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2004年12月14日
ハウルの動く城 [ アニメ ]
ふつうに面白かった。
絵はきれいで情報量も多く、よく動く。宮崎アニメの破壊の美学も堪能できた。「千尋」であったような3Dで処理されてる部分が「動きすぎ」なことも今回はなくて、「何ができるか」じゃなく「何をやるか」っていう判断のほうのノウハウが成熟してきたことを実感させた。絵的にいうと、本作の見せ場は実は「動く城」でもハウルの男前っぷりでもなくて、ソフィーが18歳と90歳をいったりきたりするとこじゃないかな。それについて、はっきりした解釈は何も与えられないまま観客に委ねられてるのがまたよかった。
音楽については全く記憶にない。これはいつものことで、僕は映画の絵に集中してると音楽のほうに注意が行かなくなってしまうから。視覚の優先順位が高い脳みそをしてるんだと思う。
声優陣。木村拓哉は特に良くも悪くもなく。違和感もなかったけどグッとくるとこもなかったな。むしろ大泉洋をハウル役にまわしたほうがよかったんじゃないだろうか(笑) ソフィーの倍賞千恵子は18歳を演じてるときちょっと無理があったような……。どうして専業の声優じゃなく俳優を使いたがるのかわからないけど、糸井重里とか立花隆とかのシロウト著名人を使うようなことは最近やらなくなったからまあいいか。
で、肝心のストーリーですが。青春ラブストーリーが主で戦争は背景イベントだと思えばこんなもんかな。戦争の愚かさを描くとかいうのを重視してるとすると、戦争を生んでいる人間的な悪を直視してないのは致命傷なので、たぶんそうじゃないんだと思う。なので、これといってガツンと来るものもない、ふつうに面白い映画という感じ。
投稿者 ヒロツ : 2004年12月14日 23:30
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