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2008年09月11日
スフィリカルデフォーム [ CINEMA 4D R11 ]
MOCCAいじってて気がついたんですが、スキン変形にスフィリカルデフォームがついてました。MIKOTOで有名なアレですか!? 僕が気付いてなかっただけで、R10からずっとついてたみたいです。
スキンのタイプはデフォルトは「線形(Linear)」になってますが、これを「球体(Spherical)」にするとスフィリカルデフォームになります。

ボーン変形を単純に線形補間した場合、関節を曲げたときに内側が潰れたり、バンク軸でひねったときに真ん中が痩せたりといった問題が起きます。特に人間の上腕や前腕なんかはプラスマイナス90度ぐらいひねることができるんで、単純に2つのボーンにウェイトを分けただけでめいっぱいひねると、真ん中がねじ切られそうなぐらい絞られてしまいます。
この「絞り」を避けるために、「ひねる部位のボーンをメッシュが輪切りされてる数だけ分割してウェイトを100%でかける」、「ひねる角度に連動するモーフで補正する」といった工夫も使われていますが、ソフトの機能のほうでより高度な変形メソッドを使って根本的な解決を図ろうとするものもあり、このスフィリカルデフォームもそのひとつです。

で、部位によっては従来通りの線形デフォームのほうが都合が良いこともありますが、そのへんさすがにMAXONはぬかりがなく、ウェイトマップを使うことで頂点ごとに任意の比率で線形デフォームとスフィリカルデフォームをブレンドできるようになっています(両方使うとそのぶん重くなるはずですが)。
他にもいろんなソフトが線形補間以外の手法を導入してるみたいですね。最近「Dual Quaternion」が話題になったので、ソレでググるといろいろ出てきます。塩肉さんの掲示板とか。
ググってたらXSI7の紹介ビデオがあって、その中の「Linear Blend and Dual Quaternion Skinning」っていうやつがLinearとDual Quaternionをウェイトマップでブレンドしてるんですが、これと同じことがMOCCAでもできます(作業のレスポンスはなんだか遅いですが)。

僕はもう3年ぐらいCD Character Toolsを使ってて、MOCCAは食わず嫌いしていたのですが(だって前科あるし)、実際触ってみたらなかなか良い感じです。インターフェイスデザインでは自身アーティストでもあるCactus Danのほうが上手いですが、プログラミングの底力がモロに出るたぐいのツールではMOCCA優位ですね。
投稿者 ヒロツ : 2008年09月11日 13:44