかった、らしい現状は、彼女の個人的な性格・性向によるものなのでしょうか、キャピタル・アーミィが意図的に秘匿していたからなのでしょうか。
十年一日に同じ業務が変わらずに続く・人々はスコード教を守りタブーから離れ平和に穏やかに日々を過ごす、という感じに、あの運行長官が考えているような人柄だから、周囲の変化に気を付けようとせず・気が付かずに、色々と驚いているのでしょうか。そのような人柄の人だから、あの職務が任されたのでしょうか。…だとしたら、そう仕向けた者の底意地の悪さ・人を信頼していない感じが気にかかります。
(2014.11.03 追記)
ベルリがG−セルフでデレンセン/エルフ・ブルを撃墜してしまったこと、に自分が主人公よりは軽い・淡いものの、それなりに重さ・衝撃のようなものを感じている、と気付きました。
カーヒル/グリモアをG−セルフが撃ち倒した時には、「敵」の死に、主人公と似た感じに、あまり深刻さも衝撃も感じてなかったと思います。
この2つの「死」の後味の違いは、視聴者として主人公に感情移入していたからかな、と思います。
そしてこの重さ・衝撃の、おそらくは何倍もの重さ・衝撃を、カーヒルを失ったアイーダや、デレンセンを失ったベルリは、それぞれに感じているのだろうな、と改めて思っています。
2014.11.09
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第7話「マスク部隊の強襲」(2014.11.09#07)
メガファウナは、アメリア軍の作戦支援としてキャピタル・アーミィを牽制しようと、自身の大型ダミーバルーンを出発させます。
クリム・ニックは、ラライヤ・マンディ(仮称)にG−セルフを扱わせようとします。
キャピタル・アーミィの基地化が進むナット(アンダーナットよりも上にあるナットに思えます)の様子に憤懣やる方ない様子のウィルミット・ゼナム運行長官は、アンダーナットに居るキャピタル・アーミィ司令官ジュガンに会いに行きますが、そこで、息子ベルリ・ゼナムが(キャピタル・テリトリィ側からの視点では)拘束され続けている海賊の母艦の場所を目にして、アンダーナットに格納(保管?)されている、宇宙から地上へ降下可能な無動力(?)飛行機を、小芝居を見せながら(公人としての自分をごまかしながら?)強引に徴用して、地上に向かってしまいます。
一方その頃。
クンパ大佐が何処からか調達したらしい大型宇宙母艦ガランデンから、マスク男を隊長とするエルフ・ブルックの部隊が出撃し、姿を捕捉されたメガファウナ(のダミーバルーン)に接近し、戦闘が始まってしまいます。
エルフ・ブルック部隊にクリム・ニック/モンテーロたちは劣勢に立たされますが、補給に来ていたアメリア軍の正式量産MSジャハナムで出撃し、ラライヤからG−セルフを受け取ったベルリ・ゼナムの支援と、アメリアが派遣していたらしい大型モビルアーマー・アーマーザガンの出現で、エルフ・ブルック部隊は撤退するのでした。
…ナットで普通に生活している人々の存在が、興味深いです。キャピタル・テリトリィの人々なのでしょうけど、彼らの世界観を聞きたいです。
できる限り死者を出さないように戦っていることが判るベルリ・ゼナムの戦い方ですが、いつまでそれが通用するのでしょう。彼がその戦い方を変える展開はあるのでしょうか。
アイーダ・スルガンの特殊性というか、宇宙海賊の指揮官と親しく、G−セルフを操縦し、宇宙海賊に参加し、専用(?)MS・G−アルケインを得ていながら、アメリア軍の作戦や装備を知らない様子なのは、どんな階級・環境なのでしょう。その知識の偏りは、自分が望んだ・求めた・取捨選択した成り行きなのか、周囲が配慮・操作したものなのか。彼女自身は、どこまで偏りと自覚しているのか。その変容も描かれて欲しいです…視聴側が想像できる手掛かりは、あるでしょうか/こちらが、その手掛かりを見過ごさず見出せるでしょうか。
ベルリ母の職場放棄は、今の自分を取り巻く状況への反抗、と思えば良いのでしょうか(苦笑)。キャピタル・アーミィが運行長官を無視して好き勝手をするなら、自分も相手を無視して好き勝手をする、という感じの自己弁護・自己欺瞞で。その方向性が、対決からの逃避になるのは、彼女が戦いを忌避しているから、でしょうか。あるいは、事務方や政治的な方向での工作は、既にいやになるくらい試していて効果が皆無だったからこその、あの暴挙なのかも、とも思えますけど。
キャピタル・アーミィが大型宇宙母艦(でしょうね)を確保してましたが、どこから入手したのでしょう。いにしえのアナハイムみたいな、連邦軍にも反連邦組織にも武器を供与する者・組織が、R.C.世界にも存在しているのでしょうか。
建造中(?)の映像を見ると、どうやって出すのか謎な感じの、狭いドックに入ってましたが…まさか、発掘戦艦な可能性が?
ダミーバルーンは、メガファウナの上を通して外に出す時の、自力で浮揚している感じや、巨大な船体の剛性・変形や方向制御や観測された時の情報欺瞞を考えると、浮力の多くをミノフスキー・クラフトに任せていて、単純に軽い気体を充填して膨張させているのではなく、外形の形成や維持にもミノフスキー・クラフト(の浮力/反発力?)を使っていて、要所を硬い材料で補強している、のでしょうか。ラライヤ・マンディ(仮称)が目撃した「光る障壁」からすると、リフレクター・パック技術も使ってたりするのかも?
まさか、アメリアが上げている宇宙艦隊の中に、示威と欺瞞を目的にダミーバルーンのものがあったりしたり?
ベルリが何気なく「モビルアーマー」と口に出してたり、キャピタル・アーミィの隊員が普通に大気圏グライダーと言っていたり、キャピタル・テリトリィではない外部から宇宙艦を調達できている感じだったり、アメリアがMSや宇宙艦隊を所有・運用していたり、科学技術情報に関するタブーは、もう完全に有名無実になっているように見えます。
2014.11.16
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第8話「父と母とマスクと」(2014.11.16#08)
前回にメガファウナが放流(?)したダミーバルーンを基点(?)とする、アメリア部隊とキャピタル・アーミィ部隊の戦闘は、アメリア側のモビルアーマー・アーマーザガンが参加した後も継続していました。
アーマーザガンを護衛にしていたらしい輸送部隊には、アイーダ・スルガンの父親であるアメリア軍総監グシオン・スルガンが同行(指揮?)していました。
ベルリ・ゼナム/G−セルフは、ミック・ジャック/アーマーザガンがキャピタル・アーミィを牽制する下で、グシオン・スルガンが持参した新しいバックパックであるトリッキーパックを装備させられ、使用/試用し、マスク隊長のエルフ・ブルックを動作不調に追い込んで殴り飛ばし、中破・退却させるのでした。
その後、宇宙から飛来する大気圏グライダーを不用意に撃墜しようとして高々度まで到達してしまった、いまいち制御しきれていないアイーダ・スルガン/G−アルケインを、ベルリ・ゼナム/G−セルフ・トリッキーパックが追い、なんとか無事にウィルミット・ゼナム/大気圏グライダーを確保しました。
メガファウナで、グシオン・スルガンとウィルミット・ゼナムは対話し、そこでアメリア側から月周辺での怪しい活動の存在が明かされます。
キャピタル・アーミィの戦艦ガランデンには、キャピタル・アーミィに補充兵として加わったらしい、ルイン・リーの恋人マニィ・アンバサダが、長い髪を切って乗り込んでいました。
マニィはマスク隊長がルインであることを知りますが、マスク隊長の意地剥き出しの言葉に、恋人ではなく部下として(?)応じるのでした。
…メガファウナの旧名(?)はニック・スペース。クリム・ニックのニックと同根だとすると、アメリア大統領の肝入り、の印だった?
