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2006年12月02日
サイレントヒル [ 映画 ]
3D者ならば避けて通れない名作ゲーム「サイレントヒル」の映画化。劇場では見逃したがDVDが出たのでプレミアムエディション(後述)を購入。
期待に違わず、原作へのリスペクト溢れるナイス映画化だ。ゲームの映画化というと真っ先に思い浮かぶのが「バイオハザード」で、あちらは「カッコイイとこテキトウにいただきました〜」的な、原作に対するリスペクトがさっぱり感じられないしろものだが、「サイレントヒル」は違う。そもそも予告編からして「どうですこの映像! ゲーム画面クリソツでありますよ!」というアピールがビリビリ漲っているのだが、本編を見ると予告編からの予想を遥かに上回る忠実な再現である。撮影セット、画面構成、サウンド、演出、そしてクリーチャーの挙動に至るまで、どれもゲームの「あの世界」を鮮明に思い出させる。
もちろん、映画のストーリーはゲームそのままではない。主人公が父親から母親に変わっているなど大きな変更もある。ゲームではとにかくクリーチャーとの闘いが延々続くのだが、映画は人間ドラマ主体なので、クリーチャーとの遭遇自体が少ない。怖いのはむしろ人間のほうだったりする。ただ、ゲームのほうもストーリーの終盤までいくと、クリーチャーは恐怖の表層にすぎず核心はやはり人間性のほうにあるというのが見えてくるので、ゲームの「バトル」要素を抜くとだいたいこうなるな、という展開になっている。核心の部分、物語の「魂」というべきものは同じだ。いや、幻想的な要素が薄れて人間的な悪が前に出すぎている感はあるか?
映画スタッフ(特に監督)の原作ゲームに対するリスペクト具合は特典ディスクのメイキングで詳しく語られている。撮影がカナダだったり役者がインディペンデント出身者が多かったりするので、ハリウッドというよりはインディペンデント映画の血統に属する映画なのかもしれない。
なおDVDは特典違いのエディションが複数あり、映画のメイキングのみ付属の「通常版」、それに加えてゲーム関連の特典映像ディスクもついてくる「プレミアム」、さらにBlu-ray版がついてくる「アルティメット」となっている。ゲームの「サイレントヒル」のファンには是非「プレミアム」以上のをおすすめする。コナミの山岡晃氏(映画では製作総指揮)のインタビューが収録されており、ゲームと映画両方について興味深い話をいろいろ聞くことができる。
投稿者 ヒロツ : 2006年12月02日 15:51
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