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2005年04月17日
霧の中の二剣士/フリッツ・ライバー 浅倉久志訳 [ 読書 ]
結構異色な巻。
「ランクマーの夏枯れ時」はファファードとグレイ・マウザーの仲違いから始まってるあたりからしても異色なんだが、柱になってるのがランクマーの新興宗教ネタで、ヒロイック・ファンタジーという感じでは全くない。主人公が奇矯な有力人物に翻弄される一寸先は闇の展開はポール・オースターみたいな匂いすらしている。それでいて喜劇味もあり奇怪な恐怖もありで、このシリーズが普通のファンタジーの枠だけに収まらないということを象徴しているような一編。名作。
もう一編異色な中編「魔道士の仕掛け」。舞台がネーウォンでなく古代の地球で、二人はニンゴブルによってあちこちの異世界に送り込まれてるのだというつなぎの短編から続いている。第三の主人公ともいうべきアフラという人物が登場するのだが、これがまた萌え系妹キャラなんですよ。結末にはネーウォンへ戻る二剣士にこのアフラが同行するかのような台詞がある。この巻はこの中編で終わっていて、残りの4巻5巻は本邦未訳なのだが、もしかして残り二巻は二剣士+アフラのトリオ展開になるのか!? 今ごろになって二剣士が完訳されたのは、萌え系妹キャラを時代が呼んだからなのか!? どうなる次巻!
投稿者 ヒロツ : 2005年04月17日 17:45
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