キャピタル・アーミィの戦艦ガランデンは、アメリアと対立するゴンドワンから得たものではないか、とアイーダ・スルガン/アメリア側は考えている様子。それだけの技術を、アメリアもゴンドワンも持っていることの明示になりますが、アメリアとの対立姿勢を鮮明にしているキャピタル・アーミィがゴンドワンと繋がっている可能性を考えて、アイーダ・スルガンは驚いた、のでしょうか。
「スコード教がフォトン・バッテリーを地球に配ってくださっているのは、地球で生き延びた人類を再生させるためなのです。何があろうと、キャピタル・タワーはそそり立っているものです」
スコード教自体が、宇宙から地球に与えられた「規制」のように聞こえます。
月周辺に、未知の存在が増えつつある、として、それが何故、キャピタル・タワーの危機に直結するのでしょうか。スコード教の文言や技術情報タブーの規約に、それを示唆するものがあったりするとか? その関係性の穴埋めは、今後に期待したいです。
スコード教や技術情報タブーの「禁止」は、もしかすると最初は「宇宙のことは気にせず、地球の再生に専念しましょう」という感じの「指向」な感じのものではなかったのか、と想像したりも。それが年月を経る内に、厳格固陋になっていったのではないか、と。
地球の人々が宇宙に目を向ける・興味を抱く・野心を持つ、そんな時代・事態が再来した世界に対して、それを禁止し禁欲を求める現状維持勢力は、いまのところ強権で押さえつけることしか考えていない様子です。
あるいは、アメリアやゴンドワンがMSや宇宙船を持つまでの状況を座視していたキャピタル・テリトリィ調査部は、その世情自体は黙認し続けるつもりだった、のでしょうか。それが、月の異変で状況が変わったと考え、キャピタル・アーミィを立ち上げた、とか?
とすると、これまでの小競り合いは、月の異変に対抗するための主導権争い、なのでしょうか。だとしても、武力衝突は不要でしょうし、政治的な交渉力の不足の露呈としか思えません。
現状を平和的なものに変えるための、クンパ・ルシータ大佐やウィルミット・ゼナム運行長官、アメリア大統領やグシオン・スルガン総監、ゴンドワンの高官、それら全員の対話・交渉は、行なわれるのでしょうか。
「ヘルメスの薔薇」と呼ばれる、禁忌とされる技術情報のデータベースと推測される存在ですが、もしかしてラビアンローズ(『Zガンダム』,『ZZガンダム』)かスターローズ(『銀河機攻隊マジェスティックプリンス』)かAGEビルダー(『ガンダムAGE』)な感じの工場機構だったりするのかも、と、レクテン以下のMS群の充実ぶりを考えると想定したくなりました。
2014.11.23
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第9話「メガファウナ南へ」(2014.11.23#09)
クリム・ニックはミック・ジャック/アーマーザガンとともにアメリア本国へ?
グシオン・スルガン総監は、ウィルミット・ゼナム運行長官の案内で、メガファウナごとキャピタル・テリトリィ/タワーに向かいます。
途中、マスク隊長が襲撃してきましたが、無人のモンテーロを捨て駒にして撤退させます。
キャピタル・タワーに到着した一行はスコード教の法皇に合い、フォトン・バッテリーを供給し続けている宇宙の勢力と懇意なはずのスコード教から、月周辺で起こっている異変の意味を訊こうとしますが、法皇は、知らないのか韜晦なのか、何も答える感じではありません。
そこに、クンパ・ルシータ大佐が姿を見せましたが、直後にキャピタル・ガードが現われベルリ・ゼナムを連行しアイーダ・スルガンにも同行を求めたのでした。
…スコード教法皇の最後のポーズ、いわゆる「ろくろを回す」というやつでしょうか(笑)。
いまいち、大人の皆さんの会話は間接的に過ぎて把握し難いです。彼らの間では常識な事物が、視聴者に全て開陳されている感じでも無いので。
キャピタル・ガードのベルリ・ゼナム連行は、メガファウナでの戦闘行動に関係していたりするのでしょうか。
メガファウナを隠した、廃墟化している大型施設は、飛行場の格納庫のようにも思えました。
歩行メカはキャピタル・テリトリィ周辺の普通の人々が常用し、カブっぽい車両も使ってたりしているのに、大型車両は見当たらず、道路の整備も行なわれていない様子なのは、謎です。
飛行場や道路は、自然に飲み込まれつつも形を保っている程度の過去に放棄されている、という示しなのでしょうか。普通の自動車の類も歩行メカに取って代わられている、と。
クンパ大佐は、キャピタル・アーミィに関与はしているものの、支配も指揮も管理も全く権限外な感じなのが意外でした。クンパ大佐を勧誘(?)し、キャピタル・テリトリィの権力を使い、アメリアやゴンドワンと戦争を起こしたいだけな感じの勢力が、もしかして存在しているのでしょうか。
クンパ大佐やスコード教法皇の物言いの「視点」が、宇宙出身者の様に感じました。
もしかしてキャピタル・テリトリィの人々の先祖が、軌道エレベータとともに地上に帰還した人々だったりするのでしょうか。
宇宙から来た人々には地上施設に対する思い入れは何も無いので、空港も道路も放置して、軌道エレベータ/ビクローバーの周辺に住むようになって。軌道エレベータで故郷である宇宙と行き来してる感覚でキャピタル・テリトリィは始まっていて、フォトン・バッテリーの配布も、「自分たちのものを配っている」感覚で始めたもの、とか。
宇宙への帰属意識は、地上の人々に同化する過程で薄れていても、一度固定化してしまった体制・構造だけが変わらず続いてきているのかも、などと空想したり。
2014.11.30
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第10話「テリトリィ脱出」(2014.11.30#10)
ベルリ・ゼナムとアイーダ・スルガンとノレド・ナグとラライヤ・マンディ(仮称)を教会から連れ出したキャピタル・ガードのケルベス・ヨーは、二足歩行メカと飛行メカ・ダベーを使い、メガファウナへと向かいました。
同時刻に、キャピタル・アーミィでは新型モビルスーツ・ウーシァのお披露目が、キャピタル・テリトリィの首相以下の議員も列席して行なわれていました。
一方、体調の優れない感じの法皇を置いて、アメリアのグシオン・スルガン総監はキャピタル・ガード調査部のクンパ大佐と討論を始めますが、その対話はキャピタル・アーミィからのクンパ大佐呼び出しで中座します。
ウーシァのお披露目の後は、クンパ大佐を交えて、カットシーとウーシァによるメガファウナ強襲作戦の壮行会になっていました。
