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2004年12月03日
よつばと!(3)/あずまきよひこ [ マンガ ]
1巻あたりはよつばの奇矯さが目立ちすぎててちょっとギクシャクした印象があったんだが、2巻以降だんだん周囲がよつばに慣れてきたのか(?)、よつば以外の人物の描き込みの奥行きが堪能できるぐらいのハプニング加減になってきた。と思って1巻を読み返してみると、前ほどよつばの奇行が気にならない。僕も慣れたのか(笑)
で、3巻。
虎子さんの車、女子学生のマイカーにしては渋すぎるが、本人のキャラクターからすると変わり者の親父や兄弟がいそうなので、借りてきたのかもしれない。
風香の服装がだんだん洗練されてきたような気がする。前はダブダブの変なプリントのTシャツとか着てたのが、同じ変なTシャツでもピタピタになったりして、体形は変わってないのに何やら色っぽい。
あさぎとお母さんは確かに同じ方向のキャラだ。小学生あさぎ>現在あさぎ>中略>お母さん、と変遷していくのかと思うととても面白い。
それにしても、こんだけ大勢の女性キャラクターが出てきて、それぞれちゃんと描き分けできていて、みんな個性も魅力もあってリアリティもあるというのはすごい。だいたいにおいて男性作家が描く女性というのは、ヒロインがズバリ作家本人の好みのタイプで、あとは全部判で押したようなステレオタイプを御都合主義的に配置っていうことが多いもんだが。恐るべし、あずまきよひこ。
あと、おとなりのお父さんとかジャンボの父ちゃんも出てきた。どっちもいい味出してる。「あずまんが大王」は男性キャラクターは木村先生しか居ないようなもんだったが、あれは男性キャラクターが描けないわけじゃなくて、様式としてそういうのを選択してたんだなあ。思えばバレンタインというイベント自体を完全に黙殺してたりして、ラブロマンスに関わる要素をスッパリ切り捨てるという大胆な方向性だった。
コメディであるにせよ、ここまで葛藤とか克服とかいう要素が無いというのも珍しい。少年マンガが攻撃的エネルギーのガス抜きのためにあるとすれば、あずまきよひこのマンガは日々現実の生活で色々な葛藤と直面している人が充電するためのマンガのように思う。安直にいえば「癒し系」なんだけど、癒し系グッズや癒し系タレントみたく、ターゲットを想定してあからさまに媚びているようなところはないので、同じカテゴリとして括るのは違うかな。
投稿者 ヒロツ : 2004年12月03日 07:05
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