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2005年11月23日

finalRender到着 [ finalRender Stage-2 ]

 finalRender Stage-2 for CINEMA 4D到着。国内代理店のTMS経由なので、オンラインでなくメディアで送られてきた。物理的にはキーコードが印刷された書類とCD-Rで、CD-Rには日本語のインストール手順ドキュメントも入ってた。その他のインストール等の注意事項は既にネットで情報収集済だったので(DLLが1つ足りないとか、RenderStationはウィンドウモードでないとダメとか)、特にトラブルも無く導入完了。finalRender自体のマニュアルは生のHTMLで、コンパイルされたHTMLヘルプではなかった。もちろん英語。

◆ぎざぎざトンネルをレンダリング

 とりあえずこないだのARのストカスティックモードのテストで使ったギザギザトンネルシーンをレンダリングしてみた。

 GI的に非常に厳しいシーンなので結構てこずったが、レンダリング時間1時間ちょっと(2CPUで)でどうにか許容範囲の絵になった。Advanced Renderでは似たようなクオリティの絵が1CPUで21時間かかっているので、乱暴に言うとfinalRenderのほうが10倍速いということになる。ええっ

 finalRender Stage-2にはGIのモードが3つあるのだが、これで使ってるのはStage-2から実装されたAdaptive QMCというモード。ベタなパストレにアンダーサンプリングやライトマップ併用の2パスGIなど最適化アルゴリズムを組み込んで高速化した、最も汎用性が高いイチオシのモードらしい。まあ最新だからね。
 もうひとつ、Sky Portalという機能を使っている。これをジオメトリの開口部にセットすると、全てのGIサンプルポイントが必ずその開口部を参照するようになり、開口部の小さなシーンでも効率的に天空光を取りこめるというもの。短時間でこれだけトンネル内が明るくなるのはSky Portalの貢献が大きいようだ。絵ヅラをこないだのARのと比べてみるとこっちはカラーブリードがすごく少ないが(ARのほうはむしろ多すぎだけど)、Sky Portalから入る光はいきなり空/背景まで行ってしまって地面の光を拾わないので、そのせいかもしれない。

◆Distributed Render

 fRにはDistributed Renderというネットワークレンダリング機能があって、複数マシンで一枚の画像をレンダリングできる。Shadeには昔からある機能なので大したこと無いかと思いきや、コレができるレンダラーはそんなに多くない。CINEMA 4D本体もできない。
 レンダリング中はこんな具合。

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 緑と赤のドットはAQMCのプレパスで、黄色と赤のカコミが現在レンダリング中のバケット。黄色はこのCINEMA 4Dが動いてるPCで、赤はネットワーク上のスレーブのもの。GIを使った時間のかかるレンダリングではバケットの送受信の間隔が長いので、ネットワークによるオーバーヘッドは感じられない。うちの場合はメインが2.4GHz*1、スレーブが2.0GHz*1の2台なんだけど、体感的にはデュアルCPUと同じ。GIを使った重いシーンのテストレンダリングこそ速く片づけたいものなので、そういう使い方ならDistributed Renderが活きてくる。安いPC買ってスレーブ増やそうかと真剣に考え中。fR2は1ライセンスで10CPUまでDistributed Renderで使用可能だそうなので、予算と電力の許す限り増やしてもライセンス的には十分な感じだ。逆にスタンドアロンのNet Renderには追加ライセンスが必要という、なんか微妙なライセンス形態になっている。

投稿者 ヒロツ : 2005年11月23日 18:18

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コメント

Distributed Renderいいなあ…

CG-talkでサンプル画像を見たとき、LM-Raysといいうのは、もしかして光源の数で、隠し光源を置きまくってるんじゃ?とうがった見方をしていましたが、そうじゃないみたいですね。
この絵はスカイライトのみなんでしょうか?