メガファウナでは、キャピタル・アーミィのケルベス・ヨーが持ち込んだ高トルクパックをG−セルフに装着させていました。
発進するメガファウナを、ケルベス・ヨー以下のキャピタル・ガードがレックスノーで護衛します。
襲来したキャピタル・アーミィのウーシァ/ベッカーが、ベルリ・ゼナムとラライヤ・マンディ(仮称)の引き渡しを要求しますが、G−セルフ/ベルリ・ゼナムの活躍もあって、メガファウナはキャピタル・テリトリィからの脱出を果たすのでした。
キャピタル・タワー/クラウンに、法皇と運行長官とグシオン総監が乗り、アンダーナットへ。グシオン・スルガン総監はアンダーナットから大気圏グライダーでアメリアへ帰還することに。教皇は、1週間をかけて宇宙のザンクト・ポルトという場所へ行く、と。
メガファウナは宇宙まで上がって。
アンダーナットから大気圏グライダーで発進したグシオン・スルガン総監は、アメリア本国の大統領が宇宙艦隊を発進させる宣言をしたらしい、と知って驚き。
法皇と運行長官のクラウンには、クンパ大佐とマスク隊長も、新型モビルスーツ・マックナイフと共に乗っていました。
さらに、キャピタル・アーミィの宇宙戦艦ガランデンも、両舷の翼のようなブースター(?)を切り離すと、スペース・ガランデンとして宇宙へと向かったのでした。
…トワサンガは月の裏側にあるスペースコロニーの呼称らしい。宇宙にはザンクト・ポルトという場所がある。アーミィの宇宙戦艦ガランデンはゴンドワンからクンパ大佐が調達した。
重要そうな情報が幾つも詰め込まれていて、何度か見返しました。
物語の焦点は、あっというまに宇宙での武力対立の可能性になった感じです。
キャピタル・アーミィの強硬な武力行動。アメリアの宇宙展開。ゴンドワンの思惑。そして、月の活動。
もう、ベルリとノレドがキャピタル・テリトリィに戻り、ラライヤ・マンディ(仮称)が姿を消し、たとえG−セルフが破壊されたとしても、キャピタル・テリトリィとアメリアの対立は収まりそうに無い感じです。
クンパ大佐やグシオン総監の思惑や抑制しようとする意志を越えて、武力衝突は大規模になって行く感じです。
ウーシァ/ベッカーを撃破した直後、明りを向けてきたカットシーに「帰ってくれ」と言ったとき、操縦席のベルリは何も触って無い様に見えるのに、ベルリの動きとG−セルフの動きが同期してるのに驚きました。
(2014.12.02 追記)
そういえば、ケルベス・ヨーはデレンセン大尉について、ベルリとは何も話さなかったな、と思い。
そういえば、アイーダはベルリにカーヒル大佐のことを言わなくなったな、とも思い。
デレンセンと戦った後から今回までにベルリは。
ノレドと話し。アイーダと話し。クリム・ニックと話し。メガファウナ艦長と話し。ハッパと話し。という行動を、何度繰り返したのだろう、と思い。
メガファウナに、アイーダの父親の訪れを見て。加えて自分の母親を迎えて。
カーヒルとデレンセンとの戦いについて、ベルリは、自分の母親やアイーダの父親に、何か話したのだろうか、と思い。
対話するところを描かないのは、大人と少年・青年の隔絶/断絶の表現だろうか、などと思い。
物語的・キャラクター的には「過去のこと/乗り越えていること」なのかもしれないけれど、そうなる過程を、もう少し具体的に描いて欲しいな、という我が儘/贅沢を思い。
2014.12.07
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第11話「突入! 宇宙戦争」(2014.12.07#11)
メガファウナは、キャピタル・タワーに先攻で戦闘を仕掛けようとしているらしい、アメリアの宇宙艦サラマンドラ他1隻を止めに動く感じに。
クリム・ニックとミック・ジャックが指揮する(?)アメリアの宇宙艦サラマンドラ他1隻は意気軒昂に、キャピタル・タワーへ向かい。
アンダーナットから大気圏グライダーでアメリアへと帰還するグシオン・スルガン総監は、キャピタル・タワー由来の物に問答無用で攻撃を仕掛けるサラマンドラ他1隻の砲撃をかわし(苦笑)、アメリアの首都に。そこでアメリアの大統領(クリム・ニックの父親)と対話しますが、軍令に従いサラマンドラの後方支援を担うことに。
クンパ大佐はアンダーナットでキャピタル・アーミィに合流し、法皇は運行長官とクラウンで、キャピタル・タワーの一番上のナットであるザンクト・ポルトへ向かい。
そして、サラマンドラ/クリム・ニックのモビルスーツ部隊とアンダーナットから出たカットシー部隊が戦闘に。
メガファウナからレックスノー/ケルベス・ヨーが出て交渉しようとしますが、マックナイフ/マスク隊長はそれを捕らえ、メガファウナにG−セルフとラライヤ・マンディ(仮称)の引き渡しを迫ってきます。
レックスノーが捕捉から脱してメガファウナに戻った後は、ラライヤ・マンディ(仮称)の入手を優先するマスク部隊は攻撃を手加減するしかなく、G−セルフの猛攻に撤退します。
戦闘後、キャピタル・アーミィのガランデンとアメリアのグシオン艦隊は、法皇の存在を口実に(?)ザンクト・ポルトを目指します。
「どっちを向けば、明日があるんだ」
…J9の「どっちもどっちも」を連想しました(^^;。
アメリアはモビルスーツや宇宙戦艦の力に酔っている感じ?
キャピタル・アーミィはアメリアの突出を抑えたいだけ?
どちらも今のところ、宇宙からの脅威については二の次な感じが。
アメリアもキャピタル・アーミィも新型モビルスーツを出してきましたが、インパクトはマックナイフの方があった感じですね(苦笑)。クリム・ニックの青い宇宙用ジャハナムは、クリムの才能があって、な印象が。
アメリアの宇宙艦は、丸い車輪のような部位・装備があって、ザンスカール帝国の車輪戦艦を彷彿とさせます。
マスク隊長は、マスクを通じて意識を偏向させられてる感じもしますが、あれは彼の元々の性質だったりするのでしょうか。
ベルリ・ゼナムがG−セルフの操縦者である、とマスク隊長は知ったはずですが、それをクンパ大佐などキャピタル・アーミィの周知にするのでしょうか。
マックナイフは一撃離脱戦用なモビルスーツ、に思えます。機動力はありそうですが、小さな機体だと高機動に必要な噴射剤の絶対量は少なそうです。
今回G−セルフがバララに使った「質量を持った残像」(?)は、トリッキーパックの機能をG−セルフ単体で発揮した感じにも思えます。そういう成長機能をG−セルフは持っている、のでしょうか。そして、操縦者/ベルリの発意に応じて機能は発揮される?
