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2008年08月28日
MAXONユーザ・ミーティング2008 [ CINEMA 4D R11 ]
これ出ます。R11の新GIのデモとか、MAXONの発注で僕が作ってるチュートリアルの話とかをします。チュートリアルはほんとに今作ってる最中で、当日何が見せられるのか自分でもまだわかっていません⊂ ´_ゝ` ⊃
あのWOWさんの人が来るそうなんで、個人的にはそっちのほうがとても楽しみです。
レンダリングスピードが超アップする例 [ CINEMA 4D R11 ]
R11のプレスリリースで「レンダリングスピードが大幅アップ!」みたいなこと言ってて、「元からあんだけ速かったのに本当かよ!」と誰もが思ったんじゃないでしょうか。僕も思いました。で、手元にあったクセモノのシーンファイルを引っ張り出して検証してみました。
仕事物件なので詳しく見せられませんが、全長1.5kmくらいの(3DCGとしては巨大な)ハイウェイを数百万ポリゴンのハイポリ自動車が走るというシーンです。GIは使ってません。

コレやったのはR10.5のときで、GI使わないのでCINEMA 4D標準レンダラでいいかなと思ったらレンダリングがものすごい遅くて、結局finalRender使いました。finalRenderだと標準レンダラの3分の1くらいの時間でレンダリングできたんで。
で、珍しいケースなのであまり知られてないかと思うんですが、CINEMA 4Dのレンダラは巨大なシーンに細かく作り込まれたオブジェクトがあるとものすごくスピードダウンする傾向がありました。でかい背景とこまかいブツを分けてレンダリングすると普通のスピードになるんで、たぶんレイトレーシングの空間分割が最適化されてなかったんだと推測しますが、このへんもfinalRenderにぶっちぎりで負けてるとこだったんですよ。
で、それが、R11でどうなったかというと、
R10.5=13分38秒
R11=35秒
なんと、23倍も速くなっています。 なんだよそれ!! もうfinalRenderよりも全然速くなってます。
平面に玉を並べたような単純なシーンじゃ全然変わらないと思いますが、こういうクリティカルなシーンだと途方もないスピードアップというかスピードダウン解消になることもあるんですね。
ちなみに、巨大背景なしでハイポリ自動車のみレンダリングした場合は、
R10.5=36秒
R11=24秒
となっています。これでもだいたいスピード5割増(所要時間3分の2)なんで立派なもんです。
新GIも、普通のスケールのインテリアとかやってると特にfinalRenderより速いってこともないんですが(ボケ補間みたいな特殊なオプションがないぶん分が悪い)、高層マンション外観みたいな巨大物件になるとこのレイトレースエンジン部分で有利かもしれません。そのへんはまた暇があったら。
2008年08月27日
Photoshop CS3 [ CG・いろいろ ]
いまごろだけど、PhotoshopをCS3にバージョンアップしたんですよ。さすがにCS(1)では物足りなくなってきたので。CS2はスルーしたんで浦島太郎気味というか、いまさらなこともある気がしますが、コレに惹かれた、というとこを二つばかり書いときます。
◆32bitイメージ
CSだと32bitフロートのイメージはプラグインで読み込んでて、Photoshopにもってくるともう16bit整数になっちゃってたんだけども、CS3だとネイティブに開ける(まあレイヤーとか使えないけど)。露出調整スライダがついてて、ちょうどCINEMA 4Dのイメージウィンドウの露出みたいに動かしてプレビューできる。

8bitや16bitに丸めるときももちろん露出とガンマを調整できて、これはまあCSでOpenEXRプラグイン使って読み込むときと同じ作業ではあるんだけど、プレビューがフルサイズなので見やすい。

中間調に関しては16bitにした後にレベル補正でトーンをいじっちゃっても階調損失はあまり問題にならないんだけど、色の濃さが変わってしまうのが厄介です。彩度を戻すところが勘頼みになっちゃうしね。32bitだとそういうことがないので安心。
GI使った3DCGはダイナミックレンジが広くなりがちなので、レンダリング段階では32bitで保存しておいて、最終イメージのトーン調整はPhotoshopでやるっていうのが効率いい、というか必須じゃないかと。
逆に、段階露出のデジカメ写真数枚からハイダイナミックレンジイメージを作るのって、どういう使い道があるんだろう? フォトグラファーとディレクターが分業で、フォトグラファーは銀塩ネガ並のダイナミックレンジを持ったイメージを出す、以後トーンのコントロールからはディレクターの領分とか、そういう? 3DCG用のHDRイメージを作る需要がそんなにあるとも思えんしなあ。ハテ?
◆メモリ
こないだ、超でかくて超レイヤー多いファイルをいじってたら、Photoshopがスワップしててびっくりしたんですよ。当時メモリ8.5GBも積んでたのに。で、調べたら、CSが使えるメモリの上限は1.5GBだっつうんですよ。オイ、マジか? マジでした。で、CS3だとそれが、3GBまで増えるというんで、これが決定打でした、俺的に。