投稿者 kurosawa : 2005年11月23日 22:25

LMっていうのはLight Mapのことで、GI反射の2回目以降でベタなパストレの代わりに使うものです。フォトンマップをファイナルギャザリングするのと発想は似てますが、こっちはフォトンではなくレイを飛ばしてます。後でこんなクソ重くないシーンでサンプル出します(笑)
LM Rays 150というのはLight Mapのサンプル1つにつきレイを150飛ばしてるということで、LM Radius 5.0というのは隣り合うLight Mapのサンプルの間隔が5.0単位ということです。
その前のBounces:5は拡散反射回数が5回、Rate: -3/0はアンダーサンプリングの最小/最大レート、Ryas 2500というのはGI反射の1回目で飛ばすレイの最大数(最小は200ぐらい)、Thresh.:0.0は1回目に飛ばすレイの最大と最小の中間を決める閾値で、実際には小数点以下3桁ぐらいの数値が入ってます。

>>この絵はスカイライトのみなんでしょうか?

この絵の光源はフィジカルスカイのみです。天空の間接光と、太陽の直射光ですね。次のエントリの露出落とした画像だとわかりやすいと思います。
あと、Sky Portal/Light Portalっていう、間接照明の光源に向かってGIのレイを吸い込む機能があるので、それがかなり効いてる感じです。

投稿者 ヒロツ : 2005年11月23日 23:15

 先日、突然にお邪魔したotteです。
「finalRender Stage-2」私もTMS様経由でしたので、本日到着しました。
当方も無事導入できたのですが、事前の情報収集不足で(DLLが1つ足りないとか、RenderStationはウィンドウモードでないとダメとか)があるということを知りませんでした。
少し気になりまして、そのあたり詳しく教えていただけないでしょうか。

 それと、レンダリング時CPU使用率がすぐに100%になり、計算時間が長い場合、非常に苦しそうになります。(ファンが一段とうるさくなる)
そのような事ありませんか。当方だけの現象なのか知りたいです。

<マシン環境>
winXPpro(SP2)
pen4 3.2GHz(HT)
memory 1GB

投稿者 otte : 2005年11月24日 01:33

思わせぶりな書き方しちゃってすいません(笑)

>DLLの件

インストーラの不備で、fRによってCINEMA 4Dフォルダ内にインストールされるDLLがひとつ不足します。起動しようとすると"MSVCP70.dll"がないよ、というようなメッセージが出ます。
fR本体でなくRender StationのほうのインストーラではこのDLLがインストールされるので、そっちからコピーしてくると解決します。その後インストーラが修正されてるかもしれないですし、たまたまシステムに同じDLLがある場合は起動できるのかもしれません。

>Render Stationの起動モード

Render Stationはウィンドウのあるアプリケーションではなくバックグラウンドのサービスとしても起動できるんですが、サービスとして起動するとfR本体のDistributed Renderリクエストに応答しないことがあるらしいです。ウィンドウモード(真っ黒いコマンドプロンプトみたいなのが出る)だと問題ないです。

>CPU使用率

CINEMA 4Dでもレンダリングすると100%になりますから、特にfRに問題があるわけではないんじゃないかと思います。うちはXPproSP2/P4 2.4GHz/1GBですが普段どおりです。

fRでレンダリング始めるとCINEMA 4Dのレスポンスがすごく悪くなりますが、これはレンダラのプライオリティが高く設定されてるためで、設定のGeneralのMulti ThreadingでLow Priority Threadsをオンにするとマシになります。それでもレンダリングを途中で止めるようなときにはすぐには応答ないですね。あと、Deistributed Renderでサーバが応答するまでずーっとまちぼうけ食わされることもあります。

投稿者 ヒロツ : 2005年11月24日 13:08

 早速にご返答いただき有難うございます。
安心しました。

 CPU使用率については、100%になるもののようですね。
おそらくハード側の仕様なのか、何かしら設定が悪いのか、分かりませんが、冷却ファンが暴走してしまい、オーバーヒート状態になるようです。

ハード側も含め、調べてみようと思います。

投稿者 otte : 2005年11月25日 01:41

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