2014.12.14
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第12話「キャピタル・タワー占拠」(2014.12.14#12)
G−セルフは、トリッキーパック以上に機体を包み込む感じのアサルトパックを装着し。ラライヤ・マンディ(仮称)は、それがG−セルフを束縛する感じなのが気に入らないらしく(とノレドとかは解釈している?)、暴れて。
クリム・ニックたちは、キャピタル・タワーの上の端=ザンクト・ポルトを占拠する作戦を始めて。
キャピタル・アーミィ/ガランデンは、マスクのマックナイフ3機とエルフ・ブルック3機(?)を出して、アメリア艦隊を追撃し。
マスク部隊がミサイルでアメリア艦隊を攻撃し、アメリア艦隊も応射したところを、横からベルリ/G−セルフがアサルトパックで攻撃。
アメリアのモビルスーツ部隊とマスク部隊が交戦したものの、互いのモビルスーツを何機か落としただけで痛み分けに。
アメリア艦隊は、補給船に故障を偽装させてザンクト・ポルトに入ることに成功してしまう。
ベルリたちは、メガファウナでザンクト・ポルトの一つ下のナットに入港。G−アルケインがG−セルフを捕縛した形でザンクト・ポルトへ。
法皇、クンパ大佐、運行長官、と、クリム・ニック、グシオン総監、ミック・ジャックが舌鋒を交えているところに、アイーダ・スルガン、ベルリ・ゼナム、ノレド・ナグ、ラライヤ・マンディ(仮称)が顔を出し。
そこに、アメリアの宇宙艦を狙撃する、という形で、月からの脅威が姿を見せて。
それは、新たな軍隊? 軍用艦の群れとモビルスーツ部隊の姿。
…ザンクト・ポルトは、静止衛星軌道高度にある感じ? それより上には軌道エレベーターは無いようですが、では、ナット群のミノフスキー・クラフトの作用が、地上側の軌道エレベーターの質量を支えている、と考えるしか。地球側の構造物の重さが掛かっていないからこそ、静止衛星軌道高度のザンクト・ポルトは、その高度に居続けることが可能と思えるので。
マスク部隊/マックナイフの攻撃が、番組中間のアイキャッチ的なダンスにも似て、手足の内臓銃器の射線を相手に向ける動きに回避運動も絡めたものなのか、舞踊・武闘な要素が入ってる感じで、なるほどというか酔狂というか、でした。
月からの軍隊(?)の意向次第、ではあるのでしょうけど、このまま月勢力と地球勢力の戦いになってしまう、のでしょうか。
G−セルフ/ラライヤ・マンディ(仮称)が対話の鍵になったりする、のでしょうか。
(2014.12.15 追記)
そういえば、アメリアやゴンドワンは、ヘルメスの薔薇の設計図を、どこから・どうやって入手したのでしょう。
アメリアはカリブ海に研究所(?)を持ってるらしいですが、ゴンドワンは不明です。そもそも禁忌の情報の入手先としては、その禁忌を設定した大本が一番な訳で、とすると、キャピタル・テリトリィかスコード教の関係者が怪しい、と考えざるを得ず。
それこそ「火種と火消し」な感じで、キャピタル・テリトリィによる地球人類の制御策の一環かも、と考えたくなったり、です。
キャピタル・テリトリィやスコード教の関係者、となると、フォトン・バッテリー供給先である宇宙にいる何者か、による示唆も考えられて。
ならば、月からの脅威と一括りになってますが、地球側に禁忌情報をもたらした/与えた勢力と、地球人類には禁忌情報を与えたくない勢力と、みたいな感じの対立もあるかも、そか想像したくなったり。
2014.12.21
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第13話「月から来た者」(2014.12.21#13)
アメリアの軍船を狙撃した月の艦隊から、モビルスーツ部隊に護衛された連絡艇がザンクト・ポルトへ向かい。
それと前後するように、クリム・ニックの発案・音頭で、アメリアとキャピタル・アーミィのモビルスーツ群が、白旗を持って月艦隊に近付き、その旗艦らしき船を落とそうと試みたものの、月の艦隊は前触れも無く接近するモビルスーツ群に対して艦砲射撃を行い、クリムたちはザンクト・ポルトへ戻り。
月の艦隊からの交渉(?)の使者がザンクト・ポルトに入り、法皇を最上位者に置く感じで、しかし居丈高な態度を持って、月の艦隊の使者たちは、キャピタル・テリトリィとアメリアの要人との対話を行い。
大人たちの話し合いの場を後に、アイーダ・スルガンは月の裏側にあるというスペースコロニー・トワサンガにメガファウナで向かうことを発案して。
…クリム・ニックが月の軍人たちに対して曰く、
「(武力で)地球に(侵攻し)移民をするレコンギスタを実行する(つもりなのだろう)」
月のトワサンガが、地球の人々にフォトン・バッテリーを無償で(?)供給し続けていて、トワサンガからは、レイハントン家などの地球への密航者が出ている、らしいと。
そして、トワサンガは今回、月の艦隊を率いる人々(?)とは必ずしも協調関係ではない、感じが。
なんとなく、ダイクン家とザビ家の確執じみたものか、エゥーゴとティターンズの対立とか、を連想したりも。
クンパ大佐が、月の軍人たちの到来を見て姿を消したのは、どんな理由があるのか。クンパ大佐はレイハントン家/トワサンガの関係者なのか、月の軍人たち(の中の誰か)と顔なじみなのか。
クリムが「レコンギスタ」と口にしましたが、その知識を彼に与えた者(たち?)の中に、月の人々が言うレイハントン家とかの関係者・係累(?)がいたりする、気がします。
キャピタル・アーミィのガランデンの乗組員は、マスク部隊などアーミィの他に、ゴンドワンの軍人が居る様子。少なくとも艦長はゴンドワン人(?)らしいですね、マスク隊長の言葉からすると。
ふと。
∀時代にザック・トレーガーと呼ばれる物を、月の人々がキャピタル・タワーの代わりに据えてしまう、という展開を空想したり。
2014.12.28
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第14話「宇宙、モビルスーツ戦」(2014.12.28#14)
OPが変わりました。
ラライヤ・マンディ(仮称)が心と言葉を取り戻し?
クンパ大佐は前回の騒動の記録映像を流しながら、マスク隊長とバララ(とマニィ?)に、世界が知る・世界に見せつける形で月の艦隊と月の将軍を同時に沈めたい、という方針を述べて。
トワサンガは、アメリアが宇宙艦隊を上げたから月の軍隊を出した、と言い。
トワサンガとアメリアとキャピタル・テリトリィの会談を傍聴した後、ベルリ・ゼナムとアイーダ・スルガンとラライヤ・マンディ(仮称)とノレド・ナグは外へ。そこにマニィが来て、ガランデンの出航を暗に知らせて?