いま12GB積んでるんで、それで上限3GBってのもどうかと思うんだけど、32bitアプリだからしょーがないですか。CS4のMac版ではCocoa化で手いっぱいだから64bit化は見送りとか言ってたっけ? まあPhotoshopは3GBあれば足りそうだけども。
◆Extendedはイラネエと思った
Extendedの3D機能とかビデオ機能って、「メインツールがPhotoshopの2Dアーティストにも、3Dとかビデオとかちょっと手伝ってもらえんかねえ」っていう需要のもんですよねえ、見たところ。3Dペイントとかコンポジットの専用ソフト持ってたら使わないよね。ガスの魚焼きあるのにオーブンレンジのグリル機能で魚焼く人はあんまりおらんように。
R11のデモ版は使ってみましたか [ CINEMA 4D R11 ]
なんかネットであまりにも評判を聞かないので不安になってきたのですが、ひょっとしてみんなMAXONで配布されてるデモ版が既にR11になってることを知らないんだろうか? フォームで住所とか入力するのちょっと面倒ですが、既にCINEMA 4Dの登録ユーザーの人はもう個人情報とか出し惜しみする意味ないし、気にせずズバッと入力してみては。
まだ日本語化されてないですが、新GIのサンプルファイルなんかも入ってるんで(CINEMA 4D R11 Demo/Scene Files/Advanced Render/Global Illumination/)、とりあえずシーンファイル開いてShift+R押すだけでも面白いですよ。
リンクページを廃止してみたり [ 雑記 ]
当サイトのリンクページ、もう3年近くメンテしておらず自分でも見てないような状態だったので、思いきって廃止してみました。自分でも、最近はよそ様のサイトを訪問してもリンクページを見ることはほとんどないので、これはもう時代的に、スタティックなリンクページ自体がWEBの実情に合わなくなってきたのかなあ、とか思ったりします。個人のWEBサイトの全体的な傾向としても、スタティックなコンテンツで構築してくんじゃなく、ブログでダイナミックに更新してくのが、作るほうも見るほうも負担が少なくていいぞっていう感じになってますね(なにをいまさら!)。
まあそれ以前にうちはブログの更新すらまともにしてないわけでありますが⊂ ´_ゝ` ⊃
2008年08月20日
R11 Mac 64bit [ CINEMA 4D R11 ]
R11が情報解禁になったのでボチボチ書いていこうかと思います。まずはMacの64bit版について。
MacOS 10.5(Leopard)の64bit化を受け、CINEMA 4DのMac版もR11でようやく64bit化されました。Leopard上では64bitモードが使えます。
R11のアプリ自体は32bit/64bit統合になってますが、初期状態では32bitモードで起動するようになっています。Finderからアプリの「情報を見る」を開くと「32 ビットモードで開く」がオンになっているので、これをオフにすると以後は64bitモードで起動するようになります。いま配布中のデモ版でも同様です。

64bitのメリットは、アプリが使えるメモリの上限が増えることです(レンダリングスピードも少し速くなるそうですが)。32bitアプリが使えるメモリの上限は理論上4GBだったような気がしますが、CINEMA 4Dの場合は32bitモードだと3GBくらいしか使えないようです。だいたいそのへんでメモリ不足のアラートが出て止まります。止まってもアプリが落ちないところは立派ですけども。ともかく、Macでは8GBや16GB積んでることも珍しくないので、32bitアプリではマシンパワーを使い切れないことになるわけですね。
では実験。手っ取り早くメモリを食わせるために、おなじみスタンフォードのドラゴンのいちばん細かいやつ(一匹87万ポリゴン)をずらっと並べてみました。レンダリングされるポリゴン数でいうと4千2百万ポリゴンぐらいになります。ポリゴンが無駄に多いので絵ヅラのわりに時間かかってますが(G5 Quadで9分くらい)、無事にレンダリングできました。ちなみに32bitモードでは、16匹が限界でした。
※後日追試してみたところ、32bitモードの上限4GBというのは実メモリじゃなく仮想メモリサイズみたいですね。実メモリ使用量が2GB台でも、仮想メモリサイズがちょうど3.9GB超えるあたりまで行くと止まります。あと、ビュー表示をボックスなんかにすると使用メモリが減るので、このドラゴンももうちょっと多くレンダリングできます。
アクティビティモニタで見ると、このときCINEMA 4Dの使ってる実メモリは7.3GBのようです。実装8.5GBなのでこのぐらいが限度でしょうかね。
Macは32bit/64bit統合環境でメモリもたくさん積めるので、今後、CINEMA 4Dの64bit版はMacのほうで急速に普及していくんじゃないかと思います。
2008年08月12日
CINEMA 4D R11 [ CINEMA 4D R11 ]
SIGGRAPH合わせで発表になったようです。
目玉は新GIとノンリニアアニメーションですかね。
新GIのほうは大多数のユーザに恩恵があると思いますが、パワーユーザは大抵もうサードパーティ製レンダラを使ってそうなんで、今後どっち使うか悩ましいところかもしれません。
ノンリニアアニメーションがMOCCAでなく本体機能になってるのは、タイムラインに組み込まれてる関係でしょうか。まあキャラクタアニメーションでなくMoGraphで使うという人もいそうなので順当なところですか。
あと、Macはやっと64bit版が出ます。OSXの64bit化が遅かったんでWindowsにずいぶん後れを取りましたが、Macは32bitも64bitも統合されてますから、単にLeopardにアップグレードするだけで64bit版が使えるようになります。ハードウェア的なメモリ搭載容量でもMacのほうが圧倒的にデカイ分実質的な64bit化の恩恵もデカイので、64bit版の普及に関してはたちまちMacが追い越すことになるんじゃないでしょうか。うちもそろそろG5にLeopard入れようと思います。