田巻久雄 ...last update 2002.11.20  [上]に戻る

 『BURAIDEN 武雷電 1』白夜書房
 『獣星記ギルステイン』小学館

『BURAIDEN 武雷電 1』白夜書房
   購入:1991/09/?? 

 銀河に広がった人類社会。星々を繋ぐ[ギャラクティカ・ゲート]。帝国と連邦。
 帝国軍から弾き出され(?)、高加速が売りの小型宇宙船で運び屋を営む、体力も機知もある…けど直情径行気味な主人公(男)、ブライアン・ブローヘッド。

 直球も直球な、モダン・スペースオペラなコミックです。
 絵も話も達者で、SFやメカ等の設定考証も緻密と言うか、凝り過ぎと言うか…ガス惑星から資源を採集する軌道エレベータ、なんてものも出てたりします。
 『1』とありますし、内容的にも完全に「途中」なんですが、多分『2』は出ていない感じです。


原案/酒井直行 Basic Creature Design/韮沢靖『獣星記ギルステイン(全四巻)』小学館
   第1巻 購入:2001/08/21,  第2巻 購入:2001/11/24,  第3巻 購入:2002/05/21,  第4巻 購入:2002/11/20 

 14万8千年前に、外宇宙から(?)地球に飛来したもの…極地の永久氷床で発見された[それ]は、一人の少女と、人類を凶暴な怪物[ギルステイン]へと変貌させる[カドケウス・ウイルス]だった。
 怪物への恐怖から、深刻な社会不安が広がる中、ギルステインとなった主人公・瀧川伊織は、カドケウス・ウイルスの謎を秘めた少女のクローンである少女・サラと出会い、自身が特異なギルステインであることを知る。同時に、ギルステインの力を自在に操り人類殲滅を目論む者・ミハエルと対決する。
 そして、ミハエルの画策により瀧川伊織は暴走し、世界はギルステインによって滅亡の縁に立つことになる。

 最後の4巻めで、かなり性急な終わり方になったのが残念です。


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