マニィに甘える(?)マスク隊長。マスク隊長とバララの姿に、モビルスーツの操縦をできるようになる、と決意する(?)マニィ。
法皇の会食から抜ける、月の女軍人マッシュナー。
そして、キャピタル・アーミィのガランデン、アメリアのサラマンドラ、トワサンガのドレット艦隊が、一斉に動き始め。
ザンクト・ポルトはミノフスキー粒子を撒き? それはクンパ大佐の差し金かも、とマスク隊長。
さらに、直下のナットからメガファウナも上昇してきて。
ガランデンのマスク部隊がトワサンガのロックパイ部隊と戦端を開き。アメリアの艦隊がトワサンガの艦隊に艦砲を浴びせ。
トワサンガの軍艦には優秀な不可視(?)防壁が展開されている様子。
そこで、マスク隊長のマックナイフが単機で飛び込み、トワサンガの旗艦ギニア・ビザウにメッセージを投げて去り。
キャピタル・アーミィもアメリアも、それぞれにトワサンガに対して、地球への移住を対価に投降・協力を求める算段の様で。
その直後、ガランデン、サラマンドラ、メガファウナは、月に進路を向けて。
ドレット艦隊は、ザンクト・ポルトの影から出た地球側の3艦に向けて砲撃。
マスク隊長を追ってきてしまった感じのドレット艦隊のモビルスーツ3機は、ミック・ジャックとクリム・ニックに落とされ。
後発らしいロックパイ部隊のモビルスーツ6機がメガファウナに接近し、G−セルフが迎撃に。
ところが、ロックパイ部隊の中の1機は、G−セルフを目視したところで戦闘態勢を解除し、ベルリは慌てながらも捕獲。モビルスーツとパイロットはメガファウナへ。
メガファウナでは、ラライヤ・マンディ(仮称)が「ラライヤ・アクパール」と名乗り。
地球の3隻を追う月の艦では、マッシュナー中佐がロックパイに「増援部隊と合流して次のレコンギスタ作戦を仕掛ける」と言い。
メガファウナに入った、月のモビルスーツのパイロット・リンゴは、ベルリたちに「トワサンガの一般の人々は地球のことなど考えてない」(意訳)と語り。
…アイーダの「ベル」という言い方に、旧OPのベルの音を、なぜか連想しました。「ベル」リという名前は、前触れのベルの音から来たのだろうか、とか(笑)。
最初の方、ドレスの姫さまのステップは、描かれていない上体でベルリの称賛への礼をした動き、でしょうか。
「私たちは、全くの別動隊でしたから」
月の軍人たちもラライヤもトワサンガの者。そして、トワサンガには少なくとも2つ、協調していない勢力が在る、と。
ラライヤの急激な回復の原因は何なのでしょう。地球の重力から遠くなったから?(笑)
トワサンガの艦隊が急襲した理由も、地球在住の者たちには宇宙への関心を禁止しておいて、月の側は地球の動向を注視し続けていたということで、ずいぶんな身勝手に思えます。
ドレット艦隊の将官曰く、ヘルメス財団は、トワサンガの最大の港・サクン・スーンに居る、と。そして、ヘルメス財団の公的な仕事はフォトン・バッテリーの運搬である、とも。
半月後には、ザンクト・ポルトで年に一度のカシーバ・ミコシの降臨(?)祭がある、と法皇。…つまり、ヘルメス財団はカシーバ・ミコシ(フォトン・バッテリー供給船団?)を運用していて、その一年分を一度に持って来る、と?
フォトン・バッテリーは、そうすると一度きりの使い捨て品か、地球の技術や設備では動力の再充填ができない物なのですね。使い切った消耗品は、またキャピタル・タワー/クラウンでザンクト・ポルトまで上げているのでしょうか。
ラライヤはヘルメス財団に近いのか、あるいは、月の勢力が3つあるのか。
トワサンガの軍艦に乗っていた黄色い宇宙機(?)は、サブフライトシステムのような感じが。予告を見ると、モビルアーマーな機能も?
トワサンガの軍人も、アメリアもアーミィも、それぞれに都合の良い展開を目指して動いていますが、そう上手く運ぶのかどうか。
2015.01.11
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第15話「飛べ!トワサンガへ」(2015.01.11#15)
トワサンガ・ドレット艦隊からの追撃が、メガファウナとアメリア・サラマンドラに迫り。
メガファウナは網で簡易バリアーを張り。
ドレット艦隊のモビルスーツ隊には、メガライダー的な大型機も。
ビームとミサイルで戦闘が始まり。
アイーダ/G−アルケイン、ケルベス/レックスノー、海賊/グリモア、ラライヤ/モラン(赤)などはメガファウナ防衛に。クリム/スペース・ジャハナムとニック/ヘカテー、ベルリ/G−セルフ・アサルトパックがドレット艦隊のモビルスーツ隊と交戦に。
ベルリは極力人殺しを避ける言動をしながら戦闘。
ドレット艦隊のモビルスーツ隊は退却。
月を過ぎ、トワサンガのモビルスーツ群に接近されつつ、サラマンドラとメガファウナは、月の裏側のスペースコロニーへ。
サラマンドラとメガファウナは別々の港に入り。
市街にモビルスーツで入ったクリムたちは、トワサンガのモビルスーツに電磁網で捕らわれ。
枯れた木々が並ぶ場所に入ったベルリたちは、ラライヤの知り合いに迎えられ。
…トワサンガのラライヤの故郷は、巨大な小惑星に、キャピタル・タワーのナットにも似た円環が何層も並んで回る、威容/異様。
島3号なスペースコロニーはあるのでしょうか。
トワサンガ・コロニーの中は、あまり豊かな感じではなく、埃っぽかったり林が枯れていたり、物資不足か人手不足か環境制御が不調か知識不足か、不審です。
スペース・ガランデンとマスク隊長たちは、今回は姿が見えず。先行したのか、別行動なのか、寄り道なのか、はたして。
クンパ大佐は、実はヘルメス財団とかともコネがあって、そっちの方に行ってたり、とか空想も。
月面には広範囲に四角いパターンが敷き詰められていましたが、都市なのか太陽電池的な何かなのか。
ベルリの不殺な言動は、言い訳のようにも自戒のようにも思えたり。クリムの「アメリア軍に入るのか」という問いに「キャピタル・ガードだ」と答えたり、自身の言行不一致を自覚してるのか考えないようにしてるのか、この不安定な綱渡りが、いつまで続くのか、でベルリの生き方の収支が決まりそうにも思えます。
2015.01.18
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第16話「ベルリの戦争」(2015.01.18#16)
前回、アメリアのサラマンドラとメガファウナが入ったトワサンガの、資源衛星に円環型の大規模居住設備を付加したシラノ−5に、キャピタル・アーミィのガランデンが接近し。
ベルリとアイーダは、トワサンガのレイハントン家の遺児であることが明かされ。
アメリア大統領の威光(?)でクリムたちはゲスト扱いになり。
キャピタル・テリトリィの関係でか、クンパ大佐やマスク隊長たちもゲスト扱いに。
ベルリは密かに混乱(?)し、ガランデンを目指して(?)G−セルフでシラノ−5から出て、コロニー警備隊(?)と喧嘩(?)して。
「アイーダさんが! 姉さんだなんて言われたら! いいかげんおかしくなるだろう!」
と言い捨てたベルリは、
「なにが、レイハントンだ!」
と続けて。
…ベルリの癇癪は、どういう心働きなのか。
身内と呼べる者は義理の母だけと思っていた自分が、踏みしめる土地すらも人工の世界の・零落した貴族っぽい一族のご落胤で、好意を抱いた女性は実の姉で。
最後の捨て台詞からすると、アイーダが「身内」だったことが一番の衝撃・惑乱の元だった、のでしょうか。
シラノ−5の近くに何基か、円筒型コロニーが見えました。
あと、「クレッセント・シップがビーナス・グロゥブに帰る支度」というセリフからすると、金星も開発されてけっこうな居住者がいそうです。このクレッセント・シップも、カシーバ・ミコシ同様にフォトン・バッテリー供給をしてたりするのでしょうか。
2015.01.25
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第17話「アイーダの決断」(2015.01.25#17)
シラノ−5の南の端の居住環の外壁が破損し、大量の塵埃が放出され。
人々は総出で掃除することに。
…ガランデンのバララがトワサンガ製の試作モビルスーツを動かしたり、サラマンドラのクリム&ミックがガランデンにちょっかいを出そうとしたり、ラライヤが謎の暴走をしたり、アイーダやノレドやマニィが自分の役目に悩んだり、クンパ大佐がトワサンガ出身だったり。
クリムは、野心こそ持っているものの、レイハントン家の勢力と接触したメガファウナや、ドレット軍と対等に交渉を進めている感じのクンパ大佐に比べると、現状に積極的に・優勢に参加する・干渉するための手腕・ツテに欠けている事に焦っている、気がします。
G−セルフには核爆弾が搭載されている、とクンパ大佐は言いましたが、レイハントン家とドレット家(?)の確執の一環だったのでしょうか。
ヘルメス財団の本拠は金星にある、らしいと。
そして、ヘルメス財団がフォトン・バッテリーを独占的に供給していて、金星とはクレッセント・シップ、地球とはカシーバ・ミコシ、で交易(?)している、と。
月のトワサンガも、実はフォトン・バッテリー供給をヘルメス財団に依存している感じだったり?
