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2006年04月14日

ワンダと巨像(3) [ ゲーム ]

 巨像6号と7号。しかしプレイ時間的にはトカゲハンター。

◆本来の目的を見失う

 やあ。俺はワンダ。職業はトカゲハンターだ。古の地に生息する光る尻尾を持つトカゲを狩るのが仕事だ。この光る尻尾には体力増強の効果があって、食べると腕力や肺活量がアップする。腕力がアップすればより長い時間手でつかまっていられるようになる。今はまだ登りきれない高所にも、いつかは登りきれるようになるはずだ。俺はその日を夢見て荒野でトカゲを狩り続けている。
 トカゲを狩るといっても、むやみに殺してはいけない。光る尻尾を持つトカゲは希少種だから、安易に乱獲したらすぐ絶滅してしまう。そこで、薬効のある尻尾だけを獲って、トカゲ本体は生かしたまま逃がしてやるといい。そうすればトカゲは生き続け、いずれ尻尾は再生してまた狩ることができる。俺はこれを「シッポ&リリース」と呼んでいる。トカゲを弓で射るときに、尻尾の部分を矢で地面に縫い付けるような気持ちで狙えばいい。
 光る尻尾を持つトカゲを探すのは骨が折れるが、見晴台にはかならず一匹棲んでいるので、見晴台に行ったらその都度探すといいだろう。たまに見晴台の上の方でじっとしてるやつがいるから、見つからなければ上に登ってみるといい。見晴台以外のところで探すのはかなり難しいが、日陰で、大きな石のあるところにいることが多いようだ。今日みかけたやつは重なった大石の隙間にもぐり込んでしまってついに出てこなかった。次に通りかかったときは一撃必中で狙わなくては。
 トカゲの尻尾ばかりでは栄養が偏るので、ときには果物も食べる。果物には生命力アップの効能がある。荒野に点在する巨木には、果実が実っていることがあり、果実は逃げも隠れもしないので落ち着いて射落とせばいいだけだ。先日は崖っぷちに立つ木の実を射落としたら、そのまま崖下に落ちて行ってしまった。惜しいことをした。
 俺が古の地にきてもう大分経つ。ここに来るときはまさか自分がトカゲハンターになるなどとは思ってもいなかった。そう、最初にここに来たときは、とある少女を愛馬に乗せて伝説の祠に来たのだった。そういえばあの少女は祠に置き去りにしたままだ。あの祠には大きな石像がたくさん……巨像……あっ

◆巨像6号

 ワンダにしか聞こえない謎の声によると、次の巨像は「破壊を好み知恵を持つ」らしい。いや、今までの奴らみんな破壊を好んでましたけど。知恵を持つってのは嫌だなあ。床にバナナの皮とか置いてあったりすんのかな。
 6号の棲み処は地下。もちろん馬は出動拒否。下りてみると中はオペラハウスみたいなとこだった。正面の壁を壊して登場した6号は人型。ここは地下で全体が暗く弱点サーチができないので、唯一光が差し込んでいるオペラハウスのいちばん奥のスペースを目指して移動する。途中仕切壁があるので乗り越えて行くと、追いかけてきた6号はまたいで越えられる仕切壁をあえてブチ壊して進んでくる。このへんが「破壊を好む」ってことなのか。つうかさ、ここ君のうちでしょ? もし生き残ったら後片づけするの君なんだよ?
 毛の生え具合をよくみると弱点サーチするまでもなさそうな感じ、また頭とか背中っぽい。が、6号は足ツルツルで、登れるとっかかりがない。どうにかならんかなと観察しつつ右往左往する。いつもならこのへんで例の声がレクチャーしてくれるんだが、今回は音沙汰ない。なんでだろ。地下だから? 電波が届かないの? やっべ、あれ電波だったんだ。電波の命令を聞いて戦う主人公ですか俺。
 したたかダメージを食らったので奥の柱の影の安全地帯でしゃがんで回復を待っていると、6号が間抜け面で覗き込んできた。ヒゲが地面につきそうなぐらい顔を下げて、毛の生えた左手をぺったり下に着いている。これが「知恵」なのかなあ。いや、どうだろそれは。
 とりあえずぺったり着いてる左手に飛び乗ってみたが、ヒジから上には上がれない。ものすごく振り回されるので鬱陶しいことこの上ないし。いくらなんでも無理だよなと思いつつ、今度はヒゲを狙ったらあっさり登れた。え〜 「知恵」は? 頭の振り回しがすごかったが、登れてしまえばこっちのもの。あとは同じパターン。ん〜 俺がお前だったら、頭の弱点に人間が取りついた瞬間にそこらへんの壁に頭突きして叩き潰すけどね。もっと手っ取り早く、手でつまんで取るとかさ。あと、永久脱毛しておくとか。

◆巨像7号

 電波の先生によると、今度は水中らしい。やだなあ水中。溺死したくねえなあ。
 7号の棲み処が水中なので、またしても馬は出動拒否。トカゲ狩りの日々にちょっと暖まった関係が冷え切ってしまった。なあ馬、知ってるか、コンビーフの安いのは馬肉なんだぜ。
 水中にピカピカ怪しく光るやつがいる。あれを目指して水中に飛び込まなくてはいけないのはわかっていたが、水に入りたくなくて足場から弓を射たりして自分をごまかしていると、「飛び込んで誘い出せ」と電波の先生のレクチャーが。あ、先生、やっぱり地下じゃなきゃレクチャー大丈夫なんですね。しょうがないので飛び込んでみる。7号は平べったくて細長い、ナマズとウナギのあいのこのような姿。それに3本光るアンテナが立っている。飛び込んだはいいが、水面から水中の巨像までの距離感がよくわからず、どっちに泳いでいいものやら。するとまた電波先生曰く「尻尾につかまれ」。へえ。今度はじたばたせずに浮かんで待つと、巨像がピカピカ光るアンテナでエレキ攻撃をしながら通りすぎて行く。ライフ半分ぐらいもってかれる。通りすぎるとき、最後に尻尾が浮上したのでどうにか捕まえる。しかし、そのまま水中に没してしまい、浮上するまでの間は自分がどこで何をやっているのかぜんぜん見えない。あ〜俺、リアルタイムアクションゲームなのに「自分が見えなくなる」のってスゲーきらい。
 捕まえ方がわかってしまえばあとは地道につかまって耐え、弱点を探して頭に向かって移動するのみ。電撃アンテナは根っこの青マークを刺すと消灯するのでダメージは受けなくなる。が、巨像が長時間潜行すると息が続かなくなり、手を放して浮上せざるを得ない。また捕まえ直さないといけない。トリの上で吹き飛ばされそうになったのも相当イライラしたけど、こいつの場合、水をかぶってると自分の姿も見えなくなってしまうのでイライラがさらにつのる。この野郎、生きたまま頭に釘打って開いて串に刺して炭火で焼いたろか?
 その後は弱点が複数ってこともなくあっさり撃沈。

 振り出しに戻って意識不明のワンダを多数の黒煙人間が取り囲んでいる姿は、「やっべ、死んだ?」「死んでねえよ」「気絶しただけだろ」って集団暴行後のDQN会議みたいで怖い。あと、少女の周りに鳥が集まってるんですけど、鳥葬じゃないよね。

投稿者 ヒロツ : 2006年04月14日 00:17

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