士郎正宗 ...last update 2003.07.23  [上]に戻る

 『GUN DANCING』講談社
 『PILE UP』講談社
 『攻殻機動隊1.5』講談社

『GUN DANCING』講談社
   購入:2002/03/24 Amazon.co.jp に発注 〜 2002/03/26 到着 

 ほぼ現代、と思われる時代設定(舞台はどこだろう…米国? 日本?)で、姓名不祥の刑事が、同僚だった潜入捜査官が殺された事件を追い、意外な真実を見出す…という話(でいいのかな)。

 ブックレット付CD-ROMコミックです。推奨環境:Windows98/2000/Me日本語版 MacOS8.1/8.5/8.6/9.0/9.1/9.2日本語版 とあります(CD-ROM の help.html には、WindowsXP日本語版とMacOS X 日本語版 Classic環境 への対応も記述されてます)。
 ブックレットは、カラー・1P、モノクロ・30P で、表題作品の印刷物バージョンです。「作者の作品を読みたい」だけ、な向きには、このブックレットのみで必要十分な感じ、でしょうか。
 CD-ROM には、Win/Mac上で鑑賞するツール(GUN DANCING.exe)の他、上述のヘルプ・ファイル(help.html)と、BIGLOBE 紹介・入会ソフト、漫画制作ツール『ComicStudio EX デモ版』(Windows98SE/Me/2000対応)が入ってました。鑑賞ツールでは、GUN DANCING本編、作家紹介(作品解説、作者プロフィール、作者コメント)、「PILE-UP」特別予告編、e-mangaサンプル、が鑑賞出来ます。
 GUN DANCING本編の鑑賞には、マニュアル/オート/サウンドの3つのモードが選べる仕様になってます。サウンドモードはマニュアルモードにBGMと効果音が付いたもので、オートモードは自動で画面表示が進むモードです。印刷バージョンとの違いは、画面表示が基本的に1コマ単位であることと、演出的な加工が多少ある(コマ描画手法、一瞬の変色、吹き出しやキャラがちょっと動く、等)、でしょうか。この演出は、個人的には鑑賞の邪魔にはならず、悪くない感じでした(オートモードは手持ち無沙汰な感じに耐えられず中断)。

 ただ、ファン・アイテムとしての魅力には、ちょっと欠けるなぁ、というのが正直な感想です。


『PILE UP』講談社
   購入:2002/12/08 

 『GUN DANCING』と同じ仕様の、ブックレット付CD-ROMコミックです。作品内容的にも前作と同系統で、前作以上に[刑事物の習作]的な印象の読後感でした。

 ブックレットは、カラーなし、モノクロ・50P の、表題作品の印刷物バージョンです。前作では、CD-ROM パッケージに、薄手のブックレットが入っていて、CD-ROM が主役の商品である印象を持ったのですが、今回のパッケージでは、CD-ROM とブックレットが等価な印象のデザインになってます。
 Win/Mac上で鑑賞するツールは、今回は PILE_UP.exe です。

 前作では、主人公(?) が関西弁風の口調だったのですが、今作では、主人公の上司が同じ感じの口調でした…時間的な繋がりなどは明示はされてませんが、隠し味的な「設定」かもしれない、と想像してます。

 次のブックレット付CD-ROMコミックは、どうやら『攻殻機動隊 MANMACHINE INTERFACE』の単行本未収録エピソードの様子。今回の CD-ROM に、「FAT CAT」の冒頭が収録されてました。


『攻殻機動隊1.5 HUMAN-ERROR PROCESSOR』講談社
   購入:2003/07/23 

 2003.07.23 に、e-manga(ブックレット付CD-ROMコミック)として発売予定、らしい。
 → http://www.jp.playstation.com/product/61/000000006152361.html

 2003.07.23 記。
 めでたく(辛くも最後の一冊らしき物を)購入。
 商品としての作りは、ほぼ普通の書籍に戻った印象です。厚手の装丁は硬く、裏表紙の内側にCD−ROMが収まっているのが、一般的なコミックスとは違う点ですが、それ以外は「普通のコミックス」な作り、だと感じました。
 収録作品は「FATCAT Part.1,2」「DRIVE SLAVE Part.1,2」「MINES OF MIND Part.1,2」「LOST PAST」で、私は雑誌連載分で前半の2編は目にしてましたが、後半の2編は、このコミックスが初見でした。
 お話としては、私は「DRIVE SLAVE」が好きです。少佐が活躍してるから、な感じで(笑)。


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