ヘルメスの薔薇の設計図を広めたことの理由を語る誰かが、今後に登場するのを期待したいです。
2015.02.01
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第18話「三日月に乗れ」(2015.02.01#18)
カシーバ・ミコシとクレッセント・シップがシラノ−5から出航しつつあり。
シラノ−5から離れるメガファウナに、ドレット軍/マッシュナー&ロックパイ、トワサンガ守備隊/ガヴァン、ガランデン/クリム&ミック、サラマンドラ/クンパ&マスク&バララ&マニィ、等が各々の思惑の中で迫り、メガファウナやG−セルフの捕獲を図り。
シラノ−5から出航したクレッセント・シップに向かうメガファウナは、トワサンガ守備隊とドレット軍のモビルスーツの・互いを牽制する動きを見ていたところに、マスク&バララ&マニィの奇襲を受け、それを辛くも退けたところにクリム&ミックが姿を見せ、さらにトワサンガ守備隊とドレット軍のモビルスーツも接近し。
メガファウナの前に出たG−セルフに、マスクのマックナイフ、クリムのスペース・ジャハナム、ガヴァンのザックス、ロックパイのガイトラッシュ、が迫り。
ザックス、スペース・ジャハナム、マックナイフを退けたガイトラッシュは、G−セルフの底力とメガファウナからの支援攻撃で大破し。
メガファウナはクレッセント・シップに取り付き。
G−セルフごとクレッセント・シップに入ったベルリは、レイハントンのカード(?)を使い、クレッセント・シップの封印(?)を解除し、クレッセント・シップは金星に向かって巡航を開始し。
…マニィがメガファウナに入りました(笑)。
守備隊/ガヴァンはヘルメス財団の心証を気にして・地球人への反発からメガファウナの行動を阻止し、小競り合いをしたG−セルフを捕縛しようとして。
サラマンドラ/クリムはトワサンガへの手土産としてG−セルフを欲していて。
スペース・ガランデン/マスクはクンパ大佐のG−セルフへの関心を満たそうとして。
ドレット軍/ロックパイは上官のG−セルフ捕獲命令に従って。
守備隊以外はドレット軍上層部の地球メカへの関心への配慮から・歓心を買って自分の目的を実現するために動いている、と見えます。
G−セルフとレイハントンの万能っぷりが半端ないです。
レイハントン家(?)がクレッセント・シップにまで影響力がある、ということは、レイハントン家はトワサンガではなくヘルメス財団に深く関わっていた感じなのでしょうか。
前回、わざわざクンパ大佐がメガファウナに来たのは、シラノ−5に来たベルリやアイーダがレイハントン家と現状でどこまで関わっているかの確認だったのかな、と今更に思い付きました。
2015.02.08
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第19話「ビーナス・グロゥブの一団」(2015.02.08#19)
クレッセント・シップの中の大きな回転重力区画の廊下を、メガファウナの一行が医者の支持のもとで仲良くランニング。
クレッセント・シップの乗員とも仲良くしたり。
そこに、ビーナス・グロゥブからMSやMAでジット団と名乗る団体さんが来て、高圧的な態度と行動でクレッセント・シップを制圧して。
…ジット団は月のトワサンガの現政権と懇意らしく、その意向に沿った形でメガファウナを制圧した、と。ならば、レコンギスタ作戦は、月だけでなく金星の人々の一部も関与するものだ、ということでしょうか。地球に住むことを切望する派閥の強行、と。
今までも、キャピタル・タワー経由で地球に亡命してきた者たちは居て。
そのような個人的・私的(?)な地球への移住ではなく、武力集団による強引な・一方的な移住を目指す感じがするレコンギスタ作戦は、作戦実行者たちが現在持つ様々な事物を所有したままで地球移住・制圧をしよう、という強欲な振る舞いでしかない、様に思えます。
アメリアやゴンドワンの一部は宇宙進出を望み。トワサンガとビーナス・グロゥブの一部は地球移住(支配?)を望み。
方向は真逆ですが、その感性というか欲望というか動機は、自分が今ある場所・自分が今所属する世界ではない場所・世界に新天地を幻視する「白昼夢」、だったりするのでしょうか。
ビーナス・グロゥブは、多数の巨大なフォトン・バッテリー(?)の球の並びで構成されたダイソン球殻な感じに見えます。
居住部は、その「上」にあるオーシャン・リング、とか。
ヤーン「真っ先に、この船を制圧しようと思ったのに……」
G−セルフを身勝手に使おうとしていた女医さん・フラミニアと男・ヤーンは、言動が確信犯というか狂信者というか、自分だけの考えや思い付きで唐突に害悪を実行しそうで、現時点では危険性を一番内包した者の様な気がします。
「戦争好きな地球人」と言いつつ武力での制圧を実行するジット団の方は、高圧的・攻撃的な態度が本性なのか役割を演じているのか、まだ不明な気がしてます。女医と男のコンビよりは外向きな気はするので、ある程度は事前に何をするか公示してから行動するのかな、と思えますが、はたして。
2015.02.15
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第20話「フレームのある宇宙」(2015.02.15#20)
ジット団は、クレッセント・シップの艦長と副艦長の頭部に爆弾を装着させ、ジット・ラボへの入港を強制し。
メガファウナはビーナス・グロゥブの天頂にあるロザリオ・テンの構成物の一つ/ジット・ラボに一番近い「海」に向かい。
クレッセント・シップを制圧したジット団は、ロザリオ・テンが出してきた警察組織(?)のモビルスーツ隊と交戦状態に。
ベルリたちは、途中でジット団に徴発されていたG−セルフを奪回し、ロザリオ・テン・ポリス側に協力する形に。
G−セルフ/ベルリは、巨大な掌状の装備を付けたジャイオーン/ジット団リーダーのキア・ムベッキと戦いながら、ビーナス・グロゥブを抜けロザリオ・テンに近付き、「海」の底の外で戦った末に、ジャイオーンの攻撃で底が傷つき抜けてしまい。
…ロザリオ・テンは、トワサンガのシラノ−5のように中心に資源小惑星(?)を置き、SEEDのプラントのような巨大な円盤型の「陸」を何個も円周上に並べて回転させる構成のコロニーに見えます。「海」を支える構造が興味深いです。
ジット団のリーダーは、地球に住む人々を寄生虫と言いましたが、ではレコンギスタ作戦は、宇宙に住んでいた自分たちが地球人に成り代わって寄生虫になろうとしている、とでも言うのでしょうか(笑)。
ノレドに鬱屈が溜まってる感じで、ちょっと気になります。
マニィは頭が良い様子がよく判ります。自分の立ち位置がメガファウナ側とは少し離れていて、周囲を冷静に見ている感じでもあるのでしょうか。
ラライヤはマスコット扱い? アイーダ「姫」の妹分、な感じなのでしょうか(苦笑)。
2015.02.22
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第21話「海の重さ」(2015.02.22#21)
キア・ムベッキ/ジャイオーンは穴を開けた事を、半ば地球人に責任転嫁しつつも悔やみ。
ベルリ/G−セルフはジャイオーンに加えてジャスティマにも追われ。
一方、クレッセント・シップとメガファウナは、別々にジット・ラボに着き。
キア・ムベッキがクレッセント・シップの艦長たちに仕掛けていた「危険物」がハッタリだったことが判明し。
キア・ムベッキ/ジャイオーン+コンキュデベヌスは、その機体規模で海底の穴を塞ぎ。クン・スーンは衝動的にジロッドを突進させ擱座し脱出。キア・ムベッキとクン・スーンは行方不明に?
