2006年08月16日
トゥーン線の強弱 [ CINEMA 4D R9.6 ]

CINEMA 4DのSketch and Toonでトゥーン線に強弱をつける設定についてご紹介。世間的にあまり知られてないと思うけど、CINEMA 4Dのトゥーンも結構イケてますよ。
◆パラメータと「モディファイア」
線マテリアルにはいろいろパラメータがあり、単なる固定値を割り当てるだけでなく「モディファイア」で自在に調節することができる。
「太さ」だけでもこんだけあって多すぎて目が回るが、僕がよく使うのは「距離」「ストロークに沿う」「テクスチャマップ」の3つだ。
ちなみに線が極細の場合、細い線はアンチエイリアスがかかって薄くなるので、ある程度より細くなるところでは「濃度」に対するモディファイアも併用したほうがきれいに出る。

◆距離
カメラからの距離に応じて線の太さを変化させる。グラフで設定し、横軸が距離で、縦軸が太さになる。遠近の基準はカメラのデプスまたはターゲット距離。「強度」スライダはモディファイアの効き具合を調節するもの。

「距離」モディファイアは事実上、必須。これがないとカメラが引いてオブジェクトの画面上での大きさが小さくなっても線の太さが変わらないので、相対的に線が太って見えてしまう。
下の例は顔アップに合わせて線の太さを決めた場合で、カメラが引いて全身ショットになったとき「距離」オフだと見かけ上、線がものすごく太くなる。

◆ストロークに沿う
S&Tのトゥーン線には「ストローク」という概念があり、線は「始点」から「終点」へ至る連続性を持っている。「ストロークに沿う」モディファイアを使うと、始点から終点に向かっての線の太さをグラフで定義できる。
ペンや鉛筆のような硬い線の場合は、始点と終点で線が細くなるよう定義して、線に「入り」と「抜き」をつける。

グラフでは「入り」「抜き」ともゼロになってるが、モディファイアの「強度」が「50%」なので「入り」「抜き」での太さは半分。


線がずっと均一だと、なんかこう、一昔前の海外発注の動画みたくなってしまうのね。強弱ついた線に慣れるとこれはかなり苦しい。
◆テクスチャマップ
テクスチャマップの輝度で線の太さを変化させる。ビットマップだけでなくプロシージャルテクスチャ等の各種シェーダも使えるし、「頂点ウェイト」モディファイアでもほぼ同じことができるが、UVにビットマップを貼るほうがカラー等のテクスチャと一元管理できて扱いやすいし、より細かくコントロールできる。

使用したマップを仮にカラーに貼ってみるとこんな具合になっている。毛先にいくほどテクスチャが黒い=線が細い。

グラデーションが「真っ白>真っ黒」なので、強度「100%」で適用すると「真っ黒」のところで線の太さがゼロになってしまう。「強度」を「50%」まで下げるとモディファイアの効き具合が半分になってちょうどいい感じ。一般に、モディファイアの設定自体はメリハリを強めにしておき、「強度」を下げて微調整するというのが効率がいい。


投稿者 ヒロツ : 2006年08月16日 01:39
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コメント
おおー結構いけてますなー。
投稿者 dokon : 2006年08月16日 15:45
あと、出す線の設定も非常にきめ細かくできますよ。そのへんはまた後日。
投稿者 ヒロツ : 2006年08月16日 17:20