ひのきいでろう ...last update 2002.04.13  [上]に戻る

『W−face on』、『W−face off』ワニブックス
  購入:2002/03/15 読了:2002/03/15 

 『COMICガム』に連載された(らしい…この雑誌を私は購読してないので)もの。
 単行本は大判の上下二巻で、上巻が『on』下巻が『off』と付けられてます。
 多少(?)の未来。企業戦士(いわゆるサラリーマンというよりも、高度な体術を操る工作員な感じ)の主人公(伊達(?) 眼鏡の優男)が、仕事で奪取したカバンを不用意に開けてしまい、そのカバンに入っていた[移植用臓器の維持保持装置]を起動してしまうところから物語が始まります。
 組み上がったのは、少女の形をした人造人間で、成り行きから主人公がオーナーになってしまいます。
 この[移植用臓器の維持保持装置]は「ライフサポート・エクイプメント・フォア・インターナル・オーガンズ」…略して「レフィオ」と呼ばれるもので、一個の人体として移植用臓器群を組み上げて、それを、人格を持った機械の脳が維持管理する、感じの「道具」です。
 この設定や、物語の最初の展開…主人公の眼前でレフィオが組み上がってゆくところとか…は、かなり強引に感じられるもので、ちょっと違和感(過剰に便利/無駄に高性能、とか)を持ってしましました。
 それでも、かわいい感じの絵柄や、登場人物たちの軽妙さは、そこそこお気に入りです。


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