その頃、ジット・ラボに踏み込んだノレド・ナグとマニィ・アンバサダは、堂々と(?)モビルスーツ・G−ルシファーを手に入れて(苦笑)。
メガファウナの一行は、ビーナス・グロゥブ/ロザリオ・テンの統治者ラ・グーに歓待を受け。
…キア・ムベッキたちは、結局自爆した格好になった、と思える顛末でした。
ジット団自体は、フルムーン・シップで地球圏に行く、のでしょうか。
ジット団は、今回の顛末を見る限りは、深い理念や欲望を持っていた訳ではなく、緩く温いビーナス・グロゥブの環境に収まりきらず、地球や月の喧騒を仄聞して、けっこう軽い気持ちでレコンギスタ作戦に乗って地球に住もう、という、軽佻浮薄気味の若者(ばかもの)集団だったんじゃないのか、と思えてきました。
ラ・グーは200歳未満(自称)で、この人もかなりユニークな感じがします。実は抜け目のない賢者だったりするのでしょうか。淡々な感じでフォトン・バッテリー供給を続けてきてたり、クレッセント・シップ乗員やジット・ラボ職員たちのメガファウナ一行への鷹揚というか適当というかな応対を思うと、彼らの指導者もまた似た感じに緩く温い怠け者な隠者かな、とも思えますが。
2015.03.01
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第22話「地球圏再会」(2015.03.01#22)
メガファウナには、ビーナス・グロゥブ製のモビルスーツが多数積まれ。
ピアニ・カルータ=クンパ・ルシータは、地球圏で戦争を起こし人を強化させる必要性を、20年前にビーナス・グロゥブで説いた、とラ・グー総裁はアイーダ・スルガンに言い。
そしてラ・グー総裁は、自身の「ボディ・スーツ」姿をアイーダ・スルガンに見せ。それは、筋肉が限界まで削がれた様な肉体を支える物で。
その後、メガファウナはクレッセント・シップで地球圏へ。
フルムーン・シップは地球の衛星軌道上に。
キャピタル・タワーの下層はキャピタル・アーミィが支配してる様子。
アメリア艦隊は低軌道を周回?
ドレット艦隊は高軌道を制圧?
低軌道のナットから出たキャピタル・アーミィのモビルスーツ隊を、G−セルフ・パーフェクトパックのフォトン・トルピードで殲滅して、その脅威に後悔(?)するベルリ。
ザンクト・ポルト近く(?)にはカシーバ・ミコシ。法皇はカシーバ・ミコシに乗っている様子ですが、カシーバ・ミコシはドレット軍に抑えられていたのを、マスク隊長がキャピタル・アーミィ側に奪還(?)した、とジュガン指令は言い。
そしてクンパ大佐は、地球圏の情勢は、自分一人の思惑を越えて動いている、と口にして。
そこで、クリムのサラマンドラがフルムーン・シップに接触しようとしているのを、マスクのガランデンが止めようと出撃した、との通知があり。…クンパ大佐はフルムーン・シップの武力をキャピタル・アーミィ側に取り込んでしまえば良いのに(?)、と内心で思い。
騒がしくなったナットから、ベルリたちは抜け出して、メガファウナが合流しているアメリア艦隊のラトルパイソンへ行き。
G−ルシファーはラライヤが担当に?
メガファウナとラトルパイソンの合流の動きの中、マニィはジーラッハの挙動荒れを装ってマスク隊長のガランデンに合流して。…ガランデンにはゲル状(?)の気密装置が追加されてる様子。
…アーミィのジェガン指令の説明から想像すると、カシーバ・ミコシと法皇を盾にザンクト・ポルトからキャピタル・タワーを取ろうとしたドレット軍を、マスク隊長の活躍でカシーバ・ミコシと法皇を「解放」して押し返し、ドレット軍は高軌道上に留まることに。
アメリア艦隊は低軌道を維持するのに補給のこともあり、もしかするとクリムのサラマンドラの独走とかもあって、積極的には動けず?
キャピタル・アーミィはタワー守護を錦の御旗に堅守を徹底し、三勢力が睨み合う状況に?
