« CINEBENCH 9.5改〜マカーの逆襲 | メイン | MoGraph(2) »
2006年04月23日
MoGraph(1) [ CINEMA 4D R9.6 ]
CINEMA 4Dのモーショングラフィックス用のモジュールが発表されました。名前はそのまんま「MoGraph」。
MAXON - MoGraph
CGTalk - New MoGraph Module
CINEMA 4Dは元々モーショングラフィックスで結構使われていたとか、その割にサードパーティ製のプラグインにかなり依存していたとかいう事情があったので、ついに本体が本腰入れてきたかという感じ。R9.6のアップデート内容には、スイープNURBSの改良とか、動画テクスチャのプレビューとか、合成関係とかが入ってますが、MoGraphに必要だったから入れたというものが結構ありそうです。
で、MoGraph、めちゃめちゃオモシロイです。できることが非常に幅広く奥が深いので、全体を把握しようとすると結構大変そうですが、おなじみのCINEMA 4D流のオブジェクトベースの操作体系なので、必要なところだけつまみ食いしても全く問題ありません。サンプルデータを見たりマニュアルも読んだりしつついろいろいじってるうちになんとなくわかってくるので、「遊ぶ」気持ちでとりかかればすぐにもいろいろ作れます。
僕はモーショングラフィックスについては全くの素人なので、まあ「オモシロイ」ぐらいしか言えないんですが、CGTalkの評判なんかを見てると玄人筋では「他の3Dアプリでも同じようなことはできるだろうが、CINEMA 4DとMoGraphを使うと何倍も簡単だ」という評価のようです。モーショングラフィックスならAfterEffectsとかMotionとかのビデオベースのほうが向いてる表現も多いと思いますが、CINEMA 4DとMoGraphであれば本物の3Dジオメトリが使えてレイトレースできて、さらにGIもSketch and ToonもThinking Particlesも使えるので、まあ両方あれば最強なんではないでしょうか。
以下、適当に遊んで作ってみたものと解説など。β版を使ってるので、製品版とは違うところがあるかもしれません。あらかじめご了承ください。
◆そのいち(QuickTime Movie 7.9MB)
ありきたりにばらまきテキストのアニメーション。
・テキストオブジェクト
従来のテキストスプライン+押し出しNURBSにMoGraph特有のエフェクト関係パラメータを追加して全部ひとつにまとめたようなオブジェクト。
・クローナーオブジェクト
「配列オブジェクト」の拡張版のようなものだが、複製パターンが豊富で、MoGraph特有の設定が多数。
・ランダムエフェクタ
MoGraphのオブジェクトにいろいろなランダム効果を与える。ランダム具合は調節可能。このムービーでは、文字ごとのブルブルする効果と、発光体が接近したときのクローンひとつごとの反応を与えている。
・MoGraphカラーシェーダ
マテリアルに入れておいて、コントロールはランダムエフェクタ等から行う。文字の明るさをチカチカさせるのに使用。
・トレーサ
オブジェクトの移動した軌跡をスプラインオブジェクトとして生成する。発光体が尾を引いている効果は、スイープNURBSのパスにトレーサを設定することで表現。
・ビートシェーダ
bpsでカラー等を明滅させるシェーダ。背景はMoGraph付属のプリセット(たくさんついてくる)にあるぐるぐるパターンにビートシェーダの明滅を追加したもの。
◆そのに(QuickTime Movie 3.4MB)
こっちはGI使用。レンズフレアとか可視光線とか、フォトリアル表現じゃまず使わないんだけど、こういうのにはオモロイ。
・スプラインラップ
オブジェクトをスプラインに合わせて動かすデフォーマ。「オフセット」の値で移動。オブジェクトの大きさを変えたりねじったりもできる。サイズと回転は属性マネージャにあるスプラインのグラフでコントロールする。このスプライン自体にもキーを打てる。
・クローナーオブジェクト
こっちでは、地面のディスク上に立方体をランダム配置して、ランダムエフェクタでサイズを変化させている。エフェクタの効果はもちろんアニメートできるので、最後んとこで止めてみた。
投稿者 ヒロツ : 2006年04月23日 03:03
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://kowloo.net/hirotsu/mt/mt-tb.cgi/250
コメント
これ、すごいですよねぇ・・。ため息でますよね。音楽に合わせてモーションつけてみたら本当に面白そう。楽しい映像ができるだろうなぁ。やってみたいなぁ。(ってお前何言ってるんだって感じですよね。すいません。最近別のほうのデバッグに結構必死で協力していて、なかなか時間とれないんです。あと、いま思い出したけど大学もあるし(笑))
投稿者 おか : 2006年04月23日 11:45
これ、面白そうですね。
乱数を使えるのかな?
フォトリアルなシーンでも、xpressoでちょこちょこと取り入れてやると面白そう。
地面に小石をランダムに配置したりとか。
あと、オブジェクトが複製されるときに一瞬完全に重なっているように見えるんですが、レンダリングには影響しないんですか?もしかして特殊なマテリアルがあるんですか?
投稿者 kurosawa : 2006年04月23日 15:53
>おかさん
別なほう、いよいよリリースですね。僕はまだ購入を悩んでいます(笑)
>kurosawaさん
ランダム配置は単純にやるとクローン同士が重なっちゃうとこが発生するんで、リアルなシーンで使うには少々工夫が必要みたいです。
今回のムービーそのいちだと、開始フレームからテキストのクローンが全部の数存在してるので、全部が同位置に重なってます。特に何も工夫してないですが問題ないみたいですね。ただ、マテリアルに透明度があるとか、ハイポリゴンでGI使ってるとか、そういうシビアな状況になるとどうなるかわからないので、何らかの対処をする必要が出てくる場合もあるかも。
投稿者 ヒロツ : 2006年04月23日 23:51

