やまむらはじめ ...last update 2003.05.03  [上]に戻る

「熾天来臨る街」/『ARIEL COMIC ACT4』朝日ソノラマ
  ACT4 購入:1991/??/?? 
「熾天来臨る街 II〜模造の天族〜」/『ARIEL COMIC ACT7』
  ACT7 購入:1992/??/?? 

 「熾天来臨る街」
 封印言語によって構築された世界は、中枢言語集積体によって管理されている。
 その世界で、原因不明の人間消失事件が連続する。
 管理局〈NIKE〉の対外局員・大堂由也のもとに、依瑠弥と名乗る少女が訪れる。少女は〈NIKE〉のエージェントで、大堂に人間消失事件の調査を命じた。
 事件の背後には、〈NIKE〉の高官アーニェを含む、中枢言語集積体に管理される世界を変えようとする勢力…言語解体派…がいた。
 依瑠弥は、中枢言語集積体のバックアップシステム〈セラフィム〉の外部ユニットだった。言語解体派の目的は、中枢言語集積体に異常があると起動する〈セラフィム〉の制圧と中枢言語集積体の無力化で、そのために依瑠弥を必要としていた。
 抗争の末、アーニェたち(叛乱勢力の一部)は滅ぶ。
 依瑠弥は「まだやることがある」と言い、大堂の部屋に居つく。

 「熾天来臨る街 II」
前回の事件で、アーニェの仲間が〈セラフィム〉自体のコピーを取っていた。それは依瑠弥と同じ(似た?)少女の姿で実体化していた。
 依瑠弥に曳かれ、しかし反発する、もう一人の依瑠弥。
 そして、言語解体派の襲撃をしのいだ大堂の部屋に、住人が一人増えるのだった。

 たぶん、この作品で、私は作者氏を知ったのだと思います。
 ACT7では、多少の作品解説ページがあり、その最後に「Please look forward to next work!!」と、続編(?)が予告されていたりするのですが、『ARIEL COMIC』自体が14巻で終わったからか、私は続編を目にしていません。


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