そこに、フルムーン・シップとクレセント・シップとメガファウナが来たことで、状況が変わり始め、といったところでしょうか。
マニィはマスク=ルイン・リーと再会しましたが、クンパ大佐の思惑や、公式サイトの記述からすると、このままキャピタル・アーミィの遊撃隊に収まってはいない展開になりそうな感じで、不安です。
クリムのサラマンドラがフルムーン・シップに接触しようとするのは、クリムの独走な感じがしますが、どうなることやら。
フルムーン・シップ/ジット団は、そもそも宇宙側/ドレット軍のレコンギスタ作戦に応じる気で来たはずなので、地球人であるクリムとは反発しそうな気がします。
ラ・グー総裁のボディ・スーツ姿は、クンパ大佐が絶望したくらいなので、ビーナス・グロゥブの長寿者に確実に起こる状態、のような気がします。
でも、現状で人が長寿の果てにそうなるからといって、それで「地球圏で戦争を起こし人を強化する」というのはトンデモな論理の飛躍にしか思えませんが。
今回、クレッセント・シップやメガファウナの背景の星空が高速(?)で流れる描写があり、何を意図して・表現しての処理なのか把握できず、気になりました。
2015.03.08
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第23話「ニュータイプの音」(2015.03.08#23)
ベルリやアイーダのメガファウナ一行は、アメリア艦隊への帰属を断り、海賊が自分の意思で協力する、という体裁を取ることを、グシオン総監に告げ。
マスクのガランデンがフルムーン・シップに接触するのにクリムのサラマンドラが追うのを、キャピタル・アーミィのウーシァ隊がメガ・ライダー装備で阻止しようとして戦端が開き。
そこにドレット軍のマッシュナー艦がロックパイ隊を出して干渉し。
ロックパイのガイトラッシュは、クリムにビームマントを半壊させられた後、アーミィのウーシァ隊と交戦しベッカー隊長を落とし。
クレッセント・シップの護衛(?)ぽい金星のモビルスーツ・ポリジットの1機が、その戦いに誘われるように近付いて落とされ。G−セルフ・パーフェクトパックは暴れるガイトラッシュを落とし。
ドレット軍のマッシュナー艦は引き。
その間に、マスクのガランデンはフルムーン・シップに入り、戦力を受け取り。
同じ頃、グシオン総監の艦隊とメガファウナは、マスクが放り出して行ったカシーバ・ミコシに接近し。
…ベルリがロックパイの死に際して「受けた」寒けは、今後に何か影響する、のでしょうか。
ルイン・リーと名乗ったマスク隊長は、フルムーン・シップと協働して、何を目指すのでしょうか。
ジット団がドレット軍に寄らないのは、既存の体制側と組むことを嫌ってるのかな、とも思ったり。…その根回しを、事前にクンパ大佐がやってたりして、という想像も。
海賊=自由人、的な意気のメガファウナ一行が、その理想をどこまで誇示・固持できるのか、が関心の的です。
2015.03.15
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第24話「宇宙のカレイドスコープ」(2015.03.15#24)
法皇は、カシーバ・ミコシからキャピタル・タワーのナットへ移り。
アメリア軍のグシオン総監は、ドレット軍との停戦協定に臨み。
そこに、フルムーン・シップのモビルアーマー・ユグドラシルを駆るバララ・ペオールが攻め入って、ドレット将軍とグシオン総監は戦死して。
…トワサンガのレジスタンスたちは、いつの間にかフルムーン・シップに居たり、クリムとミックにビーナス・グロゥブのモビルスーツを渡したり、危うい行動しかしなくて残念というかウザイというか。自己保全を目論んでの行動、なのでしょうか。
ドレット軍とアメリア軍の協働でキャピタル・アーミィを叩き、ドレット艦隊は地上に降ろす、とクリムに構想を話すグシオン総監は、出来るだけ穏便に、人死にを出さずに済まそうとしている、と思えます。その配慮がキャピタル・アーミィに及ばない点には、アメリア人としての心働きが影響しているのでしょうけど、それを、グシオン総監は自覚しているのでしょうか/自覚していて欲しいです。
キャピタル・アーミィ司令の好戦的な態度に不快感を募らせるクンパ大佐の思惑と、恵まれた境遇のベルリへの反感を募らせるマスク/ルイン・リーの憤懣には、不安を覚えます。
フラクタルな攻撃光を湧き出させるモビルアーマー・ユグドラシルもG−セルフ・パーフェクトパックに敵わず、でした。それでも、ドレット将軍とグシオン総監を死なせてしまい、痛みと怒りの連鎖が続きそうです。
我欲、思い込み、不満、羨望、視野狭窄。
客観視すれば容易に見て取れるそれらは、当人が自覚するのは難しい、ということなのでしょう。そして、互いの幸福を求める・認める、意志・寛容さの欠如も、闘争を止められない原因と言えるでしょうか。
2015.03.22
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第25話「死線を越えて」(2015.03.22#25)
マニィ・アンバサダ/ジーラッハがマスク/ルイン・リーを追って戦闘空域へ。
ドレット軍のマッシュナーは、不自然な明るさでフルムーン・シップに迫り、チッカラ・デュアル/ジャスティマ、クン・スーン/マズラスター、マスク/カバカーリーが迎撃して沈み。
クリム/ダーマとミック・ジャック/トリニティを出したサラマンドラは、マニィに傷を受け。
G−ルシファーで着替え、メガファウナで補給をした、ベルリ・ゼナム/G−セルフ・パーフェクトパック、ラライヤ・アクパール&ノレド・ナグ/G−ルシファー、アイーダ・スルガン/G−アルケイン・フルドレスは、残っている勢力であるアメリアとアーミィの戦闘を止めようとするものの、叶わず。
ジャスティマ、マズラスターはガランデンに入り。アーミィのブルジンもジュガン・マインストロン司令を乗せて。メガファウナはG−セルフ・パーフェクトパック以外を収容し。アメリアのサラマンドラを含めた4隻が大気圏突入に。
ウィルミット・ゼナムとクンパ・ルシータが大気圏グライダーで地上へ。
ダーマはトリニティを庇いながら。カバカーリーとジーラッハは協働して。G−セルフ・パーフェクトパックは単独で。各々が大気圏突入を果たし。サラマンドラは失敗して沈み。
…クリムとミックは、今後はメガファウナ側として動く、のでしょうか(不安)。
トワサンガ/ドレット軍は、マッシュナー艦が沈んだことで、勢力・戦力としては退場、でしょうか? そしてガランデンとブルジンのアーミィ側は、メガファウナをアメリア側と見なして戦うことに?
ジュガン司令とマスクが停戦の意志を示せば戦闘は終わりそうですが、それは望み薄な気もします。
ビーナス・グロゥブ/フルムーン・シップの動向も気になります。
このままの流れであれば、地上に戦闘の被害は出ても、キャピタル・タワーが崩壊したり、とかは無さそうですね。
2015.03.29
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第26話「大地に立つ」(2015.03.29#26)
キャピタル・タワー近傍軌道から大気圏突入した艦とモビルスーツたちは、ギアナ高地へ降下して。
そこに、アメリア軍の追加艦隊が姿を見せたものの、いいところなく落とされてゆき。
ジュガン司令とブルジンも落とされ。
チッカラ・デュアル/ジャスティマはクリム・ニック/ダハックに落とされ。
クンパ・ルシータ大佐は、クン・スーン/マズラスターが蹴り飛ばした大気圏グライダーに巻き込まれて姿を消し。
ベルリ・ゼナム/G−セルフ・パーフェクトパックとマスク/カバカーリーは、ほぼ相討ちの形で終わり。
アイーダ・スルガンの名で、戦いは終息した感じに。
その後。
武力闘争は沙汰止みになった様子で、対立していた者たちは和解した様子。
クレッセント・シップはメガファウナを連れて、地上を巡る感じに。
その世界周遊の途中、日本でベルリはクレッセント・シップを降り、歩行メカで世界を巡ろうと走り出し。
…クン・スーンはクンパ大佐を滅した功績(?)で生き残り、キア・ムベッキjr(?)を産む、のでしょうか(苦笑)。人工授精なのか、いっそクローン的な受精卵があっての受胎とか? などと空想したり。
ベルリとルインを始めとした人々は、ギアナ高地での戦いの後、本格的に和解するまで、何度も喧嘩したり議論したり、してそうな気もします。
同時に、レコンギスタ作戦に至った経緯の分析や、キャピタル・タワーの使用などの硬直化した規約の見直しとかも、積極的に行なわれていて欲しいです。
クレッセント・シップの世界周遊は、アイーダ・スルガンを筆頭に、クリム・ニックたちも含めた波瀾万丈な漫遊記になったり? などと(笑)。
(2015.03.30 追記)
クンパ・ルシータ大佐/ピアニ・カルータが「レコンギスタ作戦 企画書」とか「ピアニ・カルータ事件の記録」みたいな文書を書いていて、それがドレット家/軍の書庫とかデータベースに残ってたりしないのかな、と、ふと思ったり。
ムタチオンの将来像は、まんまグレイ(宇宙人)じゃないだろうか、という空想が降りてきました。
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